仮面ライダーレジェンド VS ツーカイザー 作:キャメル16世
これまでの「仮面ライダーレジェンド VS ツーカイザー」は……
皆さま、ご無沙汰しております。バトラーです。
ダークレジェンドの正体が自身の妹、フリント・ゴールドツイカーだと知ったゾックスは絶望し、混乱の中カグヤ様の行く末を拒んでしまいます。
何とか逃げ延びた我々は、戦いの傷を癒しつつも、ハンドレッドの新たなる脅威に心を苛まれてしまった。
しかし……
「カグヤ様は、私にとっての光です。そして、世界にとっての光です。貴方の輝きが世界を変える。私はその瞬間を、そばで見届けていたいのです」
「何も恐れる必要は無かった。お前のおかげで、目が覚めた。ありがとう」
どうやら私の言葉に救われたカグヤ様は立ち直り、ハンドレッドを倒す為再び立ち上がるのです。
ですが、まだ立ち直れない者がここに……
「お前に何が解る!?」
「……ああ、解らないな」
再び対立してしまうカグヤ様とゾックス。
しかしカグヤ様の言葉が、彼の心を動かした。
「我々は、これよりハンドレッドを迎え撃つ。貴様の妹がどうなろうが知ったことでは無いが、必ず奴を倒す。ゴージャスにな…!」
戦いに赴くカグヤ様。
いよいよ、最後の戦いが始まろうとしていた……
仮面ライダーレジェンド
VS
ツーカイザー
ep.6「リベンジャーズ!反撃のレジェンド」
「……」
再びハンドレッドの軍勢が集うであろう街の中心地へと赴いたカグヤ様。
そこには先程よりも遥かに多い数のカッシーン兵が居た。
「…1人で来たか、レジェンド」
彼を待っていたかのごとく、クダチがカッシーン兵達の前にそびえ立つ。
「ツーカイザーは……ふっ…怖気付いたか…」
「……」
「まぁいい…我々の目的は元より貴様を倒す事。そしてその先にある大いなる目的を果たす為……貴様にはここでハンドレッドの礎となってもらいましょう…」
クダチが手をかざすと、彼の前にカッシーン兵達が立ち並び始め、武器を構え威嚇の姿勢を取った。
「……ふっ」
「…何が可笑しい?」
不意に鼻で笑ったカグヤ様に、クダチは反応した。
「……先程から黙って聞いていれば…貴様は何も解っていない」
「……」
「奴は怖気付いた訳では無いし、カグヤ様が貴様らに倒される筈がない。そしてカグヤ様は……もう独りでは無い」
レジェンドライバーを装着するカグヤ様。
そして懐からカードを取り出すと、そのカードは絵柄がレジェンドの頭部が描かれたカードへと変化した。
『 CHEMY RIDE!』
「貴様らに見せてやろう!ゴージャスでマーベラスなカグヤ様の真の力を……変身」
『 LE・LE・LE・LEGEND!』
カグヤ様は先程から姿は変わらずとも、更なる輝きを得た姿へと変身した。
「……行け」
クダチの命令により、数多のカッシーン兵達がレジェンドへと迫る。
「はっ!」
「…ふっ!はぁっ!」
「ぬわっ!」
しかし、レジェンドはいとも容易くその猛攻撃を跳ね除け、堂々たる姿勢で敵を迎え撃った。
その姿は、以前の輝きをはるかに超える。
「さぁ、100年に一度の椀飯振る舞いだ…」
レジェンドはそう言うと、懐から仮面ライダーゼロワンの頭部が描かれたカードを取り出した。
『 CHEMY RIDE!』
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 ZERO-ONE 』
『 飛び上がライズ!ライジングホッパー!A jump to the sky turns to a riderkick. 』
仮面ライダーゴージャスゼロワンとなったレジェンドは、ゼロワンのバッタの能力を活かし、その脚力で敵の軍勢に一気に攻め入った。
「はっ!」
「クッ!」
「たぁッ!」
「がはっ!」
高く飛び上がり繰り出されるキックは強化されたカッシーン兵ですら手も足も出ていない状態だった。
『 GORGEOUS ATTACK RIDE!』
『 ZE・ZE・ZE・ZERO-ONE 』
「…はっ!」
更に高く飛び上がるゴージャスゼロワン。
閃光のようなエネルギーを纏い、敵軍勢に向けてキックの体勢をとる。
『 ライジング インパクト!』
「はァァァっ!」
「ぐわぁっ!」
ゴージャスゼロワンのキックが炸裂し、立ち上がるカグヤ様。しかしすぐさま敵の攻撃が来るも、ノールックでそれを対処する。
『 CHEMY RIDE!』
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 SABER 』
『 ブレイブドラゴン!烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!』
「はっ!」
「グッ!」
