ダブルリードの苦労人   作:桜紅月音

24 / 129
分岐ルートを執筆しつつ、書いた作品を弄るそんな日々です。

誤字報告本当に助かってます。
自分でも気づかない所は本当に気づかないので…(汗)


これとは別にユーフォと野球の話を作っております。
この作品の世界線とは全く違う世界線です。



10/31日修正


23.プールと苦労人

 

「では本日の練習は ここまでにします 明日からは お盆休みに入りますが そのあと すぐ合宿です 体調管理には くれぐれも注意して 風邪など引かないようにしてください」

 

 

『はい!』

 

 

滝先生が注意を促したその瞬間、橋本先生がくしゃみをした。

それを見た滝先生は橋本先生に向けて

 

 

「注意してくださいね」

 

 

「はい」

 

 

練習終わり、滝先生が風邪に気を付けろと言った矢先、橋本先生がくしゃみをした事により滝先生に強く注意されていた。

 

 

「では、合宿の予定確認するから、パートリーダーはいつもの教室に集まってくださーい」

 

 

「それじゃ行ってくるね」

 

 

晴香先輩の集合の言葉に、来南先輩は僕達に向かって音楽室を後にした。

 

 

「二人は休みどっか行ったりするの?」

 

 

来南先輩が居なくなると、岡先輩がそう声を掛けてきた。

 

 

「先輩こそ、どこかに行ったりしないんですか?」

 

 

「私は受験があるから」

 

 

「そうですよね。受験頑張ってくださいね」

 

 

三年生は、部活に受験……大変だよね。

でもしっかりとしている岡先輩だから、そこら辺はしっかりとしてると思う。

 

 

「みぞれはどこかに行く予定ある?」

 

 

「私は無い…」

 

 

みぞれは楽譜に目を落としながらそう言っていた。

 

 

 

 

*****

 

 

「拓哉君お待たせ」

 

 

「香織先輩、とても綺麗ですよ」

 

 

「そうかな?」

 

 

プール当日、香織先輩と待ち合わせをして待っていたのだが、そこには白い水着に身を包んだ香織先輩が居た。流石、吹部のマドンナと言われているだけの事はあった。

 

 

「なんだ~誰かと思ったら鈴木だったの」

 

 

「あすか先輩も似合ってますよ」

 

 

「鈴木…私だって分かるんだ」

 

 

「何を言ってるんですか。あすか先輩はあすか先輩じゃないですか」

 

 

眼鏡を外したあすか先輩。

先輩は分からないだろうと思っていたらしく、僕の反応に驚いていた。

 

 

「あら」

 

 

「あっ、香織先輩」

 

 

黄前さんと高坂さんが居た。

二人もプールの話をしていたから、ここで会っても不思議ではないか。

 

 

「あなたたちも来てたのね2人?」

 

 

「葉月ちゃんとミドリちゃんも一緒です。先輩…」

 

 

黄前さんが香織先輩に話している最中、背後から忍び寄る影が…

 

 

「うわー!え?あの…どっどなたですか?」

 

 

あすか先輩だと気づいていない黄前さんはそう驚いていた。

そんな黄前さんにあすか先輩は手で眼鏡を作って言う。

 

 

「えーっ!? 薄情だねぇ いつも一緒なのにー」

 

 

「え?あすか先輩!どうしたんです?こんな所で」

 

 

眼鏡で分かった黄前さんはそんな反応を示す。

いや…普段の練習で一緒なのに分からなかったの…

 

 

「私だってプールくらい来るわよ」

 

 

「今日くらいしか休みないからね。他にもたくさん来てるよ」

 

 

香織先輩からそう言うと、背後から聞き慣れた声が聞こえてきた。

 

 

「ヤバいヤバいヤバい…!」

 

 

そう言って駆け寄ってくる優子。

香織先輩信者なだけはあるね。というより…外ではやらないで欲しいんだけどな。

 

