仮面ライダーレジェンド VS ツーカイザー 作:キャメル16世
これまでの、「仮面ライダーレジェンド VS ツーカイザー」は……
皆様ごきげんよう、毎度おなじみのバトラーです。
仮面ライダーレジェンドこと、鳳桜・カグヤ・クォーツ様と、ツーカイザーこと、ゾックス・ゴールドツイカーが対立。
「何故だろうな……この戦いを懐かしく感じる」
「奇遇だな……俺もだ」
互いの実力をぶつけ合い、本心をさらけ出す。
「貴様の本当に求めているものはなんだ?この戦いにどんな意味がある?」
「俺達はある組織の男を狙ってる。そいつに、俺達の家族…妹のフリントが攫われた」
ゾックスの本当の目的は、ハンドレッドの科学者を名乗る男から、攫われた妹フリント・ゴールドツイカーを取り戻すことだった。
「カグヤ様!ハンドレッドが再び現れたとの情報が…!」
そんな中、ハンドレッドが再び街に現れたとの情報を得た。
カグヤ様とゾックスは互いに目配せをし、胸の内に秘める違和感を拭いきれぬまま、現場に向かうのであった……
仮面ライダーレジェンド
VS
ツーカイザー
ep.3「ジーニアス!私こそ天才科学者」
「きゃァァァッ!」
街からは悲鳴が飛び交う。
街を襲う銀色の兵士達が、一般人を襲っていたのだ。
彼らはまるで何かを待つように、誘き出すように、あえて悲鳴の大きそうな女性を狙っていた。
「…い、いやぁ……!」
「……っ」
「…き…きゃぁぁぁぁ!!」
兵士の持つ槍が、女性を襲う間際であった。
その攻撃が女性に当たることはなく、同時に女性の前には黄金に輝く戦士がそびえ立っていた。
「…大丈夫か?」
「……あ、貴方は…」
「…っ!はァっ!」
仮面ライダーレジェンドは、銀色のカッシーンから女性を守り、カウンターを決める。
女性が逃げた事を確認すると、状況を即座に判断する。
依然と一帯には銀色のカッシーンが蔓延り、住人を襲っている。
「以前のカッシーンとは姿が違うな…これが奴の言っていた、強化されたカッシーンか」
その見た目は、ゾックスの妹フリント・ゴールドツイカーを攫った銀色の兵士の見た目と合致する。
ならば、その首謀者とも言えるハンドレッドの科学者も何処かに……
「ヨホホーイ!!」
「……っ」
「オラッ!さっさとフリントの場所を教えろぉ!」
「ぬわぁっ!」
すると、勢いよくカッシーンに飛びかかったツーカイザーは、馬乗りになりながらもカッシーンを尋問していた。
「言わねぇなら…お前のそのツノへし折ってやる!」
「……クッ…言うつもりは…ない!」
「…チッ…あっそ、つまんねぇの!」
「ぐわぁぁっ!」
ツーカイザーはその言葉通りカッシーンのツノを降り、追撃にギアダリンガーを何発も発砲したことにより、カッシーンの一体は爆散した。
「仮面ライダーレジェンドとツーカイザーだッ!二人とも始末しろ!」
すると、束となったカッシーンがカグヤ様たちの元へと向かってくる。
「…フッ…行くぞツーカイザー。全てゴージャスに殲滅する…!」
「…オッケー…!痛快に行くぜ!」
「サイゲツ様の仇!打たせてもらうぞ!」
レジェンドに向かってくる大量のカッシーン集団。
彼を囲むように陣営を組み、彼の死角を盗むように立つ。
「…貴様達にいい事を教えてやろう。過去に囚われる奴は、決して前には進めない。前に進んだ先にこそ、未来は広がる」
「…なに?」
「…だが、カグヤ様の未来を切り開くのは…カグヤ様だ」
「……はァっ!」
「…フッ…!はっ!」
人の話を最後まで聞かない者には制裁を。
レジェンドは向かってくるカッシーン達の攻撃を跳ね除けた。
「さぁ、ゴージャスな切り札の出番だ」
レジェンドは懐から仮面ライダーダブルのレジェンドカードを取り出す。
『 CHEMY RIDE!』
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 DOUBLE 』
『 サイクロン!ジョーカー!』
「さぁ、貴様らのゴージャスを数えろ…!」
仮面ライダーゴージャスダブルへと変身したレジェンド。右半身が風を象徴する黄緑、左半身が切り札を象徴する黒へと変化し、深紅の瞳は目の前の敵を見定め、その指先はそれを指していた。
「はぁっ!」
「ぐわぁっ!」
