仮面ライダーレジェンド VS ツーカイザー 作:キャメル16世
キャメル16世と申します。
この度仮面ライダーレジェンドを題材とする完全オリジナルストーリーを執筆させていただきます。
公式でクロスオーバーさせるかと思っていたツーカイザーとの絡みですが、結局形にしなさそうなので自ら描こうと思いました。
大体10話程で完結させようかと思いますので、短い間ですがよろしくお願いします。
また、感想・評価の程よろしくお願いします!
これまでの、「仮面ライダーレジェンド VS ツーカイザー」は……
皆様ごきげんよう、わたくしはバトラー。
本日もカグヤ様の魅力を伝えるべく、彼の功績、そして栄誉を描き表そうとしましたが……
「…あんた、色んな世界に行ける「オーロラカーテンシステム」?っていうやつ持ってるみたいだな。それ、欲しいんだけど」
「チェンジ痛快!」
「海賊のパワー!ツーカイザー!」
自らをツーカイザーと名乗る謎の男と接触。どうやら彼はオーロラカーテンシステムとは別の方法でこの世界への侵入し、カグヤ様の有するオーロラカーテンシステムの中枢を欲しているようであった。
「貴様のような奴に渡すものなど、塵一つ存在しない」
「変身」
それに対しマイ・ロード、鳳桜・カグヤ・クォーツこと仮面ライダーレジェンドが対立。
2人の黄金に輝く戦士たちが、互いの目を見つめあっていた……
仮面ライダーレジェンド
VS
ツーカイザー
ep.2「マーベラス!黄金の戦士たち!」
「はぁぁっ!」
「はっ!」
レジェンドに突っかかるように向かってくるツーカイザー
徒手空拳による攻防戦が行われていた
レジェンドに対するツーカイザーの一撃は、彼のしなやかな身のこなしで否され、ツーカイザーはそれに対応するように更に畳み掛ける
「…っ!はぁぁっ!」
「……フッ!」
1度距離を空けたツーカイザーは、舵輪の付いた銃「ギアダリンガー」を構えてレジェンドを狙う
それに対し、レジェンドも対応
身を転がし彼の銃撃を回避した
屈んだ状態ながらも、その凛々しさは健在であった
「…へぇ…なかなかやるじゃん」
「…フッ…貴様もな」
ギアダリンガーを降ろすツーカイザー
レジェンドも彼の実力に免じてか、立ち上がるものの戦意は見せなかった
「それじゃあ教えてもらおうか、なぜオーロラカーテンシステムが欲しい?」
「…ヘッ…教えるつもりは無いね」
「…そうか。ならば質問を変えよう」
「……」
「……貴様、何を焦っている?」
「……っ」
レジェンドは見抜いていた
ツーカイザーの攻撃の一つ一つに、彼自身の焦りや怒りを抱いている事を
しかしそれはレジェンドに対してのものでは無い
このゾックスという男は、何かを背負いながら戦っている
「……あんたには…関係ない!」
図星だったのか、怒りを顕にしたツーカイザーは再びレジェンドに向かって来る
『 LEGEND RIDE MAGNUM 』
「…はっ!」
「ぐはぁっ!」
向かってくるツーカイザーに、レジェンドはレジェンドライドマグナムの銃撃を与える
攻撃を受けたツーカイザーはその場に屈む
「貴様がその気なら、カグヤ様にも考えがある…」
そういうと、レジェンドは懐から仮面ライダーディケイドのカードを取り出した
『 CHEMY RIDE!』
「…変身」
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 DECADE 』
レジェンドは仮面ライダーディケイドの力を内包したカードをレジェンドライバーに装填し、仮面ライダーディケイド型新次元戦士、仮面ライダーゴージャスディケイドに変身した
ゴージャスディケイドはライドブッカーを構え、ツーカイザーの動向を伺う
「…姿が変わった…?だったらこっちも…!」
『 回せ!』
「カッタナー!お前の出番だ!」
すると立ち上がったツーカイザーは、先程のギアに似ている、今度は「33」の数字とマスコット的な顔が描かれたギアをギアダリンガーにセットした
『 シーンケンジャー!』
例のごとく舵輪を回すと、軽快な音楽と共にツーカイザーは手刀をするような踊りを見せ、ギアダリンガーから「ソレ!」と合いの手が入る
『 ヨーソロー!』
『 シーンケンに レボリューション!』
