仮面ライダーレジェンド VS ツーカイザー   作:キャメル16世

2 / 9
初めましての方は初めまして。
キャメル16世と申します。
この度仮面ライダーレジェンドを題材とする完全オリジナルストーリーを執筆させていただきます。
公式でクロスオーバーさせるかと思っていたツーカイザーとの絡みですが、結局形にしなさそうなので自ら描こうと思いました。
大体10話程で完結させようかと思いますので、短い間ですがよろしくお願いします。

また、感想・評価の程よろしくお願いします!



ep.2「マーベラス!黄金の戦士たち!」

これまでの、「仮面ライダーレジェンド VS ツーカイザー」は……

 

皆様ごきげんよう、わたくしはバトラー。

本日もカグヤ様の魅力を伝えるべく、彼の功績、そして栄誉を描き表そうとしましたが……

 

「…あんた、色んな世界に行ける「オーロラカーテンシステム」?っていうやつ持ってるみたいだな。それ、欲しいんだけど」

 

「チェンジ痛快!」

 

「海賊のパワー!ツーカイザー!」

 

自らをツーカイザーと名乗る謎の男と接触。どうやら彼はオーロラカーテンシステムとは別の方法でこの世界への侵入し、カグヤ様の有するオーロラカーテンシステムの中枢を欲しているようであった。

 

「貴様のような奴に渡すものなど、塵一つ存在しない」

 

「変身」

 

それに対しマイ・ロード、鳳桜・カグヤ・クォーツこと仮面ライダーレジェンドが対立。

2人の黄金に輝く戦士たちが、互いの目を見つめあっていた……

 

 

 

仮面ライダーレジェンド

           VS

          ツーカイザー

 

 

ep.2「マーベラス!黄金の戦士たち!」

 

 

 

「はぁぁっ!」

「はっ!」

レジェンドに突っかかるように向かってくるツーカイザー

徒手空拳による攻防戦が行われていた

レジェンドに対するツーカイザーの一撃は、彼のしなやかな身のこなしで否され、ツーカイザーはそれに対応するように更に畳み掛ける

 

「…っ!はぁぁっ!」

「……フッ!」

1度距離を空けたツーカイザーは、舵輪の付いた銃「ギアダリンガー」を構えてレジェンドを狙う

それに対し、レジェンドも対応

身を転がし彼の銃撃を回避した

屈んだ状態ながらも、その凛々しさは健在であった

 

「…へぇ…なかなかやるじゃん」

「…フッ…貴様もな」

ギアダリンガーを降ろすツーカイザー

レジェンドも彼の実力に免じてか、立ち上がるものの戦意は見せなかった

 

「それじゃあ教えてもらおうか、なぜオーロラカーテンシステムが欲しい?」

「…ヘッ…教えるつもりは無いね」

「…そうか。ならば質問を変えよう」

「……」

「……貴様、何を焦っている?」

「……っ」

レジェンドは見抜いていた

ツーカイザーの攻撃の一つ一つに、彼自身の焦りや怒りを抱いている事を

しかしそれはレジェンドに対してのものでは無い

このゾックスという男は、何かを背負いながら戦っている

 

「……あんたには…関係ない!」

図星だったのか、怒りを顕にしたツーカイザーは再びレジェンドに向かって来る

 

『 LEGEND RIDE MAGNUM 』

 

「…はっ!」

「ぐはぁっ!」

向かってくるツーカイザーに、レジェンドはレジェンドライドマグナムの銃撃を与える

攻撃を受けたツーカイザーはその場に屈む

 

「貴様がその気なら、カグヤ様にも考えがある…」

そういうと、レジェンドは懐から仮面ライダーディケイドのカードを取り出した

 

『 CHEMY RIDE!』

 

「…変身」

 

『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』

『 DECADE 』

 

レジェンドは仮面ライダーディケイドの力を内包したカードをレジェンドライバーに装填し、仮面ライダーディケイド型新次元戦士、仮面ライダーゴージャスディケイドに変身した

 

ゴージャスディケイドはライドブッカーを構え、ツーカイザーの動向を伺う

 

「…姿が変わった…?だったらこっちも…!」

 

『 回せ!』

 

「カッタナー!お前の出番だ!」

すると立ち上がったツーカイザーは、先程のギアに似ている、今度は「33」の数字とマスコット的な顔が描かれたギアをギアダリンガーにセットした

 

『 シーンケンジャー!』

 

例のごとく舵輪を回すと、軽快な音楽と共にツーカイザーは手刀をするような踊りを見せ、ギアダリンガーから「ソレ!」と合いの手が入る

 

『 ヨーソロー!』

『 シーンケンに レボリューション!』

 

