ミカ&セイア「ナギサを閉じ込める」
ナギサ「……」ウツラウツラ
セイア「観測結果…ナギサの目の下に平常時比較3.7倍のシャドウ」チラッ
ミカ「その単位は意味不明じゃん。……でも、疲れているのは本当っぽいねー」チラッ
ナギサ「…クー」zzz
ミカ「ナギちゃん本格的に寝ちゃったね、どうする?」
セイア「このまま座らせておくよりも、寝かした体勢の方が疲労は取れる」
ミカ「でも動かしたら流石に起きちゃうんじゃない?」
セイア「そこでこれだ」っ『メチャ効くッぅ(ハート)作業前に世界一栄養ゼリーィィィ“ぐっすり0.01mm後ォォォ”』
ミカ「…大丈夫なやつ?」
セイア「今だけの、とっておきだ」ソォイッ‼︎
ミカ「それ回答になってないじゃんね!?」
ナギサ「ング⁉︎グォァ‼︎⁈…ガッ……」
セイア「よし、眠りが深くなった!今のうちに運ぶぞ」フンス
ミカ「およそ乙女が出したらダメな顔と声だし…しかも、どちらかと言えば気絶…」ウワァ…
〜〜〜
ミカ(そして、保健室まで運んだ訳だけど…)
先生「え!?ナギサなんで気絶してるのっ!!?」ハチアワセー
ミカ(やっぱりこうなると思ってたじゃんねー!!)
ミカ「え、えーと…」
セイア「先ほどまでは元気だったんだが、倒れてしまった」
先生「なっ!?は、早く診ないと!!」
ミカ(大事にしたら本気で怒られるよ!?セイアちゃんっ!??)
_,,..,,,,_ . _ <スー…
./ ,' 3 / ヽ--、 l
/ ナギサ ヽ、 /`'
ー/_____/
セイア「どうやら疲労からの睡眠みたいだね」
先生「そ、そうなの…?でも、さっき倒れたって」
セイア「私たちキヴォトス人は極度の疲労が溜まるとスリープモードに入るんだ。ね?ミカ」
ミカ「え?あ、うん」
先生「そ、そうだったのか!?くっ、私の勉強不足で、気づけないばかりにナギサがこんな状態にッ……!!」クヤシイカオ
ミカ(『うん』って言っちゃった私も悪いけど、嘘だって気付いて欲しかったよ…先生)
セイア「その状態なら人肌に触れているとよく眠れて回復も早いはずだ。起きるまで……ナギサの手を握っててあげてくれ。私とミカは残ってる仕事に戻るから」
先生「分かった…せめて、それくらいは、しっかり先生としての務めをさせてもらうよ…」ズーン
セイア「よろしく頼む」
ミカ「そ、それじゃあカーテン閉めておくから、ナギちゃんをお願いするね⭐︎」シャ!
〜〜〜
セイア「というわけで、レッツ監視タイムだ」
ミカ「…どういうわけ!?」
セイア「見ないのか?」
ミカ「…見るけど」
セイア(…ミカはむっつり)
ミカ(セイアちゃんむっつりだなー)
〜〜〜
先生「ナギサ…お疲れ様」ギュッ
ナギサ「ん………あれ?先生??」
先生「あ、あれ…ごめん、起こしちゃった…。ごめん、本当にごめんね、不甲斐ない先生で……」ズーン
ナギサ「え?えぇ…?」トマドイ
〜〜〜
セイア「心配だから、監視カメラを見ていたが……もしかしたら、先生にダメージを与えすぎたのかもしれない」
ミカ「もしかしなくてもそうだよ!?え?セイアちゃんのせいじゃんどうするの?」
セイア「ままならないね」ダラダラ
ミカ(駄、ダメフォックスだーー!!)
〜〜〜
ナギサ(なんだか、先生がめちゃくちゃしょげてますーー!??)
ナギサ(……どうしましょう…?)