ゴージャスダブルの攻撃は足技を駆使したものであり、風の抵抗力を軽減させる事で更なる攻撃力アップを促進する。
『 GORGEOUS ATTACK RIDE!』
『 DO・DO・DO・DOUBLE!』
「はぁっ!」
風に乗って飛び上がったゴージャスダブルは両足を突き出し、その気流に乗ってカッシーンに向かいキックを放つ。その際に身体が半分に分割し、二度にわたる攻撃がカッシーンを襲った。
『 CHEMY RIDE!』
しかし、彼の快進撃は止まらない。
次に取り出したのは、仮面ライダーオーズのレジェンドカードだ。
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 OOO 』
『 タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!』
3つの動物の力を使う仮面ライダーゴージャスオーズ。前腕のトラクローを駆使し、そばに居る敵を切り刻む。
「はァっ!」
さらにバッタレッグの力で高く飛び、カッシーン達を翻弄する。
『 トリプル!スキャニングチャージ!』
「はぁぁ…!セイヤァァァ!!」
ゴージャスオーズはメダジャリバーを出現させ、カッシーン達を空間ごと一刀両断する。
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 FOURZE 』
『 ロケット!ON!』
様々なモジュールを駆使する宇宙飛行士の仮面ライダーゴージャスフォーゼ。変身すると共に右腕にロケットモジュールを出現させ、空を縦横無尽に飛び交いながら地面にいるカッシーンに打撃を与える。
「ゴージャスロケットパンチ!」
「ぬわぁぁっ!」
地面に降り立ったゴージャスフォーゼの強力なロケットパンチに敗れるカッシーン。この攻撃に周りのカッシーン達も警戒を強める。
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 WIZARD 』
『ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』
「さぁ、ゴージャスショータイムだ」
指輪の魔法使いの仮面ライダーゴージャスウィザード。胸や指輪の宝石が鮮やかに煌めき、更に黄金の装飾がそれを際立たせる。
「はァっ!」
「ぐわぁぁっ!」
ゴージャスウィザードは自身の目の前に赤い魔法陣を出現させ、そこに手を入れる。
すると、カッシーン達の上空に現れた巨大な魔法陣から、巨大なゴージャスウィザードの手が出て来てカッシーン達を押し潰す。
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 GAIM 』
『オレンジアームズ!花道 オン ステージ!』
オレンジのアーマードライダーゴージャス鎧武。
無双セイバーと大橙丸を装備し、カッシーン達を文字通り無双する。
『 GORGEOUS ATTACK RIDE!』
『 GA・GA・GA・GAIM!』
「……はぁぁ…!」
無双セイバーと大橙丸をナギナタモードへと合体させたゴージャス鎧武はその刀身に力を込める。
「セイッハァァァ!!」
「ぬわぁぁ!」
「ぐわぁぁ!」
敵をオレンジ型のエネルギーの中に封じ、そのエネルギーを一閃する。
カッシーンは攻撃に耐えかね、爆散した。
「オラオラオラァ!」
「…クッ!」
闘志を燃やすツーカイザー。
彼は勢いのままにカッシーン達の元に突っ込み、攻撃を与える。カッシーン達もそれに翻弄され、一対多数の筈が押され気味になっていた。
ツーカイザーはギアダリンガーを巧みに使い、周囲にいるカッシーン達を打ち続けた。
「はぁッ!」
「アニキ!今度はオレに行かせてくれ!」
「…よし」
すると、ツーカイザーの懐からリッキーが現れツーカイザーに声をかける。
ツーカイザーはそれに応えるように、腰のバックルから新たなギアを取り出した。ギアの数字は「19」を示していた。
「…行くぜ、リッキー!」
「あいよ!」
『 回せ!』
ギアダリンガーのダリンをぐるぐると回し、中腰のがに股になる。
『 オーレンジャー!』
