とある日のパート練習中の休憩の時、梨々花ちゃんに話かけられた。
「先輩方ってもしかしてですけど…付き合ってますか~?」
そう聞かれて、みぞれは頬を紅くしていた。
その反応はそうですって言っているよ。別に隠してないからばれてもいいけど。
「なんでそう思うの?」
「なんとなくです。距離が近いというか、先輩方の作り出す空気というか〜」
やっぱり分かる人には分かるんだねと思った。
「うん。拓哉と私は付き合ってる」
梨々花の疑問に対して、みぞれがズバッと答えた。
思っていた言葉を聞いて、梨々花ちゃんはこう答える。
「やっぱりそうですよね〜先輩方お似合いです」
「おーやっぱりそうなんですね!」
「ありがと」
梨々花ちゃんの言葉に、みぞれがそう返していた。
そして、梨々花ちゃんは僕達に聞く。
「先輩〜どっちか告白したのか教えてください」
「えっと…」
「私が押し倒して告白した」
『おおー』
僕が返事に困っていると、みぞれが発した事により、
「その時の感想をどうぞ!」
まるで、ヒーローインタビューをするかのように聞いて来た。
「えっと…なんて言ったらいいのこれ…」
「先輩の思ってる事をそのまま言ったらいいんですよ」
「いきなりキスをしてきたからびっくりした」
「みぞれ先輩〜中々やりますね〜」
「//」
「鎧塚先輩、照れてる」
梨々花ちゃんに揶揄われたみぞれは顔を真っ赤にしながら僕に腕に顔を押し付けて隠している
「梨々花ちゃん、揶揄うのも程ほどにね…」
「分かりました~」
梨々花ちゃんのその言葉は、どこか抜けているような返事だったのでちょっと心配になった。
「それでみそれとどうなの?」
幹部会議の最中。優子に開口一番そう聞かれた。
「えっ?みぞれと?」
「だって、私達に何も言ってないでしょ」
「そういえばそっか…」
優子と夏紀の二人に付き合った事は伝えたが、その後の事については特に何も言っていない事を思い出す。
「それで二人でどこか行ったりとしたの?」
「ううん…一緒に帰ったりとか、音楽教室に一緒に行ったくらい……かな?」
「やっぱりか…」
僕の言葉を聞いて、夏紀は頭を抱えていた。
別にいいでしょ。僕達には僕達の付き合い方があるんだから。
「拓哉、偶には遊びに行くくらいしたら?」
「サンフェス終わった後くらいに行くようにしようかな」
「うん、その方が良いと思う」
「拓哉から誘ったらみぞれも嬉しいと思うよ」
二人からは、そう応援されてしまった。
「二人ともありがとね、みぞれ誘ってみるね」
「二人の関係は私達応援してるから」
「優子、拓哉の事好きだったのにね。先越されちゃったね」
「拓哉の相手がみぞれなら私も気持ちの整理はとっくの昔に出来てるわよ。だから心配しないでいいからね拓哉」
「おう…」
優子の言葉に、困惑しながらも…みぞれの事は大事にしないとと改めて思った。
*****
「みぞれ?サンフェス終わった後の休日にさ、どこか遊びに行かない?」
その日の帰り道、みぞれと一緒に帰っている際にそう聞いてみる事にした。
「うん、行きたい」
と言ったので2人でどこに行くかの話をしながら帰り道を進んでいく。
そしてサンフェスも終えて、5月末のある休日。みぞれとデートをする日がやってきた。
「待った?」
「ううん、待ってないよ」
いつもの場所でみぞれを待っていると、ワンピースに身を包み、麦わら帽子を被ったみぞれがやってきた。
「みぞれがその恰好でやってくると思ってなかったな」
「びっくりした?」
「うん、びっくりした」
「良かった…頑張って」
「それじゃ、行こっか」
「うん」
みぞれに手を差し出すと、みぞれは僕の手を取ってくれる。
そのまま、2人で電車に乗って市内の方へと向かった。
「拓哉、あれ観に行きたい」
僕とみぞれが来たのは水族館。
みぞれに行きたい所を聞くと、ペンギンが見たいとの事なのでここに来たという訳である。
そして、園内図を見ているみぞれが手で差してる場所は、ペンギンの場所だった。
「ペンギン観に行きたいって言ってたもんね」
「うん、だから早く行きたい」
と言ってみぞれは僕の手を握ってそのまま引っ張られる。
その後、ペンギンを2人で仲良く見て、水族館を一通りに回って、気づけば夕方になっていて、宇治まで帰ってきていた。
「今日は楽しかった」
「みぞれが楽しんでくれて良かった」
「拓哉は楽しくなかった…?」
「そんな事はないよ。僕もみぞれと一緒に行けて楽しかったよ」
そんな感じでみぞれとのデートは終わった。
この事を夏紀達に話すと、凄く喜んでいた。
みぞれちゃんルートはサンフェスを飛ばします。
リズと青い鳥があるのでね。
野球×ユーフォ ヒロイン 3年生順
-
小笠原晴香
-
中世古香織
-
斎藤葵
-
姫神琴子
-
鳥塚ヒロネ
-
吉川優子
-
中川夏紀
-
鎧塚みぞれ
-
傘木希美
-
加部友恵
-
島りお
-
黄前久美子
-
高坂麗奈
-
川島緑輝
-
加藤葉月
-
井上順菜
-
堺万紗子