先生「とにかくナギサはもう少し、ゆっくりしておいて。私は、一旦外に……ってアレ?」
ナギサ「ど、どうかされました?」
先生「か、カーテンが開かない…」
ナギサ「…え?」
〜〜〜
セイア「…ミカ、仕掛けたね?」
ミカ「う"ぇ"!?私な、なんもしてないよ!!?」
セイア「だが、カーテンレールの一番端っこが…ヨーヨーで大技失敗した時みたいな絡まり方になってるぞ」
ミカ「アッ…わ、わざとじゃないもん!」
セイア「とりあえず、様子を見ておいてくれ。芸術的な絡まりかたをしたカーテンを治す道具を探してくる」スタコラサッサー
ミカ「えっあっ!行っちゃった……」
〜〜〜
先生「…どうしよう」ズーンズーン
ナギサ(せ、先生がなんだかよく分からないダメージを追っている所に、謎の追い討ちが…いや、本当に謎なんですけど!!?)ウームムム
〜〜ナギサ's脳内サミット開廷!〜〜
ミニナギサA「とにかく先生を元気付けるのが先決です!」
ミニナギサB「で、でもなんで「ズーン」としてるのか分かりかねます!」
ミニナギサC「なんなら、なんで私がここで寝ていたのかも分かりませんからね…」
ミニナギサA「自分のことは置いておきましょう!」
ミニナギサC「ふむ…先生の落ち込んでいる理由が分からない以上、その理由の払拭よりも、前向きになってもらう方が容易いですね」
ミニナギサB「で、その方法は…?」
ミニナギサC「…とりあえず、話しかけてみましょうか!」
ミニナギサA &B(無策じゃないですか!)
〜〜ナギサ's脳内サミット閉廷‼︎〜〜
ナギサ(…ハッ!多分閃きが舞い降りました!!)
ナギサ「せっ、先生!お話しましょう!」
先生「お話?」
ナギサ「ええ!えーぇー、ぇーと…ですね、あ!最近少し寝不足だったんです、私」
先生「それは…知ってるよ」ズーン
ナギサ「(why!?どこかで“選択”を誤りました!)そ、それでですね…えーと、理由なんですけど…」エートエート
ナギサ「あ!ミカさんについてです!!」
先生「…ミカについて??詳しく聞かせてもらえる?」ズズイ
ナギサ「(ちっ近///)コホン…それほど、大きな問題では無いのですけど…先生は、ミカさんの扱いをご存知ですね」
先生「それは…そうだね」
〜〜〜
ミカ「え?私の話なの??」
セイア「戻ったぞ、裁縫道具を携えた私、サイフォーックs」
ミカ「ちょっと黙ってて」
セイア(´・ω・`)
〜〜〜
ナギサ「つい先日、廊下で下級生達が『あのトリニティピンクゴリラ、放し飼いはやめて欲しいよねー』って話してたんです」
先生「(??)」
〜〜〜
ミカ「 」(なんとなく察し
セイア「トリニティピンクゴリラ…⁇聞いたことが無いが、誰か飼っていた?いや、架空の生物か…?」
〜〜〜
先生「そ、それで…えっと?」
ナギサ「最初は『トリニティピンクゴリラ』がいかなる物か分からなかったんです、私…」
先生「う、うん」
ナギサ「でも…寝る前に考えたんです。『グラウンドの雑草を引き抜いている時に目があった』とか『ゴミ拾いをしている姿を見た』とか…聞こえてきたなーって。…ピンクゴリラはミカさんのことじゃありませんか!!」
先生「…(俯き震え出す)そ、それで?」プルプル
ナギサ「恥ずかしながら、昨日寝不足になるまで考えて、ようやく分かったんです。…明日、該当の生徒に指導します。」
先生「そのほうがいいと思うよ、うん(よし、耐えられたぞ…!)」
ナギサ「『ゴリラは優しい生き物です!ミカさんはゴリラなんかじゃない!!』って」
先生「グッハッ…グッ」
〜〜〜
セイア「〜〜〜っ!!!」(過呼吸
ミカ「ナギちゃんシバく、絶対シバくじゃん!!」
セイア「……」(笑いすぎて気絶
ミカ「…とりあえず行くよっ!!」ガッ
セイア「グェッ!?………」チーン
〜〜〜
先生「…そ、その言い方だとミカよりもゴリラの方が優しくなっちゃうんじゃ?」
ナギサ「そうですが?」キョトン
先生「 」プルプルプル
ナギサ(やっ、やっと笑って頂けました!)
