バカとぼっちとロックンロール   作:肺灰杯

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 【第一問】
 調理の為に火にかける鍋を製作する際、重量が軽いのでマグネシウムを選んだがその時問題が発生した。
 その問題点とマグネシウムの代わりになる金属合金の例を一つあげなさい。

 伊地知虹夏の場合
問題点・マグネシウムを火にかけると酸素と激しく反応し発光するため。
例・ジュラルミン
 教師のコメント
 正解です。金属の例が合金なので鉄だと不正解になる引っ掛け問題でしたが伊地知さんは大丈夫でしたね。

 後藤ひとりの場合
問題点・私が調理に参加したため。
例・鉄
 教師のコメント
 もう少し自分に自信を持ってください。

 吉井明久の場合
例・超未来合金←(すごく強い金属)
 教師のコメント
 すごく強いと言われても


ぼっちと思い出の入学式

 

 

 「かくれんぼする人この指止ーまれ!」

 

 小さい頃から人付き合いが苦手だった。

 何話せばいいか分からないし仮に話しても不快な思いにさせるかもしれないし。

 だから私はずっと一人ぼっちだっt「ねえ、なにしてるの?一緒に遊ぼう!」

 

 「!?」

 

 バァッ

 

 勢いよく布団から起き上がる。

 久しぶりに昔の夢を見た。

 ずっと一人ぼっちだった私と唯一遊んでくれた友達と呼べる男の子。

 けど小学生の時にその子は転校してからはまたぼっちに戻ったけど。

 あの子いま何してるかな?

 

 「ひとりちゃーん早く出ないと入学式に間に合わないわよー」

 

 そう昔のことを思い出してると母の呼ぶ声が聞こえた。

 そういえば今日から入学式。

 バンドのメンバー集まるかな?

 

 ◇◇◇

 

 そして入学式が終わり、クラスに戻ったみんなは近くの人と話したりしてた。

 私以外と。

 しばらくすると、前の扉から男の先生が入ってきた。

 

 「あー私がこの1年クラスの担任になった西村宗一だ。1年という短い間だがよろしくたのむ。」

 

 そう逞しい声と共に黒板に自分の名前を書く先生。

 正直怖そうで苦手だ。

 

 「それと生活指導も兼任してるから規律を乱すものには鉄拳制裁を加えるから覚悟するように。」

 

 なぜか教師とは思えない言葉が聞こえ驚いたが今度は私たち生徒の自己紹介が始まってしまった。

 ま、まずい!とにかくみんなにウケる自己紹介を考えないと!

 しかし面白い自己紹介を考えてるとついに私の前の生徒の番になった。

 

 「はじめまして、儂の名は木下秀吉じゃ。特技は演技でこの学校では演劇部に入ろうと思っておる。」

 

 可愛い子だなー。

 けどなんで女子なのに男子の制服着てるんだろう?

 

 「ーとり。後藤ひとり!!」

 「ヴェっ!?は、はい!」

 

 西村先生に大声で呼ばれこっちも大きく返事しちゃった。

 どうしようみんなの視線が痛い…

 

 「あ、あのご、後藤ひと、ひとりっていいます…。しっ趣味はその…ギターで、あっその…め、メンバー募集してるのでよろしくおねがいします。

 「…うむ、次、坂本裕二。」

 「はい。」

 

 失敗した…もう中退したい…

 ああもう私がうなだれている間にどんどんとクラスのみんなの自己紹介が終わっていく。

 

 「…土屋康太。趣味はとうs何もない。特技はとうちy特にない。」

 

 ああ私の高校生活終わった。

 お父さんお母さんごめん高校に入れてくれたのに。

 

 「次、吉井明久」

 「はい」

 

 ……吉井明久?

 もしかして小学生の時に転校した吉井君!?

 私は小さい希望を抱きながら彼の方を向いた。

 そこには寝癖が目立つ茶髪になにも考えていなさそうな目。

 そして他校と思われる女子セーラー服を着ていた。

 …なぜセーラー服?

 けど頭に浮かんだ疑問より安堵が勝つ。

 だってこれからはぼっち生活じゃなくなるから。

 すると皆の自己紹介が終わったのか、先生から明日からの授業についての説明が始まる。

 そして長い説明が終わりみんながそれぞれの帰路に着く。

 どどど、どうしよう。

 吉井くんが帰っちゃう。

 そして私は焦ってしまったのかなにも考えずに吉井君の前にでてしまった。

 

 「…?」

 「………」

 「……たしか後藤さんだよね?」

 

 しまった話の内容考えてなかった!

 

 「あ、あの…その…」

 「あ、ああこの服装ね。実は寝坊して間違えて着て来ちゃったんだ。」

 

 普通間違えるだろうか?

 しかし話が途切れてしまった。

 どうしようとりあえず一緒に帰らないか誘わないと。

 

 「あ、あの…い、いいいい一緒にk「おい邪魔だバカ!」!?」

 

 誘うとすると赤い髪を逆立出た強面の男の子が話しかけてきた。

 助けてすごい怖い。

 DQNに絡まれちゃったよどうしよう?

 お金渡せば許してもらえるかな?

 

 「やめなよ坂本くん!初対面の女子にバカなんて失礼じゃないか!」

 

 私が財布を出そうとすると吉井君が言い返していた。

 けど私、初日にクラスメイト二人にバカってことがバレちゃったなぁ。

 

 「お前のことを言ってんだ吉井!そう言うところがバカだっていってんだよ!」

 「なんだと!そんなこと言うなら坂本くんだってバカじゃないか!朝あんな綺麗な女の子に話しかけられたのに無視するなんて!」

 「!?あいつのことは関係ないだろ!てめえは最初にあったときからそのバカさ加減にむかつくんだよ!」

 「こっちのセリフだ!初対面の人にバカ呼ばわりするなんてこの礼儀知らず!」

 

 ま、まずい吉井くんと坂本君が取っ組み合いの喧嘩を始めてしまった。

 とりあえず先生を呼ぶか?けど職員室に入る勇気なんて私にはない。

 まずは二人をなだめないと。

 「あ、あのふたりともおちついt「うっせぇてめえには引っ込んでろ!」ゴメンナサイッ!!」

 「あ、待って!」

 

 私は吉井くんの静止する声を無視して走ってしまう。

 ああやってしまった。

 これで私の高校生活はまたぼっちで確定だ。

 

 

 ◇◇◇

 

 「いてて西村先生は加減が知らなすぎるよ。」

 

 あの後僕らの喧嘩を見かねたクラスメイトの人が西村先生を呼んできたらしい。

 まあ結果は僕と坂本くんは両方とも傷だらけになったけど。

 なんだったらあのまま喧嘩したほうが傷は浅かったかもしれない。

 

 「それより後藤さん大丈夫だったかな?」

 

 僕は自分の体より後藤さんのほうが心配だった。

 まったく坂本くんったら女の子を無視したりあんな暴言吐くなんて本当にひどいよ。

 

 「けどやっぱり後藤さんは僕のこと覚えてないのかな?」

 

 そう吐き出される僕の言葉とともに出てくるのは、後藤さんと昔楽しく遊んだ記憶だった。




 読んでくださりありがとうございます。
 まだ執筆して期間が浅いのでよろしくお願いします。
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