-音楽室-
音楽室に入ると、入部希望者がたくさん居て驚いた。
「は~い注目!」
優子が声をあげると、みんながこちらを向く。
「早速だけど、楽器の振り分けを行います!私は部長の吉川優子です、担当はトランペット…」
と言った感じで楽器紹介が始まった。
僕達ダブルリードの出番はすぐにやってきた。
「じゃ、次」
「はい、ダブルリードパートリーダー兼副部長の鈴木拓哉です。昨日の演奏会ではキーボードやってましたが、オーボエ担当です、ダブルリードにはファゴットという楽器があるんですけど…」
こんな感じで初めて、楽器の説明をする。
「と言う感じです。因みになんですけど…ファゴットは先輩方が卒業いないのと…ダブルリードは2人しか居ないので…希望してくれると嬉しいです。ありがとうございました」
「では次」
ただ話すだけだけど…緊張するものなんだなと思った。
しばらくすると楽器紹介タイムも終わり、新入生が希望の楽器へと向かっていく。
やっぱり、トランペットには人が集まるようで優子と滝野、高坂さんが大変そうにしていた。
さつきの事が気になって、低音の方に近づいていくと、さつきが声をあげていた。
「ウッソ~! みっちゃんじゃん!」
「さつき…」
「みっちゃんも北宇治だったんだ~!」
「背 高ぁ…」
「あっ もしかして みっちゃんもチューバ希望?」
「えっ!? 私は…」
「お待たせしましたチューバ こちらになっております」
「あっ いえ 私は…」
「本当ですか~?」
「名前は?」
「鈴木さつきです 東中でチューバやってました~!」
「おお! 私も東中!」
「マジっすか?」
「英語の花村 知ってる?」
「『ウォーターとオイルの関係やねえ』みたいな」
「アッハハハハ! そっくし!」
「随分と仲良くなってるようで良かった」
「お兄ちゃん!」
さつきがそう声をあげた瞬間、美鈴ちゃんと夏紀以外が驚きの声を出していた。
「お兄さん。お久しぶりです」
「久しぶり。随分と大きくなったね」
「そんな事ないです。お兄さんも見ないうちに大きくなってますよ」
「うん褒めてくれてありがとう」
美鈴ちゃんとはさつきが小学校の時に家で遊んでた事もあって知り合いなんだよね。
北宇治に入ってきたのか、さつきに仲良い同級生が居るなら心配は無くなったね
「それにしても。鈴木君に妹さんが居たんだね。しかも可愛い」
「長瀬さんも後藤も同じチューバとして仲良くしてあげてね」
「もちろんだよ~こんなに可愛いだもん」
「もちろんだ」
後藤は相変わらずの表情だけど、長瀬さんはとっても可愛がってるし大丈夫だろう。
夏紀も居るしね
「さつきの事は私に任せなよ」
「心配しなくても夏紀は信頼してるから最初からそのつもり。顔を出しにきただけだし」
「ふふ、それならダブルリードの所に戻ったら?みぞれが大変な事になってるよ」
夏紀にそう言われてダブルリードの方を見ると、みぞれが何人かの新入生に囲まれていた。
「言ってくるわ、パートリーダーだし…」
「うんがんば」
夏紀にそう言われて、ダブルリードの所に戻ってくると
「先輩、どこ行ってたんですか~オーボエ希望なのに」
「ごめんね…僕の妹の所に行ってたの」
「先輩の妹さん居るんですか?どこですか?」
「まぁ…その前にオーボエ希望なんだよね?名前教えてくれるかな?」
「剣崎梨々花です~梨々花って呼んでください」
梨々花ちゃん以外にも2人新入生が入ってきてくれた。
「ダブルリードも3人入って…良かったわね」
「うん、寂しい思いしなくて済む」
「そっか、でも…拓哉の彼女は私って事は忘れない事」
「分かってるって」
楽器紹介も終わり、優子と合流してそんな事を言われた。
野球×ユーフォ ヒロイン 3年生順
-
小笠原晴香
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中世古香織
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斎藤葵
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姫神琴子
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鳥塚ヒロネ
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吉川優子
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中川夏紀
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鎧塚みぞれ
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傘木希美
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加部友恵
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島りお
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黄前久美子
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高坂麗奈
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川島緑輝
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加藤葉月
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井上順菜
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堺万紗子