【敵】な私と戦姫の世界   作:敵連合の信者

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作者のストレスがヤバかったので呪物を生成して投下しました。


正義と幸せのカタチ?

 くらい……くらい……なにもない。かんじない……わからない

 

『もしマリア姉さん達が笑って過ごせる世界に出来るなら……』

 

 聞こえた言葉の真意はわからない。でも1つわかる。()()()()()()()()()……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ時雨さん! 遊びに行こうよ!」

 

 いつかの記憶に微睡む私に明るく声をかけてくれるクラスメイトの【立花 響】さんの言葉に私はどう返すべきか悩んでいる。

 

「遊び……ね。立花さんの想いは嬉しいけど……」

 

「響……時雨さんが困ってるよ?」

 

「ごめん小日向さん。困ってる……とは違うの。私自身は立花さんに誘われた事は嬉しいし、行くなら楽しみたい」

 

「えぇ〜〜!? じゃあ良いじゃん行こ〜よぉ〜」

 

「でもほら立花さんは確か……」

 

 私は誘って来る立花さんの視線を後ろの掲示板に向ける。そこには……

 

【期末試験 再試験 該当者 立花 響】

 

「立花さんは追試があるでしょ?」

 

「ふえぇ蓮華さあぁん!!」

 

 私は縋る立花さんを躱して教室を出ようとして足を止める。

 

「追試通ったら大手を振って遊びに行こうね?」

 

「ありがとう蓮華さん!」

 

 私は立花さん達に見送られて教室を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その数日後に私は懸賞で当たった有名アーティストのライブチケットを持って会場を訪れていた。

 

「チェックインお願いします」

 

「確認しますのでチケットと身分証をお願いします」

 

 係の人が慣れた手付きで処理を終えていく。これから始まるライブに心が踊りそうだ。ん……? アレは……

 

「えぇ!? ちょっとどういう事!? 未来が誘ってくれたライブじゃん!」

 

『ごめん響……私……盛岡に行かなきゃ行けなくて……』

 

「どおぉしよぉぉ……」

 

「アレ……立花さん? まぁ本人だったら週明けにでも語るのも有りかな?」

 

 そういえば小日向さんが言ってたアーティストってこのグループだった。週明けにでも話題のネタにしてあげよう。

 

「でもあの様子……小日向さんだけいないんだ。まぁ……」

 

 別に知り合いがいたら気恥ずかしい……訳では無いけど公の場で呼ばれていない人にわざわざ関わりに行くつもりにもなれないだけだ。

 

「ひとまずライブ楽しもうかな?」

 

 楽しんだら思い出を共有する。それは自然な事の筈だ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんて完成度……とても綺麗だ……」

 

 感動する。高揚する。憧れる。もし私もあの場に立てたら……と想像させる事の出来る凄いライブだ。もっと聴きたい! もっと観たい! もっとこの場所にいたい! 

 

「心が震えるってこういう事なんだ……」

 

 詠に震えたのはあの日以来だ……もし彼女達があの境地に至っているのなら……ッ! 

 

「この感覚……まさか!?」

 

 何で? 何でこの場所に現れるの? ノイズ! 

 

「せっかく感動してたのに……これから……だったのに……」

 

 私は感じた事が無い程の衝動に包まれた。分かってる……とても憎悪では解決しない筈の緊急事態だ。逃げなければならない……ここは危険だ。今すぐ避難しろ! 逃げ遅れたら死ぬぞ! 

 

「なのに……足が……動かない……っ!」

 

 恐怖はある。理屈がわかる程には頭も働く。なのに……なのに! 

 

「身体が……動かない!」

 

 私が動けない間に群衆は混乱に包まれ既に退路は消えた。それどころか飛来したノイズが人を襲っていく。人が炭化して死んで行く。その光景はまるで凄惨な災害現場だ。今私が襲われていないのはただの偶然……早く逃げないといけないのに……

 

「動いて……動いてよ私の身体! うわあぁぁぁぁ!!!」

 

 とうとう私を標的にしたノイズが私に迫ったその時……()()()()()()()

 

「何……コレ? ノイズが……消えた……?」

 

 理屈はわからない。だけどもしかしたら生きて逃げられる……そんな予感がした。

 

「でも……頭が……痛い。早く……逃げないと……」

 

 しかし私は痛む頭を抱えて客席から動けない。感情と状況が一致しない……

 

 私は動けるまで必死に気配を消す事しかできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「行こうぜ翼! 槍と剣を携えたアタシ達でこの場のノイズを一掃するぞ!」

 

「うん! 行こう奏!」

 

 覚えのある声が響いた。この声は確か……

 

「ツヴァイウィングの歌声……」

 

 美しい歌声だ……私が感動した歌声だ……なのに

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()のだろう? 

