クリスマス、正月は過ぎ、冬休みもあっという間に終わって3学期が始まって1月も終わるそんな日だった。
「さつきちゃん、久しぶりに会ったけど本当に賢くてびっくりしちゃった」
「そうだよね。拓哉君の妹なだけあるよね」
「晴香さんも香織さんも凄く大人な女性になった気がします」
先輩達が引退してから数か月、経ったそれだけなのにここまでイメージが変わるとは…
「嬉しい」
「そうだね香織」
僕の言葉に嬉しそうにする、香織先輩と晴香先輩。
それに対して、ヒロネは不満そうだった。
「私も大人の女性になってるかな?」
「大人の女性になってると思うよ」
「うん、そうだよね!」
ここは、大人しくヒロネの機嫌を損なわないようにするか。
まぁ…晴香先輩、香織先輩と違ってヒロネはまだ幼い感じがするような気がするけど。
「そんな事より、部活は大丈夫そう?」
「大丈夫ですよ。そうだよね夏紀」
「はい。なんとか頑張ってます」
「私はとても心配なんだけどね」
「それは部活じゃないでしょ…」
「晴香は分かるかー」
何故この6人なのかというと。ヒロネ、香織先輩、晴香先輩の3年生が明日から自由登校になる為、 一緒に何かしないかと誘ってくれた。それでヒロネが『僕の家で鍋したらいいじゃん』と言った為。6人で鍋パーティーを行っているのだ。ヒロネは休みの日、僕の家に来るって言ってるけど…
「優子ちゃん、誘わなくて良かったの?」
「香織先輩がいるよって言って誘ったんですけど…忙しいみたいで…」
「優子は優子で忙しそうだもんね」
優子に連絡を取ったけど、返事が返ってこなかったので本当に忙しいのだろう。
慣れない部長もあると思うし。
「部長としてしっかりやってるんだね」
「そこはしっかりと支えていきますから安心してください」
「優子に何かあった時は私達で支えますので」
「2人がそう言ってくれるなんて。選んだの正解だったよ~」
「晴香先輩…こんな所で泣かないでくださいよ…」
泣き虫部長が発動してしまった。
違う雰囲気になった中、夏紀が口を開いた。
「そういえば、さつき勉強大丈夫そうなの?」
「夏紀お姉ちゃん!大丈夫!先生もこれなら大丈夫って言ってた」
北宇治もそこそこの偏差値がある高校だし、でもさつきの学力なら心配することはないかな。僕とお母さんと一緒でそれなりに賢いから
「油断しなければ受かるって事だね」
「拓哉は頭良いし。叔母さんも頭良いもんね」
「拓哉君が賢いのはお母さんのおかげなのね」
「私も勉強教えて貰えば良かった」
「先輩方大学決まってるじゃないですか…」
「そうだけど、そういうのっていいなって思うの」
「気持ちは分かりますけど」
そう先輩方は進学先が決まっている。
晴香先輩とヒロネは一般大学、香織先輩は看護学校に進学し、春からあすか先輩と一緒に暮らすんだとか。
「私達の話は置いておいて…拓哉君はどこ行くかってある程度決めてるの?」
「まぁ…はっきりとは決めてないですけど…今の所は音楽教室の先生の出身の音大に行こうかと思ってます」
「音大か~演奏上手だもんね。頑張ってね」
「拓哉~音大かぁ…」
僕の言葉を聞いて、夏紀は天井を見てそう言った。
「どうしたのよ…」
「幼馴染が随分と遠くに行ってしまうような気がして」
「音大に行くとかの話の前に全国行って金取る…これが目標だけどね」
「私も全国で金取る!」
さつきが両手をグーにしてそう言った。
「私達が出来なかった事…頑張ってね」
「拓哉君~肉無くなったよ」
「お肉しか食べてないでしょ…」
「そんな事はないよ」
と言いながら言っているヒロネの目は明後日の方向を向いていた。
「香織先輩や晴香先輩はきちんと食べれてますか?」
「うん。拓哉君の味付けが美味しくていくらでも食べれるよ」
「そうだよね〜はぁ、拓哉君…うちにきてくれないかな」
「晴香!拓哉君は私の…」
「はいはい。ヒロネはそうだもんね〜」
ヒロネの対応に慣れたようで…晴香先輩が簡単に流していた。
でも、この先輩達とこうして一緒にやる事なんて、卒部会を除けば次いつあるだろう?
野球×ユーフォ ヒロイン 3年生順
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小笠原晴香
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中世古香織
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斎藤葵
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姫神琴子
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鳥塚ヒロネ
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吉川優子
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中川夏紀
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鎧塚みぞれ
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傘木希美
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加部友恵
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島りお
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黄前久美子
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高坂麗奈
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川島緑輝
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加藤葉月
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井上順菜
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堺万紗子