ダンガンロンパZ 希望のライダーと悪夢のビデオ   作:ボルメテウスさん

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教祖 Part5

「何!?」

 

零の言葉に対して、驚きを隠せない。

 

それと同時に、地面が動く。

 

地面は、普通ならばあり得ない垂直へと変わる。

 

驚きを隠せない俺を余所に、そのまま重力に従う形で、俺は映画館の入り口まで落ちていく。

 

「今日はここまでだからね、またね」

 

その一言を最後に、俺は背中にぶつかる入り口のドアの衝撃と共に外へと飛び出る。

 

「なっなんだぁ!?」

 

先程の驚きを余所に、俺はそのまま外へと飛び出た。

 

『あぁ、ようやく繋がったっす!』

 

「この声、月夜野さん!」

 

聞こえて来たのはオペレーターである月夜野さんの声。

 

『さっきまでずっと連絡がなくて、心配していたっす!何が起きたんですか!?』

 

「正直、今でも分からない事ばかりですが」

 

眼前で建物の構造が次々と変わっていく。

 

未だに混乱するが、それでも。

 

「まずは、このナイトメアをなんとかする!」

 

そう、俺はすぐにカプセムを取り出し、そのままゼッツドライバーに装填する。

 

そのまま、両端を手で包むように構えを取り、左手を下に動かしてから、右手でカプセムを逆回転させる。

 

「変身!」『グッドモーニング! ライダー!ゼッツ・ゼッツ・ゼッツ!リカバリー!』

 

変身完了と同時に、視界が鮮やかな緑色のラインに縁取られた。胸部装甲の発光パーツは黄金色から深緑へと変わり、腹部のプロテクターには左右対称の蔓草のような曲線模様が浮かび上がっている。

 

これがエスプリムリカバリーか。

 

「お待たせしましたね月夜野さん。こっちは無事です。まあ、ちょっと変わった相手みたいですけど」

 

そう伝えながら、俺は瞬時にその手に持ったブレイカムゼッツァーを構える。

 

その形は斧を思わせる形態となっている。

 

同時に、近くにある物に向かって、そのまま振るう。

 

ブレイカムゼッツァーによる一撃によって、簡単に瓦礫は崩れる。

 

それを次々と崩していく。

 

そして。

 

「修復!」

 

その一言と共に緑色の光が周囲を照らす。それと共に瓦礫が逆再生をするように動き出した。まるで時間が逆転したかのように瓦礫が結合し、元の場所へと帰っていく。

 

そうして完成したのは即席の地面。それは周囲の建物をつなぎ合わせて作った不安定な舞台だ。

 

その舞台を渡りながら上階を目指す。

 

その過程で色々な場所が壊れながらも修復される。そうやって登っていく。

 

『・・・すごいですね』

 

「正直な話、ここまで出来ると思っていませんでしたよ」

 

俺はそう呟きながら階段を上っていく。

 

その際に周りを見る。

 

今まで登ってきた途中で様々な箇所が見えてしまっている。しかし、その都度修復を行って安全圏を作る。

 

その繰り返しをしながら行くしかない。

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