キャラ毎にして行く予定なので設定詰め込みます。
誓いのフィナーレ編書いてるんですけど終了後、飛び立つの内容に触れるので良かったら買って読んでみてくださいね。
北宇治に初めて登校して、クラス表を確認し教室に入ると、あいつの姿が見えてすぐに声を掛けに行った。
「鈴木、また一緒のクラスね〜」
「吉川とこれで4年連続一緒のクラスか…」
「何よ…嫌なの?」
「そういう訳じゃなくて…新しい友達が出来そうにないなって…」
「私が悪いみたいに言わないでよ」
「誰も言ってないんだけどなぁ…」
そんな話しをしたと思う。
南中の時とそこまで変わりのないやり取りだった。
「拓哉君久しぶりね。吹奏楽部に入ってくれたんだ」
「晴香先輩久しぶりです。そうですね。やってみたいと思ったので吹奏楽部に入りました」
あいつは、晴香先輩に声をかけに行っていた。
「担当楽器はどうするの?ピアノはないから…トランペットかな?」
「…オーボエにしようかなと思ってます」
彼がそう言った瞬間、あいつは彼に視線が向かっていた。
「そうだったねぇ~オーボエも上手だったよね。うんうん。でも、トランペットを吹く拓哉君も見たかったなぁ〜」
「あはは…また機会があれば先輩の前で吹きますよ」
そう言って先輩と笑うあいつ
そう。私の知らないあいつがそこにはいたのだ。
-楽器選び終了後-
「あんた、なんでトランペットに入ってくれなかったのよ」
「吉川…」
「トランペットあんなに上手だったのに、なんで違う楽器なのよ」
「僕が個人的に行ってる音楽の先生にね…オーボエを極めてみたらきっと凄い演奏者になれるよって言われたからね…トランペット一緒に出来ないのはごめんね…」
「…まぁ…いいわ。その代わり私の練習に付き合って」
「いいよ。教えるのは嬉しいしからね」
と言ってあいつは、私と同じパートで同級生の友恵を入れて教えてくれた。しかし、私達の関係を気に食わない先輩達が居て、特に南中出身の同級生は特に目を付けられていた。
「はぁーまじでムカつく。ありえないでしょあの先輩達」
「まぁまぁ」
サボりまくっている先輩に苛立ちを抑えきれない私はあいつにそう愚痴をこぼしていた。
「あんただって思ってる所あるでしょ!」
「それはそうだけど…っていうか…間違っても三年生の前では言わないようにな…ただでさえ…目を付けれられるんだからね…」
「だからって調子乗りすぎ」
「まぁ…顧問の
あいつの言う通り。この時の顧問である梨香子先生は当時の3年生に舐められていた。
「だからって『みんなが仲のいい部活にしましょう』って何よ!」
「本気でやってないからそうなるんでしょ」
あいつは私達程不満を口に出していなかったが、私を含めた一年生は不満をため続けた結果。職員室に乗り込んだがまともに取り合ってくれなかった。
それからの不満を抱えつつ、一日また一日と時間が過ぎていく。
そんな中、事件が起きてしまった。
『だから コンクール目指して練習したいんです! お願いします!』
希美が先輩達に頭を下げてお願いした。
しかし、先輩達は聞く耳を持たなかった。
それどころか…しっかりとした身体つきの先輩が手を出そうとしたのだ。
「痛いなぁ…」
そして、あいつが先輩と2人の間に割って殴られたのだ。
「鈴木…あんた…」
先輩もこの行動にびっくりしたのか動揺しているのが分かった。
彼は殴られた頬を摩りながら言う。
「なんですか?いくら先輩でも暴力を振ってくるのは良くないですよ」
「ぐっ…いいわ、あんたの大事な物を破壊してあげる」
なんと懲りていないのか先輩は私達に手を出そうとしてきた。
しかし、その手は私達に届く事が無かった。
その手はあいつによって止められていた。
「いい加減にしてくれませんか先輩。それ以上は流石に手が出ますよ」
「鈴木大丈夫か?」
「松本先生遅いですよ。後少し遅かったらこの2人が殴られる所でしたよ。あはは…」
「そうか。後は私に任せるといい。それと分かっているな」
松本先生は先輩の事を見てそう言った。
「はい…」
先輩もこれには懲りたようで、この騒動は無事に終わった。
先輩には、私達に暴力を未遂とはいえしようとしたのは事実なので、コンクール参加禁止の判断が下った。
彼には松本先生から『次似たような事があったらまた頼むぞ』と言われていた。なんでも希美が行動する時にこうなるだろうと予想していたらしい。本当…こういう時のあいつは頭が本当に回るのだ
「あの先輩…本気で殴ってきたんだけど…」
「全く…あんたは無茶し過ぎなのよ」
「拓哉は私が手を出されそうになって身体が勝手に動いたんでしょ…」
「それはそうだけど…」
