「ねぇ、おかしくない?」
「おかしいな」
「絶対おかしいです」
「だよねぇ…」
「正直言って、お前にアレクシア王女と付き合えるだけの度量は到底ない。俺ですら怪しいレベルだぜ?」
「シド君がいけたなら、自分もいけたと思います。告白すればよかったなぁ」
「なぁ、なんでお前達も座ってる?」
「成り行き?」
1人で食事をしていた中勝手に座って来た3人、シドならまだいいが余計な馬鹿が2人増えた。
「はぁ…どうしよう」
「よくわからんが付き合ってみたらいいだろ?何かしらの縁と思ってな…」
「他人事だと思って…」
「そりゃ他人事だからな」
「まったく…大体、彼女と僕じゃ住む世界が違いすぎる。ほんと、何か裏がありそうで怖いよ」
「いいじゃんかよ別に、あわよくばいい思いが出来るかもしれないぜ?」
「そうですよ。なんなら自分が代わってあげて、もぉ」
「ん?どうしたジャガ…っ!!?」
「ご一緒してもいいかしら?」
噂をすればアレクシア様本人のご登場だ。周りも騒ぎ始めた。
「うわぁ、やっぱりアレクシア様とルイン君が揃うといい絵になるなぁ〜」
「と言うかあのモブどもが邪魔よ!」
面倒臭いことなりそうだから俺はおいとまさせてもらうか。
「俺もう食べ終わったんで、ここ座っていいですよ」
「あら、ありがとう」
俺は早々に退散しようと立ち上がり、食べ終わったあとの食器を運んでいると
「ねぇ…」
「ん?なんですか?」
突如アレクシアさんに呼び止められ足を止める。
「あなた…どこかで会ったことがあったかしら?」
「…?いえ、こうしてお話しするのは始めてですが…」
「そう。ごめんなさい、悪いことを聞いたわね」
「いえ、気にしなくていいですよ」
その言葉にどこか不思議な感覚を覚えながらも俺はこの場をあとにする。
「(何を言っているのかしら私は、あいつがあの時の助けてくれた騎士じゃないのに…)」
◇
時は数年前…王女一行を乗せた馬車が謎の生命体の襲撃に遭った。当時この出来事は国中で大きく取り上げられたものだった。
『お姉様!お姉様!』
『う…あ、アレクシア、に…げて』
少女の近くには赤い髪の少女が倒れており怪我をしているのか頭から血を流していた。
『いやっ!お姉様を見捨てて逃げることなんて出来ない!!』
『駄目よ……逃げなきゃ……あいつが来る!』
『グギャォォオオオオッ!!』
『な、何なんだよこの化け物は⁉︎』
2人を護衛していた騎士達の目の前には巨大な龍の様な怪物が咆哮をあげていた。騎士達は応戦するもその怪物に傷一つ与える事もできず防戦一方だった。
『アイリス様!!アレクシア様!!お逃げください!』
『ここが我らが!!』
『おい!誰かアイリス様達を連れてここから離れるんだ!!』
『アイリス様!アレクシア様!今すぐこの場からお逃げください!私共が時間を稼ぎますゆえ!』
『でも……そんなことしたら皆死んじゃう!!』
『構いません!早く行くのです!!お二人はここで死んでいいお方ではない!!』
『グォォオオッ!!』
『ぐわぁーーーっ!!』
『ひっ!?』
突如怪物がこちらに向かって何かを放ち、2人の元まで迫ってきていた。
『危ない!!』
『『……っ』』
咄嗟に騎士が2人の上に覆いかぶさ流よう庇う、しかし……
『ギュウゥゥッ!!』
『あれ……?』
『なんで……無傷なの……?』
何かしらの攻撃を受けたはずなのに全く衝撃が来ず、感じず恐る恐る顔を上げるとそこには…
『大丈夫か?』
白いベルトを身につけ、マゼンタのボディにバーコード状の縞々フェイスの戦士が立っていた。
その戦士の名は仮面ライダーディケイド …世界の破壊者と呼ばれる仮面ライダーであり通りすがりの仮面ライダーである。
無事なのを確認するとそのまま龍の怪物に向かって歩き出す。