 

「ちょっ優子」

 

 

「香織先輩!マジヤバい。地上に舞い降りたエンジェル」

 

 

「何、そのダサいTシャツ」

 

 

「なんか文句ある?セメント中毒なんて書いてある人に言われたくないんですけど」

 

 

「プププッ それを言うなら あんたのは私の主食は愛ですだけど?」

 

 

「いちいち英語とか気にしなくていいの!ここ日本なんだし」

 

 

「先にツッコんだのあんたでしょ」

 

 

このままほっておいたら、面倒な事になりそうだと思ったので、二人に声を掛ける。

 

 

「優子は分かってたけど夏紀も来てたんだ」

 

 

「そうだよ。拓哉が香織先輩と行くって聞いたから誘ってなかっただけ」

 

 

「それで私達の水着を見て何か言う事あるんじゃない?」

 

 

夏紀はそう言って、水着の感想でも言えと言わんばかりの表情を見せる。

いや…水着云々の前に、その服をどうにかした方が良い方が…

 

 

「そのなんとも言えない服で隠れてるから分からないよ…」

 

 

「拓哉言ったわね?」

 

 

えっ?何…思った事を言っただけなのに…

 

 

「本当に拓哉君仲良いよね」

 

 

香織先輩がそう言うと、優子が夏紀と僕の肩を組んで

 

 

「そうなんです〜私達仲良しなんで〜」

 

 

「拓哉君」

 

 

「香織先輩?どうしました?」

 

 

「後は三人で楽しんで?私のお礼は充分だからね」

 

 

「え?もう良いんですか?」

 

 

「うん」

 

 

僕の問いに、香織先輩は頷く。

 

 

「そうだよね~香織の水着姿見れたもんね~」

 

 

あすか先輩が香織先輩の胸を持ち上げる様にして言った。

 

 

「あすか…どこ触ってるの…」

 

 

「香織も使える物は使っていかないと。せっかく立派な物があるんだから…ほらほら」

 

 

「ちょっと…」

 

 

あすか先輩…本当に恐ろしい人だ…。

その後は、香織先輩と解散して、いつもの3人になった。

 

 

「香織先輩水着姿マジエンジェルだったー」

 

 

「優子ならそう言うだろうなと思ってたよ」

 

 

「そういう拓哉はどうなのよ、香織先輩の水着姿を見て」

 

 

「本当に綺麗だった」

 

 

「ふ~ん…」

 

 

「そうだ。特別に私の水着を見せてあげるよ」

 

 

何を思ったのか、夏紀はシャツを脱いで水着を見せてきた。

 

 

「どう?」

 

 

「夏紀にしては珍しいというか…頑張ったというか…うん、似合ってる」

 

 

「そう言ってもらえて何より。これでも頑張ったんだから」

 

 

そう言う夏紀に感化されたのか隣にいた優子も

 

 

「私だって…」

 

 

服を脱いで僕に水着姿を見せてきた。

 

 

「どうよ」

 

 

「いやぁ~大きくなったなぁと」

 

 

「どこ見て言ってるのよ!」

 

 

何処とは言わないけど、見て感想を言ったら頭をどつかれた。

そりゃそうか…

なんて事をしていると希美がやってきた。

 

 

「おまたせ~夏紀。拓哉と優子も居たんだ」

 

 

「当たり前だけど水着なんだね」

 

 

「へへへ、どうかな?似合ってるかな?」

 

 

「似合ってると思う」

 

 

「ありがと」

 

 

「本当に希美って羨ましいスタイルね…」

 

 

と希美を妬む視線を向けている吉川。

その後、四人で遊ぶことになった。

ヒロインは?

  • 小笠原晴香
  • 中世古香織
  • 鳥塚ヒロネ
  • 喜多村来南
  • 傘木希美
  • 加部友恵
  • 井上順菜
  • 剣崎梨々花
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。