死神inハイスクールD×D   作:バキュラø

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前回、コカビエルとバラキエルの書き間違えが多数あり、修正を行いました。申し訳ありませんでした。
これからより、気を付けるつもりではありますが、書き間違え等々あればあたたかいご指摘をお願いします。



ゼノヴィアと一護

 やあみんな‼俺の名前は兵藤一誠。親しい奴らからはイッセーって呼ばれているんだ。みんなも気軽に俺のことをそう呼んでくれよな!

 

 俺はここ、駒王学園に通う二年生だったんだけど、四月にある事件に巻き込まれて悪魔に転生しちまったんだ。人間が悪魔に転生するなんて不幸じゃないのかって?そんなことはないぜ。なんたって部長や朱乃さん、アーシアや小猫ちゃん達、学園の美少女たちと日々を過ごせるんだからな。これがうれしくないなんてないだろ。それに、俺には上級悪魔になってハーレムを作るって夢もできたしな。

 

 

 

 

 今日は部室でサーゼクス様、魔王様にこの間の顛末をまとめてお送りしなきゃいけないらしくてこれから集合なんだよな。

 

 いや~この間のコカビエル達との戦いでも俺は、獅子奮迅の活躍をしちまったからな~。俺の株もうなぎ登りってやつかな。でも最後はよくわからんあの黒い着物ヤローに持ってかれちまうわ、乱入してきた俺のライバルだっていう白い奴には無視されるわ、踏んだり蹴ったりだったぜ。

 

 クソ、まあいいや。今回の事件でゼノヴィア達みたいな美少女達とまた知り合いになれたし。でも聖剣を回収したらどっか行っちまったしな。黒い着物の奴も俺が校舎の片付けをしている間に見当たらなくなっちまったし。

 それはさておき、久しぶりの部室だな~。ここのところ、依頼主の所に通い詰めだったからな。俺、魔力少なくてチャリだから急がないとだし。

 

 

 

 よし。じゃあとりあえず、元気に行ってみようか。

 

 

 

「部長~あなたの兵士(ポーン)ただいま参上いたしまし…たよ?」

 俺は、部室の扉を開け放ったところで呆然としてしまった。

 なぜなら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うふふ。一護さん、はいあーん。」

 

「お、おう。」

 

「どうですの。」

 

「…あ。おいしいけどよ。」

 

「そう言ってもらえるとうれしいですわ。もっと食べてくださいな。私が一護さんのためだけに作りましたのよ。」

 

「一護、そっちばかり見ていないでこっちも見てくれ。それとも私がここにいたら…ダメか?」

 

「いや、ダメとは言ってねーけどよ…。」

 いきなりこんな光景が広がってるなんて予想できるかよ!

 部長なんて、完全に諦観モードになってるし。

 

 

 

 

 

 

 

 てかなんで、ゼノヴィアがここにいるんだ?エクスカリバーを持って帰ったんじゃ。

 いやいやいや、それよりもなんであの黒服着物ヤローがここに?それに朱乃さんやゼノヴィアに挟まれやがって、しかも『あーん』までしてもらいやがって…クソウ俺もまだしてもらったことないのに。

 うらやまs…けしからん‼‼‼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とある教会内の某所にて

 

 

 

 

 

『これより、異端審問会を始める。』

 

『罪人ゼノヴィアは聖剣使いであり、神の寵愛を一身に受けているにも関わらず、神が不在であると虚言にて信徒をみだりに惑わせた。これは重大な神への背信行為であり、我らカトリック教会への、ひいては宗派すべてへの反逆行為である。』

 

『信託でも同様の判断である。』

 

『よってゼノヴィアを今、ここで我らが神の代弁者として裁きの鉄槌を下す。』

 

 

 

 

 

 

 もう、何を言っても無駄だろう。私は、そんな罪状にあるようなことは一つとして、してはいないが、私は、教会の重大禁忌である神の不在を知ってしまった。

 

 そういうやつをこの異端審問会の奴らは絶対に許さない。そんなことはよくわかっている。なぜなら、そういう(殺害命令)信託が下りた相手の多くを容赦なく処断してきたのは他ならぬ、私なのだから。

 

 今から思えば私は何をしていたのだろうな。助命を懇願されても「神のために」を免罪符に斬り捨てていたのだから。それも斬り姫と揶揄されるほどに。それに、斬った後には「神のお導きが」などとのたまって。因果応報というやつなのだろうか。

 

 

 

 だが、こんな終わり方なんて、あんまりじゃないか。

 私は今まで教会のために、神のためにと働いてきたのに。異端認定の途端に、この目だ。そう、それは親の仇でも見ているかのような昏く濁った目だった。

 

 …リアス=グレモリーの所にいたシスター、たしかアーシア=アルジェントだったか。

彼女も追放されるときにこんな目を向けられていたのだろうか。この目を向けられることがどれだけつらいのかをわかっていなかったな、私は。

 彼女にはすまないことを言ってしまった。彼女のことを魔女だなんて。もう今更で、彼女は私を許さないかもしれないがせめて、一言謝りたかったな。

 

 

 

 

 

 

 

『それでは、裁きを決行しよう。』

 

 

 

 

『『『『『『神のお導きがあらんことを』』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 ああ。これで私は終わるのか。私の人生も短いものだったな。思えば、楽しいと呼べるような思い出は、ほとんどなかったな。

 

 そういえば、突然現れた黒装束の彼はいったい誰だったのだろうか。神の不在を聞かされ、動けないところでコカビエルに全員皆殺しにされるところだったのを彼に救われ、私たちは生きて、任務を達成することができた。

 

 まあ、今となっては知ることも叶いはしないが。

 

 そう自嘲気味に心の中で呟き、私が諦観に身を任せたその時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「全く。何でこう処刑とかされそうになるやつらは、すぐに諦めちまうんだよ‼」

 

 

 

 彼が、教会のステンドグラスをぶち抜いて現れたのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくれてありがとうございます。
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