ちょっと今リアルが忙し過ぎて(主に旅行関連)更新出来ませぬ故、このような作品を。
本編時空かどうかは……まあ、今後の展開次第?
色々と小説の書き方を錯誤しているので違和感感じたらごめんなさい。
人間は過去には戻れない。
老人は若者にはなれないし、高校生が小学生になる事は出来ない。
そして逆も然り。
若者は老人にはなれないし、小学生は高校生になる事も出来ない。
…………だが……ほんの少しだけ、
多分。
「ミドリッッッッ!!!!」
怒号に似た叫び声が部室内を響かせた。
それと同時に勢いよくドアが開かれ、モモイが凄まじい表情で妹であるミドリを見つめる。
「ど、どうしたの?お姉ちゃん……凄い顔だけど」
「お、驚かないで聞いてね?さ、さっきゲームセンターの帰りに商店街に寄ったらね……」
「何が?」
「ちっちゃいレイナさんが!!!!」
モモイの叫びとは対照的に、ミドリは怪訝な表情だった。
ミドリの知る西条レイナは自分達よりも身長が高く、モモイの言う『ちっちゃい』とは程遠い人間だったからだ。
「……どういう事?」
「そのまんまだよ!白髪で、灰色のドレスを着たちっちゃいレイナさんがいたんだよ!」
「ちっちゃいレイナさんって……絶対別の子でしょ、それ」
「私だけじゃなくてユズも見たんだよ!?アレ絶対にレイナさんだよね!」
モモイの後ろに隠れるユズもこくりと小さく頷く。
「う、うん……結構似てたし、ちっちゃいレイナさんって言われてもおかしくないと思う……」
「きっとかくかくしかじかあってちっちゃくなったんだよ!!」
ユズの証言があっても尚、モモイの妄言と受け取るミドリはため息を吐く。
「お姉ちゃん、レイナさんのビジュアルをちゃんと知ってる?」
「知ってるよ!白髪で灰色のドレス着てて、そして鋭い目つき!」
「……はぁ、それだけじゃないよ、いい?まずレイナさんはサラリとした白髪、丁寧かつ丹念な化粧、そして誰よりも『大人らしい』立ち振る舞いだよ」
「立ち振る舞いはビジュアルに入るの?」
「入るよ、その人の立ち振る舞いで印象が決まるんだから」
まさにゲーム開発部のデザイナー担当らしい観察眼と言えるだろう。
「……つまりレイナさんが私達と同じくらいちっちゃくなったら、その大人らしくてミステリアスな立ち振る舞いの良さが消えちゃうの、それはレイナさんのアイデンティティを消してるみたいなもので━━━」
長々と、つらつらとレイナについて語るミドリだったがその解説の途中でまた再びドアが開かれて声が響いた。
「パンパカパーン!アリスは小さなレイナを連れてきましたっ!」
「ん」
「ちっちゃいレイナさんだ────!?!?」
叫ぶアリスが抱えてきたのは正に『小さな西条レイナ』 服装、風貌、顔つき、その他諸々含めて正に小さな西条レイナだったのだ。
「みみみみ、ミドリ、この子だよこの子!すごくレイナさんに似てない!?双子の妹とか!?めちゃくちゃ似てるよね!?」
「おおおおお姉ちゃん失礼だよっ、全然関係ない人かもじゃん」
「ふ、二人とも落ち着いて……」
慌てながらも興奮する二人とそれを宥めるユズをよそ目に、アリスは屈んでレイナに目線を合わせ、ニコリと笑う。
「名前はなんて言うんですか?」
「さいじょーれいなです」
「えっ」
「えっ」
━━━━━
