全てのライダーの力を持ってしまって…   作:狼ルプス

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シャドウガーデン結成

 

 

 

シャドウガーデンを設立してから数年ほどが過ぎた。この数年間ははいろいろなことがあった。最初にやったのは人材集めだが、これに関しては悪魔憑きだった少女達を救出し魔力暴走を抑え完全に治した上、俺達シャドウガーデンへ加入、決めたのは彼女達本人の意思だ。

 

ちなみに今は新しく6人増え、ベータ、ガンマ、デルタ、イプシロン、ゼータ、イータ、である。本名ももちろんあるがシャドウガーデンに入るには今となってはコードネーム的な物も必要になるだろう。因みにアルファの後の6人は俺とシドでそれぞれ悪魔憑きの病は治している。

 

アルファ・俺とシドで共同作業的な感じ

 

ガンマ、デルタ、ゼータは俺

 

イプシロン、ベータ、イータはシド

 

 

となっている。そして、彼女たちの面倒は誰が見ているのかということだがもちろん俺だ。

 

シド?そこは察してくれると助かる。拠点の設置、家事全般、戦闘訓練、メンタルケアなどのカウンセリングまでほとんど俺がこなしている。

シドは来たいときに来ては戦い方を教えて満足したら帰るの繰り返し。

 

戦闘以外の物は殆ど俺がサポートし、彼女たちだけで生活していても問題ないが、特に家事全般を徹底的に教え、彼女たちは呑み込みが早く案外簡単にマスターしてくれた。教え甲斐もある。

メンタルケアは特にベータだ。覚悟を決めたとはいえまだ子供。人を殺すことに恐怖を持っていた。戦いでは一瞬のためらいが死につながると自分に言い聞かせなんとか戦い抜き頑張ったが、殺した相手の悪夢を見る事があり眠れない事もありその時はそばに居てやる事もあった。

そしてどうやら童話やおとぎ話が好きなようでいろいろな話を聞かせてあげ、俺の持つ力の仮面ライダー達の物語なども話した。ベータは素直にその話を興味深く聞いてくれて俺も嬉しくなった。前世の趣味を共有出来る友達もおらず、こんな風に話も出来なかったしな。

 

 

後ライダーの力に関してだが、普通の人間では扱えない物や変身するにもリスクのあるライダーの力だが、どうやら俺はどれもリスク無しに使えるようだ。体質そのものがオールラウンダー的な物となっていた。

例えばファイズの場合オルフェノクの記号がなければ変身出来ないし、キバも普通の人間が扱えば寿命を削るがそれもなく変身も可能だった。ビルドもエボルトの力も使えハザードレベルもありリバイスやガヴ関連なども問題なく変身も出来た。

 

そして戦闘面だが、ガンマとデルタのこの二人が問題だった。この問題に関してはシドにも協力してもらった…強制的にだけど。ガンマに関しては頭脳面では卓越しているがシドすら認める程の戦闘の才能は無く何もないとこで躓き、段差のある所は100%踏み外し鼻血を出す。ドジっ子レベルを超えてる気がするが…今となっては慣れてしまっている。

 

 

デルタはガンマとは逆でアホの子で脳筋と言えるが俺やシド、アルファの指示には素直に聞いてくれる。因みに犬系の獣人である為か撫でると喜んでくれて尻尾をよく振り可愛いと思っているのはここだけの秘密だ。

 

最後にゼータ…本名はリリム、彼女は獣人族の中でも格式の高い部族『金豹族』の族長の娘で姫君だったが、悪魔憑きを発症した。

悪魔憑きを発症すると家族からであろうと迫害されるケースが多いがゼータの家族は例外だった。腐り落ちていくゼータをどうにかして助けようと行動を始めたが、ディアボロス教団がそんな優しい家族を見逃す訳もなく、ゼータの家族は教団に目を付けられた。そして家族全員を殺されそうになっていたところ俺が助けて今に至る。

だが、我ながらあの時は怒りに身を任せて力を奮ってしまったと思う。まだまだ精神的にも未熟な証拠だ。因みにゼータの家族を殺そうとした教団の連中はこの手で審判を下した。本当に聞くに耐えない話を聞かされたよ。その後ゼータの家族は比較的安全な場所に滞在して一部のミラーモンスター達を護衛につけているのでよほどの力を持つものが襲撃しない限りは大丈夫だろう。

 

 

そうやって生活を送っている俺だが、彼女たちからも信頼されるようになった。俺の事をゼロ様と呼んだり、アルファのようにゼロと呼び捨てで呼んでくれるものもいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゼロ様」

 

「…ガンマか。どうした?」

 

俺が自室で機械をいじっている中現われたのはガンマ。今はスライムスーツを駆使し家のメイドの変装をしておりこうして交代ではあるが定期的な報告などもしている。

 

「シャドウ様の姉君、クレア・カゲノー様が教団の者に拐われました」

 

「クレア…と言うことはアイツの姉も」

 

「はい、クレア様に英雄の子孫の疑いをかけたのかと」

 

