死神inハイスクールD×D   作:バキュラø

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久しぶりに更新です。
何かといそがしい今日この頃でス。
次は何とかひと月以内には!





そう言えば、これまだ見てくれている人はいるのだろうか…



堕天使総督の性格って…

 

「そして、イッセー先輩たちは、五分と持ちませんでした…」

 

「ちょっと、ちょっと。小猫ちゃん、もう少しは頑張ってたでしょ‼」

 

「い、イッセーさんも次がんばれば、きっと勝てますッ!」

 

「ごめんアーシア。その慰め方は逆にツラい…」

 

「ほんと貴方、どういう反射神経をしているのかしら?」

 

「いやいや、こいつら殺気ダダ漏れだしよ。反応すんなっつー方が難しいぞ?」

 

「「クソウ、イケメンで強いとかマジユルサネェ‼‼」」

 

「はいはい、匙いい加減にしておきなさい」

 

「か、会長まで…」

 

 

 ことの発端は少し前にさかのぼる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オカ研前の庭でイッセー達は互いに向かい合い、他の部員や会長たちは少し離れたところからその様子を見学していた。

 

「相手にしてくれとは言ったけど、ホントに二対一でいいのか?」

 

「言っといてなんだが、さすがに二対一っていうのは…なぁ?」

 イッセーと匙はいくら自分達から吹っ掛けたとはいえ、悪魔として、神器(セイグリットギア)持ちとして、戦闘経験を積み重ねてきた二人としては決闘という手前、挟み撃ちにするのもどうかと思ったのだ。

 まあ、その心配は一護がただの人間(.....)であったらの話なのだが。

 

「ああ、別に問題ねーぞ」

 しかし、そんなことは気にも留めないように一護は準備運動を終え、サラリとそう答えた。

 

「「なめやがって、ブッ殺す‼‼」」

 甘く見られたと勘違いする二人は合図もなしに神器(セイグリットギア)を発動し、一直線に一護に突撃した。

 …数の利をわざわざ自分達から潰して。

 結果はまあ………お察しの通りである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イッセーの力を分け与えた匙の黒い龍脈(アブソーション・ライン)を一護の腕に巻き付けるところまでは良かったのだが、逆にそれを利用され一護に振り回されることになった。

 結果として、一護に軽くいなされ、それでも食らいつこうとして転がされ続けた二人は、文字通りボロボロになって地面に荒い息をしながら倒れ込んでいた。

 

「イッセー。貴方ねぇ、もう少し考えて戦えないの?」

 

「貴方もですよ匙。わざわざ自分の利を潰してどうするのですか。…これは後でお仕置きですね」

 ふたりの主人達は、呆れながらイッセー達に声をかけた。

 

「ぶ、部長~」

 

「か、会長。勘弁してくださいッ!」

 自分から勝負を仕掛け大敗した二人は、自分たちの敬愛する主君に呆れられ、前者は情けない声を、後者は怯えた声をあげるのだった。

 

「それにしても、一護先輩は…どんな腕力をしているのですか?イッセー先輩たちを軽々と放って平然としているなんて…」

 そんな彼らを置き去り、一護の戦いを見守っていた小猫は疑問を投げかける。

 その瞳には強さを欲するゆえの焦りがあったのだが、この時は誰にも、小猫自身にも気付くことが出来なかった。

 

 

「ああ、それは完現術(フルブリング)って力で補助してるからな」

 

「フル…ブリング?」

 

「その説明は俺も聞きたいね、死神代行君?」

 一護が説明しようと言葉を発し始めたちょうどその時、黒い着流しを来た壮年風の男が騒がしい裏庭に割り込むように、気安く声をかけて来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「近くで見たが、半端じゃねー魔力を感じるな。しかも力を出し切ってないときてやがる。こりゃー、ヴァ―リが興味持つのも頷けるな」

 突然現れたその男は、気安い態度を崩さず話を続けるが、裏庭に集まった面々は即座に警戒心を露わにする。

 

「誰よ貴方‼ここは関係者以外立ち入り禁止なのよ」

 

「オウオウ、サーゼクスんのとこの妹殿はキッツイね~もっと肩の力を抜こうぜ~そんなんじゃ赤龍帝にも逃げられちまうぞ?」

 

「なッ‼」

 リアスはその言葉に顔を赤くして言葉を無くした。そんなやり取りに周りの空気は一気に弛緩した。

 一護ただ一人を除いて。

 

「あ、部長。この人です。堕天使の総督だって言ってた俺のお得意様!」

 

「「「堕天使の総督⁈」」」

 

「今度ここで天使、堕天使、悪魔の三勢力の会議があるからな。今日はその挨拶と下見がてら来ただけだ。別に取って食やしねーから安心しな。だから死神代行君も警戒を解いてくれよ。しゃべり辛いだろ?」

 肩を竦め言葉を放つ堕天使の総督の態度に、状況をを理解したリアスが眷属達に今日集まった理由がその会議にあることを話し、全員が一端、落ち着くことが出来た。

 

 

「総督殿、下見の予定は明日だと伺っていたのですが、何か問題がおありでしたか?」

 そのやり取りを聞いて、ソーナがやっと堕天使の総督、アザゼルに声を掛けた。

 そもそも、こんな騒ぎにならないように、彼女はオカ研の面々を交え、事前に説明をしようと考えていたのだ。まあ、その労力はアザゼルのおかげで脆くも崩れ去ったのだが。

 

「ああ、その方が面白いだろ?」

 とある彼女の姉に先日まで捕まっていたこともあって、現在ストレス過多なソーナは、いい笑顔でそう言うアザゼルに珍しく殺意を覚えるのだった。

 彼女の顔には先程までの無表情とは違い、軽く青筋が浮き出ていた。

 

「…」

 そんなソーナに一護は少し同情したが、よく考えれば自分と浦原も似たようなやり取りをしていることに思い当たり、決闘でも感じなかった疲労感と、何とも言えない虚無感を覚え、一護はひどく疲れた表情を浮かべる羽目になるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくれてありがとうございます。


次回、明かす力と過去
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