仮面ライダーレジェンド VS ツーカイザー 作:キャメル16世
これまでの、「仮面ライダーレジェンド VS ツーカイザー」は……
バトラーです!
現在緊急事態が発生しております!
街に現れた大量の強化されたカッシーン兵。
颯爽と現れた仮面ライダーレジェンドとツーカイザーによってその場は制圧されることとなります。
「カグヤ様の未来を切り開くのは…カグヤ様だ」
「さぁ、ゴージャスな切り札の出番だ」
仮面ライダーレジェンドの華麗なる伝説捌き。
仮面ライダーダブル以降の平成ライダーの力を用いり、大量のカッシーンを仕留めます。
「まとめてぶっ飛ばしてやるぜッ!」
ツーカイザーも別の姿になり、鉄拳制裁でカッシーン兵を追い詰める。
しかし……
「わたくしの名は「クダチ」。ハンドレッドが誇る天才科学者にして、全ての世界を征服する者です」
クダチと名乗る男が更に大量のカッシーンを連れてやって来る。この男こそが、ゾックスの妹を誘拐した犯人。
だが奴は、とんでもないモノを我々に見せた。
どこまでも黒く、どこまでも闇へと引きずり込みそうなほど歪んだグリーンの瞳。
「…見よ!これこそがわたくしの研究の集大成!わたくしの最高傑作!仮面ライダー…ダークレジェンドだっ!」
仮面ライダーダークレジェンドが、2人の前に立ちはだかってしまうのだった……
「レジェンドを倒すのは…レジェンドの力だ…!」
仮面ライダーレジェンド
VS
ツーカイザー
ep.4「ダークネス!闇の伝説!」
「…ダークレジェンド…だと…!?」
その名を聞き、レジェンドとツーカイザーは絶句する。
「その通り。彼こそが、世界を破壊へと導く者。そしてわたくしは、その世界を一から創造し新たな世界の支配者となる」
「……レジェンドの力を…コピーしたのか…!?」
「ただコピーしただけじゃない。貴様の力を闇の力で更に増大させ、何者にも勝てない最強の兵士へと生まれ変わったのだ!」
クダチは自分の自信作である仮面ライダーダークレジェンドを褒め称える。
仮面ライダーレジェンドの力を悪用し、彼の前に立ちはだかさせる。我々が予想して居なかった、最悪のシチュエーションがここに完成してしまっていた。
「どうだ?素晴らしいプロポーションだろう?貴様のデザインを応用したのは少し癪だが、このデザインを担当したのも彼女でねぇ…彼女の頭脳に免じて許可したというわけさ」
「……っ」
彼女、というのはおそらくフリントの事であろう。
クダチはそれを分かっていながら、ツーカイザーの目の前でその話を続けた。
「彼女の頭脳は素晴らしい!私の想像を超える発想、それを実現する技術!どこをとっても、彼女はハンドレッドの新たな科学者に相応しい!」
「……っ…!」
「…っ!」
クダチが手を大きく掲げると、ツーカイザーがクダチに向かって突っ込んだ。それに反応するように、ダークレジェンドがクダチに向いていたツーカイザーの拳を受け止めた。
「…ごちゃごちゃうるせぇんだよ…!」
「……」
「…いいから黙って!フリントの居場所を言えェ!」
「……フッ」
「…クッ…がはっ!」
激昂するツーカイザー。それに対しクダチが口角を上げた後、ダークレジェンドによって腹部を殴打される。
「……っ」
「グッ!ぐはっ!」
ダークレジェンドは無言のままツーカイザーを追い込む。
「…チッ…邪魔だァ!」
ツーカイザーは怯むこと無く、ダークレジェンドに向かって行く。
「…ツーカイザー……やるしかないか…!」
それを見ていたレジェンドも、ようやく身体を起こしてダークレジェンドと戦うツーカイザーの元へと向かう。
「はぁぁっ!」
「はァァっ!」
レジェンドとツーカイザーは共にダークレジェンドに向かってパンチをくりだそうとする。
「……」
「「…っ!?」」
ダークレジェンドはそれを容易く受け止め、更にはそれぞれにカウンターを決めて2人を更に追い込んだ。
「…グッ…!」
「…クッ…なんというパワーだ…!」
「……」
ダークレジェンドは未だに無言のまま、無慈悲な目を2人に向ける。
「こうなれば、実力行使だ…!」
レジェンドは懐からブレイドのレジェンドカードを取り出す。
「カッタナー!覚悟は良いか!?」
「もちろんだぜアニキ!」
