まぁ…いつになるか分からないIFで書いたらいいだけか…
「黄前さんの感じ的には厳しそうな感じなのか…」
「黄前ちゃんから聞いた話によるとね」
僕達二年生組が勉強会をやっていた一方で、黄前さんとあすか先輩の勉強会も同時並行で行われていた。
そんな中、朝一で聞きに行った夏紀がわざわざ教えに来てくれた。
本当に出来た幼馴染で良かったと思う。
それで、肝心の黄前さんの話というと
「元気そうは元気そうでしたけど 部活に戻ってくるかって言うと あんまり…」
という感じだったらしい。
その事を香織先輩にも伝えたとの事。
「香織先輩に言ったのなら…先輩達にかけるしかないかも…僕達にはこれ以上何も出来ないかも…」
「そうだよね…」
とはいえ何もせずに後悔はしたくはない。
やらなくて後悔するよりもやるべきを事をやって後悔したいのだ。
「ちょっとどこ行くの?」
「トイレだよ」
夏紀にはそう言ったが、僕は全く違う所に向かった。
*****
「拓哉君もそう思うよね…やっぱり…」
「やっぱりって事は晴香先輩達も香織先輩も同じ考えって事ですか?」
僕は晴香先輩と香織先輩の所に向かって、二人と話す事にしたのだ。
「拓哉君が言ってる通りに、一度 つかまえて三人でちゃんと話すしかないと思う」
「何度も話したでしょ?」
どうやら、僕がこうやって話す前に何回かあすか先輩と話していたみたい。
「あきらめちゃダメだよ 今週終わったら本当に あすか 出られなくなっちゃうんだよ」
「さすが あはか派は違うな」
「もしかして… 怒ってるの?」
「がっかり… かな」
「えっ…」
「あすかは特別なんかじゃなかった だから私たちがあすかを助けるんだって それで駅ビルコンサート頑張って…」
「うん…」
「私ね それを見たら あすか どうにかしてくれるんじゃないかって 自分でなんとかしちゃうんじゃないかって… 勝手な言い分だっていうのは分かってる でも あすかならって… 私 どこかで特別でいてほしいって思ってるのかもね」
「晴香先輩…こんな所で挫けてる場合じゃないですって!」
「でも…」
「でもじゃないです。確かに晴香先輩派とあすか先輩派の問題ありましたけど…」
「拓哉君…」
「それでも僕は晴香先輩が部長で良かったと思ってます。なので、最後のコンクールなんです。晴香先輩にこれ以上後悔して欲しくないんです。僕が尊敬する晴香先輩を見せてくださいよ」
「…うん…拓哉君の気持ちは伝わったよ。そうだよね。諦めたらそこで終わりだもんね。拓哉君がよく言う、『やるべきことをやって後悔しろ』だよね?」
「そうですよ先輩。あすか先輩を取り戻しに行ってください」
「うん!」
と言って晴香先輩は、自信満々にどこかへ駆け出して行った。
恐らくあすか先輩の所なんだろう。
「本当に拓哉君って晴香の事を気に入ってるよね」
「晴香先輩を尊敬してるのもありますけどね」
「このままだと昼休み無くなりそうなので、そろそろ戻りますね」
「うん…助けてくれてありがとうね」
******
その後、晴香先輩と香織先輩はあすか先輩と直接もう一度話したらしい。
結果としては以前と変わらなかったとの事…
「これでやれる事はやったんだけどなぁ…」
誰もいない教室で、椅子にもたれながら教室の天井を見ながらそう言う。
そんな考えでいると外から
「だったらなんだって言うんですか! 先輩は正しいです! 部のこともコンクールのことも全部 正しい!でも そんなのはどうでもいいんです あすか先輩と本番に出たい 私が出たいんです!」
と聞き慣れた声が聞こえてきて、声のする方を見ると僅かではあるが姿を見ることが出来た。
「あすか先輩と…黄前さん…?何やってるんだあんな所で…」
あすか先輩の声は聞こえてこないが黄前さんの声は凄く聞こえて来た。
「子供で何が悪いんです!? 先輩こそ何で大人ぶるんですか? 全部分かってるみたいにふるまって 自分だけが特別だと思い込んで 先輩だってただの高校生なのに! こんなののどこがベストなんですか… 先輩 お父さんに 演奏 聴いてもらいたいんですよね? 誰よりも全国行きたいんですよね? それを どうして なかったことにしちゃうんですか 我慢して諦めれば丸く収まるなんてそんなのただの自己満足です! おかしいです… 待ってるって言ってるのに 諦めないでくださいよ… 後悔するって分かっている選択肢を自分から選ばないでください 諦めるのは最後までいっぱい頑張ってからにしてください! 私はあすか先輩に本番に立ってほしい! あのホールで先輩と一緒に吹きたい…! 先輩のユーフォが聴きたいんです!」
と言い切ったであろう黄前さんの頭を撫で始めるあすか先輩…。
しばらくして、あすか先輩は去っていったが、黄前さんはその場でしばらく動けなかった。
「黄前さん…」
そんな彼女の言葉に気持ちが揺らいでいたが、迎えに来た夏紀の言葉で我に帰った。
「拓哉、行くよ!」
「今すぐに行くから」
窓から見える黄前さんに聞こえないけどこう呟く。
「よく言い切ったよ黄前さん…あすか先輩にも響いたはずだよ。君の言葉」
*****
晴香「はーい じゃあ 5分したら始めまーす
後藤「マジ?」
長瀬「うん」
夏紀「じゃ 頑張ってね」
黄前「え? 始まりますよ?」
夏紀「あれ? もしかして聞いてないの? あすか先輩も意地悪だなぁ…」
黄前「あすか先輩?」
あすか「ごめん 遅れた」
あすか先輩が現れた事によって部員達がびっくりする。
黄前「どういうことですか?」
夏紀「あすか先輩 模試で全国30位以内だったらしくてね それを盾に 母親と話ししたみたい どうしても出たいって」
あすか「夏紀 ごめん」
夏紀「謝らないでくださいよ 私 あすか先輩のこと待ってたんですから」
黄前「おかえりなさい」
あすか「ただいま」
良かったね黄前さん…。
それはいいとして、最近…高坂さんが黄前さんの事を避けている様に見えるのは僕だけかな…
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