すると、ツーカイザーの身体に赤い陣羽織が装備され、額の胸には「火」の文字が現れた

 

「クールに侍、シンケンフォーム…いざ、参る!」

 

 

「…はっ!」

「…フッ!」

ライドブッカーを構えたゴージャスディケイドと、ギアダリンガーをソードモードに変形させたツーカイザーが互いの武器をぶつけ合う

刀身からは火花が散り、二人の剣さばきは見ていたわたくしを魅了させた

 

「はァっ!」

「はぁっ!」

「……フッ…何故だろうな……この戦いを懐かしく感じる」

「……ハッ…奇遇だな……俺もだ」

二人は戦いの最中そんな会話をしていた

わたくしも何故だか、この戦いに粋な何かを感じ取っていた

そのせいか、さっきからわたくしの心も高揚していた

 

「そろそろ決めさせて貰うぞ」

 

『 全速前進!回せ回せー!』

 

ツーカイザーがギアダリンガーの舵輪を回し始めると、刀身にエネルギーが蓄積されていく

 

『 いっぱーいっ!』

 

「…フッ…それはどうかな」

 

『 GORGEOUS ATTACK RIDE!』

 

ゴージャスディケイドもそれに応じてドライバーを回転させる

ライドブッカーの刀身が黄金に輝き始めた

 

「痛快斬・真剣一閃…!」

 

『 シーンケンに ドッキューン!』

 

『 DE・DE・DE・DECADE!』

 

「はぁっ!」

「はァっ!」

互いの刀身から放たれる斬撃は2人の中央部で被爆し相殺された

 

「……」

すると、ゴージャスディケイドは何を思ったのかドライバーからカードを抜き出し変身を解除した

 

「…どういうつもりだ…!」

「……貴様の攻撃には迷いがある。違うか?」

「……っ」

ツーカイザーはどうやら図星のようで、絶句してしまう

 

「…だから…あんたには関係…!」

「どんな問題もゴージャスに解決する!それがカグヤ様だ」

「……」

「……貴様の本当に求めているものはなんだ?この戦いにどんな意味がある?」

「……」

すると、ツーカイザーの傍らから青い2頭身のキャラクターが現れた

 

「…アニキ、この人なら信じてもいいんじゃないのか?」

「……リッキー…」

『俺もそう思ぜ、アニキ!』

「…カッタナー……」

ツーカイザーは2人の存在と言葉を交わすと、それに従うようにギアダリンガーからギアを取り出し変身を解除した

 

「……」

ようやく話す気になったかと、カグヤ様も一度安堵する

 

「……俺達はある組織の男を狙ってる。そいつに、俺達の家族…妹のフリントが攫われた」

「……詳しく聞かせてもらおうか」

 

 

我々は一度屋敷へと戻り、カグヤ様の自室にてゾックスをソファへと座らせた

 

「さて、話の続きだ」

「…あぁ、あれは1週間くらい前の話だ──」

ゾックスは語り始めた

一体彼らの身に何があったのか、何故カグヤ様を襲うような事をしたのか。その全てを──

 

 

 

「フリント」

「…んぁ?…なぁに?アニキぃ〜……」

 

フリント・ゴールドツイカー

俺の妹であり、その類稀な発明の才能でこれまで俺たちゴールドツイカー一家を支えて来てくれていた

俺をツーカイザーへと変身させるアイテム「ギアダリンガー」やコピーのセンタイギア、俺たちの乗るクロコダイオーだってフリントの発明だ

 

今は発明の途中で寝てしまったフリントを起こし、ヨダレを垂らしながら突っ伏していた机から頭を上げる

こういう幼いところは昔から変わっていない

 

「発明の途中か?ちゃんとベッドで寝ないと風邪ひくぞ」

「…ん、うん。でもまだもうちょっとぉ……」

「……ところで、今度は何を作ってるんだ?」

俺はフリントの発明に興味を持ち、机に広げられた設計図を見ようとした

 

「あ、ああぁぁー!!ダメェェ!!」

「うわっ!何すんだよフリントぉ!」

すると、設計図を漁ろうとした俺をフリントは突き飛ばした。俺はその衝撃で尻もちをつき、突然の事すぎて動揺を隠せない

見たあとはちゃんと元通りにするつもりだったのに…

だが、どうやらそういう問題じゃあないらしい

 

「まだ見ちゃダメ!出来てからのお楽しみだぞ!」

「…ちぇ、いつになくケチだな」

「あったり前だ!今回はアタシの最高傑作になる…予定だからな!」

「……へぇ…面白そうじゃん」

俺は尻をついた身体を起こし、手をフリントの頭にポンッと置く

 

