バラバラに書いたら時系列が狂ってしまいそうなので…
それはさておき、映画の主題歌のPV、京アニチャンネルから公開されましたね。いよいよって感じですね。
因みにこの作品のタグ欄の所、色々と変わってます。
*9/14修正済
オーディションである以上、上級生が落ちて下級生が受かることは決して珍しい事ではない。だからといって全ての人が結果を素直に受け入れるかと言うと、それはまた別の問題で
「はぁ…」
「どうしたの鈴木君?」
「いや…なんで次からこう事件が起こるんだと思って…」
夏紀の落選に、高坂さんはソロパートに受かった。それはいいんだ。高坂さんが実力で勝ち取ったものなのだから。
問題はそれを受け取ることが出来ない
ほっとおけば、暴走してしまうから。
「黄前ちゃん」
「あはい、あぁ夏紀先輩」
「今日さ練習終わった後ちょっと時間ある?」
「え? あ、はい」
「話があるから付き合ってよ。おごるからさ」
「は、はい」
「じゃっ、まーたあとでねー」
夏紀の方は…まだ大丈夫そうか…。
黄前さんがなんとかしてくれることを信じよう。
事件なんて、一気に解決を図ろうなんて出来ないから、ここは吉川の方に回るとするか。
「三分二十五秒です」
「課題曲は今のペースがいいでしょう。コンクールの演奏時間は12分。もちろんその時間をオーバーしてはいけませんが、焦って曲を台無しにしてしまうのはもっといけません。今のペースを忘れずに行きましょう。十分時間内に収まります」
「はいっ」
「では本日はこれまでにします」
「ありがとうございました」
滝先生による指導も終わり、フルートの中野さんが滝先生に聞いた。
「あの、先生。リストに書いてある毛布って」
「毛布です。みなさん、家にある使ってない毛布を貸してほしいんです」
「はいっ」
「うち、毛布超余ってます。でも、毛布で何するんですか?」
「それは当日のお楽しみかなあ?」
「えーー なんですかーー? 久美子ー、後で教えて!?てか、今日時間大丈夫?」
「え」
「みどりがぁどーしても甘いもん食べたいって言ってるんだけど」
「ああ」
「ごめんねー、今日はちょっと話があるから黄前ちゃん貸して?」
「え、あぁぁ はい」
「あはは、ごめん」
「じゃ、下で待ってるから」
「はいーー 笑顔が怖いーー」
「声出てる」
「あはは…」
「ここの音が上手くいかないんだよね」
「テンポが急にかわるところだからね」
「香織!」
「あ、今行く。またあとでね」
「お疲れ様でした」
「香織先輩…」
うん、やっぱり吉川の事はフォローしていた方が良さそう。
今後の部の為にも、吉川の為にも
「吉川、一緒に帰るか?香織先輩も誘って」
「鈴木…」
*****
帰り道、吉川を引き連れて香織先輩を捕まえ、一緒に帰ることになった。
吉川は話したい事がありそうに思えたから助け船を出すことにしたのだ。
「だからきっとそのせいなんじゃないかって絶対そうです」
吉川は、香織先輩に思っている事をぶつけた。
「そうかなそんなことないよ」
まぁ…香織先輩から返ってくる言葉は分かってたけど
「でも」
「私はもう納得してるから」
香織先輩はそう言っているが、目の奥からはまだ諦めきれていない闘志みたいなのを感じた。
「でも」
「先生は私より高坂さんの方がソロにふさわしいと判断した。それがオーディションでしょ?」
「だからそのオーディションが」
吉川の言いたい事も分かる。高坂さんがずるしたとは思わない。
もちろん、滝先生が贔屓したとも思っていない。
オーディションに私情を挟んでしまえば、オーディションの意味が無いから。
「優子ちゃんもコンクールに出るのよ。これからは全員で金賞目指して頑張る。ちがう?」
香織先輩の言葉は、正論。
「その話は口外しないでって他の子にも言っておいて じゃあね」
香織先輩はそう言って、僕達の元を去ろうとした。
そんな先輩に、吉川は声を掛けた。
「香織先輩あきらめないでくださいっ 最後のコンクールなんですよ あきらめないで 香織先輩は 香織先輩の夢は絶対にかなうべきなんです。じゃなきゃ…」
「ありがと」
しかし、吉川の思いも虚しく。先輩はこの場を後にしてしまった。
「先輩……」
僕達から一歩一歩と遠くなっていく香織先輩を見る吉川の口からはそう声が漏れていた。
「吉川は一旦、ブランコにでも乗って心の整理でもしといて」
「それはいいけど…あんたはどこに?」
「内緒」
********
「香織先輩」
僕は、香織先輩の後を追いかけて声をかけた。
「どうしたの?拓哉君」
「本当に満足してますか?あの結果に」
僕は思った事を簡潔に聞いた。
「えっ?」
香織先輩は、僕の言葉に困惑の表情を浮かべていた。
「本当に満足してますか?」
もう一度先輩に、同じ言葉を聞いた。すると_
「私は…満足してない。出来るならもう一度チャンスがあるのなら…」
先輩は涙声でそう言ってきた。
やっぱり、先輩はまだ諦めてきれていなかった。
「分かりました。後の事は僕に任せてください」
「えっ?何をするつもりなの」
僕が今からする事に、香織先輩は止めようとしてきた。
犯罪とかそういう事をする訳ではない。みんなが納得できる舞台を作りだけなのだ。
「でも言っておきますね。僕はなんとかしますけど、最後は先輩が決める事ですからね。では、また明日部室で」
「ちょっと」
先輩から呼び止めれるが、知った事ではない。
香織先輩と別れて、ブランコに座っている吉川の元へと戻ってきた
「吉川大丈夫か?」
「香織先輩と何話してたの」
「いずれ分かるから。今は内緒」
今、ここでばらしてしまっては、面白くはないから。
「何よそれ…」
「それに、そんな顔してたら可愛い顔が台無しだよ」
僕はそう言って、吉川の涙を制服で拭った。
「うっさいわね…」
「その元気があるなら心配ないな」
いつもの反発してくる吉川を見て、一安心。
「そこの自販機で何か買ってくるけど、何が良い?」
「甘い物なら…」
「オッケー」
そう言って、自販機にあった紅茶を買い、吉川に渡す。
そんな変わらない平和な日常なのだ。
この時までは_
この作品が終わった後に、久美子が卒業した後の世界線を書くのもありだと思いました。
世界線は続いていくって事でね。
そうなるとオリジナルキャラ作らなきゃ…
ヒロインは?
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小笠原晴香
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中世古香織
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鳥塚ヒロネ
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喜多村来南
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傘木希美
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加部友恵
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井上順菜
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剣崎梨々花