クレア・カゲノー、シドの姉の名前で話を聞くと相当なブラコンと聞いたが本当かどうかは会ったことすらないから正直わからん。

そう言えば前にシドが魔力暴走みたいなのが出たからそれを抑えたと聞いた事がある。それがどっからか漏れて、今回狙われた感じか。

 

 

「それを伝えにきたってことは、助けに行くって事だな?」

 

「はい。今回の件には教団の幹部クラスの者も関わっているようなので、念のためシャドウ様やゼロ様にご協力を」

 

「了解だ。実行は今日の夜?」

 

「その予定です。しかし、奴等の本拠点が複数ある内のどれなのかが絞りきれておらず。現在その暗号の解読を」

 

「いや、場所は分かってる」

 

「え?」

 

俺は地図を広げある一箇所にチェスの駒を置く。

 

「ここだ」

 

「ここですか?しかし、ここはただの洞窟で何も…!!まさかっ!……やはり、ここに暗号のコピーと照合すれば辻褄が合う…流石です、ゼロ様!」

 

「別に大したことじゃない」

 

『イートグミ!』

 

『ザクザク!』

 

『フワフワ!』

 

『パキパキ!』

 

『キューン!』

 

 

「ああ、お前らもありがとうな」

 

地図の上でぴょんぴょん跳ねているのはお菓子から生まれた眷属のゴチゾウ、仮面ライダーガヴの変身アイテムであり、尾行や捜索などをしてくれる頼もしい存在だ。

 

そして辺りを飛び回っている色のある生物の形をしたのはディスクアニマル、仮面ライダー響鬼のサポートアイテムだ。

 

最近はゴチゾウ達やカンドロイド、ディスクアニマルを駆使し捜索させていたからな。見つけたら戻ってきて場所を知らせてくれてアジトに赴いては壊滅させたり情報を聞き出そうとしているが目ぼしい情報は未だ手に入らずだ。

 

そして昨日、ここら辺を探索してる時に、見つけたアジトは片っ端から潰し、他に隠れ家的な洞窟も無かったし消去法だ。それにこれぐらい誰にでも出来るだろう。ガンマ達が大袈裟すぎるんだよな…

 

「かわ…んっん!私はこの事をすぐにアルファ様達に伝えに…ひゃあ!?」

 

 

帰ろうとした瞬間、いきなり何もないところでコケそうになったガンマの身体を抱きとめる。 衝撃に備え目を瞑っていた状態から目を開き、藍色の瞳と至近距離で目が合う。

 

「あっ…」

 

「大丈夫か?」

 

「…ッ!?!??!?」

 

この通りガンマは知能は優れてはいるが、運動神経が全くと言っていいほどにない。今のように何もないところでよく転び、階段を歩いていると踏み外す。

 

しかも戦闘センスもシドが認めるほどの皆無であり、模擬戦闘では剣が手からすっぽ抜けたりするせいで、着いた二つ名は『最弱』のガンマ。不幸体質ではないが何故か電王の野上良太郎を見てる気分になる。

 

 

 

「まったく、気をつけろよ?」

 

「ひゃ…ひゃい…」

 

うお、リンゴみたいに顔真っ赤にしてる。大丈夫かこの子。その後は流石に危なかっしいのでオーロラカーテンを展開しそのままアルファの元に向かわせた。その時のガンマの歩行はロボットのような動きでぎこちなかった。

 

「あの女が俺様がサポートするやつか…」

 

ガンマがいなくなると俺の隣に黒と赤の色が混じった鬼のような見た目をした怪人が現れる。

 

「ああ、そうだ。戦闘面は見ての通りだ。だから今後ガンマが単独で戦闘する事があればお前の力もいる」

 

「…アイツに俺様の器が務まるのか?」

 

「このまま行けば頭脳面に関してはシャドウガーデン一No.1の持ち主になる奴だ。舐めてたら逆に痛い目見るぞ」

 

「ふんっ、お前の命令だから従うが…せいぜい楽しませてもらうぞ」

 

「ああ、頼りにしてるぞ…ネガタロス」

 

ネガタロス…こいつは仮面ライダー電王に出るイマジンと呼ばれる怪人で本来劇場版に出た奴だが何故かこの世界に存在しているんだよな。生イマジンを見てびっくりしたのはいい思い出だ。

それにネガタロスは俺の命令は聞いてくれるしぶっきらぼうではあるが頼りになる奴だ。もちろんアイツらもいるし、個性が強いからいるだけでも楽しいと思える。

そしてネガタロスは光の球体状となりどこかに飛んで行く。

 

 

「さて…俺も準備しておくか」

 

 

俺はクレア・カゲノーの救出の準備を始める。初めて組織全体としての活動だ。

油断せずに行こう。

平成1期で好きなライダーは?(誤字があったので再アンケートです)

  • クウガ
  • アギト
  • 龍騎
  • ファイズ
  • ブレイド
  • 響鬼
  • カブト
  • 電王
  • キバ
  • ディケイド
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