ダブルリードの苦労人   作:桜紅月音

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需要があるかは分からないけど。見たい方、一人くらいは居るでしょうって事で。書いてみました。


メイン所と違って単発ですけど。好評だったら続きあるかも…?


〜未来図〜
加部友恵


 

北宇治を卒業して。2か月が経った6月。僕は宇治駅でとある人を待っていた。

 

 

「ごめーん!待った?」

 

 

「ううん、今来た事。久しぶり友恵」

 

 

「うん、久しぶり」

 

 

そう話すのは、彼女である加部友恵。

卒業式の日に、彼女に呼び出され、告白を受けて正式に付き合う事になったのだ。

 

 

「それにしても暑いね…」

 

 

「もう6月だからね」

 

 

今日は、そんな彼女とデートの日だった。

友恵は、怪我をしたことによって、医師になりたいという事で、京都市内の医学部に行っている。

 

 

「本当だよーこんなに暑かったら、8月どうなっちゃうんだろうね」

 

 

友恵はそう言いながら、ハンカチで汗を拭った。

 

 

「そうだ、拓哉、こないだの講演会良かったよ。鎧塚さんとのタッグすっごく良かった」

 

 

「そう?なんかそう言われると恥ずかしいな//」

 

 

同じ音大に進学したみぞれは、メキメキを力を付けていた。

先生も、このままいけば凄い音楽家になれると言っていたし、持ってるものは凄かったんだなと改めて思った。

 

 

「拓哉も凄い人になっちゃったなって~」

 

 

「辞めてよ~あの頃と変わらないって」

 

 

彼女である友恵に褒められると、なんだが恥ずかしくなってしまった。

 

 

「それで浴衣姿の私を見て、どう?」

 

 

「うん、可愛い」

 

 

「もう//」

 

 

友恵が浴衣を着ているのは、今日が縣祭りの日だからである。

 

 

「縣祭りって事もあって、人多いね」

 

 

「うん、今年は気合入ってるみたいだし、去年よりも多いと思う」

 

 

「そっか。はぐれないようにしないとね」

 

 

「うん。手しっかりと繋いでおこうね」

 

 

僕はそう言って、友恵の手を握った。

すると、友恵の顔が真っ赤になった。

 

 

「顔、真っ赤だよ」

 

 

「辞めて//見ないで//」

 

 

「可愛いな友恵は」

 

 

僕はそう言いながら、友恵の頭を撫でる。

 

 

「もう//」

 

 

友恵はそう言って、僕の事をポカポカと叩いてくる。

 

 

「あのカップル初々しいね」

 

 

駅までこんなやり取りをしていたので、通りかかった人たちにそう言われて、今度は僕が恥ずかしくなってしまった。

 

 

「友恵、行くよ」

 

 

「うん//」

 

 

まだ、恥ずかしいのか友恵の顔は真っ赤だった。

あの後、屋台を周った僕達は、宇治川の中州にベンチに座っていた。

 

 

「屋台いっぱいだったね」

 

 

「うん、拓哉にたくさん奢って貰っちゃった」

 

 

「彼女の為なら、これぐらいなんて事ないよ」

 

 

それにしても、今年は本当にたくさんの屋台があった。

全部回れるだろうか…いや、無理だな。

 

 

「もしかして全部回ろうと思ってた?」

 

 

「最初はね。でも、諦めたよ」

 

 

「そうだね。全部回ろうと思ったら、足が痛くなるよー」

 

 

「友恵はそうだろうね…」

 

 

下駄を履いている友恵を連れ回す訳にもいかないので、僕はそう言う。

 

 

「そうだ!こっちまで来たんだし、拓哉の家行ってもいい!」

 

 

「えっ?別にいいけど」

 

 

「本当!久しぶりにさつきちゃんと会いたいのもあるけど、何より、拓哉と二人きりになりたいなって」

 

 

そう言う友恵の頬は紅く染まっていた。

 

 

「オッケー。家においでよ」

 

 

という訳で、友恵は僕の家にやってきた。

 

 

「あの頃と変わってないね」

 

 

「何も変えてないからね」

 

 

どうやらさつきは、縣祭りからまだ帰ってきてないようで、家には居なかった。

 

 

「拓哉のベットだー!!」

 

 

僕の部屋に入るや否。友恵は浴衣姿のまま、僕のベットにダイブをした。

 

 

「浴衣でするもんじゃないよ」

 

 

「だって、拓哉に包まれてる気がして」

 

 

そう言う友恵に、僕は少しばかり引いた。

 

 

「お茶でもいる?」

 

 

「お茶はいるけど、その前にやる事あるでしょ」

 

 

「やる事…?」

 

 

「そう、彼氏の部屋に彼女を連れ込んだらさ、やる事は決まってるでしょ」

 

 

「友恵…まさか…」

 

 

「ふふふ、私は準備オッケーだよ」

 

 

そう言う友恵は、やれるものならやってみろと言わんばかりの表情だった。

 

 

「友恵がその気なら…僕だってやるからね」

 

 

「うん、来て」

 

 

その後、さつきが帰ってくるまで僕と友恵はイチャイチャするのだった。

 

 




映画の特典、優子ちゃんを自引きしました。

やったぜ!!!


次回は、梨々花ちゃんの短編を挟んで、みぞれちゃんルートを始めます。
交互に更新していく予定なので、お気をつけてください。
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