続いてゴージャスセイバーへと変身するレジェンド。
炎の剣である火炎剣烈火を手に、迫り来るカッシーン兵を無双していく。
『 GORGEOUS ATTACK RIDE!』
『 SA・SA・SA・SABER 』
「はっ!はぁッ!」
火炎剣烈火の刀身が炎に包まれ、敵陣に向かって斬撃を放つ。
『 ブレイブドラゴン!』
「ゴージャスワンダー!」
ゴージャスセイバーの背後に巨大なワンダーライドブックが開くと、そのページから赤いドラゴンが現れ敵陣に向かってカッシーン兵を薙ぎ払った。
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 REVI 』
『 オーイング!ショー二ング!ローリングゴーイング!仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』
オーインバスター50を手にしたゴージャスリバイは、一人で敵陣に突っ込んで行く。
「はっ!」
「クッ!はぁッ!」
「…グッ!」
しかし、あまりにも多い軍勢の為、流石のカグヤ様も疲労で身体を上手く動かせないでいた。
隙を見せたカグヤ様はカッシーン兵の攻撃を受け、一瞬怯んでしまう。
「…フッ…やはり、一人より二人だな」
『 VICE RIDER 』
『 LEGEND RIDE 』
するとゴージャスリバイはレジェンドライドマグナムを使って仮面ライダーバイスを召喚する。
横に並び立った2人は、特有のハイタッチを交わし絆を深める。
「……行くぞ」
「グヘヘヘ!」
1人で2人の仮面ライダー、リバイとバイスはふたりになって初めて真の力を発揮する。
「「はぁッ!」」
「ぬわっ!」
先程とは桁外れの戦闘力に、カッシーン兵も圧倒される。
『 GORGEOUS ATTACK RIDE!』
『 RE・RE・RE・REVICE 』
「はっ!」
「とうっ!」
高く飛び上がる2人は、向かい合った状態で双方の敵陣に向かってキックを放つ。
『 スタンピングフィニッシュ!』
「はぁぁっ!」
「ハァァッ!」
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 GEATS 』
『 ゲットレディフォー!ブースト!アンド!マグナム!レディ…ファイト!』
敵を薙ぎ払ったゴージャスリバイはすぐさまゴージャスギーツへと変身し、マグナムシューター40Xで敵を射撃する。
『 ライフル!』
マグナムシューターをライフルモードへと変形させ、敵をポインターで捕捉する。
『 チャージ… 』
『 タクティカルシュート!』
「はぁぁ…!はぁッ!」
マグナムシューターから放たれる強烈な砲撃により、残りのカッシーン兵のほとんどを片ずける事が出来た。
カグヤ様の勝利は目前だった。
「……っ!クッ!」
しかし、横槍と言わんばかりにダークレジェンドの攻撃がゴージャスギーツを襲う。
彼はその衝撃でレジェンドの姿に戻ってしまう。
「ふふふ…口だけは達者のようだな、レジェンド……所詮貴様程度の者に、私の最高傑作を超える事など不可能!大人しく負けを認めた方が…身の為だぞ?」
「……確かに、その力は強大だ。流石ハンドレッド一の頭脳と言わざるを得ない」
「……」
「……しかし、時に魂は才能をも超える。カグヤ様の魂は不完全なものかもしれないが…それを支えてくれる者達がいる。友が、仲間が居る!」
すると、レジェンドは仮面ライダーガッチャードの頭部が描かれたカードを取り出した。
「……宝太郎…力を借りるぞ」
『 CHEMY RIDE!』
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
『 GOTCHARD 』
『 スチームホッパー!』
仮面ライダーゴージャスガッチャードとへと変身したカグヤ様は更なる煌めきで当辺りを照らした。
「……チッ…その貴様の戯言にも飽きた!ダークレジェンド…奴のあの憎たらしい顔を木っ端微塵にしてやれ!」
「……」
「さぁ、ゴージャスに…ガッチャタイムだ!」
「はぁッ!」
「……っ」
「ほっ!たぁッ!」
「………っ!」
仮面ライダーゴージャスガッチャードは、軽快な足捌きでダークレジェンドを翻弄する。
他の仮面ライダーよりも、特別な絆で結ばれているガッチャードの力。それを引き出すのは、カグヤ様にとっては実に簡単な事であった。
「……っ」
『 CHEMY RIDE… 』
『 DA・DA・DA・DARKNESS 』
『 DARK KABUTO 』
『 チェンジ ビートル!』
仮面ライダーダークネスダークカブトへ変身するダークレジェンド。スタイリッシュな戦闘スタイルを武器にゴージャスガッチャードと応戦する。
