東方神斬録   作:ayuアユ

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初執筆です。
文章が汚いところはありますがお手柔らかにお願いします。


第零章 転生編
第零話 始まり


(うぅ…)

 

目が覚めると見知らぬ空間にいた。

体を起こし周りを見れば宇宙が広がっており、下を見ると何もない場所に立っていた。

 

(えぇ…どこだよここ?)

 

何故立てているのか、そもそもここはどこなのか、

そのような疑問を浮かべながらも、どうやってここに来たのか、

その原因を頭の中で探していると、ついさっきの出来事を思い出した。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「また塾かよ。夏休みももう少ないってのに。」

 

自分は桜井碧。高校一年、16歳だ。

いまは8月25日。夏休みも終盤戦であり、

思い残すことがないようにもっと遊びたいっていうのに。

 

「大体夏休みは休むためにあるようなもんなのに、なんで夏期講習詰め込んでるんだよ。」

 

そう、いまは塾の夏期講習を終え、家に帰っているところだ。

時計は九時を回り、周りは真っ暗だ。自販機と街頭の明かりに照らされながらも

疲れた体を少しでも早く癒そうと、歩みを進めている。

偏差値の高い高校に通っている自分は、親からの強制で塾に通っているため、

夏休みでも勉強漬けの日々を送っていた。

やりたいゲームや見たい動画もあるのに、親の前だと決まって、

「予習復習はやったの。全教科やらないと娯楽はだめだからね」だよ。

両親は、将来いい仕事に就くために勉強しなければいけない、なんて言ってるが

'いい仕事’はいまよりもっと忙しくなることも隼人は知っていた。

中学生でそのことを理解していた隼人は、元来のめんどくさがり屋な性格も相まって、

そろそろ体も心も限界を感じていたところだった。

 

「もっと楽しい人生送りたいな。」

 

ふいに口をついて出た言葉に、嘲笑が混じる。

これからの人生に嫌気がさし始めていた時だった。

 

「まずい!!」

 

どこからか聞こえてきた大きな声につられて顔をあげると、

すぐ前の道路の真ん中で猫が光に包まれてうずくまっていた。

光の出どころを見ると、大きなトラックが走ってきていた。

運転席の様子は見えないが、速度を落とす様子は見受けられず、

猫のいる場所に猛スピードで突っ込もうとしていた。

 

「危ない!!!」

 

無意識に駆け出した自分は、無我夢中で猫を道の脇に突き飛ばした。

そのまま地面に倒れこんでしまった自分は、為すすべもなく、

大きな鉄の塊が当たる感覚を覚えながら、意識を失ってしまった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

(そうだ、俺はあのままトラックにひかれたたはず....)

 

しかしその声は尻すぼみに小さくなっていった。

なぜなら、体に傷が全くなかったのだ。

トラックに当たった衝撃はあったのに、その時にできるであろうケガや、

倒れこんだ時の擦り傷もなくなっている。

頭が混乱していく感覚を覚えながらもどこからか声が聞こえてくるのが分かった。

 

「目を覚ましたようじゃな。」

 

前を向くと白い布を体に巻いた老人が空から降りてくるのが見えた

 

「儂はこの世界を司る神、名を龍神という。まずはそなたに礼を言おう。」

 

何かすごいことを言っている老人を見て何か言おうとして気づく、

 

(声が…出せない?)

 

困惑している自分を見て目の前にいる老人は続けて声を投げかける。

 

「声が出せないのはそなたが魂の状態だからじゃ、わしの権能で

生前の姿を再現させてもらった。声が出せないのは、

この空間はある程度の力がないとしゃべれないからじゃ。

じゃが、安心せい、そなたが思っていることは読み取ることができる。」

 

一人で長々と話している老人の話に一旦は納得しながらもを、ある言葉が引っ掛かった。

 

(生前ってことは、俺は死んだのか)

 

そんな声に出さない思考に、龍神は言葉を返す。

 

「そうじゃ、そなたは猫を助け、トラックにひかれて命を落とした。

しかし....実はそなたが助けた猫はわしのお気に入りでな、

よくここにつれてくるんじゃが、返す場所をまちがってしまい道路の真ん中に

返してしまったんじゃ。」

 

もじもじして言う龍神を見ながら、自分はあることを考えた。

 

(じゃあ俺が死んだのってもしかしてあんたのせい…?)

 

俺の考えにどきりと体を震わせながら、気まずそうに龍神は答える。

 

「地上のことに干渉するのは結構大変でな、物事を止めることはむずかしかったので、

近くにいたそなたの脳内に思念を伝えることにしたのじゃ。

その…すまないことをしたの。」

 

観念したように謝る老人を見て流石に怒る気になれず、代わりに俺は

考えを投げかけた。

 

(俺が死んだのはしょうがないってことでいいから、代わりに生き返らせてもらえない?)

 

俺の考えにまたどきりと体を震わせながら龍神は言う。

 

「じつは…人を生き返らすのは禁止されていてな。わしでさえ破ることができないんじゃ。

…じゃが、そのかわりに新しい生を与えることができるのじゃ。」

 

(新しい......生??)

 

「そうじゃ、そなたが望めば、金持ちでも、一生健康に生涯を終えることも

できるんじゃぞ。!!」

 

自分のミスを隠すように焦りながら話す龍神を横目に、彼の言葉について

考えていた。

勉強ばっかりで、めんどくさがりな自分の人生を変えることができる。

それなら、答えは決まっている。

 

(生前よりもっとたのしい人生が送りたい。)

 

「ほぉ、楽しいとはどんなことじゃ?」

 

(たくさん生きて、いろんな友達を作ったり。ラノベみたいに強い力に目覚めたりして

飽きない非日常を送ること…です。)

 

我ながら最後のほうは幼稚な内容だったと思うが龍神はそれを聞き留めたようで、

 

 

「それがそなたの願いなら話は早い。

今すぐ転生させてやろう。」

 

そういってすぐ、俺の体が光り出していた。

 

(えっちょっはや、もっと説明しろや!!)

 

そう考える間にも自分の体からの光が強くなり、宙に浮きだした。

 

 

「後のことはおいおい話そう。

今は時間がもったいないのでな。」

 

その間にも自分は浮き続け、龍神が見えなくなるころに

 

「それでは、よい生を。」

 

という言葉が脳裏に聞こえ、それと同時に俺は意識を失った。

 




東方要素に全然行きつかなかった…。
次回から増やしけるよう頑張ります。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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月夜見さまをボクっ娘に....

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