ダブルリードの苦労人   作:桜紅月音

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なんで映画の前売りのカードにヒロネ先輩居ないんですかねー
後、どうでも良いですが、ユーフォ映画前売り券3枚買ってしまった。

この作品で書くは分からないけど。とりあえず2周はします。
ヒロネちゃんはともかく、仲良し川コンビと晴香部長、あすか先輩、香織先輩は見たいですよね。


12.祭りと苦労人

 

あがた祭りは知っているだろうか。分からない人のために言っておくと

あがた祭りと言うのは毎年6月5日に行なわれるお祭りで、この時期になるとなんとなくみんながそわそわし始めたりする。こんな感じで

 

「香織先輩! あのもしよかったら県祭り」

 

「ごめん あすかと晴香と一緒に行こうって言ってて」

 

「ええーー」

 

「邪魔だってさー」

 

「うっさい!」

 

吉川は相変わらず香織先輩にべったりである。

そしてそれを揶揄う夏紀。いつもと変わらない日常である。

僕は当初行く予定は無かったのだが

 

「拓哉君、私と一緒にあがた祭り行かない?」

 

と数日前から鳥塚先輩に誘われてたのだ。

香織先輩に断れた吉川が次にやってくるとしたら、僕の元だった。

 

「あんたは予定…どうなのよ…」

 

「先に誘われたから空いてないんだ…ごめん」

 

「謝る必要はないわ。先に誘っていない私が悪いんだから。お互いに楽しみましょうね」

 

と吉川は部室から出ていった。

何も悪い事はしていないと思うけど…罪悪感が凄い…

 

「拓哉君、また後でね

 

「はい。宇治駅で良かったですよね?」

 

「うん」

 

「鳥塚先輩と一緒に行くんだ?」

 

「鎧塚も行くの?」

 

「ううん、私は家でゆっくりしたいから行かない」

 

「それもいいよね」

 

こっちも変わっていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*****

 

夕方、約束した時間の少し前に到着してからすぐに着物を着た鳥塚先輩がやってきた。

 

「拓哉君、ごめん待った?」

 

「待ってない。鳥塚先輩素敵だよ」

 

「ありがと。って鳥塚先輩って言うの辞めてって言ったじゃん。二人きりの時はヒロネでいいって」

 

「誰が見てるか分からないから呼び捨てはちょっと…」

 

「じゃ、ヒロネ先輩でいいから」

 

「それなら…」

 

「それじゃ、行こっか拓哉君」

 

「ヒロネ先輩…足元気を付けて」

 

と言った矢先、こけそうになったのは先輩の為にもこの話は心の奥にしまったおこう。

 

「ほら、手を貸すから捕まって」

 

「ありがとう。そういう所本当に気づくよね」

 

「ヒロネ先輩のこんな姿を部員が見たらびっくりすると思うけどね…」

 

「これからは大丈夫!拓哉君と手を繋いでいるから!」

 

何が大丈夫だというのか分からない。

 

「こうやって歩いていたらカップルに見えないかな?私達」

 

「どうだろう…案外、兄弟に見えてるかも?」

 

「む~それはどういう事かな?」

 

「何も言ってないんだけど?」

 

「私が幼く見えるって事だよね」

 

「それは違うんじゃないかな…?」

 

とヒロネと会話しながら歩いていると目の前から知っている人が

 

「あれっ、鈴木先輩と鳥塚先輩」

 

「川島さんと加藤さん。こんにちは。2人もあがた祭りに来たのかな?」

 

「そうです!それにしても2人が一緒に居るの初めて見たんですけど…もしかして」

 

「川島さんが思っている関係じゃないよ。そうだよね鳥塚先輩」

 

「そうだね、私はそういう関係になりたいって思ってるんだけどなぁ~拓哉君」

 

「お2人の恋応援してますから」

 

「ありがとうって言って良いのかな?2人も気をつけてね」

 

「「はい」」

 

と川島さんと加藤さんに手を振って。2人が見えなくなるまで見送った。

 

「で、恋人に見えたって言ってたよ」

 

「そうとは言ってなかった気がするんだけど…」

 

「でどうよ?私達付き合う?」

 

「おいおい…その話は大会が終わるまでしないって話だったよね…?」

 

「そんな事言ってたら、君と仲の良い子に取られちゃうじゃん」

 

「僕が断り続けたらいいだけの話だけでは…?」

 

「それは告白してきた女の子に失礼でしょ」

 

「それはそう」

 

「まぁ、考えておいてよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

******

 

ヒロネ先輩を駅まで送り届けて、その帰り道。

 

「あっ、拓哉」

 

「おっ、優子じゃん」

 

一人で歩く浴衣姿の優子とばったり遭遇した。

 

「拓哉も帰り?」

 

「そんな所。優子も?」

 

「ええ、私も帰る所」

 

「それなら、いつもの所まで一緒に帰る?」

 

「うん、そうしましょ」

 

そう言って、優子は僕の隣まで駆け寄ってきてきた。

 

「それで…私の浴衣姿を見た感想は?」

 

「え、えっと…とても似合ってると思う。うん」

 

「ありがとう//素直に褒められると嬉しいわね//」

 

と言って、自分の髪を触りだす優子。

 

「実際、浴衣姿の優子を見れて良かった。優子って可愛いしね」

 

「か、かわ!?」

 

「ふふっ…それじゃ、帰ろう優子」

 

と言って、僕は優子に手を差し出した。

 

「えっ?」

 

「手を握るの嫌だった?」

 

「そんな訳ないけど…」

 

まだ、何か言いたげな優子だけど。そんな事を気にせず、僕は優子の手を取った。

 

「ふえっ!?」

 

「いいから。ほら帰るよ」

 

と言って、家までの帰り道を優子と二人で一緒に帰るのだった。

優子はずっと顔が真っ赤だった。




恋のライバルが増えました。
IFストーリーを作ろうとは思ってるので、いずれは皆書くんですけどね。
メインヒロイン誰にしようかな。

ヒロインは?

  • 小笠原晴香
  • 中世古香織
  • 鳥塚ヒロネ
  • 喜多村来南
  • 傘木希美
  • 加部友恵
  • 井上順菜
  • 剣崎梨々花
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