すると、ツーカイザーの身体に赤い陣羽織が装備され、額の胸には「火」の文字が現れた
「クールに侍、シンケンフォーム…いざ、参る!」
「…はっ!」
「…フッ!」
ライドブッカーを構えたゴージャスディケイドと、ギアダリンガーをソードモードに変形させたツーカイザーが互いの武器をぶつけ合う
刀身からは火花が散り、二人の剣さばきは見ていたわたくしを魅了させた
「はァっ!」
「はぁっ!」
「……フッ…何故だろうな……この戦いを懐かしく感じる」
「……ハッ…奇遇だな……俺もだ」
二人は戦いの最中そんな会話をしていた
わたくしも何故だか、この戦いに粋な何かを感じ取っていた
そのせいか、さっきからわたくしの心も高揚していた
「そろそろ決めさせて貰うぞ」
『 全速前進!回せ回せー!』
ツーカイザーがギアダリンガーの舵輪を回し始めると、刀身にエネルギーが蓄積されていく
『 いっぱーいっ!』
「…フッ…それはどうかな」
『 GORGEOUS ATTACK RIDE!』
ゴージャスディケイドもそれに応じてドライバーを回転させる
ライドブッカーの刀身が黄金に輝き始めた
「痛快斬・真剣一閃…!」
『 シーンケンに ドッキューン!』
『 DE・DE・DE・DECADE!』
「はぁっ!」
「はァっ!」
互いの刀身から放たれる斬撃は2人の中央部で被爆し相殺された
「……」
すると、ゴージャスディケイドは何を思ったのかドライバーからカードを抜き出し変身を解除した
「…どういうつもりだ…!」
「……貴様の攻撃には迷いがある。違うか?」
「……っ」
ツーカイザーはどうやら図星のようで、絶句してしまう
「…だから…あんたには関係…!」
「どんな問題もゴージャスに解決する!それがカグヤ様だ」
「……」
「……貴様の本当に求めているものはなんだ?この戦いにどんな意味がある?」
「……」
すると、ツーカイザーの傍らから青い2頭身のキャラクターが現れた
「…アニキ、この人なら信じてもいいんじゃないのか?」
「……リッキー…」
『俺もそう思ぜ、アニキ!』
「…カッタナー……」
ツーカイザーは2人の存在と言葉を交わすと、それに従うようにギアダリンガーからギアを取り出し変身を解除した
「……」
ようやく話す気になったかと、カグヤ様も一度安堵する
「……俺達はある組織の男を狙ってる。そいつに、俺達の家族…妹のフリントが攫われた」
「……詳しく聞かせてもらおうか」
我々は一度屋敷へと戻り、カグヤ様の自室にてゾックスをソファへと座らせた
「さて、話の続きだ」
「…あぁ、あれは1週間くらい前の話だ──」
ゾックスは語り始めた
一体彼らの身に何があったのか、何故カグヤ様を襲うような事をしたのか。その全てを──
「フリント」
「…んぁ?…なぁに?アニキぃ〜……」
フリント・ゴールドツイカー
俺の妹であり、その類稀な発明の才能でこれまで俺たちゴールドツイカー一家を支えて来てくれていた
俺をツーカイザーへと変身させるアイテム「ギアダリンガー」やコピーのセンタイギア、俺たちの乗るクロコダイオーだってフリントの発明だ
今は発明の途中で寝てしまったフリントを起こし、ヨダレを垂らしながら突っ伏していた机から頭を上げる
こういう幼いところは昔から変わっていない
「発明の途中か?ちゃんとベッドで寝ないと風邪ひくぞ」
「…ん、うん。でもまだもうちょっとぉ……」
「……ところで、今度は何を作ってるんだ?」
俺はフリントの発明に興味を持ち、机に広げられた設計図を見ようとした
「あ、ああぁぁー!!ダメェェ!!」
「うわっ!何すんだよフリントぉ!」
すると、設計図を漁ろうとした俺をフリントは突き飛ばした。俺はその衝撃で尻もちをつき、突然の事すぎて動揺を隠せない
見たあとはちゃんと元通りにするつもりだったのに…
だが、どうやらそういう問題じゃあないらしい
「まだ見ちゃダメ!出来てからのお楽しみだぞ!」
「…ちぇ、いつになくケチだな」
「あったり前だ!今回はアタシの最高傑作になる…予定だからな!」
「……へぇ…面白そうじゃん」
俺は尻をついた身体を起こし、手をフリントの頭にポンッと置く
「…んじゃ、今回の“お楽しみ”は最後まで取っておこうかな」