保健室に、私達3人であいつの事を運び、手当をする事にしてあげた。
「ありがとう…言葉しか言えないけど…」
「その言葉だけで充分だよ。加部に怪我が無くて良かったよ。流石に大丈夫だと思うけど…」
「拓哉…そのごめん…私のせいで…」
「ううん…勝手にやった事だし傘木は気にしないで」
「うん…」
事件を巻き起こした希美は申し訳なさそうにしながら頷く。
その後、希美は今回の件を受けてなのか部活を辞め、社会人の吹奏楽サークルに入った。
「傘木、そこのサークルに入ったんだ」
「このサークル知ってるの?」
「うん、南中の時にお世話になった所だから」
「吹奏楽部に入らなかったのってそれが理由?」
「それもある」
あいつからそう聞いた時に、私は納得してしまった。
トランペットがあれほど上手な事と吹奏楽部に入らなかった事も
一方、部活はというと希美達が抜けても大して雰囲気は変わっては居なかった。
いや…鈴木に残った一年生と2年生の香織先輩、晴香先輩、鳥塚先輩など。特にこういうのが嫌いな田中あすか先輩まで彼の事を支持してる事もあり、あいつの影響力、立場は3年生よりも強くなっていた。
「拓哉君調子はどうかな?」
「部長、調子は良いですよ~そんなに謙遜しなくていいですって」
他の三年生とは違い、部長と鈴木は仲良かった。
「あいつらさっさと辞めれば良かったのに」
「それでもうざいやつはまだ残ってるけどな」
わざと聞こえるようにしながらあいつの事を見て言う先輩。
あいつは聞こえないように振舞っていたけど、我慢が出来なかった私が声を出そうとした時だった。
「そいつら性格ブスやから」
と夏紀が言ってしまった。
「中川!」
夏紀に酷い事を言われてしまった先輩は、そう返し。
名前を覚えていた事にびっくりしたのか、夏紀は目を見開いていた。
「あんた、先輩に向かってその態度はなんや」
「べつに思った事を言っただけですって」
「不満やったらあんたも辞めたら良かったやん」
夏紀と先輩の言い合いが始まりそうになった時、拓哉が夏紀の前に入った。
「僕の幼馴染にそれ以上酷い事を言うの辞めてもらえます?」
「鈴木…」
「なんですか?」
先日の一件で部活内の立場を確立した拓哉に何も言えなくなってしまった先輩。
「こんな事言いたくないんですけど…コンクールに参加したいならそういう事は辞めた方がいいですよ」
そう言われてしまっては先輩達は何も言えない。
-その日の放課後-
「拓哉カッコイイやろ」
「うん、鈴木があんなやつだと思ってなかった」
私は夏紀と一緒にファミレスに来ていた。
話題は鈴木の事で
「もしかして惚れた?」
「そんな訳…」
「その反応って事はそういう事だよね~」
「うぅ~」
夏紀に図星を突かれた私は思わず何も言えなかった。
私や親友、幼馴染を助けて普段から優しいあいつに惚れない理由は無かった。
「付き合いなら早めに告白する事だね」
「えっ?」
「拓哉、南中の時、なんやかんやで告られたし」
「そんな話聞いてないんだけど!」
「だって言ってないもん」
「そういう事はもっと早く言いなさいよ!」
「今回の件を含めて、拓哉の事を気になった女の子多くなったと思うし、まぁ頑張りなさいな」
そう言って夏紀はお金を置いてっ去っていく。
「…分かってるわよ…」
後から設定を付け足してたりするので、最初の方の話を弄る予定はありますよ。幕間で付け足していくのもありですが
3年よりも立場が強くなったといってもただ面倒事に突っ込み、支持を得ただけで何もしてないんですけどね。
ヒロインは?
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小笠原晴香
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中世古香織
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鳥塚ヒロネ
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喜多村来南
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傘木希美
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加部友恵
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井上順菜
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剣崎梨々花