神のお告げですよ皆さん! 〜我が青春は神と共に〜   作:ウズベ

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今回からエデン条約編に突入です。早速その序章としてアビドスが話に入り込ませられるようになってしまいました。

スレの方では何回かイベントに入れるような分岐点を入れてきましたが、ここからニキも変わりますよ。


お告げ14 蠢く黒い影

海から帰ってきた対策委員会は指名手配犯を捕縛する任務を受けていた。

 

「神のお告げです! "犯人(ホシ)を2人も獲っちゃいます!!"」

 

「変な神様」

 

「んなぁ!?」

 

シロコの一言にニキがずっこけながら驚く。

 

指名手配犯を探すも、相当用心深いのか痕跡が見られなかった。

 

「ダメ、見つからない!」

 

「ここは私が…」

 

ニキが占いで犯人を見つけるが…

 

「へっ、袋の鼠だやっちまえ!」

 

犯人には待ち伏せされており、50人近くいる部下たちが一斉に襲ってきた。

 

「やられた… 奇襲をかけられたよアヤネちゃん!」

 

その時である!

 

「ふふ…」

 

どこからとも無く狙撃が犯人の部下の1人に命中した。

 

「やっほ〜」

 

「やっぱり狙ってたんだ」

 

なんと便利屋68が現れた。

 

「どうしてあなたたちが!?」

 

戸惑うアヤネ。どうやら彼女たちも犯人を狙っていたのだ。

 

しかし敵の数は多く両者の戦いは周辺の市民たちに届いていた。程なくしてパトカーのサイレントと共にヴァルキューレ警察学校の生徒が現れ、周囲を取り囲んでいた。

 

「っ… 気をつけて社長、ヴァルキューレが辺りを囲んでる」

 

「不味いわね…

 

 シロコ!犯人はあなたたちにあげるわ、それじゃあね!!」

 

ムツキがあたりに用意した爆弾を爆破し、便利屋68の面々はどさくさに紛れて逃走したのだった。突然の逃走にセリカが苛立つ。

 

「なんなのよさっきから〜!」

 

「動くな!」

 

周囲の争いを制するかのような低い声に誰もが戦闘をやめた。

 

「ヴァルキューレ公安警察だ!市民からの通報で参上した!」

 

「か、カンナだ!やっちまえ!!」

 

対策委員会に目もくれず指名手配犯が一斉にカンナに襲いかかるが…

 

「ぬるい」

 

その一言で難なく指名手配犯とその一味を捕縛したのだった。

 

「す、すごい…」

 

セリカが感嘆の声をこぼす中ニキは…

 

(少々お顔が怖いですねえ…)

 

少しだけカンナにビビっていた。

 

指名手配犯の確保に協力したということで報奨金が渡された。本来の手配金程ではないがある程度の報酬が得られたことに対策委員会は満足だった。

 

「それにしてもさっきの人はすごかった」

 

近くのカフェで休憩している対策委員会はカンナに関する話題をしていた。

 

「あの人は尾刃カンナさん、以前当番の際に先生とお話ししているのが見えましたが真面目な方って印象でしたね」

 

ノノミが答える。

 

「まあニキちゃんも気をつけて。

 

 あんまり神のお告げだって言いながら好き勝手やってたら、ああいう怖ーいお姉さんのお世話になっちゃうかもよ?」

 

ホシノの一言にニキがドキッとしていた。

 

「そ、そうですか?」

 

ニキ自体そこまでカンナを怖がってはいなかった。

 

「もう、ホシノ先輩? 意地悪しちゃダメですよ?」

 

「冗談だよノノミちゃーん」

 

 

 

翌日、神のお告げを受けたニキは先生にあることを話すべく単身トリニティに向かっていた。なお、先生には既にモモトークで連絡していた。

 

「以前来た時もそうですがやはり煌びやかですね」

 

放課後のトリニティの校舎では下校中のトリニティ生が見られていた。

 

「ええっと、総合校舎はこちらですね?」

 

受付でシャーレの先生に用があることを伝えたニキはそのまま立ち入りを許されて先生を探すが…

 

「しまった… 迷ってしまいました」

 

校舎を動くうちに聖堂らしき場所に出てしまったニキは途方に暮れていた。その時…

 

「どうされました?」

 

背後から声をかけられた。

 

「何やら困っているご様子ですが…」

 

 シスターフッド現トップ__歌住サクラコ

 

「おや?」

 