「…へへっ…完成したら一番にアニキに見せてやるよ!ぜってー驚くから!」
「……あぁ」
俺はその後フリントの元を離れて床に着いた
フリントは引き続き発明の研究を続ける様子で、遅くならないようにだけ伝えた
だが、この時の胸騒ぎを口にしなかったのは、今になって思うと失敗だった
俺が眠りにつき、数時間たった時だった
フリントの悲鳴が聞こえた
「…フリント!」
「……っ!アニキィ!」
「…っ?」
俺が駆けつけた時には、フリントは謎の銀色の兵士に担がれており、その傍には白衣のようなローブを羽織った男が立っていた
まさにたった今フリントが連れ去られようとしている現場だった
「…てめぇ!妹を離せぇッ!」
「……行け」
「…っ!」
激昂した俺は後も先も考えずその銀色の兵士に向かっていく
すると、男が合図すると共に別の兵士が俺の側まで迫っていた
「グッ…!ガハッ…!」
生身の状態で俺は打撃を受け、床に伏せられた状態で拘束される
「…おやおや…起こしてしまいましたか。ゾックス・ゴールドツイカー……おはようございます」
男は俺を見下すように側に立ち、兵士の拘束は一層強くなる
「…て、てめぇら…何者だ…!」
「我々は「ハンドレッド」。そして、ワタクシはそのハンドレッドが誇る天才科学者…『クダチ』と申します。以後、お見知り置きを…」
クダチと名乗ったその男の顔はローブの影で隠れており見えなかったが、思いのほか若かった印象を持つ
「あなた方ゴールドツイカー一家には申し訳ありませんが、彼女の頭脳を少々お借り致したいのですが…よろしいでしょうか?」
「…フリントの…頭脳…?」
「えぇ、彼女の才能は素晴らしい。是非我々ハンドレッドのお手伝いをして頂きたい……全ての世界を征服する為の、お手伝いをね」
「……世界を征服…?いいわけねぇだろ!」
男の言う事に俺は激しく反対した
こんな奴らが世界を征服…?そんな事して、介人はなんて思う?
それに、このままこいつらを逃がしたら、フリントの身に何が起こるか分からねぇ…!
「…ハハハッ…ま、そうでしょうねぇ」
男は俺の答えがわかっていたかのような反応をする
「貴様らのような野蛮な界賊共が、素直に従うとは思えませんからねぇ」
先程とは口調が少し異なり、俺を見下すような口調と視線は一層増す
「心配なさらずとも、彼女は生かす殺さず、頭脳のみを有効活用させて頂きます」
「……クッ…」
男は俺の背に足を乗せて体重を掛けてきた
「…貴様は、この世界が我々ハンドレッドに蹂躙される姿を、ただ指をくわえて見ていればいい……所詮貴様には、何も救えないのだから」
「……クッ…て…てめぇェェ!!」
「…さて、行きましょうか」
すると、男は自分達の目の前に銀色のカーテンのようなオーロラを出現させ、その向こうへと消えて行ってしまった
最後にフリントの助けを求める声だけが、俺の耳の中で反芻した
「……うあぁぁぁぁぁあああ!!!!」
「…その後俺たちが、フリントを探す為に色々調べた結果……」
「オーロラカーテンシステムの存在を知った、という事か」
「……あぁ」
「それでカグヤ様を……」
語り終えたゾックスは、机の上に置かれたゴージャスな飲み物を見て少し不審がりながらも、中身を一気に飲み干す
「ハンドレッドめ…今度は一体何を企んでいる…?」
「……っ!?」
カグヤ様が一人考えていると、再びわたくしの端末に情報が
「…カグヤ様!ハンドレッドが再び現れたとの情報が…!」
「……っ!」
「…噂をすればか……」
ハンドレッドの名を聞き飛び上がるゾックス
嫌な予感が的中したような表情を見せるカグヤ様
わたくしも先程から感じる違和感を拭いきれない
しかし、向かわなければ被害が出る
それを分かった上で、カグヤ様とゾックスは互いの目を見詰めあった
二人とも、覚悟を決めた目をしていた
To be continued...
Next...
「仮面ライダーレジェンドとツーカイザーだ!二人とも始末しろ!」
「さぁ、ゴージャスな切り札の出番だ」
「まとめてぶっ飛ばしてやるぜッ!」
「私の名は「クダチ」。ハンドレッドが誇る天才科学者にして、全ての世界を征服する者です」
「見よ!これこそが私の研究の集大成!私の最高傑作!」
ep.3「ジーニアス!私こそ天才科学者」