東方神斬録   作:ayuアユ

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三連休旅行行ってます。
文化祭の準備ほっぽり出してきたのでグループLINE見るのが怖い。


第七話 能力覚醒?

俺は夢を見ていた。

昨日のような月夜見の影響を受けない普通の夢だ。

どうやらここに来てからの記憶を順番に見ているようで、

映像が次々に切り替わっていく。

妖怪との戦闘、永琳さん・月夜見との出会い、そして霊力の訓練。

あまり多くはないが、濃い時間だ。

感傷に浸っている俺の前に、ある映像が映し出される。

霊力を纏った剣で部屋を半壊させてしまったときのものだ。

(永琳さんには申し訳ないけど、これだけのことをやってのけた自分のことを

すこし嬉しく思っている自分がいる。

そういえばこれって能力が発動してるんだっけ…ん?)

 

昨日霊力を基礎を知ったからだろうか、俺はある違和感を覚えた。

 

(なんで、人形だけじゃなくて壁まで切れてるんだ…?)

 

俺の能力の発動条件は切れ込みを入れたものに霊力を流すこと。

これは切れ込みを入れたもの単体しか効果がないことは木で検証済みだ。

しかし、剣で人形に切り込みが入って切れたなら分かるが壁はどうだろう。

風圧が届いた?いや違う、あくまで道具強化は耐久力を上げるだけだと明記されていた。

武の心得がない俺は風が起きるほどのスピードで振るうことはできない。

ではなぜか。

人形と壁の間には何もなかったはずだ。

そう、何も無かっt....

 

(違う、ある、あったんだ!

人形と壁の間には....

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「あ…」

 

勢いよく体を起こした俺を出迎えたのは白い部屋だった。

 

「まさかさっきまでの全部夢…?

いや、それでも試す価値があるはず!」

 

部屋着のまま勢いよく部屋を飛び出した俺は訓練室に一目散に走る。

さっきの俺の考えが正しければ…俺はもっと…

 

「っと、着いたか」

 

息を整えながら訓練室へと入る。

昨日の練習のあとはどこにも残っていない、

人形だけがたたずむ無機質な部屋だ。

 

「俺はずっと疑問だったんだ。この能力が。」

 

 

 

精神を集中させながら、言葉を紡ぐ。

 

 

 

 

「切れ込みを入れるっていうことの詳細を知らなかったから、

てっきり実際に切り傷をつけなきゃいけないって思い込んでた。」

 

 

 

 

昨日の訓練を思い出し、腕に霊力を循環させる。

 

 

 

 

「でもこの能力の真髄は違ったんだ。

重要なのは切れ込みじゃない、

霊力で目印を付けてやることが大事なんだ。」

 

 

 

 

手をゆっくりと開き、手刀の形にする。

 

 

 

 

 

 

「あの時もそうだったんだろ?

俺は人形に目印を与えたと同時に、人形と壁の間の "空気″にも目印を与えていたんだ!」

 

 

 

 

ゆっくりと手を上にあげ、人形めがけて振りかざす!!

 

 

 

 

 

「そう、こんな風に、なぁ!!」

 

ズガガガガガァァァァ

 

狭い部屋の中に突風が吹き荒れながらも、俺はさっきの一瞬を目撃していた。

勢い良く振り下ろした手刀から霊力を纏った空気の斬撃が放たれ、

それは人形を一刀両断するとともに壁へぶつかりかき消えていた。

 

「よっしゃぁぁぁ!!やってやったぜ!!

説明が分かりにくいんだよクソ龍神!!!」

 

その興奮と達成感に俺はしばらく酔っていた、が、

ゴトンッという鈍い音が耳に入ってきたことで、

ようやく周りのことが頭に入っていた。

 

「何の音…あっ」

 

そこには肩から腰に掛けて切断された人形の

上半身が落ちる音だった。

 

「さすがにこれ、まずい…よな....?」

 

背中に冷たい汗がダラダラ流れるのが分かる。

この一瞬の間で俺の頭には悪い想像が次々とあふれ出ていた。

 

(流石に二回目は永琳さん怒るよな…

危険だから剣撤去されたってのに、

生身でできるってわかったら今度は俺を....って、

こんなこと考えてる場合じゃないだろ、俺。)

 

なんとか悪い想像を振り払い人形へと近づく。

手刀で発生させた斬撃だったからか、

前の時より断面は少し荒かった。

 

(これってもう手遅れなんじゃ....

いや、まだあきらめるなよ...俺...)

 

前向きに考えようとした俺だが絶望感は否めなかった。

どうにかこうにか断面をそれっぽく合わせようとする。

 

(...はぁ、このまま治ってくれないかな…なんて。)

 

半ばあきらめていた俺だったが、奇跡が起きた。

なんといつの間にか、合わせていた断面がつながっていたのだ。

 

「もしかしてこれも永琳の改造のおかげか...?

何はともあれ、助かった~~~。」

 

安堵で思わず地面に座り込む。

そんなこんなで俺は能力の新しい可能性を引き出すことができたのだった。




盛り上がりがうまく書けなくて悩んでる今日この頃…

もしよければ感想と評価よろしくお願いします

月夜見さまをボクっ娘に....

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