死神inハイスクールD×D   作:バキュラø

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感想で何人も更新楽しみにしてます。というメッセージをいただきました。ありがとうございます。それでは久しぶりの更新になりますがどうぞ。


vsコカビエル

 あの時、わたしは、コカビエルの光の矢で攻撃され、死ぬはずだった。

 

 

 自らの体に流れる、人ではないもうひとつの汚れた血、。

 

 わたしは堕天使が憎い、あの人が憎い、かあ様を守ってくれなかった、あのひとが。

 

 

 だから、わたしは、コカビエルに攻撃を仕掛けた。私の本当の姿が、醜いあの翼を持っていることが他の眷属のみんなに知られるのがたまらなく怖かった。知られて、わたしに向けられる視線を思うと余計に。

 

 だから、父様の、バラキエルの名前を出された時に激昂してしまった。そして、冷静さを欠いた私は、あそこで死ぬことになるはずだった。

 それでも、良かったのかもしれないですわね。かあ様は、死んでしまった。父様は、いなくなった。眷属のみんなは、悲しんでくれるでしょうか。でも、これで終わらせることができますわ。わたしのしがらみも、なにもかも。

 

 

 

 

 

 

 

 そう、思った時だった。黒い着物を羽織った彼が、私を助けてくれたのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 黒崎一護は困惑していた。今抱えている彼女を助けなくてはと勢いで戦場に突っ込んで来るまではよかったのだが、そのときに彼女の和服が戦闘のために、はだけてしまっている姿を直に見てしまっていたからだった。

 周囲からは、よく見てくれで判断されてしまい、女慣れしていると思われがちだが、彼はとてもウブであった。それはもう、夜一に散々からかわれるほどに。

 かといって、目の前の敵と思われる者への警戒を怠るということはなかったが。 

 

 

 

 

 

「貴様、一体何者だ?悪魔ではないな。」

 

「え?いや、まあなんつーか、俺は、死神代行だ。」

 

「死神、だと。」「ああ、そうだ。」

 

「俺の知っている奴とは違うが…、まあ、いいさ。ここにいる連中はどちらにしろ皆殺しにするんだ。1人ぐらい増えたところで、変わりはしない!!!。」そう言い、コカビエルは魔力を高める。それは、大戦を生き抜いてきた力量を示すのには、十分すぎるものだった。

 

 

 

 

 

「あなたは逃げて。助けてくれたことは、嬉しかったけれど、もういいの。わたし達を見捨てて逃げて。無関係なあなたまで、巻き込まれることはないわ。」

 朱乃はその魔力の大きさに、勝ち目のなさを感じたことで彼に懇願した。せめて、自分たちと関わりのない、彼だけには、逃げ延びて、生きて欲しいと。

 

「…そうか、だけど、それはできねーな。俺は、山ほどの人を守るって決めてんだ。そんな思いつめた顔をしている奴に逃げろって言われて、はい。そーですか、って自分だけ逃げるなんてダサいことはしねーし、したくもないんだよ。」

 

「ッ…それでも、勝てないなら。」

 朱乃は、それでも食い下がろうとするが、

 

「勝てそうにないから、戦わないってわけじゃねえんだよ。………そんな悲しそうな顔してる、お前みたいなやつを守ってやりてーから、戦うんだよ!」

 

「ッ!!!」

 朱乃は、今度こそ何も言うことができなくなる。それは、彼の言葉や、その強い意思を持った目に魅せられてしまったからかもしれなかった。しかし、そんな姿に、朱乃は未だ、戦闘は続いているにも関わらず、不思議と『もう大丈夫』そんな気がした。

 

 

 

 

 

「そろそろ茶番は終わったか?」「ああ、いいぜ。かかってこいよ。」

 コカビエルは光の矢を剣のようにして構え、一護は、朱乃をリアスたちのそばに送り、布から、出刃包丁のような斬魄刀を取り出し、構える。

 

「ふん、舐めるなよ、ガキが!」「これでも、それなりには、修羅場は潜ってるさ!!」

 互いに剣を振りおろし、切り上げ、打ち合わせていく。ただ、二人共、尋常なスピードではなかったが。

 

 

 

「そんな、僕でも、二人の動きが追えないなんて。」

 

「本当に彼は何者なのかしら。朱乃、彼と話をしていたみたいだったけど、なにを話していたの?」

 

「え、そ、それは。」

 朱乃はリアスに言われ、間近で聞いた、彼の言葉や瞳をまじまじと思い出し、熱に浮かされたかのような気分になる。その気持ちは、言葉の上では、知り得ていても、朱乃の人生では、いままで感じたことのない、未知のものだった。

 

 

 

 

 そして、決着の時は突然、やってきた。

 

 

 

 

『月牙天衝!!!』

 その言葉とともに、一護の霊圧が巨大な斬撃となりコカビエルを捉える。

 

「グァ…」

 コカビエルは少しの苦悶の声を上げるにとどまった。しかし、一護の斬撃により、片腕を吹き飛ばされ、攻撃を受けた位置から後退させていたが。

 

「……いいぞ、死神のガキ。面白い、面白すぎる。こんなに、血湧き、肉躍るのは大戦以来だ。もっと俺を楽しませろ!」それでも、コカビエルには、その痛みすら快楽であるかのように、楽しげな笑顔を浮かべる。

 

「…なあ、お前、それ本心か?」

 

「なに?」

 

「…お前が、戦いを求めるのは…」

 

「うるさい、黙れ!!…っが。」

 一護が打ち合うのをやめ、コカビエルに問い始めたとき、学園を覆っていた結界が破られ、一筋の白い閃光がコカビエルの体を捕らえ、羽をむしり取り、地面に叩きつける。

 

 

 

 

 

 コカビエルを地面に叩きつけたのは、全身に白いアーマーをつけた男だった。

 

 

 

 

 




少しはご期待に添えたでしょうか?

とりあえず、更新が再開できそうなので、またできるだけ早く更新して行こうと思います。
今回の更新に伴い、前話、前々話を修正しました。大筋に変わりはないので、気になる人は覗いてみてください。
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