ダブルリードの苦労人   作:桜紅月音

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アンケートやってます。

ヒロインは2名決めてます。分岐ルートですね。
その2人と書けないメンバーを除いた人をアンケートに入れてます。

2人くらいルートで書いていきたいと思ってますので、よければ投票入れて行ってくださいね。


17.いざ府大会へ

再オーディションが終わった。あの後大変だった。

中々泣き止まない吉川を外に連れ出したのは良いんだけど…どうしよう。

頭の中で考えていたのは、隣に座ってそっとしてあげようと思ってた?

そしたら、ホールを出てしばらく歩いたら抱きついて来て

 

「鈴木…このままで居て…」

 

という言葉を発して数分この状態である。

そろそろ足が痛くて堪らない…

 

「気持ちの整理まだ出来ない?」

 

「うん…だって香織先輩に吹いて貰いたかった…」

 

「そうだよね…」

 

その状態がしばらく続いた。

すると、僕の身体に抱き着いていた手が離されて

 

「でも、ずっとこのままじゃ…ダメだよね切り替えないと」

 

「もう大丈夫なの?」

 

「うん、あんたのおかげで大分落ち着いた」

 

「何もしてないけど…」

 

「ううん、話を聞いてくれただけでも助かったわ」

 

「みんなの所に戻りましょ」

 

とだけ言って優子は反対方向へと走っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あいつ一緒と居ると…なんだか落ち着く…そしてこの気持ちは…やっぱり…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

******

 

 

夏休みに入った。

 

だからといって僕達吹奏楽部に休みなんて無いのだ。

宿題?そんなの3日で終わらせたよ。

 

「鈴木、宿題は進んでる?」

 

「そんなのとっくの昔に終わらせたよ」

 

「えっ?全部?」

 

「うん。全部」

 

「ちょっと、見せなさいよ」

 

「嫌だよ。宿題は自分でやってなんぼでしょ。分からなかったら勉強会でも開いてやればいいじゃん」

 

「うぐっ…痛い所を突いてくるわね」

 

すると、吉川は何かを思い出したかの様に言い始めた。

 

「そういえばあんた、香織先輩とお出かけするんだってね」

 

「うん、そうだけど」

 

なんで知ってるんだと言いたいが香織先輩から聞いたのだろう。

 

「私からのお誘いは断っておきながら、香織先輩とは行くんだー随分と良い身分ね」

 

「良い身分って…」

 

「そうでしょ。香織先輩と2()()()()でお出かけなんでしょ?私だってやってみたいもん」

 

「まぁ、いいわ、私とも約束して」

 

「えっ?何?」

 

「私ともお出かけして」

 

「うん分かった」

 

と言うと吉川はトランペットパートへと戻っていった。

 

****

 

時間が流れるのは早いもので、気づけば府大会の日がやってきていた。

 

晴香「はーい、みんな聞いてー。聞いてくださーい。各パートリーダー、自分のパートが揃っているか確認してください」

 

「トランペット」

 

「います」

 

「パーカス問題なし」

 

「フルート全員居ます」

 

「クラ揃ってます」

 

「ファゴットオーボエ大丈夫でーーす」

 

「トロンボーン揃ってまーーす」

 

「ホルンいます」

 

「低音オールオッケー」

 

「えっとぉサックスも大丈夫。ハイっ! わかりました えーと、七時過ぎにトラックが来るので、十分前になったら積み込みの準備を始めます。楽器運搬係の指示に従って、速やかに楽器を移動して下さい」 

 

『はい』

 

「楽譜係」

 

「はい 今から譜面隠しを配ります。各パートリーダーは取りに来てください」

 

「受け取ったら各自無くさないようにね」

 

「楽器運搬のひとはこっちに集まって下さーい」

 

「鈴木ほら」

 

「ありがとうございます」

 

 

 

「お前ら気持ちで負けたら承知しないからな。わかったか!」

 

この感じもあの時以来か。そこまでの時間は経っていないけど、すごく懐かしく感じる。

 

『はい』

 

「すみません、おまたせしました、全員揃ってますか?」

 

「ええ」

 

「そうですか」

 

「先生、ちょっといいですか?」

 

「どうぞ」

 

「森田さん」

 

と晴香先輩が言うと森田さん達が目の前に立って

 

「えー、私たちサブメンバーのチームモナカが、みなさんへのお守りを作りました。今から配りますので、どうぞ受け取ってください」

 

「イニシャル入りです」

 

『わーーー』

 

夏紀がそう言うと、部員皆が声をあげていた。

夏紀は、そのまま僕のそばまでやってきて、部員のみんなとは違ったお守りを渡してきた。

 

「拓哉には私が特別に作った奴ね」

 

「本当じゃん、ありがとう夏紀」

 

「私達を全国まで連れてってね」

 

「任せて」

 

「えー、みんな行き渡りましたか? まず、毎日遅くまで練習する中、全員分用意するのは本当に大変だったと思います。ありがとう」

 

晴香先輩がモナカのみんなにそう言うと、森田さんが照れていた。

 

「テヘヘヘヘッ」

 

「ではそろそろ出発しますか」

 

「小笠原さん」

 

「はい」

 

「部長から皆さんへ何か一言」

 

「えっ 私ですか?」

 

「いよっ、待ってました、部長様」

 

「ちゃかさないの。代わりに話させるよ?」

 

「ごっほん。ではユーフォの歴史について」

 

あすか先輩は、本当に変わらない人だ。

 

「それはいいから」 

 

『あははははは』

 

「あ…う…えーーと…ん、えと、今日の本番を迎えるまでいろんなことがありました。でも今日は、今日出来る事は、今までの頑張りを思いを全て演奏にぶつけることだけです。それではみなさん、ご唱和ください。北宇治ファイトーーー」

 

『おーーー』

 

「さあ、会場に私たちの三日月が舞うよ!」

 

『おーーー』

 

「はしゃぎすぎだ!」

 

 




2人はもう分かると思いますけどね。
リズとフィナーレ混ざてやっていきます。でも、片方はフィナーレ中心、もう片方はリズ中心でやっていく形になると思います。


今後の話に合わせて今まで出した話も弄りたいですね。

ヒロインは?

  • 小笠原晴香
  • 中世古香織
  • 鳥塚ヒロネ
  • 喜多村来南
  • 傘木希美
  • 加部友恵
  • 井上順菜
  • 剣崎梨々花
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