季節は秋を迎えた10月。
制服も冬用に切り替わった時、現部長の久美子が奏ちゃんと一緒に僕の教室までやってきた。
「えっと」
「久美子と奏ちゃんどうしたの?三年生の教室までやってきて」
「あっ、拓哉先輩…昨日、優子先輩が楽器室に来たんですけど何か聞いてませんか?」
「いや…特には何も…」
「やっぱりか!」
「どういう事?」
「実は…」
時は少し戻る
-楽器室-
「あの~、なんでここに?」
「なんでって」
「新部長が心配だからに決まってるでしょ~」
「その割に楽しそうですね」
「ホントはね、演奏会でオーディションしてアンコンの代表決めるって聞いたからさぁ」
「はい…えっ!?」
「何か手伝えることないかなって。私たち時間あるから」
「え? でも…受験…」
「終わったの。4人とも合格したから」
「ホントですか!? 実はまだどこに入るか決まってない子がいて、もしよかったらその子たちのサポートを…」
ジト目で顔を突き出す優子
「ええっ!?」
「その前に言うこと無~い?」
「あ~ おめでとうございます」
「うむ」
「あっははははははっ」
「私達以外に拓哉と夏紀の名前も書いたらいいんじゃない」
「それいいね!」
と言って優子と希美は部員名簿に吉川優子、傘木希美、中川夏紀、鈴木拓哉を付け足した。
「じゃあ」
「決まったら連絡してね~」
「ど~も~」
「お疲れ様で~す」
「勝手に夏紀先輩の名前も書いていってしまった…」
「同じところに合格したってミドリも聞きました」
「一応確認に行ったほうがいいよね」
という事があって確認しに来たと事
あの二人同じクラスなんだから一言くらい言ってくれてもいいじゃん…
「そっかそっか。部長としてしっかりとやってるんだね」
「当たり前ですよ~でもやる事が多くて大変です」
「慣れていくしかないからね。話を聞く限りだと夏紀にも聞きに行ったの?」
「いえ今からです」
「今からが一番大変かもね…」
「ですね…それで拓哉先輩」
「ごめんね…滝先生から出ないように言われてるんだ…ごめんね」
最初はどうするか悩んでいた。その時滝先生からストップをかけられたのだ。
「そうですよね…」
「でも、教える事は良いらしいから聞きに来たら教えるつもりではあるよ」
「分かりました。梨々花ちゃんにも言っておきますね」
「敵になるかもしれないのにアドバイスを送ってしまうのは久美子らしいね。それで夏紀の所に行くんでしょ?」
「はい」
「一緒に行ってあげるよ」
そのまま2人と一緒に夏紀の教室まで行く。
教室に行くと、夏紀を見つけたので声を出して呼ぶ。
「夏紀!ちょっといい?」
「拓哉が来るなんて珍しいじゃん。それと久しぶりどうしたの?」
「拓哉先輩にも話したんですけど…昨日、優子先輩が楽器室に来たんですけど何か聞いてませんか?」
「へ? 別に」
「やっぱりか!」
僕に声をかけていない時点で夏紀に声をかえてはないだろうなとは思ったけど。
「その前に何かないんですか?」
「ん?」
「後輩がおめかしして教室までわざわざ来たのに」
「おめかし? どこ変わった?」
「分からないんですか?昨日美容院で髪切ったんですよ。5ミリも」
いや5ミリって…分かる訳がない。
「分かるか~い!ジュース飲ますぞ、オラ!」
「キャ~ッ 久美子部長!イジメですよ!イジメ!」
「もう、2人とも休み時間終わっちゃうから!」
「ともかく…優子を捕まえて話しないといけないでしょこれ…」
と言うと優子が戻ってきて…
「何勝手に他人の名前書いてくれちゃってんの」
「優しさでしょ~あっ夏紀先輩はお気持ちだけで十分なんでって言われないための」
「そんなこと言ってウザいOG化してんのはあんたのほうじゃないの?黄前ちゃん遠慮なく言っていいからね、ウ・ザ・いって」
「誰がよ!」
「それで…参加の方は?」
「別にいいけど、できたらこいつと別だと嬉しい」
「はあ~?今なんて言った?」
「2人とも後はなんとかしておくから行っていいよ」
「はい。奏ちゃん、行こう」
「え? ああ…」
「2人とも…もう行ったし…休み時間終わるよ」
優しく2人に呼び掛けるように言ったのだが…
「拓哉からも言ってよ!」
「そうよ!拓哉、幼馴染なんだから強く言えるでしょ!」
あーめんどくさいんだけど…なんで部活の時よりもめんどくさくなってるんだよ
「…すぅ…いい加減にしろ」
言い合う2人に僕の雷が落ちたのだった。
野球×ユーフォ ヒロイン 3年生順
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小笠原晴香
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中世古香織
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斎藤葵
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姫神琴子
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鳥塚ヒロネ
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吉川優子
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中川夏紀
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鎧塚みぞれ
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傘木希美
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加部友恵
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島りお
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黄前久美子
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高坂麗奈
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川島緑輝
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加藤葉月
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井上順菜
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堺万紗子