死神inハイスクールD×D   作:バキュラø

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更新が遅くなってすいません。それではどうぞ。


その名はヴァーリ

 結界をあっさりと破り現れたのは、白銀の鎧を纏い圧倒的な力を纏った男だった。

 

 

「…誰だ?」

 一護は戦闘に介入されたことも手伝い、警戒の色を強めていた。

 

「ッチ、強き者の波動にあてられたか…白い竜よ!」

 コカビエルは自身の翼を引きちぎられ、地面に打ち据えられた痛みに耐えつつ声を荒らげ、そう言い放った。

 

「あれが…」

 そんな一連の様子をほとんどの者が眺めていることしかできなかった。

 

「お前はやりすぎたのさ、コカビエル。無理やりにでも俺の前に連れて来いとアザゼルの奴に頼まれてな。…まあ、すでに満身創痍ではあるみたいだがな。まあいい、とりあえずはこいつらを連れていくだけだ。」

 そういい、コカビエルを再度地面に叩き付け、神父服に身を包んだ男ともども肩に担ぎ、その場を離れ、飛び去ろうとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『無視か、白いの。』

 

『生きていたのか、赤いの。』

 

『ふ、いくら、ライバル神器同士とはいえ、地力にこうも差があってはな。』

 

『何度も神器として俺たちは長い間、人間に与え続けられている。こういうこともあるだろうさ。』

 その時だった。イッセーの籠手が声を発し、その声に応えるかのように白銀の鎧も声を発した。イッセーの言葉でみな、それらの声が籠手に封印されたドラゴン達だと結論付けていた。

 その中で一護だけはよくわからないなといった表情を浮かべていたが。

 

 

 

「俺としては、歴代最弱と言われる今代の赤龍帝よりはコカビエルを圧倒したそこの黒い着物の彼の方が気になるけどね。彼だけは一度も警戒を解いていないし、隙も見当たらない。しかもコカビエルを圧倒しながらもまだ力を抑えている。戦えばさぞかし激しく、面白くなるだろう。」

 そんなドラゴン同士の会話に横槍を入れたのは白銀の鎧を纏った彼だった。

 鎧で顔などは見ることができないが、この場に現れてから初めて楽しそうな雰囲気を醸し出す。その様子はまるで、お気に入りのおもちゃを見つけた子供のようだった。

 どうやら、この男もコカビエルと同様、戦闘狂(バトルジャンキー)であるらしかった。

 

 彼は知的な雰囲気を持っていたが、一護にはどうしても某護廷十三隊のとある隊長を幻視して仕方がなかった。

 

 

 

『自重しろヴァーリ。今回は回収だけで悪魔との接触は避けるように、とアザゼルに強く念を押されていただろう。』

 

「わかっているさ、アルビオン。だが、彼はどうやら悪魔ではないらしい。少しぐらいなら大丈夫だろう。」

 そう言い、彼は闘気を露わにする。

 

『ヴァーリ…』

 

「…わかった。」

 白銀の鎧のドラゴンに諭されたことでヴァーリと呼ばれた彼は、しぶしぶといった声音で闘気を収めた。

 そのやり取りで一護もやっと刀を下げ、ある程度警戒を解いた。

 

 

 

 

 

「おい、そのコカビエルとかいうやつらはどうなるんだ。」

 一護はコカビエルの処遇を強い口調で尋ねた。

 自分は、この世界に現れてすぐに、着物の彼女を助けたい一心でこの戦場に飛び込んできており、それまでにコカビエルが何をしたのかはほとんどわかっていなかった。

 

 元々、自分は部外者であり、処遇を如何するかなんてことに関与できるとは微塵も思っていなかったが、自分が戦っていた相手がどうなるのかということはやはり彼にとって気がかりなことであった。

 

「さあな。それを決めるのは俺じゃない。アザゼルの奴だからな。そういえば、名前を聞いていなかったな。」

 

「俺は黒崎一護。死神代行だ。」

 

「……死神代行か。フン。俺はヴァーリ。白龍皇だ。また会おう、黒崎一護。」

 二人は互いに声を交し合った。その時、一護はある種の予感めいたものを感じていた。それは、いままで戦ってきたグリムジョー達の時にも一護が感じていたものだった。

 そう言いヴァーリは、イッセーの呼びかけを一瞥したまま無視し、空へと飛び去ったのだった。

 

 

 

 

あとに残された一護は地上から向けられている視線を受け、その対応をどうするのかについて悩むことになるのだった。

 

 




なかなか描写がうまくいきません…
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