スレ娘転生ダービー   作:ファイン好き

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騙してすまないが、今回は一般人やその他掲示板は無しだ

デジたんエミュが難しくてな、ごめんなさい



第5話

 

「んぇへへ、ウマ娘ちゃんがいっぱいだぁ……ここは夢かぁ?天国かぁぁ……?」

 

「夢なんだよなぁ」

 

クソデカい寝言を垂れ流しながら夕暮れ時の公園のベンチに寝ているのは、あのアグネスデジタル。

そしてそのデジたんに膝枕してベンチに座っている俺。端から見れば百合百合な光景が広がっているだろう。片方は百合の造花だがな。

 

さて、何故こうなったのかといえば、俺は今日のコスプレ撮影会が終わり、オフ会の解散を宣言しメンバーが全員帰宅した後、開催者としてメンバーが何か忘れ物をしていないか確認して回っていたことが切っ掛けだ。

 

特にアバレウマニキが最近よく落とすらしい髪飾りが落ちていないか探していた時に、俺は物影で鼻血を出して倒れているデジたんを発見したのだ。意味がわからないねぇ

 

そしてフリーズしかけた脳味噌をなんとか回転させ、近くの公園のベンチまで抱き抱えて運んで今に至る。

何故膝枕までする必要があるのか?ベンチで寝ると頭とか色々痛くなるから……それに今の俺は可愛いウマ娘だし、膝枕してあげた方がいいかなって……(使命感)

あとやっぱ可愛い女の子の寝顔って近くで見たいじゃないですか。単純に。(本音)

 

まあこの世界に転生してからネームドなんてテレビ越しにしか見たことが無かったから、普通に緊張している。当たり前だよなぁ?

 

暫く緊張しながらデジたんが起きるのを待っていること約三十分。オフ会が終わったのが4時くらいだからすっかり空も夕焼けに染まっている中、漸くデジたんの目が覚め始めた。

 

「んう……ん、アレ……?なんで、私、寝て───」

 

「お、起きましたか。随分寝てましたから喉渇いたでしょう。目覚めのポカリどうぞ。」

 

「え、あ、ありがとうございましゅ……?」

 

まだ半開きで寝惚け気味の目を擦りながら、訳もわからず俺から差し出されたポカリを飲むデジたん。うん、可愛い。画面ごしに見るのとリアルで見るのとでは天と地ほどの差がある。

ああ、やっぱりトレセンの外だといくらデジたんといえどかなり落ち着いて───

 

 

 

 

 

 

「──って、その、その赤緑のメッシュがかった芦毛はッッ!!まさか、さっきオグリ様のコスプレしてたマックのウマ娘ちゃんでしゅかああァァッッ!!!?」

 

 

 

うおおおッッ!?なんだなんだなんか急にギア上げてきたぁぁッッ!?

 

 

 

「ひょえええッッ!!!?なななして!?なしてここに、というかこ、これ、膝枕じゃ───」

 

「アッ、顔近ッ、まっ、無理ッ、尊───」

 

───その瞬間、デジたんは白目を剥いたかと思えばゆっくりと目を閉じて力無く俺の膝に倒れていった。

 

「は?」

 

───アグネスデジタル、享年十三歳。ウマ娘を愛し、その生涯をウマ娘に捧げた彼女の最期は、奇しくもその愛したウマ娘ちゃんの膝枕の上だった。その表情は、とても安らかなものだったという───

 

 

「……え、嘘だろ?え待って、ちょ、え、ええっ!?ちょ、いや、さ、流石に冗談だろ……?って待ってウソだろなんか身体透けてっ───」

 

 

 

◇◇◇

 

 

「た、大変ご迷惑をお掛けしましたァ……ッ」

 

あの後なんやかんやありまして、無事デジたんを生き返らせることに成功しました。キョンシー固有昇天バグはルールで禁止スよね。

 

「まあまあ、安いもんですよこれくらい。貴女が無事で良かった。あんな所で鼻血を出して倒れていたもんですから、心配しましたよ」

 

 

「……え、え?あんな所というと……もしかして」

 

「……覚えてないんですか?貴女、鼻血を出しながらレンタル勝負服コーナーの裏側で倒れていたんですよ。流石に放置するわけにはいかないので近くの公園のベンチまで運んできた感じです」

