「でも まさか北宇治が全国行くとはね」
「六華はマーチングどうだったの?」
「そっちはバッチリ全国だよ」
「さすがだね」
「ハァー ほんと キッツい練習したかいあったよ。でさ、久美子の所に鈴木拓哉君っているでしょ」
「うん、鈴木先輩いるよ。あそこで話してるのがそう。それでどうしたの?」
「あの人って立華に行ける凄い人って先輩から聞いたんだよ。何故か北宇治に行ったんだよね。高坂さんみたいだね」
「えぇ、そうだったんだ…」
「でもさ、鈴木君ってかっこいいよね」
「うん。呼んでこようか?」
「いいよいいよ。でも、彼氏にするならあの人だよねって思うんだよね〜彼女さんっているのかな?」
「話を聞く限りでは彼女さん居ないよ」
「えっ?そうなの?私、狙っちゃおうかな?」
「辞めておいた方が良いと思う。先輩の事好きな人多いから…」
「それって久美子も?」
「私は違うよ…」
「怪しい…」
『六華 集合してくださーい!』
「呼ばれてるね」
「久美子 頑張ろうね お互い」
久美子と佐々木梓がそんな会話をしていたとはいざ知らずの拓哉達は、
「黄前さんって、立華のあの子で会う度に話してるけど仲良いのかな」
「佐々木梓って言うんですよ。僕と久美子、高坂と同じ北中出身なんですよ」
「それで仲良いのか」
近くにいた塚本君から説明を聞いて納得した。
立華か…2年前の今頃、音楽の先生から推薦で行けと言われてたっけ
まぁ…結局、晴香先輩や優子の熱意に負けて北宇治に来たけど、後悔はしてないから良いけどね。
「うん?どうしたのよ」
「いや、2年前の事を思い出しただけ。懐かしいなって」
「?」
優子は頭に?を付けたような表情になっていた。
「拓哉って立華に推薦で行けてたのにねー」
夏紀がそう言った瞬間、部員達の視線がこちらに向く。
「夏紀なんで言っちゃうの…みんながびっくりしてるよ…」
「別に良いじゃん。北宇治に居るんだし」
「拓哉君、行く高校に迷ってるって言ってたら北宇治にしたらって言ったけど…六華の推薦蹴ったの?」
「そうじゃなかったらここに居ませんって…」
「なんで?」
「優子が言ったんですよ『高校でも一緒に全国行きたい』って」
「優子お手柄じゃん!」
友恵が優子の肩を叩きながら言う。
「でも良かった…うちに来てくれて」
「晴香先輩に誘われた時には既に、北宇治に行くとは決めてましたけどね」
これは本当。
晴香先輩が声をかけてくれた時には既に北宇治に進学すると決めた。
音楽の先生達から必死に止められた記憶はあるけど。僕の意見を最終的には認めてくれたけど。なんだが申し訳ない事をしてしまった。
なんて会話をしていると会場がザワザワとし始めた。
ざわざわとしている方を見ると、全国常連である聖良女子が居た。
「清良女子…」
「さすが 全国常連だけあって堂々としてるね」
「うん でも 私たちも全国出場だよ」
「うん そうだね」
「そのとおり」
その時あすか先輩が現れた。
やっぱり来てくれますよねあすか先輩
「あすか!?」
「何よー オバケ見るような顔して」
「あすか先輩…」
「来れたんだね」
あすか「言ったでしょー 迷惑はかけないって」
「あすか先輩!」
「先輩ー!」
「うおっ!」
「心配したんですよー」
「もー また泣くー」
「あすか 私 ソロ吹くことになったから しっかり支えてね」
「もちろん」
こうしてえきびるコンサートは無事に終了した。
ヒロインは?
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小笠原晴香
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中世古香織
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鳥塚ヒロネ
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喜多村来南
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傘木希美
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加部友恵
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井上順菜
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剣崎梨々花