「…………よく分からないけど、レイナさんがちっちゃくなったって認識でいいのかな……?」
ぎゃあぎゃあと数分間喚いた後、疲れたモモイとミドリとユズは倒れて息切れしながら一旦の結論を出す。
「多分そうだと思う、同姓同名って事はありえないと思うし……」
「でも私達の事を覚えてないから別人の可能性が高くない……?」
「でもでも、ちっちゃくなったせいで記憶を失ってるとかじゃないの?」
「そもそも人が幼児化するなんてありえないと思うけど……」
疲弊のせいか、珍しく理性的な議論をする二人。
ユズもそれに参加しつつ、アリスは小さなレイナと話していた。
「レイナもゲームをしますか?」
「やる」
「せ、先生に聞いたら分かるんじゃないかな……?」
「あ、確かに」
ユズの提案で納得の二文字が浮かんだ二人は飛び起きた。
「先生、レイナさんのプロだもんね、この前も中学校時代の卒アル探してたし」
「そうなの!?」
「ゲームってなにやるの」
「そうですね……そうだ!このミレニアムクエストってゲームをやりませんか?」
アリスが取り出したのはある一枚のCDディスク。
「みれにあむくえすと……?」
「はい!アリス達が作ったゲームです!」
「わ、私が電話するね……モモイちゃんとミドリちゃんはレイナさんを見ててくれる……?」
「よーし、ミドリ!この機会にレイナさんのミステリアスを解明しよっ!」
「ダメだよ、お姉ちゃん、レイナさんの神秘的なミステリアスを解明するなんて烏滸がましいよ」
「ゲームスタート!」
ポチ、と電源ボタンを押すと物語が始まり、レイナは画面に釘付けになる。
「まおうをたおすために旅に……」
「勇者レイナよ!旅に出て、魔王を倒すのだ!」
「…………まおう……たおす」
ふんす、と自信満々そうにレイナは息巻いた。
「……あっ、もしもし、先生……?今、レイナさんいますか……?」
「…………いない?今朝出ていった……?」
先生に電話をするユズ。
「いーや!今の機会に解明しておくべきだと私は思う!」
「お姉ちゃんのわからず屋!」
再び口論を始める二人。
「あっ、そこはコマンド入力しないと進めないんですよね」
「?」
「ヒントはさっきの絵画です!頑張って見つけてください!」
「?」
ゲームをするレイナとアリス。
「えっと……今、ゲーム開発部の部室に小さいレイナちゃんが……」
「ミドリ!止めないで!レイナさんのミステリアスを解き明かすには今しかないの!」
「お姉ちゃんダメ!レイナさんの良さを壊さないで!」
「レイナさん、そこは━━━」
「???」
混乱の最中、本日三度目の強い開扉。
「うるさ──いっ!!」
その声は喧騒の最中にあった部室を静かにさせるには十分な声量で、そしてその声で静かになる理由が開発部にはあった。
早瀬ユウカ、参戦。
「いくらなんでもうるさいわっ!近隣の部室から苦情が来てる…………」
ちら、とアリスの方を見るユウカ。
「?」
ユウカの視界に映るレイナ。
「……レイナさん?」
━━━ユウカに電流走る。
「げっ、ユウカ!」
「げっ、とは失礼ね……それよりこの子は?」
テレビの画面に釘付けな一人の少女を見つめ、モモイとミドリに尋ねるユウカ。
モモイは気まずそうに答えた。
「…………レイナさんです」
「確かにレイナさんにすごく似てるけど……」
でもこの子はレイナなのか?私の知るレイナとは程遠いのでは?