 

「ま、マジでしゅかッッ!!!?」

 

「マジです」

 

「わざわざ、抱き抱えて、ここまで運んで下さって、しかも膝枕に水分補給までぇッッ!!!?」

 

「あ、ありがとうございましゅっッッ!!!このご恩、デジたん一生忘れませんッッ!!」

 

「いや別にそれほどの事ではないですよ」

 

「貴女は神かぁッッ!?それとも天使!?大天使なのかぁッッ!?いずれにしてもその優しさ尊いっ!!あまりにも恐れ多いッッ!!」

 

……おお、確かにこのリアクションはまさしくアグネスデジタル!!ウマ娘にしてウマ娘のオタク、オールラウンダーの勇者にして屈指の変態!!

 

しかし、本当に俺はそんなたいそうな真似はしていないし、それよりあの場に居たならトレーナーのチート情報を知られている可能性があるので早くそれを聞き出さないといけない。

 

俺は、これから来るデジたんのペースには絶対に呑まれないゾ……(決死の覚悟)

 

「あの、デジ」「あうう……まさかアタシの為にウマ娘ちゃんに迷惑をかけてしまうなんてっ、デジたん一生の不覚ッ……!!あくまでアタシは推しに世話されたいとか関わりたいだなんて思わずただ尊み空間の一部を摂取するべきと決めているのに……ッ!!YES推しNOタッチがアタシのモットーであるのにッ!?」

 

「いやその、そんなに気にしなくて」

 

「あああ、トレセン学園に入学する時の誓いを忘れたかデジたん!?これから何があろうともウマ娘ちゃん達に推し活で迷惑を掛けないと決めたであろう!?それなのに、それなのに入学して早々これとは、正にこれはウマ娘ちゃんと鹿を間違える程の愚行……ッッ!!」

 

「…………隙、無い」

 

「そもそも、あのウマ娘ちゃん達へチームトレーナーのクソデカ感情の籠った告白にも等しいそれにアタシごときが聞き耳を立てたのが間違いだったのかも知れません……」

 

「それ!!待ってどの辺りから聞いて──」

 

「ああ、考えれば考えるほど深まる後悔の念……ッ!やっぱりアタシはウマ娘ちゃん達の青春の一頁の隅に収まるような名も無きモブAで十分だった……ッ!」

 

「あの、アグネスデジタルさん?」

 

「うう……来世は人でもウマ娘でもなく、ただウマ娘ちゃん達の尊みを感じるだけの生き物───トレセンの壁や天井にでも転生したいですなぁ……その為にも今世は頑張って徳を積まなければ……ッ!!」

 

「あのぉ!!すいませーんっ!!」

 

「ひゃいいいっ!?あっ、すみません申し遅れました、アタシはアグネスデジタルと申します……この度は大変ご迷惑お掛けしました……あの、これアタシの連絡先なんで、何かアタシに出来る事があれば言って下さると……はい……」

 

「えっマジか」

 

「でっでは、これ以上側にアタシなんかが居ても迷惑になるだけなので……今日は本当にありがとうございました、そそそれでは失礼しましゅたぁッ!!」

 

「おい待てぇ失礼すんじゃねぇ……です」

 

「ひゃわわぁぁッ!?肩!?肩掴み!?マジですかっ!?そんなっ、アタシごときが夕暮れ時の公園というエモエモな空間でウマ娘ちゃんに後ろから『待って』なんて言われて肩を掴まれるシチュエーションにいるなんて……夢か!?これは夢なのか!?」

 

ええいやかましい!!!アグネスデジタルは変態か!!変態だったわ(蘇る記憶)

 

「引き留めてしまってすいませんデジタルさん、でも聞きたい事があるんです。さっきのトレーナーの話の内容はどこから聞いてました?」

 

「ひょえ?あー、告白の所から~ですかね……?」

 

なんだ良かった……チート内容を聞いていたアグネスデジタルは居なかったんだね。

 

「ありがとうございます。良かった……」

 

さて、取り敢えず眼前の問題は片付いた。

もしトレーナーのチートをカイチョーとかの前でうっかり漏らしてしまったら何が起こるか分からないからな。

 

