学校中を探しても見つからなかった僕は諦めて、校門で待つ事にした。
校門に着くと、夏紀とみぞれと希美の三人が待っていた。
「拓哉、優子探しに行ったんだけど見つからなかったの?」
夏紀にそう言われて、僕は返す。
「うん。行きそうな場所探したんだけどねぇ…」
「行き違いになったかもしれないね」
「どうするの?探しに行く?」
僕の言葉を聞いて、夏紀と希美がそう言う。
「それで、また行き違いになったら面倒だし、連絡して待ったらいいんじゃないかな」
「それもそうだね」
「うん、私もその方が良いと思う」
僕の案を聞いて、希美と夏紀は僕の案に乗ってくれた。
僕は、鞄の中からスマホを取り出して優子に『校門で待ってるよ』と彼女にメッセージを送り、しばらくして優子は友恵も連れて校舎から出てきた。
「友恵も行っていい?」
僕達の元に来るなり、優子は僕にそう聞いてくる。
「出てきた瞬間にそうだろうなって思ったよ。友恵が来たいなら来ていいよ」
「うん。じゃ行きたい!」
と友恵が言った為、友恵が増えた勉強会という事になった。
******
「あれ?さつきは居ないの?」
「勉強会するって言ったら気を遣ってくれて、友達の家に泊まるって」
家に帰るとさつきが居ない事に疑問を持った夏紀がそう声をかけてきた。
さつきには。友達と勉強会するねと昨日伝えると、なんでも邪魔すると悪いから、友達の家に泊まってくると言っていた。
「そうなんだ…さつきちゃん居ないんだ」
「鞄とか適当に置いていいからね」
僕は、夏紀以外の三人にそう言う。
夏紀は、自分の家のように鞄を適当に置いて、三人も続くように夏紀の鞄のそばに置く。
まぁ…気にしないからいいけど。もうちょっと置く場所は考えようとは思う。
「夏紀どこ行くの?」
ドアを開けて、どこかに行こうとする夏紀にそう声を掛ける希美。
「拓哉の部屋」
希美の問いに、夏紀はそう答えて、興味を持った希美と友恵が
「はいはい!私も行く!」
「私も!」
と立って夏紀のそばまで駆け寄る。
「拓哉君の部屋…気になる…」
「みぞれ一緒に来る?」
「うん…」
希美に誘われる形で、みぞれも行ってしまった。
まさか、みぞれが興味を持つとは思っていなくてちょっとびっくりした。
そして、残された優子は
「拓哉〜ジュースの一つくらい出してよ」
こっちもこっちで自分の家のような態度を取っていた。
夏紀にしても優子にしてももうちょっと遠慮を覚えた方が良いと思う。
「優子はもうちょっと遠慮をするって事を…」
「うるさいわね。こっちはお客よ?何か文句でもある訳?」
そう言われてしまっては、僕としては何も言えない訳で…
「…分かったよ。優子の為におもてなしをするね」
「よろしい!」
こうするしかない訳である。
「はい、オレンジジュース」
冷蔵庫に入っていたジュースを取って、コップを適当に持ってきて優子の前に置く。
「入れてくれない訳?」
「そこまで要求するの?」
「当たり前じゃない!私は_」
「はいはい、お客様は神様ですよねー」
優子がこれ以上うるさくなる前に、僕は優子の言いなりになる。
優子とそんなやり取りをしていると、僕の部屋に行った四人が帰ってきた。
「どうだった拓哉の部屋は?」
優子がそう言って、四人に感想を求める。
「本がいっぱいあった。拓哉君…借りたい本があったから後で借りていい?」
「うん。好きなだけ借りて行って」
みぞれにそう言われて、僕はそう返す。
「ありがとう。後で借りていくね」
僕の返事を聞いて、みぞれはちょっぴり嬉しそうな表情をしていた。
「それで優子と拓哉は何の話をしてたの?」
「話はしてないよ。優子が僕の事を奴隷みたいにしてきたくらい」
「優子、そんな事してたの?」
「そうよ」
「マジか…」
優子の返答を聞いて、夏紀は引いていた。
「優子、ここは拓哉の家…だから、拓哉の言う事は聞いた方が良いと思う」
そう言うみぞれの言葉は優子に重く刺さった。
そして、勉強会が始まった訳ではあるが、流石に一人で教える事は難しい為、希美とみぞれの二人には夏紀が、優子と友恵の二人には僕が付いて教える事になった。
「拓哉、これってどうしたらいいの?」
「あーこれはね。こうして…出た答えをそこに入れたら解けるよ」
「本当だ。解けたわ」
「拓哉君。これってこうしたらいいの?」
「そうそう。で、これをこうしたら…ね」
「なるほど〜そう計算するんだ」
隣に座る優子と友恵は分からない所は聞いてきて、僕はヒントを与えつつ教えてあげた。時間が流れるのは早い物で、気づけば日が暮れそうになっていた。
「そろそろ良い時間だし勉強会はこれぐらいで終わる?」
「そうね。遅くなりすぎたら家族が心配するだろうし…」
「よし!拓哉君のおかげでなんか分かった気がするし、これでテストは大丈夫な気がする」
「あはは…後はそれぞれで頑張るだけだね」
そして、しばらくしてみんなが帰る準備をして、僕も近くまで送っていく事にした。
「あれ?夏紀は帰らないの?」
「私?私の家お隣だし、家帰っても1人だからね」
と夏紀は苦笑いしながら言った。
近くまで四人を見送った。
家に戻って、片付けを手伝ってくれる夏紀に
「夏紀、何食べたい?」
「辛い物ならなんでも」
「香辛料とかってあったかなぁ…」
と言いながら夏紀と僕はこうやって長い夜を過ごしていく。
ヒロインは?
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小笠原晴香
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中世古香織
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鳥塚ヒロネ
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喜多村来南
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傘木希美
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加部友恵
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井上順菜
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剣崎梨々花