仮面ライダーレジェンド VS ツーカイザー 作:キャメル16世
これまでの「仮面ライダーレジェンド VS ツーカイザー」は……
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。バトラーです。
絆を取り戻したツーカイザーと仮面ライダーレジェンドによる猛攻で仮面ライダーダークレジェンドは敗れ、無事にフリント・ゴールドツイカーを救出。
あとはクダチを倒せば大団円!と、思わせたのですが……
「これこそが私の最大にして最高の傑作!!仮面ライダーハンドレッド…!」
新たなる力で仮面ライダーハンドレッドへと変身。
様々なダークライダーの力でふたりを圧倒して行く。
「カグヤ様はもうゴージャスから逃げない」
「スーパー戦隊も、仮面ライダーも!この世界のお宝なんだよ!!」
しかしふたりは折れない。
まだ見ぬ力を手に、再びハンドレッドに立ち向かって行くのであった……
仮面ライダーレジェンド
VS
ツーカイザー
ep.8「クライシス!最後の戦い」
仮面ライダーゴージャスガヴと、グーデバーンを装備したツーカイザーが仮面ライダーハンドレッドと対峙する。
「…はっ!」
「ふぬぅァ!」
先に動いたゴージャスガヴにゴルドセイバーで攻撃を与えるハンドレッド。しかしゴージャスガヴはその刀身に掴みかかりながら攻撃を受け流した。
「てやぁ!」
「…っ…グッ!」
そこにツーカイザーによる強烈なアッパーが繰り出される。
「調子に乗るなァ!」
「ぐおっ!」
「うわっ!」
再び薙ぎ払われるふたり。このままではまともに攻撃が与えられない。
「…くそっ…このままじゃ奴を倒せねぇ!」
「……ゾックス。カグヤ様に作戦がある」
「……あ?」
作戦を話し合う中、ハンドレッドはその気を逃さなかった。
「何をこそこそと…話しているのだァ!」
「おりゃぁぁ!」
『 フィニッシュ ナックル!』
「なっ!?」
気がついた時にはハンドレッドの両足、そして右腕の大部分が氷で覆われていた。
ゴジュウポーラーの操る氷の力により氷漬けにされてしまったのだ。
『 GORGEOUS ATTACK RIDE!』
『 GA・GA・GA・GAVV!』
「どうする?大人しくこの世界から手を引くか…」
「……クッ…」
「…ここでカグヤ様に倒されるかっ!」
ゴージャスガヴは左足を右後ろにズラし、低姿勢のままハンドレッドに問いかけた。最後の審判だ。
「…貴様を倒す事が、我々の宿願だァ!」
「……そうか…」
「ふぬぅわァァ!」
「はっ!」
答えを聞いたゴージャスガヴは飛び上がり、グミのように弾けるエネルギーを蓄えた右足を突き出した。
氷を砕いたハンドレッドも守りの体制に入る。
『 ホッピングミー!フィニーッシュ!』
「はぁぁぁぁあっ!」
「ぐおっ!」
守りの体制に完全に入りきれていなかったハンドレッドはゴージャスガヴの攻撃を受けたじろぐ。
「……クッ…私はハンドレッドを統べる者!こんなところでくたばる訳にはいかないのだ!」
ハンドレッドは仮面ライダービターガヴの武器『ビターガヴガブレイド』を出現させ、中央のガルプダウを押し込み刀身にエネルギーを溜める。
「貴様らは…!その為の礎となるのだァ!!」
「…っ」
「……っ」
ビターガヴガブレイドから放たれた斬撃がふたりを包む。
「…フハハ!フハハハハハ!やはり私こそが最強なのだァ!……っ?」
砂埃が舞いハンドレッドは再び勝利に浸る。
しかし、またしても違和感を感じる。
『 ヨーソロー!』
『 超!ツーカイに レボリューション!』
『 LE・LE・LE・LEGENDARY LEGEND!』
「はぁっ!」
「はっ!!」
「…な…なんだと!?」
砂埃から現れたのはスーパーツーカイザーと仮面ライダーレジェンダリーレジェンド。
更なるパワーアップを目の前に、ハンドレッドは驚きを隠せなくなっていた。
「てめぇがどんだけ喚こうが!俺達には負けられない理由があんだよ!!」
