全てのライダーの力を持ってしまって…   作:狼ルプス

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約束

 

「全員揃ってるか?」

 

「七陰全員…揃ってるわ」

 

俺は今ディアボロス教団のアジトに来ている。俺の前には七陰全員が揃って待機している状態だ

 

「敵の数は?」

 

「およそ50…リーダーは教団の幹部クラスよ」

 

「そうか」

 

「それにゼロ様のお手を煩わせるほどの相手ではありません。ここは私たちにお任せください」

 

「わかった。先陣は任せるぞ」

 

「「「「「はい!」」」」」」

 

久しぶりに彼女たちの実力を見ながら、後方から支援するか、この感じだとアルファ達だけでも対処はできるだろう。

 

「ゼロ様、ボスはどこに行ったのです?」

 

「あいつは独自のルートで先に行っている。心配は無用だろう」

 

シドは「先に行ってくる」と言ってウキウキしながら俺達より先にさっそうと行ったのである。アイツのことだから道に迷ってるのが目に見える。魔力感知を使うがさっきからウロウロしてるんだよな

しかし彼女たちはそろって「さすがはシャドウ様」と尊敬のまなざしを籠めてるので悲しくなる。

 

 

「デルタは先陣を切って敵を奇襲。イプシロン、ゼータ、イータはデルタが残した敵を殲滅。ベータとガンマは私に着いてきて」

 

それぞれ返事をし気を引き締める。

 

 

「ミッション…スタート」

 

俺の言葉を合図に七陰は敵の拠点に乗り込んでいく。俺は銀色と左右に赤い線のあるベルトを装着し彼女達の後を追い洞窟内へと入る。 

 

 

そして戦闘が始まり、彼女たちの戦は実際に見るとに関心しか出てこないな。大人相手であるにもかかわらず苦戦することなく一瞬で殺している。

 

 

「(こいつは想像以上だな…)」

 

そんなこんなで敵を蹂躙していく。俺…このまま行けばマジで出る幕なくないか?

 

 

「貴様ら何者だァァァッ!!」

 

 

すると奥からここのリーダーらしき人物が出てきた。

 

 

 

 

 

 

 

◇時を遡ること数分前…

 

 

 

「……フン、小娘が」

 

 

とある洞窟の薄暗い牢屋の中で、男が気絶した少女を見下ろす。見た目は麗しい美少女だが、手に付けられていた拘束具を手の肉を削ぐことで外したイカれ少女だ。すぐに顔面へ拳を打ち込まれ、気絶させられてしまっていた。少女の名はクレア・カゲノー。ディアボロス教団に攫われ幽閉されている真っ最中だ。誘拐を命じた張本人である男・オルバは殴った手を見つめながら、何処か複雑な顔つきでため息を吐いた。

 

「オルバ様!侵入者ですッ!!」

 

「な、なんだとッ!?」

 

 

静かだった牢屋に大声が響く。伝えられた内容は予想外の侵入者。このアジトを特定されただけでなく、真っ向から乗り込んでこようとは考えてもいなかった。

 

「て、敵は恐らく8人!圧倒的な強さです!陰のように何処からともなく現れて兵達を次々と…我々では歯が立ちませんッ!」

 

 

「あり得んッ! ここには王都の近衛に匹敵する騎士を……ッ!?」

 

 オルバの足元に転がって来たのは部下の死体。首元を一撃で仕留められており、相当な実力者の仕業であることが分かる。オルバは警戒を最大に引き上げた。

 

 

 

 

「貴様ら何者だァァァッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

◇現在に戻る

 

 

ある程度教団の者を倒すとここのリーダらしき男が激昂する。俺は整列する七人の前にゆっくりとでる。

 

 

 

「シャドウガーデン」

 

俺は組織の名を名乗ると男は鞘から剣を引き抜きながら、俺達へ怒声を浴びせかけた。

 

「シャドウガーデンだと?此処がどういう場所か分かっていてこんな真似をしたのか!?」

 

「ディアボロス教団の支部だろ?」

 

「なっ……!?」

 

「目的はディアボロス教団の殲滅」

 

「我々はすべてを知っている」

 

「魔人ディアボロス」

 

「ディアボロスの呪い」

 

「英雄の子孫」

 