別にカイチョーがそんな怪しいチートを信じるわけが無いのは分かっている。そんなオカルトのような何かに縋ろうとする程追い詰められてはいないだろう。

 

問題なのは、何も知らない人から見ればその『オカルトのような何か』で何も知らない俺たちを騙そうとするヤベー奴になってしまう点だ。

勘違いだなんて言っても誰も信じないだろうし、それで何か問題に巻き込まれるのは勘弁して欲しい。

 

ま、デジたんがそこまで聞いていなくて助かった。

このことが分かって本当に良かった。

 

 

 

後はまあ、本当は普通に帰るだけ、なんだが……

 

 

「…………」

 

 

……なんだかこの頃、どうしようも無く走りたくて走りたくてたまらない。

 

ただ走りたいんじゃない。誰かと競いたい。何人でもいい、もはやタイマンだって構わない。

俺のウマソウルが誰かと競え競えと叫んでいる。

喰らい尽くすそれ(内なる紅)ではなく、本当にただ『レース』がしたいだけなのだ。

 

 

だけど、次のレースオフ会はまだ予定が決まっていない。だからいつになるか分からない。

もしかしたら一週間後、もしくは1ヶ月だってあり得るかも知れない。

 

 

 

────耐えられない。

 

 

 

あの景色が、あの快感が、あの風が。

『誰か強者と競うレース』が、今までの人生の最大快楽値序列を吹き飛ばしたあの日から、無意識の内に俺はレースに飢えていた。

 

誰か、誰かその飢えを満たしてくれるヒトは───

 

 

「……あの、デジタルさん、ですよね?」

 

 

「はいぃぃッッ!!アグネスデジタルでしゅ!!なんでしょうかッ!?」

 

 

───ああ、本当に、アグネスデジタルなんだ。

 

G16勝。

まごうことなき強者。

いずれトゥインクルシリーズの歴史にその名を残すであろう名ウマ娘。

あの『勇者(オールラウンダー)』アグネスデジタルその人が、今、俺の目の前に居る。

デビュー前だろうと、その事実は変わらない。

 

 

 

 

「あの、貴女が聞いた会話の中で出てきているので知っているかも知れませんが───俺の名前はシータバーンメアです。」

 

 

 

「……俺と───レースしてくれませんか?」

 

 

 

「あ゛ッッさっきまでの優しい顔から一転したギラギラとした顔しゅきッッ……///ギャップ萌えッッ……///」

 

 

「……もしアレだったら、その……」

 

 

「何を言いますかッッ!!ウマ娘ちゃんからレースに誘われて受けないわけないですよ!!喜んで謹んでお受けしましゅッッ!!」

 

 

 

ああ──期待通り。

推しのウマ娘から頼まれたら断れないだろうという事を利用させて貰った。

 

 

デビュー前のウマ娘にレースの誘いをするなんてと申し訳ない気持ちはあるが……でも一度助けたのだから、いいよな?

 

「じゃ、じゃあもしアタシが勝ったら、その……敬語を外して貰って、あの、メアちゃんって、呼んでも良いでしゅか……?」

 

「勿論、大歓迎です」

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

───夕焼けに染まった公園のウマ娘専用レーン。

茜色の光が伸びた影を長く引きずり、烏の鳴き声が遠くに聞こえる。誰一人他には人はおらず、この公園にはデジたんと俺の声だけが響いていた。

 

「じゃ、スタートの合図はアタシがやりますね!!」

 

「位置について~っ」

 

「ヨーイっ」

 

 

───ドンっ!!