「…んじゃ、今回の“お楽しみ”は最後まで取っておこうかな」

「…へへっ…完成したら一番にアニキに見せてやるよ!ぜってー驚くから!」

「……あぁ」

俺はその後フリントの元を離れて床に着いた

フリントは引き続き発明の研究を続ける様子で、遅くならないようにだけ伝えた

 

だが、この時の胸騒ぎを口にしなかったのは、今になって思うと失敗だった

 

俺が眠りにつき、数時間たった時だった

 

フリントの悲鳴が聞こえた

 

「…フリント!」

「……っ!アニキィ!」

「…っ?」

俺が駆けつけた時には、フリントは謎の銀色の兵士に担がれており、その傍には白衣のようなローブを羽織った男が立っていた

まさにたった今フリントが連れ去られようとしている現場だった

 

「…てめぇ!妹を離せぇッ!」

「……行け」

「…っ!」

激昂した俺は後も先も考えずその銀色の兵士に向かっていく

すると、男が合図すると共に別の兵士が俺の側まで迫っていた

 

「グッ…!ガハッ…!」

生身の状態で俺は打撃を受け、床に伏せられた状態で拘束される

 

「…おやおや…起こしてしまいましたか。ゾックス・ゴールドツイカー……おはようございます」

男は俺を見下すように側に立ち、兵士の拘束は一層強くなる

 

「…て、てめぇら…何者だ…!」

「我々は「ハンドレッド」。そして、ワタクシはそのハンドレッドが誇る天才科学者…『クダチ』と申します。以後、お見知り置きを…」

クダチと名乗ったその男の顔はローブの影で隠れており見えなかったが、思いのほか若かった印象を持つ

 

「あなた方ゴールドツイカー一家には申し訳ありませんが、彼女の頭脳を少々お借り致したいのですが…よろしいでしょうか?」

「…フリントの…頭脳…?」

「えぇ、彼女の才能は素晴らしい。是非我々ハンドレッドのお手伝いをして頂きたい……全ての世界を征服する為の、お手伝いをね」

「……世界を征服…?いいわけねぇだろ!」

男の言う事に俺は激しく反対した

こんな奴らが世界を征服…?そんな事して、介人はなんて思う?

それに、このままこいつらを逃がしたら、フリントの身に何が起こるか分からねぇ…!

 

「…ハハハッ…ま、そうでしょうねぇ」

男は俺の答えがわかっていたかのような反応をする

 

「貴様らのような野蛮な界賊共が、素直に従うとは思えませんからねぇ」

先程とは口調が少し異なり、俺を見下すような口調と視線は一層増す

 

「心配なさらずとも、彼女は生かす殺さず、頭脳のみを有効活用させて頂きます」

「……クッ…」

男は俺の背に足を乗せて体重を掛けてきた

 

「…貴様は、この世界が我々ハンドレッドに蹂躙される姿を、ただ指をくわえて見ていればいい……所詮貴様には、何も救えないのだから」

「……クッ…て…てめぇェェ!!」

「…さて、行きましょうか」

すると、男は自分達の目の前に銀色のカーテンのようなオーロラを出現させ、その向こうへと消えて行ってしまった

最後にフリントの助けを求める声だけが、俺の耳の中で反芻した

 

「……うあぁぁぁぁぁあああ!!!!」

 

 

「…その後俺たちが、フリントを探す為に色々調べた結果……」

「オーロラカーテンシステムの存在を知った、という事か」

「……あぁ」

「それでカグヤ様を……」

語り終えたゾックスは、机の上に置かれたゴージャスな飲み物を見て少し不審がりながらも、中身を一気に飲み干す

 

「ハンドレッドめ…今度は一体何を企んでいる…?」

「……っ!?」

カグヤ様が一人考えていると、再びわたくしの端末に情報が

 

「…カグヤ様!ハンドレッドが再び現れたとの情報が…!」

「……っ!」

「…噂をすればか……」

ハンドレッドの名を聞き飛び上がるゾックス

嫌な予感が的中したような表情を見せるカグヤ様

 

わたくしも先程から感じる違和感を拭いきれない

しかし、向かわなければ被害が出る

 

それを分かった上で、カグヤ様とゾックスは互いの目を見詰めあった

二人とも、覚悟を決めた目をしていた

 

To be continued...




Next...

「仮面ライダーレジェンドとツーカイザーだ!二人とも始末しろ!」
「さぁ、ゴージャスな切り札の出番だ」
「まとめてぶっ飛ばしてやるぜッ!」
「私の名は「クダチ」。ハンドレッドが誇る天才科学者にして、全ての世界を征服する者です」
「見よ!これこそが私の研究の集大成!私の最高傑作!」

ep.3「ジーニアス!私こそ天才科学者」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。