先生(笑っちゃダメ笑っちゃダメ笑っちゃダメ)
ドア『勢いよく開けられたァ!?』ガララッ
ミカ「ちょっと!ナギちゃん!!?」
ナギサ「あ、トリニティピンクゴリ…コホン、ミカさん、ご心配をおかけしてしまい申し訳ありません」
ミカ「ほぼ言ってるじゃんねッ!!!」
先生「あーはっはっは!」
ミカ「先生も笑い過ぎじゃん!もうッ!……って開かな…あ、セイアちゃん寝てるっ!!」
セイア「 」キュウ…
ミカ「起ーき、てッ!!」チョップ
セイア「痛いっ!?……目覚めたフォックス、アウェイキンフォッ」
ミカ「カーテン、直して」
セイア「…アウェーだね」イソイソ
ミカ「もっと早くッ」クロスチョップ
セイア「痛いぞっ!!?狐狩り反対だ!!」メソメソ
〜〜〜
ナギサ(さて…外の声を聞く限り、暫く動けなさそうですね…先生は割と元気を取り戻しましたが…)
先生「? どうしたの、ナギサ??」
ナギサ「いえ…」
ナギサ(先生の目の下…人のこと言えないくらいクマが…)
ナギサ「先生?私が言うのもなんなんですけど…最近寝れていないのですか?」
先生「ん?あ、あぁ…最近、いろんな学校から呼ばれてて、ちょっと忙しくてね」フゥ
ナギサ「そ、そうですか…」
ナギサ(この時間に、なんとかして休憩してもらいたいものですが、生憎とベッドは私が占領していますし……)
ナギサ(……あーもう、私も寝不足でぼーっとしてきました!…こうなったら)
ナギサ「…先生?」
先生「ん? って、うわっ!?」
ナギサ(同衾すればよいのです!!)グイッ
先生「○×〒723!!ちょ、ちょっと!!?」
ミカ『先生どうかしたー?声が』
ナギサ「お静かに…してくださりませんか?」シー
先生「え、あ…い、いやなんでもないよ。ナギサがうつらうつらしてて危なかっただけ!」
ミカ『そっかー。ナギちゃんまだ眠そうだったら寝かしといて!こっちはもう暫くかかりそうだから』
セイア『…手伝ってくれてもいいんだよ?ミカ』
〜〜〜
先生「な、な、ナギサさん?どういった意図でこのようなことを…」
ナギサ「先生の寝不足は…本日、トリニティに来ていただいているように、生徒達のために時間を割いていたからなったものでしょう?」
先生「い、いやそれは…」
ナギサ「それで苦労なさっていることは否定はさせません。…ですが、そういった所も…私が好きな先生なんです」
先生「…」
ナギサ「先生、私は先生のやりたいことを遮ってまで、寝てください、なんて言いません。ただ、今…。こんな隙間時間でも休憩して頂けるなら…私は嬉しいのです」
先生「…分かった。確かに気を張りすぎていたかもしれないね。……少しこのまま寝させてもらうよ」
ナギサ「ありがとうございます!…では、私も先生を抱き枕にしてお昼を続行させて頂きますね♪」パァァァ
先生「…え"っ!?」
〜〜〜
先生(…拝啓、異世界かどこかの私)
先生(…ナギサに囚われて、10分ほどが経過しました)チラッ
ナギサ「…zzz」スヤァ
先生(彼女は、ものの5分もしない内に寝息をたて始めました)
先生(…正直、やましい気持ちになる前に…この寝息を聞いていると眠たくなってきます)
ミカ『もー早くしてよセイアちゃん!…あっ!ここ引っ張れば解けるっ!!』ギュッ
セイア『…ミカ、頼むから大人しくしていてくれないか?保健室で賽の河原の石積みを体験したくはないんだ』
先生(…多分、彼女達が、この覆われたカーテンを開く頃には、夢の世界に誘われていると思います)
先生(先生としてどうなんだろうって思いますし、思われるでしょうが……もう、ゴールしてもいいよね…zzz)
カーテン『あーけまっせ』
セイア「解除完了…!さあ、カーテンを——おお! ヤったか!?」
ナギサ「スヤァ」
先生「スヤァ」
(同時にカーテンが勢いよく開き、ぴったり寄り添って眠る二人が露わに)
ミカ「やってないでしょおぉぉぁぁぁ!!⁈」(涙目
良ければ感想・評価頂けたら幸いです。