「そして悪魔憑きの真実。アルファ達は下がれ。こいつの相手は俺がしよう」

 

「いえ、あなたの手を煩わせるほどではないわ」

 

「お前たちの実力が俺の想像以上だったからな…後は俺に任せてくれ」

 

 

このまま何もせず見ているだけなのは性には合わないからな。それに俺がどういう者か再確認させる為でもある。

 

 

「わかったわ。今回は何を使うの…?」

 

「ん?見てのお楽しみだ…」

 

俺は片手に携帯電話型のデバイスを持ち前に出る。ベータに関してはなんかメモ帳を出してメモを取る準備もしている。

 

 

 

「き、貴様ッ!どこでその名をッ!?どこでその秘密を知ったァァァァ!!!」

 

リーダの男は俺に向かって斬りかかる。真っ直ぐに振り下ろされた剣は岩も切り裂く威力、丸腰で受ければ即死は免れないが、生憎そんな太刀筋…

 

「ふっ!」

 

俺は避けカウンターで回し蹴りを喰らわし吹っ飛ばす。

 

「グゥッ!?」

 

「(こいつの目…それにこの太刀筋、後悔と迷いが見える)」

 

俺は目の前の男からある違和感を覚える。

 

「こ、小僧ッ!!」

 

「お前幹部クラスなんだろ?悪いが油断はしないぞ」

 

俺は携帯型のデバイス…ファイズを開き…

 

5・5・5… Standing by

 

 

コード555を入力する。

 

 

「変身!」

 

 

Complete

 

するとベルトから全身を包むように赤い光が駆け巡る。そのあまりの眩しさに周りは目を覆い隠す。そして光が収まり目を開けるとそこにたっていたのはゼロではなくメカメカしい見た目の戦士が立っていた。

 

 

「おお!」

 

「何とスマートなお姿!!」

 

「あの姿も強そうなのです!!」

 

「うう…目が」

 

「ちょっと眩しかった」

 

「あのお姿は携帯電話?とやらを使って変身する仮面ライダーファイズ!!」

 

 

ベータがご丁寧に紹介するがまさかベータがバトラー枠になるとは、確かに七陰でライダーに詳しいのはベータだしな。その内ウォズみたいに『祝え!』って言いそうな気がする…

 

 

「くっ!姿を変えたからなんだというのだ!!所詮はこけおどしだ!!!」 

 

 

「こけおどしかどうかは……戦ったらわかる」

 

手首をスナップさせ構える。

 

「喰らえぇぇぇぇぇえッ!!!!」

 

繰り出せる最高の一太刀を俺は呆気なく防ぐ、後魔力を使って強化はしている。

 

「……な、なんだ──グハァッ!」

 

「良い太刀筋だが俺には通用しない。それに…本当の貴様は根っからの悪人ではないだろ?」

 

 攻撃を片手で掴んだ状態でガラ空きとなっている腹部へ蹴りを決め、吹き飛ばす。

 

「(こ、この力の差は……クソッ!やむを得ん!)」

 

男は何やら懐から瓶を取り出し、中に入れていた赤色の錠剤を一つだけ噛み砕いた。

 

「グゥオオオオッ!!!」

 

「(魔力量が増えた…あの錠剤…ドラッグブースト的な物か…だが)」

 

一瞬だったがあの男、錠剤を飲むのを躊躇っていた。やはり何かありそうだな。無力化して情報を聞き出さないと。

男は俺に接近し剣を振るうが。俺は無手で受け流す。そして一瞬の隙を突いて懐に一撃をお見舞いする。

 

「ぐぁっ!?」

 

「大人しく降参した方が良いぞ」

 

「ダマレェェェッ!!!」

 

立っていた地面を剣でくり抜き、下へと落下する。巻き上げられた土煙が消えると男の姿も消えていた。

 

 

 

「……逃げたか」

 

「すぐに追うわ」

 

「追わなくていいアルファ」

 

「何故?」

 

「下にはアイツが居る。追いかけても手遅れだ」

 

「……そう、だから彼は単独行動をしたのね」

 

 アルファの言葉に周りの六人も声を上げる。尊敬している主の先を見通す力に感動しているのだ。

 

