私はカプモン
ここは電子機器の中の生き物たちが暮らす世界、デジタルワールド。
そんな、デジタルワールドの草原の中を走るデジモンがいた。
「今日も平和なの〜〜〜〜」
それは、丸っこくて小さいデジモン《カプモン》であった。
カプモンはいつものように草原を飛び跳ねていた。いつも同じ場所で遊んで暮らしていた。だが、急に空間が割れた。
「何なのこれ?」
カプモンは興味本位で触れてみるするとその裂け目は勢いよくカプモンを吸い込む。カプモンは抵抗できず裂け目に吸い込まれていってしまった。
「なのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ」
そしてこれがカプモンと本来消えてしまう運命の戦姫たちとの出会いだった。
ここは、日本のどこかにいる家族。その家族のうちの1人が、
「奏〜、朝ごはんできたわよーー」
「はーーい」
《天羽奏》、赤い髪の少女である。
「おはよう」
挨拶をして、朝ごはんを食べ学校に行く。いつものように過ごし家に帰るところでそれと出会う。
それは白くて丸っこい不思議な見た目をした生き物だった。だが、その生き物わどこか弱っていた。
「おいっ!大丈夫か!」
「誰なの…?」
奏はその生き物を抱えて家に向かって走った。家に着くとリビングに駆け込み母親に拾ってきた生き物を見せる。母親は初め警戒していたが、奏の必死な顔を見て急いでケガの手当てをした。
「奏この子はどこから拾ってきたの?」
「学校の帰りに道端で倒れていて弱っていたから連れてきた」
そんな会話をして、とりあえずその生き物をカナデの部屋に連れていった。
そして、父親が帰ってきた後今まで会ったことを話す。初めこそ納得しきってはいなかったが、
最後には奏のお願いを聞きその子の面倒を見る事にした。
次の日の朝、その生き物《カプモン》は目を覚ます。
「ここはどこなの?私は確かなにかに吸い込まれて…」
辺りを見渡しているとすぐ隣の少女が目を開けてこちらを見ていて驚きのあまり跳ね上がってしまう。それを見た少女はどこか安心した表情で
「よかった、もうどこも痛くないか?」
と聞いてきたのでカプモンはこの少女が、自分を拾って助けてくれたと理解する
「ありがとうなの」
「どういたしまして、私は天羽奏。お前は?」
「私はカプモンって言うの」
「カプモンところでカプモンはどこからきたんだ?」
「私はデジタルワールドっていう。デジタルでできた世界から来たの〜」
奏はカプモンのデジタルワールドの話に興味を持ち色々と聞く。するとしたから奏を呼ぶ声が聞こえた。奏はカプモンを連れリビングにいきカプモンデジタルワールドについて話した。初めこそ半信半疑で聞いていたが目の前に普通ではあり得ない生物がいたため、信じる事にした。そしてカプモンとカナデとの生活が始まり一週間がたった。
「な〜、カプモン」
「?」
「お前に家族はいるのか?」
そう聞く奏なぜならこちらに来てから一週間経っているため。カプモンに家族がいれば心配してるだろうと思ったがカプモンからはこう返って来た。
「私には、家族はいないの」
「!?」
「私生まれた時から1人っぼっちなの」
「それは…辛いことを聞いちまったな」
「でもいいの、今こうして奏たちと暮らすことができてるか幸せなの」
「カプモン、私もだぜ」
そう言いカプモンを強く抱きしめると、突如として強い光が部屋を飲み込む。その光が収まると奏の前に四角い形をした機械が現れた。(‘'この時代にはないがスマホのような形をしている‘‘)
それを奏でが恐る恐る手に取るそれを見てカプモンが、
「それはもしかしたらデジバイスかもなの」
「デジバイス?」
「デジモンとの絆の証なの」
「じゃあこれはカプモンと私の絆の証ってことか」
奏はカプモンと一緒にこれからもみんなで過ごせることに喜んでいた。だがそんな日々も長くは続かなかった。
名前カプモン
レベル幼年期Ⅱ
タイプ不明
属性なし
必殺トコタックル
プロフィール
デジタルワールドで生まれた時から幼年期Ⅱの姿であり似た姿の同族もおらず独りひっそりと暮らしていた。だがその姿からは他のデジモンとは違う可能性を秘めている。