「グッ!…クッ!」
スーパーツーカイザーの超高速の連続攻撃に翻弄されるハンドレッド。
「貴様がどれほど強くとも、カグヤ様達は諦めない…!」
「…グッ!」
レジェンダリーレジェンドの荘厳な攻撃にも耐えかねているハンドレッド。
「…何故だ…!何故倒れないッ!」
ハンドレッドは焦っていた。
これほどまでに力の差を見せつけても、彼らは屈せず立ち向かって来る。
その理由が、彼には到底理解出来ないからだ。
「貴様らのような奴らが結束したとて…この世界は何も変わらん!人間の愚かさによっていずれ全ての世界は滅び行く!それが運命だァ!」
「…それは違う!」
ハンドレッドの言葉を、レジェンダリーレジェンドが一喝する。
「人間は確かに愚かだ。くだらない事で争い、簡単に人を傷付ける……しかし、人は時にその愚かさから学んでいく…」
「……」
「人間って奴は単純じゃねぇーんだよ。誰かの為ならどんな手段も厭わない…それが例え、不幸な道に進んでいるとしてもな」
「争いから何が生まれるのか…戦うという事が、どういう事なのか……そういう人々の思いが、やがて世界をゴージャスに創り上げていく。それが人間だ!」
「何なんだ……お前達は一体…何なんだァ!?」
レジェンダリーレジェンドの言葉にハンドレッドは取り乱し、ふたりに問いかける。
「俺はゾックス・ゴールドツイカー!世界を股に掛ける界賊だ!」
「我が名は鳯桜・カグヤ・クォーツ!伝説を超える仮面ライダーだ!」
「「…覚えておけ!」」
ふたりがハンドレッドに言い放つと、遠くから声が響いて来た。
「アーニーキー!」
「…ぁ?今度はなんだ?フリント!」
「カグヤ様ぁぁ!」
「バトラー…?」
フリントとバトラーが高台から声を張る。
「アニキー!ついでにこれも使っちゃえぇ!!」
「うわっと…!何だこの武器…!?」
フリントはゾックスに向けて大きな大砲型の武器を投げつけた。
それはゾックス達が乗る船、クロコダイオーの形に酷似しており、下部には大きなトリガーと後方には赤い舵輪が備え付けられていた。
「それがあたしの最高傑作!名付けて『クロコダイオーバスター』!」
「フリント…!そうか!これで決めてやるぜ!」
『クロコダイオーバスター』を構えたゾックスはハンドレッドに銃口を向けた。
「カッタナーとリッキーも行くぜ!」
「おぅよ!」
「任せろアニキっ!」
やって来たカッタナーとリッキーがクロコダイオーバスターの両脇に配置し、スーパーツーカイザーがクロコダイオーバスターを持ち上げる。
「カグヤ様!貴方のゴージャスにはまだまだ力が秘められています!自分を信じて、戦ってくださいっ!」
「バトラー……あぁ、分かっている!」
改めてバトラーに勇気付けられたレジェンダリーレジェンドは、自分の中のゴージャスを最高潮まで引き出した。
「カグヤ様のゴージャスに限界など無い…!さぁ、ゴージャスタイムだ!」
レジェンダリーレジェンドの両端に新たなる人影が出現する。
彼の左手には通常のレジェンド。そして右手にはゴージャスディケイドが出現した。
両者ともレジェンダリーレジェンドの動きを模倣した幻影であるものの、実体がある様子だった。
「行くぞ、ゾックス!」
「あぁ!これで決めてやる!」
スーパーツーカイザーはクロコダイオーバスターのギア装填部分にツーカイザーギアをセットする。
『 面舵いっぱーーい!!』
『 回せ回せ回せ回せーー!!』
「リッキー!カッタナー!思いっきり回せ!」
「「うおぉぉぉぉぉ!!」」
リッキーとカッタナーが赤い舵輪をめいいっぱい回し出す。
『 ツーカイ チャーージ!』
『 LEGEND FINAL ATTACK RIDE!』
レジェンダリーレジェンドはレジェンドカメンライザーにカードを装填し銃口にエネルギーを溜め込む。
両脇にいるレジェンドとゴージャスディケイドも同じ動作で武器にエネルギーを溜め込んでいた。
「行くぜぇぇ!はぁぁぁっ!」