ギアダリンガーをマラカスやタンバリンのようにしながら、フラメンコのような舞を踊る。ダリンを叩くと「オレ!」と合いの手が入る。
『 ヨーソロー!』
『 チョーリキに レボリューション!』
ツーカイザーの額と胸には星の模様が現れ、胸と腰に青と銀色の鎧が纏い、色々な模様が描かれた前垂れ現れる。
「熱血超力!オーレン!フォームだッ!ワタァ!」
高々と名乗りを挙げると、オーレンフォームとなったツーカイザーがカッシーンに真っ直ぐに向かって行く。
「ホワタァ!」
「ぐわっ!」
「ワタタタタ!」
「グッ!ヌッ!ぐはぁ!」
ツーカイザーの強烈な一撃が、カッシーンを襲う。
更に向かってくるカッシーンに対しては、怒涛の連打による徒手空拳で圧倒する。
「クッ…!殺れ!殺れぇ!」
1人のカッシーンが周囲に命ずる。
それに応えるように、複数体のカッシーンが向かって来る。
「まとめてぶっ飛ばしてやるぜッ!」
『 全速前進!回せ回せー!』
ツーカイザーがギアダリンガーの舵輪を回転させると、全身にみるみるとパワーが溢れて来る。
『 いっぱーいっ!』
「ツーカイザー・超力スターナックル!はぁぁ!」
やがてピラミッド型のエネルギーが彼らをつつみ、ワームホールから自身の拳を巨大化させそれをぶつける。
『 チョーリキに ドッキューン!』
「ぐわぁぁっ!」
「ぬわぁぁっ!」
「ヨッホホーイ!」
向かって来ていた複数のカッシーン達はそれに押しつぶされ爆散する。
それを見届けたツーカイザーは、勝利の叫びを挙げた。
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 DRIVE 』
『 スピ・スピ・スピード!』
「はァァっ!」
スライディングの状態で高速に動き、敵の足元から攻撃する仮面ライダーゴージャスドライブ。
胸のタイヤを上手く活用し、ハンドルを切っていた。
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 GHOST 』
『 レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』
仮面ライダーゴージャスゴーストは反対に、その幽霊のような身体で宙を浮き、よろめいた身体で攻撃を仕掛ける。
『 GORGEOUS ATTACK RIDE!』
『 GH・GH・GH・GHOST!』
『 オオメダマ!』
「はぁぁ…!はぁぁぁっ!」
ゴージャスゴーストは上空に巨大なゴースト眼魂を出現させ、それを地面にいるカッシーン達目掛けて蹴り飛ばす。
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 EX-AID 』
『 マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクンション!X!』
仮面ライダーゴージャスエグゼイドは、ガシャコンブレイカーを装備し、ハンマーモードで敵に打撃を与える。
ダメージが入る度に「 HIT!」と文字が浮かび、クリティカルな攻撃を与えると「 GREAT!」と文字が浮かぶ。
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 BUILD 』
『 鋼のムールソルト!ラビットタンク!イエーイ!』
「ゴージャスの法則は…決まった!」
仮面ライダーゴージャスビルド。左足に貯めた力をウサギの力でバネのように解き放ち、凄まじい勢いでカッシーンの間合いに入る。
「はぁっ!」
次に戦車のキャタピラのような足を擦り続けながら蹴りを入れる。
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 ZI-O 』
『 仮面ライダ〜!ジオウ〜!』
「過去も未来も、光も闇も、全てゴージャスに受け入れる。それがカグヤ様だ…それが仮面ライダーレジェンドだ!」
『 GORGEOUS ATTACK RIDE!』
『 ZI・ZI・ZI・ZI-O!』
仮面ライダーゴージャスジオウは空高く飛び上がり、カッシーンの間合いに黄金に輝く「キック」の文字を浮かび上がらせ、それを収束させる。
「はぁぁぁっ!」