 

 

 

 

その号砲が響いた次の瞬間、俺とデジたんは同時に地面を蹴っていた。

急加速した視界、もはや見えるのはゴールまでの一本の道のりだけ。それ以外は俺には必要無いらしい。

 

 

爆発的な加速ではなく、溜め込むように脚を動かす。

どちらも追い込み脚質の俺たちは、序盤をあえて抑え、互いの気配を探り合う。

 

 

一番重要なのは、仕掛けるタイミング。自身の最高速を最大限叩き込める瞬間を狙う。

 

 

 

───焦っても、のんびり過ぎても、ダメ。

 

 

 

 

耳の奥で脈打つ鼓動が、夕暮れの静けさにやけに大きく響く。

 

 

ドクンドクン───

 

 

 

 

 

───ドクンドクンドクンドクンドクンドクンッッ

 

 

 

 

 

……何かが、おかしい。

 

 

 

 

 

 

アイツらとレースした時は、こんなプレッシャーは感じなかった。

 

 

 

 

 

同脚質のレースは確かに仕掛けるタイミングで全て決まるので、緊張感は別脚質を相手取る時以上に感じるが……それにしてもこれは───

 

 

 

「───ッ!」

 

 

 

 

 

チラリと後ろを振り返れば、そこにはさっきまでのオタクな『デジたん』ではなく───

 

──一人のウマ娘である『アグネスデジタル』としてこちらを睨んで様子を伺っていた。

 

 

……デジタルはきっと睨んでいる意識があるわけではない。ただ『見て』いるだけなのだ。多分、『尊いウマ娘ちゃん』の『一挙手一投足』を目に焼き付ける為に。

 

 

 

───ただ、それだけなのに。なんて……威圧感。

 

 

 

「これが、勇者ってか……っ」

 

 

やはり未来のオールラウンダーは伊達ではない。

すでに、スキルを取っているとは。

 

 

 

なんて、なんて───

 

 

 

 

───ああ、ヒリヒリするなぁっ!!!

 

 

 

 

 

あの一回目レースと同じ、ガチにレースで競い合う中に生まれるこのえも言われぬ快感ッ!!

 

野球でいうなら一点負けで9回裏で一死0ストライク一塁三塁、ピンチでもチャンスでもあるあの場面の緊張感が絶えず続くあの感覚ッ!!

 

「やっぱりレース……神ッ!!」

 

こんな気持ちいいものを最近まで知らなかったなんて話になんねーよ。

 

 

 

 

さて、そろそろ半周を過ぎようかというあたりで、俺の感覚が囁く。

 

 

───今だ、と。

 

 

夕陽に照らされた横顔が赤く燃え、唇から荒い息を漏らしながら、一気に速度を上げる。

 

 

「ここで───行くッ!」

 

 

風が唸りを上げる。

舗装路を削る蹄鉄の音が、さっきまでの静寂をかき消した。

 

 

 

「ふへっ、アタシも、行きますよぉッ!!」

 

 

 

どうやらデジタルもスパートに入ったらしい。背中に突き刺さる気配に本能が反応し、脚が勝手に回転を増す。

 

そんな俺との距離をジリジリと詰め寄るデジタルに、こちらもまた突き放す勢いで最終直線を駆け抜けるが、一向に離せない。

 

「ッッ……!!」

 

見方を変えれば、デジタルはジリジリとしか詰め寄れないとも言える。だが、このまま行けば俺はジリ貧で負けるだろう。

 

俺とデジタルのもっとも大きな違いは、スタミナの量なのだ。

 

 

───ラスト100メートル。

もはや俺とデジタルの差はほぼ無いようなものだった。

 

互いに追い込み、互いに抜かせまいと、必死に腕を振り脚を叩きつける。

 

 

────さあ、もうゴールは目の前だ。

 

 

「っ、でいやあぁぁぁッッ!!!!」

 

 

 

「メア、ちゃあぁぁぁんッッ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

さあ、最初にゴールを駆け抜けたのは────

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

───単純に言えば、供給過多でした。

それが、お恥ずかしながらアタシことアグネスデジタルがあの場で倒れてしまった原因です。

 

夢のトレセン学園に入学してからというもの、アタシは周りに四六時中溢れる供給の嵐に時々意識を失いつつ学園生活を謳歌していたのですが、まさか学園の外にあれ程の尊み空間が存在していたのは完全に予想外でした。

 

トレーナーという職業というか存在については、入学前に漠然とした知識の上でのみ知っていました。

 

───しかし、あれはヤバかったです。マジ尊みが洪水起こしそうでヤバかったです。

 

前半はよく聞こえませんでしたが、後半のもはや告白ですよねそれッ!!!?なクソデカ感情が籠った言葉の数々をチームトレーナーさんらしき人が放ち、それにメアさんが感極まって号泣!!さらに周りの友達のウマ娘ちゃんの一人がメアさんを肩ポンして心配して!!でも悲しみからの涙ではない事を分かってるから皆さん少しずつ笑顔で!!

