独立傭兵なのにHALフレーム 固定なのなんでさ? 作:こたっちゃん
筆が乗ったので書きました。
アンケートに応えていただけると幸いです。
ここはルビコン星系にあるとある惑星。そこにそれぞれのACに乗っている3人の少女とモニターの前に座っている1人の男がいた。
「お前達にはこれから、惑星封鎖機構の基地を襲撃してもらう。今回の目標はこの基地にて整備を行っている特務機体エクドロモイの撃破だ。エクドロモイが起動する前に破壊するのが一番良いが…お前達の実力ならば起動しても対処可能だろう…。だが、油断はするな。」
「了解しました。」
「わかった!」
「………把握。」
「そろそろ作戦領域に入る。投下するぞ…」
そうして3機のACが基地を襲撃する。
「コード15!所属不明AC!」
「AC3機。排除執行する。」
封鎖機構のMTセントリーが迎撃を始めるが3機を前に次々と撃破される。
「良し、ハウンズそのまま進め。」
3機は順調に敵を撃破しつつ進む。
「コード5。排除目標を確認!」
「その機体構成…独立傭兵か!」
「解析はシステムが行う。排除執行する。」
LC機体も出てくるが、その程度ではこの猟犬達は止まらない。
「食らえ~!」
「ぐぁ!」
619の放ったグレネードをくらい、LCがスタッガーする。
「……ふん!」
がしゃんと620がパイルバンカーを打ち込み破壊する。
もう1機のLCも617の拡散バズーカにより撃破される。
「619、620。先へ進みましょう。」
3機は着々とエクドロモイのいるガレージへと向かっていった。
「目的はエクドロモイか?エクドロモイの起動を急げ!」
「………遅い。」
「なっ!がぁ!」
3機が敵を撃破しつつ向かっていると、向こうから高速で飛来する機体があった。
「コード5!排除目標を確認!」
「傭兵部隊ハウンズ…リスト上位。優先排除対象だ。」
そこにはガレージで整備中のはずだったエクドロモイの姿があった。一体はプラズマキャノン、もう一体はレーザーランスを装備している。
「間に合わなかったか…構わん、撃破しろ。」
その合図と共に3機はエクドロモイとの戦闘を始める。
617がレーザーランス持ちのエクドロモイに肉薄する。
「かかったな!」
そこをプラズマキャノン持ちのエクドロモイが狙うが
「させないよ!」
「ぐっ!」
619のDIZZYがプラズマキャノン持ちに直撃する。
特務機体エクドロモイはその圧倒的な速度と常にペアでの戦闘による連携が強力だが、その速度ため装甲が薄いという弱点もある。そんなエクドロモイが大型グレネードを食らったらどうなるか…答えは簡単だ。
「なっ!スタッガー!?」
スタッガーしたエクドロモイに620がパイルバンカーを打ち込もうとする。しかし…
「……ぎっ!?」
620は横からレーザーランスの突撃を食らう。
「620!」
617が叫ぶ。どうやらエクドロモイを仕留め損ない、プラズマキャノン持ちへの援護を許してしまったようだ。
だが、レーザーランス持ちはかなりのダメージを受けており大破寸前であった。
「少尉…システムからの応答は……」
「続行せよ…と…」
「そうか…」
レーザーランス持ちに搭乗していた特務中尉は思考する。
「少尉…お前は脱出しろ…」
「!?…ですが中尉!」
「上官命令だ…」
「………了解。」
プラズマキャノン持ちが機能停止する。そしてレーザーランス持ちが最後の遠吠えとでも言うように叫ぶ。
「……我々の封鎖による秩序を崩す狂犬どもめ!排除執行……ガッ!?」
通常ならばこういう時は台詞が終わるまで攻撃しないのがセオリーだが…猟犬には関係ないことだった。617はブレードの一閃によりエクドロモイを撃破。
「ハウンズ。作戦終了だ。脱出したパイロットは追わなくて良い…だが、機体は破壊しておけ…」
3機は機能停止したエクドロモイを破壊し、ヘリへと帰還する。
「お前達…良くやった。まさかエクドロモイに対しあそこまでやるとは…今日はもう休め。俺はこれから、新しくハウンズに入る621を受け取ってくる。」
「!…弟?妹?」
最初に食いついたのは620だった。
「…データを見る限り621は男だ。」
「やったー!弟!」
619が反応する。
「わかりました。気をつけてください。」
617はあまり関心のないように見える…。
「ああ、お前達も何かあれば俺に連絡しろ。」
しばらくして、ウォルターが帰ってきた。車椅子に乗った621をつれている。
「お前達、こいつが新しくハウンズに入る621だ。」
「わぁ!弟!弟!」
「…?」
「ハンドラー、なぜ621は包帯で全身を巻いているのですか?」
「……621はお前達よりもコーラルを多く使われている。この包帯は保護膜だ…」
「ねえねえ!621は何が好き?私はね!ウォルター!」
621は何も反応しない。当たり前だ。機能以外死んでいるのだから。
「619、はしゃぎすぎです。621がびっくりしてしまいます。」
「いや…そのまま話しかけてやれ…621にとって良い刺激になるはずだ。」
それから、何週間かたった。3人の少女と1人の男は毎日621に話しかけた。そのかいあってか、621はタブレットでの意志疎通が出来るようになっていた。
<おはよう ウォルター>
「おはよう621。良く眠れたか?」
<うん>
<今日 依頼 ある?>
「いや、今日は依頼は入っていない。」
<ウォルター お願い ある。>
「!…そうか…言ってみろ。できるだけ応えよう。」
ウォルターは驚いた。あの売人は621は機能以外死んでいると言っていたが、こんなにも早く意志疎通が可能になり、自我を持つようになるとは予想していなかった。
<俺も 話したい 声で>
「ああ、わかった。それくらいならすぐに出来る。手配しておこう。」
<ありがとう ウォルター>
「おはようございます。ハンドラー、621」
「おはよう!ウォルター!621!」
「……おはよう」
「ああ、おはよう。お前達も今日は依頼が入っていない。ゆっくり休め。俺は仕事部屋にいる。何かあれば呼べ。」
ウォルターは考える。そろそろ、ルビコン3への密航は近いと。
621は生春巻き(ドン!)これは当たり前。次回から621君は話します。なんなら生春巻きでもなくなります。
生春巻きじゃなくなるの早スギィ!
次回[新人のアセン]
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