「はぁぁぁっ!」
『 ラーーイジング!ドッキューン!』
『 LE・LE・LE・LEGENDARY LEGEND!』
『 GO・GO・GO・GORGEOUS!』
「グッ!……ぐああァァァァァァァァァアアア!」
クロコダイオーバスターから放たれたワニ型のエネルギー砲と、3人の仮面ライダーから放たれた黄金のエネルギー砲がハンドレッドに直撃した。
「グッ!……まだ…まだだァ!」
「なっ…!まだ倒れないのか…!?」
ハンドレッドはダークレジェンドへと姿を戻し、ボロボロの身体を引きづりながら歩んでいた。
「おのれレジェンドぉ…!散々私をコケにした罰を…!ハンドレッドに刃向かったことを後悔させてやる…」
「なんだと…?」
「こうなればァ…もうこんな世界などどうでもいい!超兵器を超える『最終兵器』を以て、この世界諸共宇宙の塵となれ!!」
「……っ!?」
ダークレジェンドが天を仰ぐと、巨大なオーロラカーテンがいくつも現れた。
「…あれは…!ダイマジーン!?」
「クダイテスト!?なんでこんな所に!?しかもこんな数…!」
現れたのは大量のハンドレッドによって制御されたダイマジーンとクダイテストだった。その数にスーパーツーカイザーもレジェンダリーレジェンドも驚く。
「本来使うつもりは無かったが…やむを得ん!」
ダークレジェンドが両機に手をかざすと、その大量のダイマジーンとクダイテストは宙に浮き、その身体を分解させながら合体し始めた。
現れたその巨体は、ゆうに400mを超え赤い閃光が弾ける禍々しいデザインをしていた。
それは数多のスーパーヒーロー達を苦しめた最終兵器『ビッグマシン』を想起させた。
「これこそが我々ハンドレッドの最終兵器……君臨せよ…!『ビッグバンマジーン』!さぁ!この世界を破滅へと導くのだァ!!」
「な、何をする気だ…!?」
『GAAAAAAAAAA!!!』
『ビッグバンマジーン』は大きく叫んだ後、宇宙に巨大なオーロラカーテンを出現させた。
すると、そこから現れたのはもうひとつの地球…否、世界であった。
「…あ、あれは…!?」
「ツーカイザー…!貴様なら見覚えがあるだろぉ?あの世界に!」
「…?」
「…あれは…海賊トピア…!」
そう、『ビッグバンマジーン』が呼び寄せたのはゾックスの故郷である「海賊トピア」であった。
「…まさか貴様…!二つの世界をぶつけて“滅びの現象”を起こさせようとしているのか!!」
「ふふふ…その通りだレジェンド!」
“滅びの現象”は、かつてディケイドの世界で起きた事象だ。仮面ライダーの世界同士がぶつかり合い、対立し、己が世界を守る為潰し合う。
やがて互いの世界が消滅し、ライダーの歴史が消える。
「どうやら私自身が貴様を倒すという宿願は叶えられないらしい……だが、滅びの現象によってお前達ふたりは存在自体が消える事となる…!同時に私の存在も消えるが…それでもいい!この世界がどうなろうが、私がどうなろうがもう知ったことでは無い!!」
「…クッ…血迷ったか!」
「元より私の目的は貴様の抹消!貴様の因子が残るこの世界も例外ではない!!さぁ、私と共に消えろ!レジェンドォォ!」
「くっそ!させるかぁ!」
「ハハハハハハ!」
ダークレジェンドに襲いかかろうとしたスーパーツーカイザー。しかし攻撃が当たる前にダークレジェンドは『ビッグバンマジーン』に吸い込まれるように消えた。どうやら『ビッグバンマジーン』に搭乗したようだ。
『GAAAAAAAAAA!!!』
「ハハハ!さぁレジェンドォ!貴様の言うゴージャスタイム…!いつまで続けられるかなァ!!??」
コックピットに乗り込んだダークレジェンドは機器を操作し始め、手始めに巨大な閃光を世界に放った。
「……クッ」
強大な敵を前に、レジェンドは苦渋を迫られていた。
To be continued...
Next... Final Legend.
ep.Final「レジェンダーズ!ゴージャスタイムだ!」