ダブルリードの苦労人   作:桜紅月音

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進学の事

 

お茶会をした次の日、梨々花ちゃんに感謝されていた。

 

「昨日はありがとうございました。鎧塚先輩とちょっとだけ仲良くなれた気がします」

 

「それなら開催した意味があったね」

 

「はい、先輩のおかげです」

 

梨々花ちゃんとそう話していると、みぞれが入ってきて

 

「鎧塚先輩~!」

 

と言って梨々花ちゃんはみぞれのそばまで言って、話していた。

みぞれもちょっとは話すようになったし、パーリーとしては仲良くなってるのは嬉しい

 

 

「お兄ちゃん~」

 

「おっと…さつき、急に抱き着いてくるのは辞めてって…」

 

最近は、全然顔を出せていなかった低音パートに顔を出すと、さつきが抱き着いてきた。

本当にこういうのは治せていないのか

 

「よくやったな~ 相手の好きなところを言い合いながらハグするの」

 

「私は いつも見てるだけでやったこと…」

 

「ないの? じゃあ…」

 

「え…」

 

「んっ なんて~ やだった? ごめん ごめん」

 

「あっ ううん…」

 

「行こ」

 

「うん」

 

みぞれ…本当はハグしたかったんだろうな

 

「みぞれ、ハグする?」

 

「えっ?」

 

「みぞれお姉ちゃんもハグするととっても嬉しい気持ちになるよ!」

 

「さつきもこう言ってる事だし…したくないならいいけど」

 

「ううん…したい」

 

みぞれがそう言ったので、僕とみぞれはハグをした。

 

「お姉ちゃんどうだった?」

 

「うん、嬉しかった」

 

「後は希美と出来たらいいね」

 

「うん」

 

 

 

*******

 

パート連を終え、後輩3人が帰った後、僕はみぞれと机を挟んで話をしていた。

みぞれは音大のパンフレットを出してきた。

 

「音大のパンフレット…」

 

みぞれ「うん、新山先生がくれた 「興味ある?」って」

 

「へぇ~」

 

と言いながら音大のパンフレットをじっくりと見る。

というかここって

 

「それで…」

 

「うん」

 

「拓哉もどうかなって…」

 

「誘ってくれてるの?」

 

「うん」

 

「ここの音大、元々受ける気だよ僕」

 

「えっ?」

 

「だってここ、唐櫃先生の出身大学だし」

 

唐櫃先生に限らず、滝先生達の出身大学だから、縁は深いんだよな

 

「それなら私も受けようかな」

 

「簡単に決めたらだめだよ」

 

「ううん…希美も受けるって言ってたから」

 

「えっ?」

 

 

 

*******

 

-音楽室-

 

ピアノの上で優子が悩んでいた。

 

「うっ う~ん…はぁ…」

 

「何このスケジュールの組み方 あんた 一人で無理しすぎ」

 

「大きなお世話なんですけど」

 

「君はあすか先輩じゃないんだよ」

 

「分かってるよ そんなこと」

 

「優子、ここ間違ってる…」

 

「ええ!?」

 

僕が間違ってる所を指摘すると、優子は慌てて修正をする。

 

「本当、拓哉が居て良かったね~」

 

「うっさい」

 

優子と夏紀がまた始めようとした時、みぞれがピアノを弾き始める。

 

「あっ そうだ 希美 部費は?」

 

「塚本と瀧川と滝野がまだ」

 

「即取り立て 取り立て」

 

「私~?」

 

「君 会計係じゃろ?」

 

「フヒヒッ」

 

「あっ この日 模試がぁ 部活に専念したいのに…」

 

「私と同じ志望校なんて あなた かわいいとこ あるよね~」

 

「はあ? そこんとこだけ マジ最悪なんですけど」

 

「大学行っても ず~っと友達だよっ」

 

「う~わっ 何これ 鳥肌? 大学被ったの 死ぬほど偶然ですから」

 

「はいはい」

 

「みぞれ 音大受けるんだよ」

 

「そうなんだ! すごいじゃん みぞれ」

 

「ねっ」

 

「希美と拓哉が受けるから 私も」

 

みぞれがそう言うと、ペンを持っていた優子の手が止まった。

 

「あっははっ 何 本気にしてるの 2人とも みぞれのジョークじゃん」

 

「拓哉は分かってたけど…希美 音大受けるんだ」」

 

「う~ん… まあね 確定じゃないけど」

 

「あっ そうだ」

 

「ちょっ…」

 

「もうすぐ あがた祭りだね」

 

「やばい 時間 全然足りない」

 

「あんたは1回部活から頭 離しな」

 

「みぞれ~ 一緒に行こうよ」

 

「えっ?」

 

「あがた祭り」

 

「いいんじゃない?」

 

「拓哉は一緒に回りたいとかない訳?」

 

「みぞれがどうしたいかだね」

 

と言って、みぞれの事を見る。

 

「私は…拓哉と行きたい」

 

「うん、分かった」

 

みぞれの言葉を聞いて、希美は2人の場所に来て

 

「優子も夏紀も 空いているよね?」

 

「うん オッケー 行く 部長は?」

 

「わっ 行くけど?」

 

という訳で縣祭りはみぞれと行く事になった

 

 

野球×ユーフォ ヒロイン 3年生順

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