ダンガンロンパZ 希望のライダーと悪夢のビデオ   作:ボルメテウスさん

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発明 Part4

「人類の滅亡を望む者だと?」

 

その一言に対して、俺は思わず見つめてしまう。

 

以前、最原から聞いた話から、絶望のビデオを配信している人物は知っている。

 

けれど、その犯人の手掛かりはこれまで見つける事が出来なかった。

 

だが、その一味だと思われる人物が、こうして目の前にいる。

 

「まぁ、驚くのも無理はないよね。けれど、これもまた事実だから仕方ないんだ」

 

「・・・それは良い、だからこそ聞きたい。なんでこんな事を」

 

「それはさっきも言っただろ、僕達は早い所、人類の滅亡をして欲しい。だからこそ、こうして苦労してナイトメアを育てているのさ」

 

「ナイトメアを育てるだと?」

 

その一言と共に、俺は構える。

 

「あぁ、少し前まではこの方法が上手に出来たけど、最近は何か変だと思って、来て見たが、まさか君みたいなのがいるなんてね」

 

男はそのまま、少し考えながら、俺を見つめる。

 

その狙いが何なのか。

 

金髪タキシードの男は口元を歪めて笑う。ステッキを軽く振りながらナイトメアに語りかけた。

 

「さて、こちらはそろそろ帰らないといけないからね、ナイトメア君、ここで邪魔者を始末してくれるかな」

 

錆びたフロントガラスの奥で警告灯がチカチカ点滅する。奴が合図した瞬間――ブルドーザーの牙が唸りを上げて迫ってきた!

 

「入間!伏せろっ!」

 

咄嗟に彼女を突き飛ばす。鉄塊が頭上をかすめ床を粉砕した。土煙の中で咳き込みながら振り返ると、タキシード男は既に背を向けている。

 

「さて、それじゃ名刺代わりにね!我々は終天教団。では」

 

煙幕とともに姿が掻き消えた。

 

「グオオオオンッ!」

 

ナイトメアが咆哮を上げる。ショベルアームが唸りを上げて旋回し、ブルドーザーのブレードが大地を削る。クレーンの鎖が鞭のように唸った。

 

「逃げるな万津!狙われてんのはお前だ!」

 

入間の叫びに背筋が凍る。その通りだ。奴の標的は俺一人――

 

「だったら!」

 

俺は背中のゼッツドライバーに手を伸ばす。指先が金属の冷たさに触れた瞬間、全身の血が沸騰した。

 

『インパクト! メツァメロ!』

 

変身ベルトが吠える。入間の目が丸くなるのが見えた。

 

『メツァメロ!』

 

「I'm on it! 変身!」

 

『グッドモーニング! ライダー! ゼ・ゼ・ゼッツ! インパクトォ!』

 

俺自身が、黒い煙に包まれる。

 

それによって貫かれたナイトメアの攻撃を受け流しながら、視界を奪う。

 

本当だったら、あの終天教団の奴を追いたかった。

 

けれど、今は。

 

「彼女を助けるのが最優先だ!」

 

それと共に、真っ直ぐと俺はナイトメアを押し返す。

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