【敵】な私と戦姫の世界   作:敵連合の信者

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気づいたらこの作品を執筆さしてました。


惨劇の爪痕

ツヴァイウィングの惨劇……1万人を超える観客が熱狂する会場に突如として現れたノイズによる悲劇から2年が経過していた。

 

「ハァ~……私達も今日からリディアンに通えるんだよね! 翼さんと話せないかぁ〜……」

 

「響……そんな都合良くはいかないから……」

 

 立花さんはあのライブの日に瓦礫に胸を抉られて長期入院を余儀なくされた。そしてその期間に()()()()()()()()()()()()。最初はライブの生存者は

 

【奇跡の生還者】

 

 という認識だった。でも何時からかその認識に変化がはじまり気付けば生還者の評判は

 

【死者を犠牲に逃げ出した人間】

 

 というレッテルが貼られた。当然ながら立花さんも例外ではなく誹謗・中傷を受ける立場となっていた。

 

「…………あの日私は()()()()()()()()()()()()()()()。だからこそ私と小日向さんは被害を免れているでも……立花さんは……」

 

 あの日手にした不思議な力を誰かに教える事が出来ない以上私は事実をつぐむ。ごめんなさい立花さん……

 

「それに……本人じゃないのかもしれないし……」

 

「時雨さん?」

 

「っ〜! ごめんなさい! 今行きます!」

 

 私はあの日の事を追憶するとどうも時間を忘れてたしまう。でも……()()()()()()()()()()()()()()()? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1日の授業が終わり比較的余裕が出来る時間に私は街を散策する。特に目的地も無ければ身体を鍛える訳でも無い本当にただの散策……今日もそうなる筈だった

 

「え……!」

 

 私の前をナニカが駆けた。放っておけば良い。自分には関係無い……その筈なのに私はその後を追わなければならない気がする。

 

「時間もあるし……行ってみようかな……?」

 

 私は学園から外へと向かって行くがそんな事は既に気にならない。

 

「ノイズ……じゃないよね? もしノイズなら警報が鳴るから……」

 

 自分に言い聞かせるように足を動かす。そうして辿り着いたのは……

 

「あの日の……ライブ会場……跡地……?」

 

 あの日私がいた筈の場所。あの日悲劇が起こった場所。そして()()()()()()()()宿()()()()()。だ。

 

「あれ……? どうやってここに着いたの……? 学園とはあまりにも離れてるのに……?」

 

 非現実のような出来事が起こりすぎている。そんな私の前を()()()()()()()

 

「アレが……さっきの……ナニカ……?」

 

 確信は無い。だけど私はその鳥を追っていた。散策をしていた時と同じ違和感……だからこそナニカを知る事が出来ると思えた。そして鳥を追った結果辿り着いたのは……

 

「あの日のステージ……ツヴァイウィングが立っていた筈の……」

 

 無我夢中で足を動かす。そこに手掛かりがあると信じて……

 

『⚫ッチ⬛よ』

 

 ノイズがかったような声が聞こえる。手掛かりがきっと近くに……

 

「羽……っ!」

 

 手にした羽が輝き光が私を包んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『やっと……会えましたね』

 

 声の主は私よりも一回り小さく見える。外見からして13〜4歳……まさにあの日の私と同じぐらいの年齢。

 

「貴女は……誰ですか……?」

 

 声は鮮明なのに外見が霞んで見える

 

『私は⬛⚫⬛◆▲▶★です』

 

 聞き取れない。いや……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ここは……何処ですか? そもそも……私は何処にいるんですか?」

 

『ここはわかりやすく言えば【夢の世界】とでも言いましょうか。現実の貴女は何処まで覚えていますか?』

 

「確か街を適当に散策して……郊外の神社にふらっと立ち寄って…………あれ?」

 

『そうです。貴女は今もあの神社にいます』

 

「っ! ちょっと待ってください! だったらこの会場に来れる訳がない! 

 

『落ちついてください。言った筈ですよ……【夢の世界】だと』

 

「っ! …………何処からですか?」

 

『何処から…………。神社に足を踏み入れた瞬間……いえ、それも微妙に事実と異なりますね』

 

「それはどういう意味ですか?」

 

 私にはわからない。彼女……かはわからないが声の主の表現が歪に聞こえる。なのにそれを嘘と断言できない私がいる

 

『では逆に問いましょう。()()()()()()()()

 

「っ! 私は……芹奈……【時雨 芹奈】だ! 他の誰でも無い私だ!」

 

『本当にそうですか? ではもう1つ問います。()()()()()()()()()()()()

 

「私の友人は立花さんや小日向さんで家族は……かぞ……く……は……」

 

 おかしい。存在するはずの記憶が認識できない。当たり前の記憶が……わからないっ! 

 

『それが今の貴女です。もっと言えば貴女は⬛⚫◆◆なんですよ。だから記憶の整合性が取れない歪な状態なんです』

 

「あれ……じゃあ……私は……なんなの……?」

 

 私の中のナニカが崩れる感覚がする。何が……起こってるの……? 

 

『すみません……貴女を追い詰めるつもりはありませんでした。この事はまだ時期尚早……その時が来る事を待ちましょう』

 

「貴女は……貴女は何かを知っているの!? 

 

『識っている……とも違いますが貴女の求める答えの1つは「なら教えてよ! 私は何なのよ!」すみません……』

 

 彼女は答えない。いや……さっきまでの私の様子から答えられないと言わんばかりの表現だ。

 

『次の質問です。時雨さん……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「覚えてる。でも不思議でね……()()()()()()()()()()()()()()()()()の……」

 

『そうですよね。私は……その時から存在していますから……』

 

 その時から……? 

 

「教えてよ……私は一体……どうすれば……」

 

『今はまだ……でも貴女の守りたいモノを守ってください。そうすればきっと……』

 

 守りたいモノ……か。私の守りたいモノは……

 

『貴女は既に力を手にしています。そして貴女が信念を貫けるなら』

 

「力……ですか?」

 

『でも気をつけてください。力は振るい方を間違えれば……』

 

「待っ……」

 

 私の意識はそこで暗転した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは……あの神社……」

 

 アレは夢……だけどきっとただの夢じゃない。私が手にしている力……

 

「きっとその力はあのライブ会場の夢で見た……」

 

 もし私にあの力が宿っているなら奏さんのアレを壊したのもきっと……

 

「だけど私の守りたいモノ……」

 

 私は2人の顔を思い浮かべて部屋に戻る事にした。でも不思議だ……私達の運命が動いた気がする。

 

 

 

 

 




芹奈が力を認識しましたが、まだ自在に使う事は出来ません。覚醒の時をぜひお待ちください!
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