ツーカイザーはツーカイカッタナーギアを取り出す。
『 CHEMY RIDE!』
『 回せ!』
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 BLADE 』
『 ターンアップ!』
『 シーンケンジャー!』
『 ヨーソロー!』
『 シーンケンに レボリューション!』
仮面ライダーゴージャスブレイドへと変身するレジェンド。そしてシンケンフォームへと変化するツーカイザー。両者は剣を手にダークレジェンドを見据える。
「……ハッ!」
「……フッ!」
「……」
2人は剣を振りかざしダークレジェンドに攻撃を仕掛ける。しかし、ダークレジェンドはそれを簡単に避け、カウンターをする余裕まで見せた。
「…グッ…!」
「…クッ…!」
「……」
「……っ!そ、それは…!?」
しかし、ダークレジェンドはもちろん本気などでは無い。懐から1枚のカードを取り出し、ドライバーへと装填した。
『 CHEMY RIDE… 』
そのカードは、ダークライダーのレジェンドカードの1枚、仮面ライダーレンゲルのカードだった。
『 DA・DA・DA・DARKNESS 』
『 LEANGLE 』
『 オープンアップ!』
かつて仮面ライダーブレイドの世界で最強のライダーと謳われた仮面ライダーレンゲルの姿に、左肩と右腰にレジェンドと同じような装飾が施されている。
しかし、本来黄金に輝くその装飾は漆黒に染め上げられ、闇を象徴するようであった。
「……おいおい…こりゃ一体どうなってる…?」
「…クッ…ダークライダーに…変身した、だと…!?」
仮面ライダーダークネスレンゲルは、レンゲルラウザーを手にゆっくりと2人に近付いた。
2人はダークネスレンゲルの接近に対し、必死に身体を起こして再び剣を握る。
「…はァァっ!」
「……っ…!」
「はぁぁっ!」
「…っ!…っっ!」
「ぐわぁっ!」
「ぬあぁっ!」
決死に反撃する2人であったが、リーチの長いダークネスレンゲルの攻撃を避ける事は出来なかった。
「…カグヤ様!」
「…クッ…レジェンドの力……そうか…奴は他のライダーに変身出来る力を手にしてしまったのか…!」
「その通り!貴様の力を研究し続けた甲斐がありましたよぉ……おかげで今日、遂に我々の悲願が達成されるのだからな!…殺れ!我々の力を思い知らせてやるのだ!」
「……っ」
クダチの命令に対し、ダークネスレンゲルは続けて2人に攻撃を与える。
防戦一方となる2人。ゴージャスブレイドは距離を取った隙に、別のレジェンドカードを取り出す。
『 CHEMY RIDE!』
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 EX-AID 』
『 マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション!X!』
「ハッ!…はァァ!」
ゴージャスエグゼイドへと再び変身するレジェンド。ガシャコンブレイカーをソードモードへと変形し、高くジャンプをした後に、ダークネスレンゲルへと切りかかる。
「……なにっ!」
攻撃は確かに当たった。しかし、現れたのは「MISS」の文字。ダメージを与える事は出来ていない。
「……」
「……クッ…」
ダークネスレンゲルはそんな程度か、とでも言いたげな表情をゴージャスエグゼイドに見せる。
そして懐から再びカードを取り出し、ドライバーに装填する。
『 CHEMY RIDE… 』
『 DA・DA・DA・DARKNESS 』
『 GENM 』
『 マイティジャンプ!マイティキック!マイティ〜アクショ〜ン!X!』
黒いエグゼイド基、仮面ライダーダークネスゲンムに変身するダークレジェンド。
ガシャコンバグヴァイザーを手に、ゴージャスエグゼイドに迫って来る。
「……ハッ!」
「……っ」
ガシャコンブレイカーとガシャコンバグヴァイザーによる戦いが始まる。序盤、互いに攻撃を許さなかったが、ダークネスゲンムが一瞬の隙を突き、猛攻撃を食らわせる。
「…グッ…!」
「……」
『 DARKNESS ATTACK RIDE… 』
ダークネスゲンムはそのままドライバーを回転させて必殺待機状態となる。
