仮面ライダーレジェンド VS ツーカイザー   作:キャメル16世

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ep.1「ゴージャス!界賊来航!」

『 CHEMY RIDE!』

 

数多の世界を駆け巡り、生ける伝説となった男

仮面ライダーレジェンドこと「鳳桜・カグヤ・クォーツ」

 

『 回せ!』

 

数々の世界を股に掛け、お宝を探し求める世界海賊

ツーカイザーこと「ゾックス・ゴールドツイカー」

 

「変身」

「チェンジ痛快!」

 

向かい合う二人は、お互いの瞳を見つめる

 

「行っけぇ!アニキぃ!」

「「やっちゃえやっちゃえぇ!」」

 

「……カグヤ様…」

 

これは、彼らの知られざる“旅路”の物語である…

 

「痛快に行くぜ…!」

「…さぁ、ゴージャスタイムだ!」

 

 

 

 仮面ライダーレジェンド

           VS

          ツーカイザー

 

 

ep.1「ゴージャス!界賊来航!」

 

 

 

皆様ごきげんよう

わたくしはバトラー。仮面ライダーレジェンドこと鳳桜・カグヤ・クォーツ様にお仕えする執事でございます

 

本日は改めて、カグヤ様の魅力を伝えるべく

わたくし直々にカグヤ様の活躍を著書にまとめていこうと思います

 

「……っ」

 

カグヤ様の朝は早い

朝一番に宝石をこしらえた風呂に浸かり、ゴージャスさを更に際立たせる

 

「おはようございます、カグヤ様」

「あぁ」

ゴージャスな朝には、ゴージャスな朝食

高級食材をふんだんに使用したシェフご自慢のフレンチコース

長熟に仕立て上げた赤ワイン

極めつけにナイフとフォークを華麗に捌くカグヤ様の品のある所作

 

世界が輝いて見えるほどに、その姿は可憐であった

 

「バトラー」

「はい」

「その後、“ハンドレッド”の様子はどうだ?」

「えぇ、宝太郎様との件があって以来、目立った動きはありません」

「…そうか」

 

ハンドレッド

この世界に突如として現れた異世界からの侵略者

様々な世界の仮面ライダーの力をコピーし、世界侵略の意を掲げている集団である

 

この世界もかつて、ハンドレッドによって世界崩壊にまで追い込まれてしまったが、時を経て爆誕した仮面ライダーレジェンドによって、世界に再び光が溢れるようになった

 

カグヤ様はその後も他世界のライダー達の力を拝借し、打倒ハンドレッド、そして世界にゴージャスを与える為日々戦っているのです

 

先日、仮面ライダーガッチャードの世界にハンドレッドが侵略し、一ノ瀬宝太郎様やその世界の皆様にお世話になったことがあります

その結果、ハンドレッド四人衆であるゲンゲツ、サイゲツ、タソガレ、ミメイを倒す事に成功し、ハンドレッドの戦力を大幅に削る事が出来た

これは宝太郎様こと、仮面ライダーガッチャードの協力もあり実現した事である

 

「…さて、今日もゴージャスな1日としよう」

「イエス、マイ・ロード」

話を切り替えるように立ち上がったカグヤ様

私もならってカグヤ様の後方に並ぶ

 

「……っ」

しかし、そう簡単に平和は訪れないようだ

私の持っているタブレットに情報が来ると共に、そう思った

 

「カグヤ様…!」

「どうした?」

「どうやら、異世界からの侵入者が……それも…」

「……」

「オーロラカーテンシステムとは別の方法で…」

「……少し気がかりだな。様子を見に行くぞ」

「…はい」

 

 

「……あれは…」

「…宇宙船…でしょうか」

外の様子を見に行くと、空に黒い雲が広がっており、そこから大きなワニ型の宇宙船のようなものが出てきた

 

「……っ!?」

すると、そこから1人の少し派手目の格好をした金髪の男が降って来て地面に着地した

 

「……」

彼の手には赤い舵輪が付いている銃を持っていた

 

「…ヨホホイ♪ヨホホイ♪ヨホホイホーイ♪」

「……?」

私達が呆気に取られていると、男はヨホホイと口ずさみながらリズムに乗り始めた

 

「俺はカイゾク♪お宝求めて海から海へ〜♪俺はカイゾク♪自由求めて世界から世界へ〜♪必ず手に入れるぜ〜♪そしたら気分痛快〜♪ヨッホッホーイ!♪」

手を掲げた男は、自慢げな顔でカグヤ様の顔を見つめていた

 