ニキが振り向くと声の主は銀髪のシスターだった。彼女がニキの顔を見つめ、不的な笑みを浮かべてきた。

 

「見ない方ですね?ご用があるのですか?見たところお困りのようですね」

 

サクラコの雰囲気はニキに恐怖を抱かせていた。

 

(なんて威圧感… 噂には聞いていたトリニティのシスターがこれほどとは…)

 

「怖がっているのですか? 楽になさってください」

 

ニキの動揺を見抜いていたのかサクラコが宥める。

 

「え、と… シャーレの先生のいる…ここに」

 

怯えながらもニキはモモトークの画面を見せる。

 

「そうでしたか… ついてきてください。ここからならばそれほどの距離はありませんから」

 

サクラコに案内されたニキ、彼女を占ってみると真摯に祈りを捧げている光景が見え、その光景にニキの恐怖心が和らいだ。

 

(あれほど神に対して真摯なお方とは… 流石はシスターフッド。見習わせていただきますね)

 

 

サクラコの案内を受けたニキは先生のいる場所に到着した。

 

「先生」

 

「よく来たねニキ。大丈夫だった?」

 

「親切な方に道案内していただきました」

 

「そっか、それはよかった!それで、今日はどうしたの?また私の裸でも見えちゃった?」

 

「そ、それは違います!」

 

ニキが赤面する。

 

「先生、あなたにお話ししなければならないことがあります。

 

 先日、私は海に行く前のお休みの日、ある生徒に襲われ…いえ、出会いました」

 

先生が眉を顰める。

 

「え?」

 

「その生徒の名前は白洲アズサ。噂によるとあなたが今教えている生徒になります」

 

「… そうだね、アズサは今ヒフミ達と同じ補習授業部の生徒だよ」

 

「そうだったんですね。実は私は以前ブラックマーケットにてヒフミさんと出会った日にある光景を見ていたのです」

 

「ある光景?」

 

先生が尋ねるとニキがうなづいて答える。

 

「一つは青空の元ヒフミさんが朝日を背に何かを誓う光景。それともう一つが暗闇の中で彼女はアズサの名前を必死に叫んでいる光景なんです」

 

「!?」

 

先生が動揺する。

 

「ヒフミとアズサが!?」

 

「お2人の関係は私たちの知るところではありませんが、とにかく良くない未来が見えたんです!」

 

「そうだったんだね。それを伝えるためにわざわざ…」

 

「いえ、神のお告げを今朝受けました。この話をあなたにせよ、と。恐らくこの先起こる出来事の結果で最悪の未来が訪れるのでしょう」

 

「ありがとうニキ! この件は私がなんとかして見せるよ」

 

「はい、お気をつけて。わざわざお忙しい中ありがとうございました」

 

ニキが立ち上がり一礼をしてから先生と別れ帰宅したのだった。

 

 

 

 

翌日__

 

「ねえ何処にいた!?」

 

翌日アビドスでは騒動が起こっていた。

 

「ダメです、家どころかアビドス中のの監視カメラの映像にもいません!」

 

「おかしい… 何も言わずにいなくなるなんて」

 

セリカ、ノノミとシロコが校舎に戻ってきた。

 

「一体何処に…?」

 

「まさか、また…「そんなはずがないよ。ニキちゃんだよ?きっと大丈夫、大丈夫なんだ」」

 

セリカが不安の声を溢す中ホシノも震えていた。

 

その時、アヤネの端末が鳴った。

 

「ミレニアム?」

 

電話をとったアヤネが話を少し聞くと目を丸くして驚く。

 

「うそ… どうして!?」

 

「アヤネ、どうしたの?」

 

「ニキちゃんが今朝、ミレニアムで意識不明の重体で発見されたって…!」

 

アヤネが涙を流して告げた。

 

To Be Continued...

 

 

次回予告

 

シロコ「どうしてニキがミレニアムに?」

 

セリカ「ニキ、しっかりして…? まさか記憶が?」

 

ホシノ「ニキちゃん、君は私たちの仲間なんだよ?」

 

ノノミ「次回、蘇るニキ」

 

アヤネ「何があったの?ニキちゃん」

 




次回予告

シロコ「どうしてニキがミレニアムに?」

セリカ「ニキ、しっかりして…? まさか記憶が?」

ホシノ「ニキちゃん、君は私たちの仲間なんだよ?」

ノノミ「次回、蘇るニキ」

アヤネ「何があったの?ニキちゃん」
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