ダブルリードの苦労人   作:桜紅月音

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バーサーカーみぞれ

 

合宿を終え数日、関西大会を二日後に控えた僕達はホールで練習を行っていた。

 

「お疲れ~」

 

「お疲れ様でした~」

 

帰る後輩達に挨拶を交わしながらみぞれの事を待つ。

 

「拓哉先輩、お疲れ様でした」

 

「久美子もお疲れ、帰り道気を付けて帰るんだよ」

 

「はい。ありがとうございます」

 

「麗奈待ち?」

 

「はい、本を借りに行ったみたいで…」

 

「あーここって図書館あるもんね」

 

「ですです。先輩はみぞれ先輩待ちですか?」

 

「ご名答」

 

僕がそう言うと、久美子は苦笑いを浮かべていた。

なんで苦笑いなんだろう

 

「拓哉、待った?」

 

「ううん、待ってないよ久美子と会話してたからね」

 

「それを待ってたって言うんだよ?それにみぞれが居るのに、堂々と浮気?いつかみぞれに刺されもしらないよ?」

 

「私、そこまで重くない」

 

久美子と会話をしていると、みぞれと希美がやってきた。

そして、希美が何やら物騒な事を言ってきた。

 

「そう?私的には、みぞれは拓哉の事に関しては重いと思うけどなぁ~どう思う?久美子ちゃんは」

 

「えっ!?」

 

希美からのキラーパスが久美子に飛んだ。

 

「えっと…お似合いだと思いますけど…重いかどうかと聞かれると…」

 

「久美子…無理な物は答えなくていいから…」

 

「うん。私は重くない」

 

そして、何故かドヤ顔のみぞれ。

なんというか…この状況は一体なんだ…

 

「拓哉ー何してるの?」

 

こんな状況の中、何も知らない優子がやってきた。

 

「何もしてないんだけど…こうなってる」

 

「何よそれ…」

 

すると、みぞれは僕の腕を取ってきた。

 

「拓哉の事好き」

 

いきなり過ぎる…なんて言ったらいいんだろう…

みぞれの感情がジェットコースター

 

「え、えっ…僕もみぞれの事好きだよ?」

 

「うん、知ってる」

 

「えっ…何これ」

 

「希美も困惑するよね」

 

「僕が一番聞きたい」

 

みぞれの言動に困惑を隠せない僕達はそう話す。

 

「希美」

 

「う、うん」

 

「私、希美の事好きだよ」

 

「ありがとう…私も、みぞれのオーボエ大好き」

 

そう言って、みぞれと希美はハグをした。

さっきはジェットコースターと言ったけど。これはバーサーカーだな

そして、背後をいつの間にか取っていた夏紀が声を出した。

 

「優子、私達もする?」

 

「はぁ!?する訳ないでしょ!」

 

「あらあら、てっきりやりたいと思っていたんだけどなぁ~でもやってあげるね」

 

と言って夏紀は、優子に抱き着く。

 

「うぎゃっ、痛いんですけどー」

 

「鍛え方が足りないだけでしょ」

 

「はぁ?言ったわね」

 

はぁ…また始まった…

二人はいつものを始めたし、みぞれはバーサーカーだし、これはどうしたらいいのか…

 

「あの…」

 

すると、麗奈が僕の背後にいつの間にか来ていた。

 

「麗奈、お疲れ」

 

「お疲れ様です。所でこの状況は何ですか?」

 

「えっと…なんて言ったらいいのか分からない…」

 

「喧嘩するほど仲が良いみたいな」

 

「いつもの事ですね」

 

久美子の言葉に麗奈はすんなりと納得した。

麗奈も慣れてしまったか…これに

 

すると、さっきまで希美に抱き着いていたみぞれが僕の腕を取ってきた。

 

「拓哉、一緒に帰ろ」

 

言い合うあの二人は…うん、ほって帰るか

 

「そうだね、帰るか」

 

 

野球×ユーフォ ヒロイン 3年生順

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