やがてそれはゴージャスジオウの足裏に集まり、そのエネルギーが収束する。
収束されたエネルギーをキックへと変換し、カッシーン達に向かって強烈な一撃を食らわせた。
「……ふぅ」
レジェンドへと再び変身したカグヤ様は、今一度周囲の確認をした。
今の攻撃でほとんどのカッシーンを殲滅出来たようだ。
そして最後の一体も……
「ホワタァ!」
「ぐわぁぁっ!」
「……」
たった今撃滅した。
「……フッ」
「……ハッ」
互いの顔を見たレジェンドとツーカイザーは、改めてお互いの強さを実感し、不思議と笑を零していた。
「流石はレジェンド!ツーカイザーだ!」
「「…っ!?」」
すると、次の瞬間2人の耳に声が響く。
それと同時に、2人の目の前に銀色のカーテンのようなオーロラが現れる。
オーロラカーテンシステムが実行された瞬間である。
そしてその奥から現れたのは、さっきよりも大量のカッシーン兵、そして……
「……ふふっ」
「…お前は!?」
「……貴様は…」
白衣のようなローブを羽織った男。
目元の下には、サイゲツ達と同じような紋章。しかしその色は黒ではなく白だった。
男を見たツーカイザーは絶句したまま激昂し、レジェンドも依然と様子を伺っていた。
ただ、その不気味な雰囲気は、サイゲツやタソガレとはまた異なっていた。
異様な緊張感に、レジェンドも警戒している。
「こんにちは。私の名は「クダチ」。ハンドレッドが誇る天才科学者にして、全ての世界を征服する者です」
2人に自己紹介をするクダチ。はっきりと顔は見えないものの、その目はしっかりと2人を捉えていた。
「…しかしまぁ…やはり貴方達は強化したカッシーン兵の敵では無かったようですね。残念です」
「…クダチ……貴様がこいつの妹を攫った犯人か」
「……えぇ、彼の妹様は我々の研究に充分に役立ってくれていますよ?やはり私の目に狂いはなかった!彼女の頭脳は素晴らしい!一瞬にして私の研究が完成してしまったのですから!」
「……貴様の研究…?」
高らかに笑うクダチは、その笑みを浮かべたまま、余裕の表情でレジェンドを睨む。
「……えぇ、私は常々考えていたのですよ、我々の悲願である…貴方を倒す方法を……そしてそれには何が必要なのか…力?ノンノン。速さ?ノンノン。テクニック?ノンノン!」
「……」
「……正解は、「頭脳」だ。そして私は遂に見つけたのだよ!貴様を超える頭脳を!そして貴様を倒す方法をぉ!」
クダチは形相を変え、開いた瞳孔をギラギラの輝かせていた。
すると、彼の横に小さなオーロラカーテンが現れる。
「幾度となく、幾度となく…貴様は我々がコピーして来たダークライダー達の力を破って来た……」
やがて、そのオーロラカーテンの向こうに徐々に人の影が現れ始めた。
「更に強力なダークライダーの力を持ってしても、貴様を倒せる事は出来なかった…!」
しかしその人影は人の形をしていなかった。
言い表すならばそう、仮面ライダーレジェンドのシルエットにそっくりだった。
「……ならば、話は実に単純だ。他の世界のライダーの力が通用しないのであれば……この世界のライダーの力を利用すればいい…」
「……っ!?」
「…あ、あいつは…!?」
「……あ…あの…姿は…!?」
オーロラカーテンから完全に姿を現したその影。
まるで仮面ライダーレジェンドから色を失ったかのような色彩、そしてそのどす黒さ。
瞳はグリーンに輝いていたが、そこに意思があるとは思えなかった。
「…見よ!これこそが私の研究の集大成!私の最高傑作!」
「……」
「仮面ライダー…ダークレジェンドだっ!」
仮面ライダーダークレジェンド。
まるでカグヤ様と対を成すような存在。彼から放たれるプレッシャーは、周囲を淀ませ翻弄される。
そして、生きているのか死んでいるのか分からないようなエメラルドグリーンの瞳。
その瞳は、一体何を見ているのだと言うのだろうか。
「レジェンド倒すのは…レジェンドの力だ…!」
To be continued...
Next...
「レジェンドの力を…コピーしたのか…!?」
「いいから黙って!フリントの居場所を言えェ!」
「殺れ!我々の力を思い知らせてやるのだ!」
「そうか…奴は他のライダーに変身出来る力を手にしてしまったのか…!」
ep.4「ダークネス!闇の伝説!」