そんな思考をぐるぐると高速で繰り返す。
「……あ」
しかし、考えるユウカを見たレイナはその『大物感』に気づき、てくてくと自らユウカの方に向かい━━━
「さいじょうレイナです、ごきげんよう」
丁寧なカーテシーをするユウカの脳裏には様々な事が想起された。
ゲーム開発部が何かやらかした、エンジニア部の実験に巻き込まれた、まったく別の組織が絡んでる、アリスちゃん可愛い、ゲーム開発部の策略、レイナちゃん可愛い。
ユウカのIQ314が弾き出した結論は━━━
「……まさか、レイナさんに何かしたの!?」
「してないよ!商店街にいるのをアリスちゃんが拾ってきたんだよ!」
モモイが疑いを必死に晴らそうとした時、電話を終えたユズが騒ぎに怯えつつも主張した。
「さ、さっき先生に連絡したらすぐ来るって……」
「そんなの本人に電話すれば分かる事なんじゃないの?」
「さっき連絡してみたけど、繋がらなくて……」
そんなユズの声が聞こえた途端、アリスを除く一同はゲームにまた熱中するレイナの方を一斉に見て━━━
「「「「……本物……?」」」」
声が重なった。
そんな騒ぎに見向きもせず、レイナは隣に座るアリスを見て問う。
「あなた、なまえは?」
「天童アリス、ゲーム開発部のプログラマーです!」
「ありす、 おなかすいた」
「食べ物クエストですね、任せてください!」
アリスが立ち上がり、レイナを何処かへ連れて行こうとするのをユウカは止めた。
「ちょ、ちょっと待ってアリスちゃん!今先生がこっちに来てるから待って━━━」
ぐうううううっ。
その音は紛れもなく、アリスの隣に座る少女から発せられた。
「……おなかすいた……」
しょんぼりとするレイナ。
ユウカに二度目の電流走る。
ユウカは冷酷非道ではないし、寧ろ人情的な人間だ。
特に、純粋な生徒の前ではその人情的な部分を曝け出す癖のようなものがある、特にアリス。
「食堂に行きましょう、先生が来るまで時間はあるだろうし」
「甘ッ」
モモイの一言はユウカ以外の人間の思考を表していた。
「そうとなればレイナ、一緒に食堂へ行きましょう!」
まるでRPGのクエストイベントをやる時のように目を輝かせるアリスはレイナの手を引いて、食堂へ向かった。
━━━━━
「んふ」
━ お子様ランチ
一部生徒の
お子様ランチらしくオムライスの上に旗が刺されており、他にはタコさんウィンナーやエビフライ、ポテトフライなどがある。
「とりあえず本人って事にしておく……?」
「そうね、同姓同名且つ、こんなに見た目が似ているのに別人って事は無いでしょうし」
「……あ、レイナ
「アリスが拭いてあげます!」
唐突に現れた小さな西条レイナに頭を悩ませつつ、レイナの食事を見届ける一同。
「でも一体なんでちっちゃくなったんだろ?」
「さぁ……」
「アリス知ってます!弱体化イベントです!敵の四天王の策略に嵌り、身体を小さくされたんです!」
「でもレイナちゃんに敵なんていないでしょ」
「何かの事件に遭って、身体を小さくされたとか……?」
うんうんと唸る一方、レイナはそんな頭を悩ませる一同を気にする素振りすら見せず、ただお子様ランチに集中していた。
「はぁ……なんかもう考えるだけ無駄な気がしてきたよ」
「そうね、結局先生がいないと話は進まなそうだし……」
確かに分かる事は、目の前の少女は食欲旺盛なこと。
むしゃむしゃと目の前のトレーに乗せられた食事を食べる姿はまさに子供そのものだった。
「……ってかユウカはなんでこの議論に参加してるのさ!」
「当たり前でしょ!これはゲーム開発部だけの問題じゃないんだから!」
「いーや!これはゲーム開発部の問題だよ!ゲーム開発部名誉顧問のレイナちゃんがこんな事になってるんだから!」
またぎゃあぎゃあと喚き始めるとお子様ランチを食べ終わったレイナがユウカの方を見て首を傾げる。
「ゆうか、パフェある?」
「パフェ……はここには無いわね」
「…………パフェ……」
しょんぼりと落ち込むレイナ。
ユウカに三度目の電流走る。
「っ……確か近くの喫茶店にチョコレートパフェがあったわよね」
「えっ、先生は!?」
「先生がここに来るまでまだ時間があるわ」
「ないよ!?シャーレからミレニアムって結構近いからね!?」
モモイの言う事は正論そのものだった。