「……う、歌…?」

「…随分とゴージャスな登場だな…誰だ貴様」

カグヤ様は呑まれることなく、彼に名を尋ねた

 

「…ゾックス・ゴールドツイカー。世界を股に掛ける界賊さ」

「…界賊、か…界賊がこのカグヤ様に何の用だ」

「…あんた、色んな世界に行ける「オーロラカーテンシステム」?っていうやつ持ってるみたいだな。それ、欲しいんだけど」

「…フッ…何を言い出すかと思えば……」

カグヤ様は自信に満ち溢れた表情でゾックスを見る

 

「この世界にあるものは全てカグヤ様のモノだ。貴様のような奴に渡すものなど、塵一つ存在しない」

「……へぇ…あっそ」

ゾックスは諦めたと思ったその矢先、懐から金色の歯車のようなものを取り出した

 

「…じゃ、力ずくで貰うだけだ……チュッ」

金色の歯車にキスをするゾックス。よく見ると、その歯車には35という数字と何者かの顔が描かれていた

 

『 回せ!』

 

「チェンジ痛快!」

舵輪の銃に歯車をセットすると、銃から音声が流れる。ゾックスはその銃を構え、更にその舵輪を回し始めた

 

『 ツーカイザー!』

 

「……っ?」

銃から音楽が流れ始め、ゾックスはそれに合わせて踊り始めた。たまに舵輪を叩く事で銃から「ヘイ!」と合いの手が鳴る

 

『 ヨーソロー!』

『 ツーカイに レボリューション!』

 

最後に銃のトリガーを引く事で、ゾックスの身体に金色の海賊服を模した装備が到着され、頭部に海賊帽を意識したメットが装着される

額には35の文字が現れることにより、変身が完了する

 

「海賊のパワー!ツーカイザー!」

手を銃の形にしたツーカイザーはカグヤ様を射抜くようにする

それに対し、カグヤ様は余裕の表情をとっていた

 

「…ゴージャスな登場にゴージャスな変身。悪くない」

「……ぁ?」

「しかし、このカグヤ様には程遠い…!」

 

『 LEGENDRIVER 』

 

カグヤ様は懐からレジェンドライバーを取り出し、腰に装着すると、仮面ライダーレジェンドのカードを取り出し手の中で裏返した

 

『 CHEMY RIDE!』

 

「…貴様にも見せてやろう、カグヤ様の真なるゴージャスのオーラを…そして、伝説の始まりを。変身」

手の甲にキスするように添える優雅な変身ポーズ

カグヤ様はレジェンドライバーに手を添えレバーを展開する

 

『 LE・LE・LE・LEGEND!』

 

ドライバーのカバーが90度回転した後扉のように開き、中に仮面ライダーレジェンドの姿が現れる

 

カグヤ様の全身はまるで仮面ライダーディケイドを意識したかのような装備、そして各所にある煌びやかな宝石を身にまとい、群青の瞳を輝かせた

 

この姿こそマイ・ロード、カグヤ様が変身する仮面ライダーレジェンド!

広くあまねく世界を照らす、まさに生ける伝説!

 

「…来い。野蛮な界賊には、ゴージャスなお仕置きをしてやろう」

「…ヘッ…はぁぁっ!」

 

ぶつかり合う仮面ライダーレジェンドとツーカイザー

ツーカイザーはレジェンドを睨みつけ、レジェンドはツーカイザーの拳を片手で受け止めた

 

一体この戦いにどんな意味があるのか

彼らが戦う理由はなんなのか

 

この戦いの先で、その瞳は何を見るのか……

 

 

「……フフッ」

ここはとある研究所

 

「……遂に…遂に完成したぞ…!」

ハンドレッドの科学者、「クダチ」

組織が有するオーロラカーテンシステムの構築、そして各世界の仮面ライダーのシステムをコピーする技術を発明した男

 

「…この力で…!奴を倒してやるぞ!仮面ライダーレジェンドォ!」

彼の目の前には、液体タンクの中に入る黒い人型の何かを見ながらそう呟いた

 

その姿は、正しく仮面ライダーレジェンドに酷似していた……

 

 

To be continued...




Next...

「貴様、何を焦っている?」
「…あんたには…関係ない!」
「どんな問題もゴージャスに解決する!それがカグヤ様だ」
「俺達の家族…妹のフリントが攫われた」

ep.2「マーベラス!黄金の戦士たち!」
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