『 クロックアップ!』
「……っ」
「……クッ…」
クロックアップにより、並の数倍の速さで加速するダークネスダークカブト。
その攻撃にゴージャスガッチャードも翻弄される。
「…ならば」
『 ドライブ!』
ゴージャスガッチャードはガッチャージガンを取り出しドライブのカードをスキャンさせた。
「はァっ!」
『 ガッチャージ バスター!』
トリガーを引くと、銃口からは黄金に輝くタイヤ型のケミーが射出され、高速で移動するダークネスダークカブトを補足し激突する。その影響で姿を維持出来なくなる。
「……っ!」
攻撃を受けたダークレジェンド。
続いて白いフードの仮面ライダーワイズマンのカードを取り出した。
『 CHEMY RIDE… 』
『 DA・DA・DA・DARKNESS 』
『 WISEMAN 』
『 チェンジ!ナウ!』
ダークレジェンドは仮面ライダーダークネスワイズマンに変身し、横笛型の剣「ハーメルケイン」を駆使してゴージャスガッチャードを襲う。
「フッ!」
『 エクスプロージョン!ナウ!』
「…クッ!」
ダークネスワイズマンの爆発を伴う攻撃がゴージャスガッチャードを襲う。
「…ならば、これだ」
『 響鬼!』
『 キバ!』
『 ガッチャージ バスター!』
ガッチャージガンからは黄金に輝く鬼のようなケミーとコウモリのケミーが射出された。
鬼のようなケミーは自身にある太鼓を叩き衝撃波を生み出す。コウモリのケミーは超音波を繰り出し、ダークネスワイズマンはそのふたつの騒音に耐えかね耳を塞いでいた。
『 CHEMY RIDE… 』
『 DA・DA・DA・DARKNESS 』
『 DREAD 』
『 ドレッド…零式…』
続いて仮面ライダーダークネスドレッドに変身する。
『 DARKNESS ATTACK RIDE… 』
『 D・D・D・DREAD 』
『 ドレッドブレイキング!』
ダークネスドレッドによる必殺技で、放たれたケミー達が撃墜する。
「…っ?」
『 ガッチャード!』
『 ディケイド!』
『 レジェンド!』
続けて3枚のカードをスキャンしたゴージャスガッチャード。ガッチャージガンを構えると、彼の前に特大の複数枚のカードのエフェクトが出現し、その全ては黄金に輝いていた。
「はぁぁ…!はぁぁっ!!」
『 ガ・ガ・ガ・ガッチャージ バスター!』
「スチームッ!」
「ホッパーァァ!!」
「…っ!」
銃口から放たれた黄金に輝く機関車型のケミーとバッタ型のケミーが、カードのエフェクトを通過しながらダークネスドレッドに突っ込む。
攻撃を受けたダークネスドレッドは真後ろに仰向けで倒れ込んだ。
「……フッ……っ!?」
勝利を確信したゴージャスガッチャード。
しかしその次の瞬間、ダークネスドレッドはその体制のままヌっと立ち上がったのだ。
『 DARKNESS ATTACK RIDE… 』
『 D・D・D・DREAD 』
『 ブラッド サクリファイス!』
「…っ!」
「…グッ!」
そしてダークネスドレッドがゴージャスガッチャードに手をかざすと、幾つもの骨ばった機関車のケミーが彼に衝突した。
「ぐはっ!」
攻撃に耐えかねたゴージャスガッチャードは変身が解けてしまい、地面に倒れてしまう。
そんな彼に、ダークネスドレッドの魔の手が更に伸ばされる。
「…そうだ…その調子だダークレジェンドぉ!そのまま奴を、絶望の淵へと追い込むのだ!!」
「……」
「ははははは!これで遂にワタクシの宿願が叶う!」
「…クッ……」
「貴様を倒し、この世界を我がモノとする!もう誰にも邪魔出来ぬぞぉぉ!!」
「……クッ…クフフフ…」
「……あぁ?」
ダークネスドレッドがカグヤに迫ったその時、カグヤは不敵に笑い始めた。
「……貴様、案外小さい男なのだな」
「…なんだと?」
明らかにカグヤの言葉に反応するクダチ。
「この世界を手に入れてどうなる?このカグヤ様を葬って何がしたい?カグヤ様からすれば、今の貴様は宿命という縛りに囚われた哀れで非力な人間にしか見えない…」
「……黙れ…」
「ゴージャスさを求めるなら…世界を飛び出し、世界を股にかけ、世界を救う程の事をしなければならない!」
「……黙れ…!」
「だからこそ人間は、旅をする……そんな誰もが旅の途中の中で、仮面ライダーやスーパー戦隊達はそれぞれの世界で必死に戦っている」
「……」
「全ての道はゴージャスに通ず!そして俺たちスーパーヒーローの旅は…終わらない」
「黙れ黙れ黙れ黙れぇ!そんな戯言もぉ!これで最後だァァ!」
激昂したクダチは、ダークネスドレッドに最期のトドメを指示する。
それに応えるようにダークネスドレッドの腕が大きく上に挙げられた。
「……っ!?」
そんな時だった。
ヘイッ!