「(いや、あの厨二馬鹿は何も考えていないと思うがな。今は道に迷ってる最中だろ)俺は念の為奴を追う。確かめたい事もあるからな」

 

「確かめたい事?」

 

そばにいるゼータは言ってる事が理解できず首を傾げる。 

 

「一言で言うならば、奴も教団の被害者だったという事だ」

 

その言葉にゼータは俺の言っている事を察したのか納得した表情を浮かべる。

 

「…優しいんだね…ゼロは」

 

「お前達はクレア・カゲノーの救助、残党がいないか確認…」

 

俺は魔力が接近してくるのを感じ洞窟の奥を見つめる。そこには既に死にかけている教団の生き残りがいた。

 

「まだ生き残りがいたか…」

 

全員が武器を出しとどめを刺そうと構えるが、何か様子がおかしい…

 

「貴様ら……よくも我々の……邪魔をしてくれたな…貴様らを…ここから生きては返さんぞ……!!」

 

「……っ⁉︎貴様、それは⁉︎」

 

俺目を疑った。奴の手にはメモリ型のデバイスがあったからだ…しかもあれは

 

「(ガイアメモリ⁉︎何故この世界にあのメモリが⁉︎)」

 

 

MAGMA

 

男は力を振り絞り手に差し込むと男は異形の怪物…マグマドーパントへと変貌してしまう。

 

 

『ヴォオオオォォォ!!』

 

すると、マグマ・ドーパントは雄叫びを上げる。そして、全身から真っ赤なオーラが現れ、そして背中から大量のマグマの塊が打ち出された。

 

 

「くっ…あれは一体何⁉︎」

 

「あわわわ!!」

 

「あ、暑いのですぅー!!」

 

「ちょっ⁉︎動くなバカ犬!!余計に燃え上がる!!」

 

「あ、暑い…」

 

「す、スライムスーツが溶けて⁉︎」

 

「いやーっ⁉︎私のメモ帳が!!」

 

あまりの熱量に反応はそれぞれで、デルタに関しては尻尾が燃えており急いでゼータが消火しつつ他の面々と同様にスライムスーツを使って熱攻撃を防ぐもスーツが溶けるように爛れる。

 

 

 

「お前ら!クレア・カゲノーを救助した後ここから少しでも離れるんだ!!」

 

「け、けどゼロは⁉︎」

 

「俺はこいつを倒す!!」

 

俺はマグマ・ドーパントを倒す為、一人別方向に走っていく。

 

「「「「「「「ゼロ(様)……」」」」」」」

 

幸い彼女たちは納得もいかない者もいたが即座に指示に従い行動を起こす。七陰の声が聞こえなくなり俺はマグマ・ドーパントの前に立ち塞がる。

 

「ガイアメモリ……一体誰があんな代物をこの世界に……とにかくまずはお前を倒す…話はそれからだ」

 

『ヴォオオオォォォ!!』

 

「(本来ダブルの世界のものがこの世界に存在している。メモリを流出させている組織には心当たりはあるが今は情報がない。それにこいつをここから出すわけにはいかない!)」

 

俺は目の前の敵……マグマ・ドーパントと睨み合う。

 

「悪いが…お前の相手をしてる場合じゃないからな。10秒で終わらせる!」

 

俺は左手に装着されているファイズアクセルに触れミッションメモリを抜き、ドライバーにあるファイズフォンのミッションメモリを抜きアクセルメモリを装填させる。

 

 

Complete

 

ファイズの胸にあるフルメタルラングが展開し、中のブラッディ・コアが露出する。そして赤いフォトンストリームが銀色のシルバーストリームに変化し、黄色だったアルティメットファインダーも赤色に変色し俺はファイズ・アクセルフォームにフォームチェンジする。長く戦えば洞窟の外は森のためこいつが洞窟の外に出れば火の海になりかねないからな…

 

 

READY

 

俺はファイズポインターを手に取りミッションメモリを装填し右足に装着する。

 

Start Up

 

ファイズポインターを装着した後、ファイズアクセルのスタータースイッチを押し、アクセルモードを発動する。 

 

「……」

 

「グオオオオッ!!」

 

マグマドーパントは火の塊を放ってくるが今の状態ではまるで時間が停止したかのような感覚を覚えながらファイズ・アクセルフォームは高速移動を行いマグマ・ドーパントに攻撃をする。その間もマグマ・ドーパントは攻撃をするがファイズ・アクセルフォームにとって止まって見える。そしてマグマドーパントを宙に蹴り上げる。

 

 

Exceed charge

 

 

シルバーストリームからファイズポインターにフォトンブラットが流れ、エネルギーが送られる。

俺は高く跳躍しファイズポインターから光の粒子が放出しマグマ・ドーパントに巨大な赤い光の円錐が展開され俺は渾身の飛び蹴りを叩き込む!