『インベスまでこの世界にいるとはな…まぁ、俺のやることは変わりはないがな』
そういうと持っていた剣を撫でるとそのまま龍の怪物に向かって走り出し斬りかかる。
『ハァッ!!デェヤァッ!!』
『グォォオオオオオ!!!』
龍の怪物の背後に瞬時に回り込み尻尾を斬り落とし追い討ちをかけるようにライドブッカーをガンモードにし、胴体に銃撃を加えた後さらに頭に斬撃を与えていく。
『ギュウゥゥッ!?』
『トドメだ』
ライドブッカーから一枚のカードをを取り出しバックルに入れる。
FINAL ATTACK RIDE DE DE DE DECADE
インベスの手前に10枚のホログラムのカードが現れディケイド はジャンプする。カードはディケイド に続いて上に上がると、カードを潜りながらキックの態勢で進む
『ハァッ!!』
龍の怪物に向けて跳び蹴りを喰らわせる。そして龍の怪物を貫通して着地する。
『ギャォォォ……』
ディケイドの攻撃により龍の怪物は地面に倒れ消滅する。その様子を見て少女2人と騎士達は唖然として見ていた。全く歯が立たなかった怪物を1人で倒した事に信じられない様な目で見ていた。
するとディケイドは少女2人と守っていた騎士に振り向くと近づく。
『大丈夫か?』
『は、はい……』
『そうか…』
ディケイドは頷き辺りを見渡すと手をかざすと周囲に魔力の光が溢れる。すると怪我をしていた赤毛の少女と騎士達の怪我が治っていく。
『き、傷が⁉︎』
『俺がやることは終わった。じゃあな』
ディケイド の背後に銀色のカーテンのようなものが現れ、歩き去ろうとする。
『待って!あなたのお名前は……』
『ディケイド ……ただの通りすがりだ……』
『ディケイド ……』
ディケイドは銀色のカーテンを通るとそのまま姿を消す。
「(けど不思議ね…彼の後ろ姿が…ディケイドの姿に重なるのは)」
アレクシアは過去を振り返りながらルインの背を見つめるのであった。
◇
「…ックシュン!なんだ…誰か俺の噂でもしてるのか?」
食堂を出た途端クシャミが出た。風邪を引いているわけじゃないが誰か噂してるような気がするんだよな。シャドウガーデンじゃない誰かが…
学校が終わりその日の夕方、シドに事情を聞いたところどうやらアレクシア様は婚約者候補で魔剣士学校教師のゼノン先生を諦めさせるために偽の恋人になってもらおうとしてたらしい。
最初はシドもそんな当て馬みたいなのやりたくないと抗議したらしいのだが、餌付けという名の金付けされ、付き合うことになったんだと。こいつの金の執着心は『金は命よりも大事でしょ!!』と言う程だ。
夢のためにプライドを捨ててでも金を得ようとする。理想を実現しようとする姿勢は尊敬しているが、考えや中身が残念過ぎて応援する気になれない。
実力関しては信用はしているが、それ以外は信頼も尊敬もしていない!
それに、シドの話に出たゼノンという教師…教団連中と匂いが似ていてやな感じだ。調べる必要がありそうだ。
そしてシドはアレクシアさんが指で飛ばした金貨を口に加えてキャッチする。まるでボールキャッチをする犬の様に。そしてアレクシアさんにはポチと呼ばれる始末…ガーデンのみんなが見たらなんて言うか…いや、あいつらなら『シャドウ様は何か考えがあっての行動』で済ませそうだな…いや、絶対済ませる。
まぁ、そんなこんなで、
「シド・カゲノー。君にはアレクシア王女誘拐の容疑がかけられている。話を聞かせてもらおうか」
シドは学校の門の前で、大勢の魔剣士に囲まれていた。
「なぁポチ、これのどこかモブなのか教えてくれよ」
「…それは言わないでくれる?と言うかその呼び方やめて、厨二馬鹿の方がまだマシだよ」
そして
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