東方神斬録   作:ayuアユ

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R-15を一応付けてみました。
過激にする予定はあんまりないです


第四話 自覚する力

そんなこんな監視生活二日目。

目を覚ました俺を最初に迎えたのは暗闇だった。

まだ半分眠っている頭を動かし、体を起こすと、

センサーなのだろうか、電気が自動でついた。

真っ白な部屋なので目にとんでもない刺激を受けながらも、

なんとか頭を回転させる。

 

「やっぱり、ここは現実なんだなぁ。」

 

改めて自分はとんでもない環境に身を置いていることをしみじみと感じながら、

枕の横に置いてあるタブレットを見る。

今の時刻は8:00、前の世界と時間の概念が同じなら、かなり寝ていたようだ。

ようやく本調子になってきた頭を使い、昨日の出来事を思い出す。

 

「確か今日は能力について調べるとか言われてたっけ。

てか、永琳さんいないと何時に始まるかわかんないじゃん。」

 

「あら、結構遅かったわね。

うまく寝つけなかったのかしら?」

 

急いでモニターに目を移すと、昨日と同じように永琳さんが映っていた。

 

「知らないことがたくさんで、この先自分がどうなるのか不安だっただけですよ。」

 

「そう。でも、安心して頂戴。

あなたはどうやら月夜見様に気に入られているようだから、

都市の内側では安全を保障できるはずよ。」

 

こちらを気遣ってくれているのだろうか。

安心させるような言い方をしているが、

自分としてはまだ月夜見様とやらを信用できていない。

俺のことを知っているようだし、怪しいところが増えるばかりだ。

 

あまり俺に響いていないのが分かったのか、

永琳さんはすぐに話を本題に移した。

 

「今日は昨日言ったようにあなたの能力など諸々調べることになったわ。

9時には送っておいた服を着て、訓練室に来ること。

あと、あなたの服については、損傷が激しかったからこちらで処分させてもらったわ。

今似たデザインのものを作らせているから、普段着としてつかうこと。

あとあなたの所持品について、すべて問題がなかったから、訓練後、あなたの部屋に送るわ。

それじゃあ、間に合うように来ること。」

 

そんなこんなで一方的に通信は切れ、再び静寂が訪れる。

部屋の中を改めて見回ると、机には何やら見慣れないものが置いてあった。

どうやら昨日のタブレットのように送られてきたもののようで、

ゼリー飲料のようなものと服が置いてあった。

ゼリーは朝飯のようで、この後の運動に備えたものだろう。

胃にゼリーを送り込みながら服を見る。

動きやすそうな服だが、ところどころ機械でできたところもあり、

近未来的なかなりかっこいい、戦闘服を思わせるような見た目だ。

 

再びタブレットを見てみると50分を回っていたようで、

急いで服を着替えた俺は訓練室に向かった。

昨日まではロックがかかっていた扉はすっと開き、中に入る。

教室ほどの広さの空間であり、端にはいろんな種類の武器が、

中央らへんには無機質なマネキンが数体置いてある。

そして入口とは反対の壁には、これまた大きなモニターが備え付けられていた。

しばらくしていつものように永琳が映し出された

 

「少し早いけれど、始めちゃいましょうか。

まずは霊力についての扱いからよ。

あなたはどれくらい知ってる?」

 

その問いに俺は首をふる。

霊力という存在自体、先の妖怪との死闘で初めて知ったのだ。

俺の反応に永琳は、今度は驚きもせず答える。

 

「まぁ、霊力についてほとんど知らなかったようだし、当然ね。

まずは一番手前にある剣を取って頂戴。」

 

言われるがままに武器のおいてあるところに目線を向ける。

手前には少しメカメカしい剣が置いてあった。

それを手に取り、先ほどまでの位置に戻る。

 

「あなたの能力については月夜見様から聞いているわ。

どうやら霊力を使って切断力を上げる能力らしいわね。

その剣は持ち主の霊力を自動で纏ってくれるものよ。

遊び半分で作ったおもちゃだけれど、今のあなたにはそれが一番いいはず。

電源を付ければ自動で纏ってくれるから、そこの人形で試し切りしてみて頂戴。」

 

言われるがままに持ち手についていたトリガーを押すと、

昨日感じていたエネルギーが腕を伝って吸われているのを感じた。

剣は霊力を吸収し終わったようで、青いオーラを纏っていた。

 

「おぉ、これはなかなかに男心をくすぐられるな…」

 

ぼそっとつぶやきながらも、しっかりと人形に狙いをつける。

一瞬の静寂の後、一気に足を踏み出し人形に向かう。

     

       狙いを定めて、斬る!!

 

「ふっ!!」

ズザッッ!!!!

息を吐きながら剣振り下ろす。

鋭い一撃は見事人形を真っ二つ!....したのはよかったのだが。

 

「えぇ、まさか俺がやったのか、これ」

 

目の前に広がるのは斜めに真っ二つに切れた人形、

そして奥のほうに見えるのは、斜めに切断された白い壁だった。

俺は冷や汗を流しながらも、ゆっくりと永琳の映るモニターを見る。

間一髪斬撃を逃れたモニターに映し出されたのは、

先ほどまでの余裕はどこへやら、驚愕の表情をうかべ、声を出せずにいる永琳の姿だった。

 




中途半端で申し訳ないです。
一応ちゃんと修行パートは作るつもりです。

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月夜見さまをボクっ娘に....

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