『 GE・GE・GE・GENM 』
『 マイティ!クリティカル!ストライク!』
ゲーム画面のエフェクトがかかったと途端に、右足にエネルギーを溜めてキックを放って来た。
「……っ!」
「…オルァ!させるかよォ!」
「…っ!?」
為す術もないゴージャスエグゼイド。
しかし、その間に割り込んだのはツーカイザーだった。
ダークネスゲンムの攻撃を受け止めるツーカイザーは、攻撃に苦しみながらも体制を保ったままでいた。
「…クッ…ぐわぁぁっ!」
「…グッ…!ぬはぁっ!」
しかし、攻撃に押し負けたツーカイザーは、ゴージャスエグゼイドを巻き込んで変身解除へと追い込まれてしまった。
「……」
ダークネスゲンムはダークレジェンドへと再び変身し、地面に這い蹲る2人を見ていた。
「……クッ…ククッ…」
「…クッ…くっそぉ…!」
カグヤ様の衣装は砂埃に汚れ、ゾックスの凛々しい顔にも擦り傷が出来ている。
むしろ今の攻撃でこれで済んでいることが奇跡だ。
「…ホッホッホッ!遂にこの時が来ましたねぇ!仮面ライダーレジェンドォ!」
「……クッ…クダチ…!」
クダチは2人の前に現れ、手を叩きながらダークレジェンドの横に立つ。
「貴様を倒し、我々の快進撃が始まるのですよ。全ての世界を征服し、我がモノとする。全ては偉大なるハンドレッドの栄光の為に…!」
「……クッ…何が栄光だァ!?」
その言葉に反発したのは、ゾックスだった。
「……てめぇは何も分かってねぇ!世界にはな…面白い奴が沢山いる!信じ合える仲間も!」
「……ん?」
「…そんな事も分からねぇ小せぇ脳ミソで考えた発明が…俺の妹の発明を上回る筈がねぇんだよ!俺は諦めねぇ…!世界を取り戻し、妹を取り戻すその時までなぁ!」
ゾックスはそう言いながら、膝を震わせながら立ち上がる。そしてギアダリンガーの銃口をダークレジェンドに向ける。
「……フッ…フッフッ……フハハ…フッハハハハ!オーホッホッホッホッホッホッ!」
「……何が可笑しい!?」
「…あぁ…いえいえ…お気になさらず。ただ、小さい脳みそなのは貴方の方ではないかと…少々可笑しくなってしまいまして……」
「……あ?」
ゾックスはクダチの意味深な発言に疑問を持つ。
目の前には不屈の心を持った戦士がいる。それを目の当たりにしても、その余裕。
なんだ…?
何かがおかしい…
彼らの心にも現れる違和感。
クダチは挑発するような目線を、ゾックスに向ける。
「確かに貴様は、数多の世界を旅し、様々な人間と触れ合って来たでしょう……しかし、その中で貴様は…絶望というものに触れなかった」
「……?」
「本当の絶望に触れた事がない貴様に、わたくしを倒す事など不可能!」
「……」
「……だが…今のわたくしは機嫌がいい。特別に、貴様に教えてやろう…!」
クダチは目を光らせ、鋭い眼光でゾックスを睨む。
「本当の絶望というものを…!さぁ、貴方の本当の姿を見せてあげなさい…」
クダチはそう言うと、ダークレジェンドに視線を移した。
ダークレジェンドはクダチの方を少し向き、再び2人を見つめ、ドライバーに手を伸ばした。
そして、2人の心に現れた違和感は、形を変えて蠢いた。
胸の奥からふつふつと湧き出てくるような焦燥感。拭いきれない、胸焼けのような違和感。
言葉にすれば、嫌な予感がする。
「……」
ダークレジェンドはドライバーを回転させ、カードを抜き取る。それと同時に身体は黒い淡い光に覆われ、その正体を露とする。
「……なっ…!?」
「……嘘…だろ…」
2人が見たものとは…
「……」
「……フリ…ント…?」
「…彼女が…ダークレジェンドの…正体だと…!?」
そこには、ゾックスの妹であるフリント・ゴールドツイカーが立っていた。
ゾックスから聞いていた外見の特徴も一致している。
しかしその衣装は鈍色に染まり、色を失っていた。
To be continued...
Next...
「貴様!何をする!?」
「フリントは…!俺の妹だぞォ!!」
「お前に何が解る!?家族を失うかもしれないっていう恐怖が!苦しみが!?お前に解んのか!?」
「ゴージャスに生きる事こそが、カグヤ様の戦いだ」
「カグヤ様は、私にとっての光です」
ep.5「ヴィーナス!兄妹の絆!」