知り合いは堺さん推しみたいです。
そろそろアンケートも終わりにしたいですね。
まぁ…2月末まではやりますか。
「…どんだけあるんだこれ…」
「拓哉君、大丈夫手伝ってあげようか?」
「友恵大丈夫だよ」
「手伝って欲しい時はまた言ってね」
「うん、声をかけてくれてありがとうね」
とだけ言って僕は階段を下りていく。
すると、黄前さんの姿が見えてきた。
「黄前さんもノートの回収係?」
「えっ?鈴木先輩…急に声をかけないでくださいよ…びっくりしちゃったじゃないですか…」
「そんなつもりは無かったんだけど…ごめんね…」
「謝って欲しい訳ではないので…いいですけど…」
「職員室に行くんでしょ?一緒に行こうか」
「はい…」
黄前さんを引き連れて職員室へと向かう。
「先生、持ってきましたよ」
「鈴木ありがとうな。本当は係に言えば良かったんだけどな…」
「いえ、あの場に僕と吉川しかいなかったので仕方ないですよ。吉川に任せる訳にもいきませんし」
「はは。それが言える辺り。鈴木はモテるだろ」
「…」
「なんで黙るんですか…」
この先生。話しやすいのは良いんだけど…ずかずかと入って来すぎなんだよな…
と話していると横から
「どう責任を取ってくれるんですか!?」
と物凄い大声で怒鳴る声が聞こえてきた。
「あすか先輩…?」
「すみません…」
「何で あなたが謝るの? 謝ってもらうのはこっちでしょ!?」
「大きな声 出さないで お母さん」
「先生なら 子供にとって今 何が大切か分かりますよね?」
「ええ…」
「なぁ…鈴木」
「どうしました?先生」
「あの人って誰だ?」
思わずこけそうになった。
どう考えてもあすか先輩のお母さんだと思う。
「お母さんじゃないですか」
「そうか…」
「部活動で推薦入学するならまだしも うちの子は一般受験なんですよ」
「お… お母様のおっしゃるとおりです」
「だったら すぐ退部届を受理してください!」
「いえ しかし… 今年の吹奏楽部は非常に頑張っておりましてですね 全国大会にも…」
「私は何があっても その退部届を受け取るつもりはありません」
「どうしてです? サックスの3年生の退部は認めたと聞きましたけど」
「斎藤さんは自分の意志で退部すると言ってきました だから認めたのです しかし今回は違います その退部届は お母さんの意思で書かれたものではないですか?」
「それの 何がいけないんですか? この子は 私が1人で育ててきたんです 誰の手も借りずに 1人で! だから 娘の将来は私が決めます! 部活動はこの子にとって枷でしかありません!」
「ええ ええ… そのお気持ちはわかります しかし…」
「私は本人の意思を尊重します 田中さんが望まない以上 その届けは受け取りません 何があってもです」
「滝先生…! もう少し言い方を考えて」
「田中さんは副部長として立派に部をまとめてくれています その部の悲願である全国大会に出場できるんです 応援してあげることはできませんか? 」
「あすか この場で 退部すると言いなさい」
「え?」
「言いなさい 今 辞めるの」
「お母さん 私 部活 辞めたく…」
あすか先輩が辞めたくない事を言おうとした瞬間、お母さんが先輩の事を叩いた。
その瞬間、職員室に衝撃が走った。
「何で… 何で私の言う事が聞けないの!?」
「お母さん ちょっと…」
「あんな楽器 吹いてるのも 私への 当てつけなんでしょ! そんなに私のこと苦しめたいの!? ハァ ハァ…」
「あ… あすか… あすか ごめんなさい 私 また カッとしちゃって…」
「大丈夫」
「ごめんなさい…」
「先生 すみません。今日は 母と一緒に帰りますので 部活 休ませてもらっていいですか?」
「ああ…」
「分かりました」
「お母さん 行こう」
あすか先輩はそう言ってお母さんと一緒に職員室を出ていく。
「鈴木…いつもみたいに人助けでどうにかならないのか?」
「先生…生徒だけの問題ならまだしも家庭間の問題は無理ですよ。それに問題が起きた時、先生が解決しないといけないのでは…」
「それもそっか」
「じゃ、そろそろ行きますね。部活もありますし」
「はいよ~」
本当にこの先生…良い人なんだけどな…
職員室の扉の前で固まっている黄前さんを拾っていくか。
「黄前さん…行こうか」
「あっ。はい」
「うん、黄前さんの気持ちも痛いほど分かるよ」
その事件の話は瞬く間に広まり 吹奏楽部にも動揺が広がっていった。
あすか先輩のお母さん名前あるんですけど。この方が分かりやすいかなと思ってこうしました。
ヒロインは?
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小笠原晴香
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中世古香織
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鳥塚ヒロネ
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喜多村来南
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傘木希美
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加部友恵
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井上順菜
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剣崎梨々花