新しい創造へ   作:なつきさん

8 / 12
スバル視点のRTAもどき、はーじまーるよー


おまけ:テセウスの船編(黒竜スバル)○

皆さん、初めまして。スバルと申します。

突然カグヤから早解きをしろと言われたので、やっていこうと思います。

カグヤ曰く、“自分はいい感じに頑張れた”らしいので、オレも負けていられません。

 

説明が難しいところはカグヤがカンペを見せてくれるので大丈夫です。

 

今回の目標は、……『カグヤと添い遂げる』……そうです。

決まりは簡単。不正行為はしない、カグヤが白竜の乗り手でオレは黒竜の乗り手です。

では、頑張ります。よーい、はじめ。

 

(中略)

で、オレは天鬼開闢法を受ける訳です。

……本当だ。カグヤの言う通り、ぶっつけ本番なんですね。

練習とか、して欲しいと思うんですが。

 

いえ、まあいいです。神々に文句を言うなど人の身でおこがましいでしょう。

 

って、アレ? 本来ならここで黒竜がオレを蘇生してくれるためにカグヤが代償を選ぶ場面ですよね? 

何故その場面が飛んでいるのでしょうか。

 

え? 『難易度上げておきました(はぁと)』? 

……すごく嫌な予感がしますが、進めます。

 

ホラーーー! オレの記憶飛んでるじゃないですか! 

え、ヌバタマの優しさ? 咎人という罪悪感を消すため? そっかぁ……。

 

そして、生まれた意味を定義せずに生きることが、普通でありふれていて、オレにとって難しくて尊いものかと気付くんですね。

言われてみれば、確かに一度もアズマの国を救うことを疑問に思ったことは無いですね。

……なんででしょうか? 深く考えてはいけない気がします。

 

 

肝心の記憶についてですが、日常生活に支障がないギリギリまで消されてます。

戦闘面で言えば、弓を取れないくらい消されています。

つまり戦闘で使いものにならない。

え、『このまま続ける』? 確かに操作は受け付けているので大丈夫だけど、良いの? 

そうか。じゃあ続けるよ。

 

 

すみません、失礼しました。

ええっと、大神龍の眷属の御力となれば一生戻らないと保障されていますね。

 

では、もう使わないであろう弓装備を救ってくれたカグヤに渡しておきます。売ったら良い値段になると思うので。

現金化したあとに渡すのは生々しすぎますし。

アッなんかすっごい悲しい顔されてる。少し配慮が足らない選択肢を取ってしまったようです。

 

そして、向けられる感情はアズマ六柱と里の人からは“大地の舞手の幼馴染”だった男、モコロンからは“救国の英雄たる資格”を失ったニンゲンって感じですね。

まあそんなものでしょう。ぽっと出の謎の人間なんてそんなものです。遺憾の意(ちょっと悲しい)

あ、ツバメさんが雇ってくれて嬉しい。商売の才能を感じる? お世辞でも嬉しいです。

 

……不安に駆られるときや、どうしようもないとき、ヌバタマの声が聴こえてきます。

幻聴……では無いですよね。声を聴く度オレの精神面が安定しています。

ですが、これに頼りすぎると揺り戻しが来そうなので、ヌバタマには申し訳ありませんが、最低限にします。

この闇は、心地が良すぎる。人の身が浴び続けてはいけないものでしょう。精神的依存性がかなり高いと見受けます。

……しかし、戦闘がないと実況することがないのですが。

 

日常面では、どこの風のバザールかというくらい連打と即時対応を求められるのが、割としんどいですが、捌けないほどでは無いですね。進めます。

商人の組合で友人が出来ました。嬉しい。これで声に依存せず精神の安定を図れます。

でも、ここからどうやってカグヤと良い仲になれと言うのでしょうか。

 

『出来る出来ないは聞きません。やりなさい』……はい。

 

 

いつのまにかカグヤがミホシハバキを千早振ったようです。

えっ、こっちがQTEと商人仲間で友人との会話の選択肢を選んでいる間に!? 

早いですね。そしてオレは……なーんにも感慨が湧いてません。

 

いや、ヌバタマの声に依存しないように友人を作り、QTEやっているだけで精一杯だったんですって。

好感度とかそういうのは考えている暇がありませんでした。

嘘です結構楽しかったです。戦闘などしなくても楽しいのですね。

『れ ん あ い』……ごめんって! 

 

ん? 殺気? こんな市中で? 

……あ、カグヤでした。ほな殺気とちゃうか……。

 

おや? カグヤからお茶に誘われました。全然交流がない状態で? 

ええっと、受けましょう。恋愛の兆しすら無かったですからね。

 

……だいぶ精神面が安定しました。声に一切頼らずに生活できるくらいには。

記憶喪失って、結構人格形成や自己確立に必要な要素がごっそりと抜けた状態なんです。

だから、精神面が不安定だったのが最大の懸念事項だったんですね。

 

そして、カグヤはここしばらく毎日オレの職場に来ては茶屋や夕餉に誘って来てくれます。

これはお礼としてオレからも誘うべきですね。奢られたままは申し訳無いですし。

 

 

……白梅の枝と恋文を渡されて求婚されました。

結婚するんですか、付き合ってもいないオレと? 

 

『細かいことは良いから受けろ』? アッハイ。受けましょう。

考えてみれば、ここ二月は毎日ご飯一緒でしたね。ならもう逢瀬ですね。

言葉にしていないだけで。『であれば、それで良いのではないでしょうか』? 

そうかなぁ……? そうかも……?




一発打開おめでとう。メンタル面の管理が一番重要です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。