 

 

「ハァアアアァァアアァァッッ!!」

 

『グギャアアァァアァ!!?』

 

3……2……1……Time Out

 

マグマ・ドーパントの体を貫通し着地するとマグマドーパントからΦのマークが浮かび上がり爆発を起こす。

 

Reformation

 

タイムオーバーとなるとフルメタルラングが閉じ、シルバーストリームは元のフォトンストリームに戻り、赤い複眼が黄色に戻った。

 

 

「……倒した…のか?」

 

俺はマグマドーパントの変身者の元に近づくが、そこにはもう遺体すら残っておらず血に染まった衣服のみしか残っていなかった。

 

 

「くそっ…結局何もわからずじまいか…」

 

恐らく情報を隠蔽する為使っていたガイアメモリに何かしら細工を施したのだろう。

 

「結局、残ったのはこいつだけ…」

 

俺はメモリブレイクされたガイアメモリ…ドーパントメモリを拾う。

 

「取り敢えず考えれのは後だ。今は奴を追わないと…」

 

俺は変身を解き、穴の空いた方へ向かいそのまま飛び降りここのリーダーの男を探す。ある程度隠し通路を辿るとそこにはシド…シャドウとリーダーらしき男がおり既に勝負はついていた。

 

 

 

 

「盗賊の割にはつよかったなあ…」

 

「おい、シャドウ」

 

俺はシドに声をかける。

 

「やあ、ゼロ」

 

「随分と派手にやったな」

 

「まあね……それよりそっちの方はどうなったの?」

 

「粗方は片付けてお前を探していた……その間に色々あったがな」

 

俺は拾ったドーパントメモリを取り出す。メモリからは何も感じられない。おそらく一度使うと使い捨てにできるような何かがされているのだろう。

 

「なんだいそれ?」

 

「今後少し厄介なことになりそう…それだけだ…」

 

「ふーん…」

 

 

「(こいつ、興味なさそうに)……シャドウ…お前はアルファたちと先に合流してくれ。お前の姉は救出してる」

 

「ゼロはどうすんの?」

 

「この男に話がある。僅かだが生きているしな…」

 

「そう……んじゃお言葉に甘えこの場は任すよ我が右腕よ♪」

 

「右腕いうな‼」

 

手をひらひら振りながらスキップしてその場を去っていくシャドウ。俺は逢魔時王必殺撃を叩きつけたい衝動を抑え、見送った後、地面に倒れる敵リーダーの男の体を抱き起し壁に寄りかからせた

 

 

「な……なんの…つもりだ?」

 

「息があるうちに聞いておきたい。お前の名はなんだ?」

 

「……オルバ…かつては…子爵の位を持っていた……」

 

「俺はシャドウガーデンの第零席のゼロ。オルバ子爵…それだけの地位を持ちながら何故ディアボロス教団に組みする?お前と戦って分かったが、あんたからは教団に対する忠誠心を感じられなかった。それに、あのよくわからない薬を飲む際…飲むのを躊躇っていただろ?」

 

「……娘をっ……悪魔憑きとなった…ミリアをっ……救いたかったのだっ」

 

その瞳からは涙が溢れ出ていた。やはり、この人は娘の為に教団に入らざるを得なかったのか。と言うより人質に取られていたのが正しいだろう。

 

「…つまり貴方は教団が娘の悪魔憑きの症状を治せると伝えられ、それを信じ教団に入団したわけか」

 

「…我が……妻のっ…忘れ方見なのだっ……ミリアまでも失うなどっ……耐えられなかったっ」

 

この人はゼータの両親と同じ娘を救いたくて色々動いたのだろう、しかしそこに教団が介入し弱みに付け込まれた感じか。

 

