何とか2期13話分は書き終えました。
修正をしながらなので…完璧に出来た訳じゃないですけど。
19.もなかと苦労人
府大会を突破した僕達は、会場の外で写真撮影を行っていた。
「滝先生!」
「何でそんな所 いるんですか」
「そうそう滝先生もこっちに来てください」
「え?」
「賞状は誰か持って~」
「私はいいよ」
晴香先輩が香織先輩に賞状を渡そうしたのだが、香織先輩は断って何故か僕に回ってきた。
「拓哉君持って」
「えっ?僕ですか」
「そう!」
晴香先輩に返そうとしたのだがカメラマンの人が
「じゃあ いきます、こっち見てー 何かポーズとって」
と言ったので仕方ないし持つ事にした。
3年生の先輩方に囲まれる事になったが、まぁ良しとしよう。
「はーい みんな 集まってー」
「お願いします」
「えーっと こういうのは初めてなので 何と言っていいのか 分からないのですが 皆さん おめでとうございます」
「いえ むしろ 感謝するのは私たちのほうです」
「みんな せーの!」
『ありがとうございました!』
「あ… はい ありがとうございます」
「あっさり?」
「盛り上がらねー」
「私たちは今日 たった今から代表です それに恥じないように さらに演奏に磨きをかけて 行かなければなりません 今 この場から その覚悟を持ってください」
『はい!』
「はい、では移動しまーす」
「とりあえず関西には行けたね」
とハイタッチをしてきたヒロネ先輩。
僕もハイタッチで返して話す。
「そうですね。でも、僕達は全国を目指してるんですからここは通過地点ですよ先輩」
****
「皆さん 行き渡りましたか?」
「8月の17,18,19の3日間 近くの施設を借りて 合宿を行います 今日帰ったら ご家族に きちんと話しておいてください」
「その前の15と16が休みっていうのは…?」
「そのままの意味です」
滝先生がそう言った瞬間、部員達が騒いた。
「休むんですか?」
「練習したいのは やまやまなのですが その期間は 必ず 休まなくてはいけないと 学校で決まっているらしくて」
「自主練もダメなんですか?」
「学校を閉めるらしいんですよ」
「外でやろ」
「うん」
そう呟く先輩達。
関西に行けた、目標としていた全国がすぐそこまで来ているという現実がやる気に満ちた雰囲気を作り上げていた。
「とにかく 今残された時間は限られています 3年生はもちろん 2年生 1年生も来年あるなどと思わず このチャンスを 必ずモノにしまちょう」
『はい』
「では 練習に移りますが その前に」
滝先生がそう言うと、モナカのみんながそれぞれ楽器を持って僕達の前に立った。
「えーっと 皆さん 関西大会出場 おめでとうございます」
「私たち チームもなかは 関西大会に向けて これまでと同様 みんなを支え 一緒に この部を 盛り上げていきたいと思っています」
「おめでとうの気持ちを込めて 演奏するので聴いてください」
「では」
「いくよ」
『コングラチュレーション!』
「いやー うまくなったねぇ」
「うう… うっ…」
「部長 何泣いてんの」
「晴香先輩!ここはしっかりとしてくださいよ」
「拓哉君まで…もー」
と言うと部員みんな笑っていた。
「ありがとうございました。みんなも 忙しいのに… うう…」
「もう! こういう時は 景気のいいこと言って 締めないとダメでしょ! はい いくよ! 北宇治ファイトー!」
『おー!』
「それ私の…」
と呟く部長の声が儚く消えて行った。
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「夏紀、上手だったよ。本当に上手くなったね」
「本当!?それなら頑張った甲斐があったよ」
帰り道、久しぶりに一緒に帰りたいと誘ってきた夏紀。
特に断る理由も無かった僕は、その誘いに乗る事にした。
「それでさ、話変わるんだけど、希美の事聞いた?」
「聞いたも何も本人から戻りたいって言われたよ」
「それでなんて返したの」
「帰ってきないなら帰ってきたらとは言ったけど、それ以外の事は何も言ってないよ」
「それで希美喜んでたんだ」
そうあの時、傘木から部活に復帰したいと言われた。
僕に断る権利もなければ許可を出す権利もない。なので復帰したいなら復帰すればいいと答えた。
「明日、あすか先輩に言いに行くつもり」
「え?何を」
「希美がね。拓哉とあすか先輩に許可が欲しいって言ってたの」
「それで僕の所に来たって訳か」
「そう」
「本人がそうしたいならそうさせてあげるのが1番かもね」
「うん」
「練習の邪魔にならないようにだけ気をつける事くらいかな…」
晴香先輩と香織先輩のルートか…難しいなぁ…
ヒロインは?
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小笠原晴香
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中世古香織
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鳥塚ヒロネ
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喜多村来南
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傘木希美
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加部友恵
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井上順菜
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剣崎梨々花