ダンガンロンパZ 希望のライダーと悪夢のビデオ 作:ボルメテウスさん
「終天教団、それがこれまで絶望のビデオを配っていた組織なのね」
俺が今回のソムニウム世界で見た出来事を、霧切教頭を初め、全員に伝えた。
それと共に、ソムニウム世界の中での映像も同時に映し出され、その中心にいたと思われる人物を見せた。
「はい、相手の素生に関しても、それしか分からなかったので」
「けれど、それって実際にこの時点でかなりとんでもない事が分かるっすね」
すると、月夜野さんが出たのは、とある事実に気づいたのか眼を見開いていた。
「とんでもない事?」
「だって、この時は既に万津君がシンクしている状態っすよね。通常のシンクでも、2人の人間の意識が融合しているのは知っているっすね」
「まぁ、俺も知っている限りでは」
「だけど、この人物、明らかに外部からのアクセスしているのが分かるっす!」
「っ」
それを聞いて、俺達は驚きを隠せなかった。
「・・・つまりは、向こうは私達の技術よりも優れているという事」
「それすら、分からないっす。というよりも、未だに分かっていないの敵の正体っす」
「その僕も詳しく聞いていないけど、そもそも絶望のビデオって、何なんですか?制作者に関しては知っているけど、それ以外はあまり」
「・・・ある意味、全ての元凶といえる代物なのは知っているわね。けれど、これはある意味、それよりも効果は多少弱くなっていると言えるわ」
「こっこれで」
「えぇ、本来の絶望のビデオは見ると、僅かな時間で超高校級の絶望に落ちる。けれど、元となった映像は存在せず、それを作れる人物も」
「だけど、確かに存在する」
「えぇ、だからこそ、これを作りだしたのは、その終天教団だと思われるけれど、彼らは一体」
そうして、霧切教頭は腕を組む。
「どちらにしても、彼らを止めなければ、被害者が増えてしまう。ならば、戦い続けるだけ」
未だに敵の正体が分からない。
けれど、敵がこれから、何を仕掛けてくるのか。
それが分かっている以上、俺がやるべき事は理解している。
そうしていると。
「ひゃっはぁ!!ここが万津のいる場所か!」
「えぇ、入間さん、なんでここに」
そこには、なぜか入間さんが立っていた。
彼女が来た事で、全員が思わず眼を向ける。
「あなた、一体、何の用かしら?」
「何の用だと?決まっているだろ、俺様の脳の中に侵入してきた胸糞悪い宗教団体をぶっ潰す為に決まっているだろうが」
「そう、ならば、少し静かにしなさい」
「はっはぃ」
入間さんが、そのまま勢い良く自分の目的を話した。
けれど、霧切教頭の圧に入間さんが縮まった。