いや、本来ならユウカがそのセリフを言うはずの立場だった。
しかし幼さ故の純粋さ、魔性とも言える幼さにユウカが正論を『言われる』立場にしてしまったのだ。
「ももい、ぱふぇたべたい……」
「ッ……行こう!!今すぐ行こうッッ!!」
尚その魔性の幼さは対象を選ばないものとする。
━━━━━
「けぷ」
と、お腹を抱えながら舌なめずりをするレイナ。
「さ、流石子供、食欲旺盛だね……」
「パフェを一人で全部食べちゃった……」
「ごちそーさまでした」
レイナが丁寧に手を合わせてお辞儀すると、アリスは微笑んでレイナを見つめる。
「クエストクリア、ですね!」
満足げなレイナを見て、ユウカは決心してかなり優しい声で聞いた。
「……ねえ、レイナちゃん」
「ん」
「レイナちゃんは何処から来たの?」
「そ、そんな唐突に聞く!?」
「だって聞かないと分からないじゃない!」
ユウカの言う通りこのまま彼女を餌付けしていても進展は無い。
それならいっその事、彼女が満足になったこの時を狙って何かの情報を得るという賭けは至極真っ当且つ重要な事だった。
そしてユウカは賭けに勝った━━━いや、
「…………ヤなとこ」
曇った顔をするレイナ、その様子から察せられるのはただ一つ。
地雷の二文字。
「ほらッ!明らかに地雷を踏んだじゃんッ!」
ユウカは『しまった』と、二度と取り戻せないモノを失ってしまったような顔をした。
しかし、それでもユウカは諦めない。
必死に謝罪し、誠意を見せればレイナは機嫌を戻す事に期待したのだ。
「ごっ、ごめんね!レイナちゃんっ!嫌だったよねっ!」
ユウカだけでは無い、モモイ、ミドリ、アリス……その場にいるありとあらゆる人間が幼いレイナを宥める。
しかし、レイナはこの状況をよく理解していた……いや、本能で納得したのだ。
「……クッキー……」
「えっ」
「クッキー、たべたい」
更なる要求により、この情報を探る戦いは最早外交戦のような展開と化していた。
幼い西条レイナに関する情報を何としてでも手に入れたいユウカ達と、甘いものを沢山食べたいレイナ。
ユウカ達は今漸く、気づいたのだ。
目の前に座る少女はただの少女では無い。
ド級のワガママ少女……ドワガママ少女だという事に。
(こ、この子……隙を見せたらダメなタイプね……!?)
(ユウカ、あといくらお金持ってる!?)
(月末だからそんなに無いわっ、あとクッキー代でおしまいね……)
(私達もそんなにない……これ以上レイナちゃんのワガママ に付き合ってたら私達一文無しだよッ)
(くっ、どうすれば……!)
目配せは二人の意思を疎通させた。
本来なら意志の意の字も無いような方法だが、この危機下では二人の意思を疎通させるには十分だったのだ。
しかし救世主、
''やはり
「センセ院」
喫茶店の扉を開いたのは連邦捜査部シャーレの顧問━━━先生。
待ち侘びた救世主の到来に四人は歓喜し、安堵した。
「せんせぇ!この子誰なの!?」
''レイナじゃないの?''
「レイナちゃんだと思うけど、レイナちゃんなの!?」
ジロジロとレイナを見る先生。
不審者を見るような目をするレイナ。
''…………多分、レイナだと思う''
先生が出した結論は『私達の知る西条レイナだろう』という結論。
誰よりも長い時間、レイナと共にいたのだから間違いないだろうと一同は納得した。
「でもどうしてこんなちっちゃくなったんだろ?」
''今朝、用事があるって言って外に出てから連絡はしてないし……''
先生がうんうんと唸るも、答えは出ず。
「……とりあえずこの子はレイナちゃんで、謎の事件か事故で幼くなった……って事にしておかない?」
「そうだね、今はレイナちゃんを元に戻す方法を探そう……!」
五人が考え尽くして最終的に出た答えは平凡なものだった。
「元に戻す方法なんてあるの?」
「うーん、エンジニア部なら何か知ってそうだけど……」
そうして、五人がレイナの方を向くと━━━
「…………あれ?レイナちゃんは?」
「アリスちゃんもいないよ!?」
━━━━━
「レイナ、何処に行くんですか!?」
「すずしいとこ」
五人が喫茶店でワヤワヤと議論してる間にレイナはアリスを連れて外に出ていた。
「み、皆の所に戻りましょう……?」
「うるさいのきらい」