 

 特に【天羽 奏】さんの歌からは強い激情を感じる。まるで復讐鬼だ……私が感じた憎悪は彼女のモノだとわかる。どうして……? どうしてこんなにも美しい歌を届ける彼女が憎しみを込めるの……? 

 

「まるで花火みたい……憎しみという炎を燃やして歌う花火……その業火が力に変わっているみたいに……」

 

 彼女達がノイズと戦える理屈も動機もわからない。でも1つだけ確信出来る事がある。危険だ。止めなければ天羽 奏(彼女)は死ぬ。ノイズに殺されるのか、裏切られるのか、()()()()()()()()()()()()()()が、見過ごす事は出来ない。

 

「でもどうすれば……」

 

「■■■■■■」

 

「……イメー……ジ……?」

 

 わからないけど流れたイメージを組み立てる。塵と……光と……羽……天使……? とにかく必死に組み立てた。すると私の身体から光が奔る。

 

「光!? なんだ!? 何が起こってる!?」

 

「奏あそこ! 観客席!」

 

 翼さんが私を示した。言いたい事は色々ある。でも最初にやるべきは……

 

「光翼展開!」

 

 私は展開する羽がノイズを撃ち抜いた。第1陣殲滅。少しだけ時間が稼げたかな? 

 

「アンタ……何者だ? どうしてそんな力がある?」

 

「奏! 警戒しないと!」

 

 私を射抜く視線で問いかけ・警戒する2人に最初に告げるべき言葉は決めていた。

 

「驚きましたよ……国内最高峰のアイドルがノイズ殲滅の兵器を平然と使用しているなんて。まるで創作作品みたいですね」

 

「ッ! アタシ達はノイズを倒す為に活動している! 侮辱するなら排除すんぞ!」

 

「私達は政府の命を受けてる! そんな私達の邪魔をするならっ!」

 

「政府の命令……ですか……」

 

 私の感情の影が大きくなる。風鳴翼は……何を言った? 私の聞き間違い……? 駄目だ。その視線は……

 

「動きが止まった? すぐに捕らえるぞ翼!」

 

「うん!」

 

 風鳴翼の刃が私に飛来するけどあっさり弾ける。コレは陽動。恐らくあと2〜3手追撃がある筈。

 

「安心しろ! 峰打ちにして連行してやるよ!」

 

「やあぁ!」

 

 前衛の天羽奏を回避すれば後衛が詰める良い布陣だ。だから私は……()()()()()()()()()()()()()()

 

「がっ……」

 

「隙有り!」

 

 私の行動に動揺して止まった天羽奏を組み伏せる。

 

「動かない方が良いです。関節を外します」

 

「ッ!」

 

 パニックになった風鳴翼が咄嗟に距離を開けた。()()()()()()()()()()()()()()

 

アアァアァァァァ!! 

 

「よくも奏を!」

 

「良い事を教えてあげます。今後確実に差別・迫害・誹謗・中傷・暴行・殺人が起こります……貴女達の存在を隠す為のスケープゴートにして……」

 

「そんな馬鹿な事あり「利権保有者は自らの利益を守る為には手段を選びません。それも貴女達の組織の関わりで」……ッ」

 

 強張る彼女達を眺めて確信した。【天羽 奏】に抱いた疑問の正体を……ッ第2波か! 

 

「ノイズの増援……まずい!」

 

「潮時ですね……ッお!? 寝ててくださいよ!」

 

 痛みで動けない筈の彼女が左腕で槍を振るって来た。あの眼……早まる! 

 

「いつか言ったよな翼……思いっきり歌ってみたいって……」

 

 彼女の詠は命を燃やす詠だ。その美しさは刹那故に止めねばならない。

 

「最後にサービスです」

 

 私は彼女の武装を破壊した

 

「ガングニールが……」

 

「止めた所で遅かれ早かれ……なのは目に見えているので壊しました。そしてそのエネルギーで!」

 

 そのエネルギーを光に変えて会場を包みノイズを殲滅する。光が収まる頃私は姿を消した。

 




憑依先の原作キャラで、本作での偽名は【時雨 芹奈】としています。

所持している転生特典
・絶滅天使【デート・ア・ライブ】
・崩壊【僕のヒーローアカデミア】



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