 

「だから……娘を救う為に悪魔に魂を売ったと。オルバ子爵、先ほど貴方の前に現れた少女たち…彼女たちは元悪魔憑きだったんだ」

 

「なぁっ…それは…本当…なのか!?悪魔…憑き…は…治せない……はずじゃ」

 

「俺たちシャドウガーデンは悪魔憑きを症状を治し元の姿に戻す方法を持っている。オルバ子爵、教団について何か知っている事を教えてほしい!!」

 

「………最後に連絡を取った…教団の男は…王都に…拠点を……構えていると……聞いたっ……ごふっ」

 

「それだけ聞ければ十分だ。オルバ子爵…貴方は取り返しのつかない罪を犯した。だが、娘を愛するその親心は紛うことなき真実の想いだ!そして必ずミリアさんを救ってみせる。シャドウガーデン第零席・ゼロの名にかけて、約束する!」

 

俺はオルバの目をまっすぐ逸らさず見つめ手を握る。そしてオルバの目からは更に涙が溢れ出ていた。

 

「ぜ…ゼロ…殿っ…どうか…どうか我が娘をっ……ミリアを……救ってっ…くださいっ」

 

オルバは力を振り絞り俺にロケットペンダントを渡し俺は受け取る。

 

「その願いと思い……確かに受け取った」

 

 

「…ありが……とう」

 

安心したように静かに息を引き取ったオルバ…その表情は穏やかだった。

 

「………」

 

俺はオルバの体を持ち上げ日の光がある外へと向かって歩き出す。

 

その後…シドの姉、クレアは無事に保護され最低限の治療をした後にアルファたちはその場を離脱。

 

俺はオルバの遺体を日当たりの良い場所の地面へと埋め、形の良い大きめの石を置きそこにオルバの名を刻み…最後に両手を合わせる。

 

「(オルバさん、あなたの娘は必ず救い出す。そしてあなた達を苦しめた教団には、必ず審判を下す)」

 

 

俺はオルバさんに誓いをたて帰路につく。

 

 

「いるんだろうゼータ…」

 

俺が声をかけると物陰からゼータが姿を現す。

 

「ゼロはやっぱり優しすぎる。敵…ましてやリーダーだった男の墓を作って祈りまで捧げるなん…」

 

「あいつも教団の被害者の1人だった。それに彼は最後まで娘の事を案じていた。俺にはそれだけで十分だ……で、ゼータはどうしてここに?」

 

「今回の作戦の事後報告。ここは末端の支部で施設内からは教団へ繋がる有力な情報はなかった」

 

「報告ありがとうゼータ。情報ならオルバさんから受け取った…彼の願いも含めて」

 

「っ!?」

 

「ディアボロス教団と戦うためには今以上に戦力が必要となる、…すぐにアルファたちを招集し今後の方針について会議を行う。俺たちはまだ、この世界を知らなさすぎる」

 

「了解だよ…ゼロ‼」

 

「よし、なら早速…」

 

俺はバイクを召喚する。そのバイクはオートバジン。仮面ライダーファイズの乗るバイクだ。ただ身長が足りないからそこはスライムスーツを駆使し補う。

 

 

「後ろに乗れゼータ」

 

「え…ぜ、ゼロの後ろに?」

 

「ああ、少し風に当たりたい気分だからな。早く乗れ」

 

ゼータは少し遠慮気味だったが後ろに乗る。

 

「スンスン……ゼロの匂いが濃ゆい…」

 

「ん?何か言ったか?」

 

「…なんでもない」

 

「そうか?しっかり捕まっていろよ」

 

ゼータが俺の体に手を回し掴まっているのを確認しオートバジンのエンジンを吹かし一気にアクセルを踏む。

 

「え……これ速!?」

 

「口を開けるなよ……舌噛むからな」

 

「ひゃああぁぁぁぁ!!」

 

初めて乗る乗り物に驚愕の悲鳴を上げるゼータを乗せて俺は颯爽と駆けていった。

平成1期で好きなライダーは?(誤字があったので再アンケートです)

  • クウガ
  • アギト
  • 龍騎
  • ファイズ
  • ブレイド
  • 響鬼
  • カブト
  • 電王
  • キバ
  • ディケイド
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