アリスの方を向く事なくただただ何処かへ行こうとするレイナを見て、アリスは疑問が浮かんだ。
「…………レイナはどうしてあの商店街の
「すずしいし、しずかだから」
「涼しくて静かな所が好きなんですか?」
「べつに……でも、なんだかそこにいた方がいいような気がした」
歩みを止めて、ただ夕陽を見つめる。
「……それは、嫌な所と似ていたからですか?」
「うん」
ただ泣く事も無く、笑う事も無く、怒る事も無く肯定。
アリスはそんなレイナに寂しさと親近感が同時に湧く。
そしてアリスは考える間もなく、思った言葉を口にした。
「レイナ、アリスとゲームの続きをしませんか?」
それはアリスが一番に『やりたい』と思った事だったから。
誰からの提案も言葉も聞かず、ただレイナを見てやりたいと思った。
そしてレイナはアリスの言葉を純粋に、何の疑いも持たずに受け止めて、答える。
「やる」
その言葉にアリスは心から喜んだ。
幼くなる以前から感じていた、レイナの自分に対する『疎外感』のようなものが消えたと感じたからだ。
「それじゃあ、部室に戻りましょう!」
アリスが手を差し伸べると、レイナはハッとして━━━
「……まって、そのまえに━━━」
何処かへ走り去る。
「あっ……レイナ!?」
アリスはレイナを追いかけ、曲がり道を曲がった時……
「…………天童さん?」
そこにいたのは
幼くも無ければ、小さくも無い。
「…………レイナ?」
アリスは戸惑った。
曲がり道を曲がった瞬間、そこにいるはずの幼いレイナは消えて━━━その代わりに今まで何度も見てきた
「こんなところでどうしたの?」
「あっ……えっ……?」
「……?」
さっきまでそこにいた幼いレイナは何処に?
何故普通のレイナがここにいるのか?
それらしい答えは出なかった。
「アリスちゃ──んっ!!」
ミドリの叫び声が聞こえ、アリスは振り向く。
「アリスちゃん、レイナちゃんは……あれっ?レイナさん……?」
「…………えっと、どうかしたの?」
━━━━━
その後の事。
結局幼くなったレイナは今のレイナと入れ替わる形でいなくなった事で落ち着いた。
現代のレイナはずっとミレニアムの各地を彷徨っている事が確認され、それの裏付けとして監視カメラを確認すると確かにそこにレイナはいた。
結局、幼くなった西条レイナが何者か……答えは出なかった。
「んー!良いアイデアになりそうなんだけどなー!」
「はぁ……本当になんだったんだろうね、あの子」
ゲーム開発部の部員はこの出来事をゲーム開発に活かそうと奮闘するも収穫はゼロ。
「アリスちゃんはどう思う?」
「チビレイナの事ですか?」
アリスがナチュラルに幼いレイナの事を『チビレイナ』と呼んだ事に、腹を抱えて小刻みに震える。
「ちょっ、チビレイナって……ぷっ……くくっ……」
「ちょっと!お姉ちゃん……笑っちゃ……」
「チビレイナはきっと、優しい子だったと思います!」
アリスが畳み掛けるとついに二人の腹筋は決壊し、ゲラゲラと大笑いを始めた。
しかし、身構えている時に死神は来ないものだ。
「へえ、誰がチビだって?」
「あッ」
白髪の死神が二人の視界に映った時。
二人の視界は拳で染められた……
━西条レイナ(幼女)
なんとまさかの参戦。
彼女は現代レイナが変化した姿なのか?それともまったく別の存在なのか?
答えは読者の解釈に任せますぜ、へっへっへ。
作者から言えることはただ一つ……現代レイナの過去の記憶を持っているとだけ伝えておきます。
ワガママお嬢様!わんぱくお嬢様!
現代のレイナよりも元気で好奇心旺盛で食欲旺盛だぞ!
ただし思考は純粋そのもので、『やりたい!』と思った事や『気になる!』と思った事には真っ直ぐ好奇心を向けて突っ走る元気な女の子。
でも寡黙であまり自分の意見を他人に教える事はしません、コミュ障ってやつです。
戦い?出来るわけないでしょーが!戦いませんし戦わせません。
冷たくて静かで暗い場所を自ら向かおうとする癖がある……ユズのロッカーの命運や如何に。
黒服の情報による先入観が無いのと、単純な精神年齢の近さでアリスと仲が良い。
尚、モモミドとユウカは騒がしい為無関心に近い。
ユズは静かだから絡みは無いが好んでいる。
先生は次回以降のお楽しみです。
感想とかあったらすごくうれしいです