 

唯一心配そうな顔をしているトレーナーさんに!!

 

メアさんが!!涙を溢れさせたまま!!満面の笑顔で!!

『これからよろしくな───トレーナー!!』

 

ですよッッ!!!?

これっ、これもうっ、もうっ!!や、やば、やばたん!!こ、これもう新時代ッ!!新時代の扉開きましたアタシ!!『トレウマ』という名の扉をッ!!

 

この時点でぶっ倒れなかったアタシを褒めたいくらいです!!入学前のデジたんなら死んでいましたよ……へへっ

 

しかし、その後なんとなくついていった先の『コスプレ撮影会』であえなく撃沈しましたけどね……

あれは卑怯ですよ!!

ウマ娘ちゃんが憧れのウマ娘ちゃんの勝負服を身に纏って嬉しそうに、あるいは恥ずかしそうに笑いながらコスプレ撮影するとか尊くないわけがないッッ!!!

 

 

「……そ、そうか……まさかと思って聞いてみたけど本当に俺達に尊みを感じていたとは……

 

 

そういえば、中央トレセンの生徒とレースしたいって……つまりメアさんは地方のトレセンの生徒ということなんですか?

 

 

「あー、いや、俺たちはそもそもどこのトレセン学園に通ってないからな。ただの一般ウマ娘だ。」

 

……え?

 

「そんな意外そうな顔しないでくれ。別に、トレセンでレースするだけがウマ娘じゃないだろ?」

 

い、いや……分かってます。レースするウマ娘ちゃんはそれがどんな時や場所でも尊いですから!!

えっと、そういう事じゃなくてですね……あれだけ速かったメアさんがトレセンにすら行っていなかった事がビックリでして……

 

「褒めてくれてありがとな。野良レースはトレセンと違ってライブとか観客とかファンとか使命とか気にしなくて楽だぞ~。いつか遊びにおいで、なんてな。」

 

はひっ!!喜んでいつか行かせて頂きましゅッッ!!

……メアさんは、その野良レースをしてらっしゃる方なのですか?

 

「俺に限らず昼間に撮影会をしていたメンバーは全員そうだよ。各々何かしら事情を抱えてトレセンに行かなかったor行けなかった奴らで集まってレースしてる。」

 

ほへ~。

 

「アイツらはバカばかりだけど、それでも、いやだからこそ一緒に居て楽しい奴らだ。大切な仲間って奴だな。そして走りを競い合うライバルでもある。」

 

……尊過ぎか?待って尊過ぎか?

あ、アタシそういうのに弱いんでしゅけどおッッ!?

あ゛あ゛あ゛尊いッッ!!!あのメンバー達にそんな背景があったなんて!!

もう、ズルいッッ!!不意打ちでその尊みを出してくるのはズルくないですかぁぁッッ!!!

ぐはあぁぁぁッッ!!!(吐血)

 

「そ、そうか……」

 

 

……ところで、さっきのレースはどっちが勝ったんでしたっけ……?

 

「まあ、結局最後はもつれてどっちが勝ったかなんて分かんなかったからなぁ……俺としては多分デジたんが勝ってたと思うよ。」

 

 

私としてはメアさんが勝ってたと思うんですけどねぇ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……あっ、メアさんメアさん。ネットに野良レースの記事出てますよ。

 

「おお、俺達以外にもいたのか野良レースしているウマ娘!!」

 

 

ほら、見てくださいこれ!

どうやら昭和記念公園であったみたいですよ!!

 

……あれ、でもこれ……許可取ってるんですかね。

 

 

「……は?」

 

 

 

【野生の天才達?】昭和記念公園にてハイレベルな野良レースか【ウマッターで話題】

『《昭和記念公園、魔境だった───》その一言と共に投稿された動画が、今話題を呼んでいます──』

 

 

 

 

 




ウマ娘世界は基本的に民度は良いが、レース関連においてはその限りではない(多分)

今回地の文少ねえな……
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