ヘイッ!ヘイッ!ヘイッ!ヘイッ!
ダークネスドレッドの身体の所々に舵輪型の紋様が現れ、そこに向けてミサイルが放たれた。
この攻撃は……
「…ヨホホイ♪ヨホホイ♪ヨホホイホーイ♪」
「……フッ」
「「アニキッ!」」
「…なっ!?」
ダークネスドレッドを攻撃したのは、紛れもなく、ゾックスだったのだ。
「俺はカイゾク♪お宝求めて海から海へ〜♪俺はカイゾク♪自由求めて世界から世界へ〜♪必ず手に入れるぜ〜♪そしたら気分痛快〜♪ヨッホッホーイ!♪」
この世界にやってきた時にも歌っていた歌を口ずさみながら、ゾックスは決意を固めた表情でカグヤの元へと歩み寄った。
「…ようやく来たか。長風呂はゴージャスに悪いぞ」
「……ヘッ…わりぃ、ちょっとのぼせてた」
「…フッ……」
ゾックスの手を強く掴んだカグヤは立ち上がり、再びクダチとダークネスドレッドに視線を送る。
「…チッ…つくづく忌々しい奴らだ…!これほどまでに私の計画を邪魔するとは…!」
「……」
「……」
「…フッ…ふふっ…だが?良いのかツーカイザーよ。ダークレジェンドの中身は貴様の妹なのだぞ?無理に倒せば命の保証は無い…妹の命がどうなっても良いのか?」
「……ヘッ…今更そんな挑発効かねぇよ!」
「…なに?」
クダチの挑発を突き返すゾックス。
ギアダリンガーの銃口を向けて威嚇する。
「てめぇの研究で無理矢理変身させられてるってんなら、フリントは苦しんでる。もし自分からこんな力を欲したんなら…俺がその目ぇ覚ましてやる!アニキだからなぁ!」
「……チッ…」
「カグヤ。手を貸せ、妹を救う為に」
「元より貴様の妹などに興味は無い。だが世界を救う為だ、貴様も協力しろ」
「…ヘッ…俺もこんな世界どうでもいいね!」
両者はそれぞれの変身アイテムを構える。
『 CHEMY RIDE!』
『 回せ!』
「変身ッ!」
「チェンジ痛快ッ!」
『 ツーカイザー!』
ゾックスのギアダリンガーから豪快な音声が飛び交い、ゾックスはノリノリに踊り始める。
そしてそれに応えるように、カグヤも小さな踊りを刻んでいた。
『 ヨーソロー!』
『 ツーカイに レボリューション!』
『 LE・LE・LE・LEGEND!』
ゾックスはツーカイザーに、そしてカグヤは仮面ライダーレジェンドへと再び変身する。
「海賊のパワー!ツーカイザー!」
「ゴージャスのパワー!仮面ライダーレジェンド!」
ツーカイザーの名乗りに乗り、レジェンドもゴージャスに名乗る。
「……」
そしてダークネスドレッドも再びダークレジェンドへと変身し、2人と対峙する。
いよいよ最後の戦いが始まろうとしていた……
To be continued...
Next...
「貴様に本物の伝説というものを見せてやる!」
「フリントを…救えんのか…!?」
「忌々しいその黄金をぉ……私の闇で覆い尽くしてやるぅ!!」
「カグヤ様はもうゴージャスから逃げない」
「お陰で、更なるステップへと進めるぞォ!」
「これが俺の……ゴージャスってヤツだ!」
ep.7「ゴールデン!痛快に行くぜ!」