ダンガンロンパZ 希望のライダーと悪夢のビデオ 作:ボルメテウスさん
ナイトメアとの戦いが始まる。
俺は変身した事によって得た怪力。
その力で、ナイトメアから放たれたガラクタをはねのけながら、接近していく。
「グウゥゥ!」
だが、ナイトメアは唸り声を上げながら、後方に退きつつ、ガラクタを投げ続ける。
「よっと、大丈夫ですか?」
その一言と共に、俺は彼女に向かってガラクタを弾いた。
彼女は俺の行動を見て。
「ま、まさか」
「危ねぇから動くなよ。ここは任せとけ」
そう言って、俺は前に立ちはだかる。
けれども。
「何考えてんの!? 無茶しないでって」
入間が俺の背中越しに叫ぶ。だが正直、今は彼女の心配を聞いている場合じゃない。
「これでも運動神経だけは自信があんだよ。それにな」
俺は背後から迫る鉄パイプの束を飛び越えながら振り返る。
「お前が倒れたら俺も危ないんだからな」
「ふん……生意気言ってんじゃないわよ」
毒づきながらも声が少し震えているのが分かる。あいつなりに怯えているんだろう。
「それにしてもあいつ……距離を保って投擲ばかりか」
ナイトメアは瓦礫や錆びたチェーンなどを投げてくるだけで一向に近づいてこない。工場機械の巨人が遠巻きに威嚇する様はまるで檻の中の熊だ。
だったら——。
「こいつの出番か?」『ウイング!メツァメロ! メツァメロ!』
俺は瞬時に取り出したカプセムをそのまま、装填し、瞬時に発動させる。
『グッドモーニング! ライダー!ゼッツ!ゼッツ!ゼッツ!ウイング!』
赤い粒子が俺を包む。背中に灼熱が走ったかと思うと、巨大な翼が爆発するように飛び出した! 羽毛ではなく金属のフレームが組み合わさった機械仕掛けの翼となる。
「なっ……何だよそれ!?さっきから!?」
入間が目を剥いて叫ぶ。お前のために戦ってんのに酷い言い草だ。
「飛んでこそ本領発揮ってとこかな」
翼を一振りすると、俺の身体は垂直に浮き上がる。地上十メートルまで一気に急上昇した。眼下ではナイトメアがブルドーザーの牙をもどかしげにガチャつかせている。
「空は、こっちの土俵だ」
ナイトメアが焦ってコンプレッサー音を唸らせ、鉄屑を雨のように撃ち上げてきた。空中で弧を描いて回避していく。
先程の地上という限られた舞台とは違い、三次元で動き回れるこちらの方が有利に働く。
さらに翼から発射する赤いエネルギー弾を撃ち放つ。
「おらっ!」
けれども、相手も悪くは無い。
「なんだよあいつ?」
ナイトメアは、空を飛んでいる俺を追うように攻撃してきたのだ。
「だったら」
俺はそのまま速度を早める。
ナイトメアからの猛攻を避けながらも、徐々に距離を縮めながら近づいていく。
『ウィング!バニッシュ!ゼ!ゼ!ゼッツ!』
俺自身の身体を全身をドリル状に包み込み、ナイトメアを目掛けて急降下突撃を仕掛ける。
「っ!」
それに耐えきる事が出来ず、爆散した。
「・・・」
戦いが終わりを迎えたが、未だに謎は多く残っている。