TS転生ヴィランロリ、疲れ切ったヒーローを拾う 作:蓋然性生存戦略
気付かなかった誤字がいっぱぁい……。
「なんか色々あったんで3年くらい配信時間くっそ短くなります」
『あれ?新婚旅行だったんじゃ……』
『言ってやるな、なにかあったんだ』
『お前その話題に触れるとか勇者か?明らかに不機嫌だろ……』
「死ぬまで《テリトリア》をネガキャンします。『でもアイツ新婚旅行キャンセルさせて来るクソ無粋クイーンだぞ』って」
『ああ、おいたわしや、テリトリア』
『でも今回ばかりはクソガキに同情する』
『今も真顔だもんな……』
『婚姻発表の時はコメ欄は祝福と絶叫で溢れてたのに……』
『今もう通夜』
『あの、後ろで流れてるオバクロ、流れる様にグラマス帯の人達が……』
『言うな……怒りが限界を越えさせたんだ……』
学校での臨時講師としての仕事が終わってから。
ボクは隙間時間でヒイラギチャンネルのサブとして運用しているチャンネルで、個人配信を行っていた。
まあ諸々あったからね。
おかげで配信時間とかめっちゃ短くなったし。
オンゲも中々できなさそう。
Fワード全部出てきそう。
「ボクなにか悪いことしたかなあ。やっぱりアイツぶちのめした方が良くない?」
『いやまあ、出回っている噂で何となく事情は察するんですけど』
『テリトリアさんを再起不能にするのはやめたげて……』
『今回は一旦テリトリアが100悪いけど』
『新婚旅行キャンセルは罪が重い』
「あーダメだ、イライラしてきた……ごめん、今日はもう閉じます。おつ」
『おつ。ヒイラギさんに甘えてくるんや』
『おつおつ。ちゃんと発散しな』
『ようわからんがご愁傷さまやで』
気分転換になるかと思ったけど全然ならなかった。
リスナーに謝りながら枠を閉じ、リビングに出る。
今、アジト内部にヒイラギはいない。
ボクが呼び出した警備アイテムを設置しに行っている。
さびしい。
あのやたら広い敷地をカバーできるアイテムを呼び出すのは大変だった。
敷地の広さが異次元。
ヒロ〇カかよ。
無駄にやたらと広いトート郊外にあるとはいえ、やっぱり規模がおかしい。
U〇Jもちゃんとあるし。
いやまあU〇Jなんて名前ではないけれど。
「……脳味噌剥き出し真っ黒ゴリラが現れたりしないだろうな……」
そんなものが出現したら運命の女神って奴に猛抗議するところだ。
流石に異能のスケールが違うので勝てるとは思うけれども。
不意打ち喰らったら流石に死にかねないスペックではある。
「なんだその想像するのも難解な怪物は」
「あ、おかえりヒイラギ」
「ただいま、エソラ」
そんな益体もないことを考えていたら、ヒイラギが帰って来た。
こっちの春は、夜がまだ少し冷える季節だ。
暖かいココアを淹れて出迎える。
「はいどーぞ」
「ありがとう。動作はどうだ?」
「ん、オールグリーン。正常。まあ、ボクのアイテムだし正常に動いてくれないと困るんだけど」
「これで、警備問題は一旦解決か?」
「すぐに急行できる体制は整ったね。部外者の検知も恙無くってとこ。ほら見て、これが部外者のマー、ク……」
――ビーッビッービッー!!
「チクショウ!すぐに役に立つことが証明されるなんてね!!」
「全くだ。行ってくる。エソラ、念のため待機を」
「オッケー、任せて。あとこれ通信機」
「助かる」
あーもう!せっかくココア淹れたのに冷めちゃうじゃないか!!
誰だよコイツ!!
ボクの監視圏内に入って来て無事で済むわけないだろバーカ!!
『こちらヒイラギ、目標を目視。なんだが……』
「どったの」
『いや、その……多分スガヤじゃないか?視界を同期する』
え?
スガヤさんだったらとっくに設定してるはず。
……一応チェック。
チェックは怠っちゃいけない。
……。
…………。
「……あ」
『よし、警戒しつつ、一度接触する。再設定の準備だけしておいてくれ』
「うす」
すみません、把握漏れです。
ごめんなさい。
……よくよく考えればスガヤさんもハウアイに着いたと思ったらトンボ返りだもんな、散々だ。
夕飯御馳走してあげよう……。
というか不便だろうしアジト入場資格のクリアランス2をあげよう……。
『スガヤだった。監視任務はまだ継続中らしい』
「おっけ。再設定完了、アジトまで連れて来て。一緒に夕飯食べよう……」
『……そうだな。スガヤ、一緒に夕飯でもどうだ?』
『良いんですか?』
「色々と不便だろうから臨時講師やってる間はアジトの出入りを許すよ。大変でしょ?」
『ありがとうございます!!ここ数日家に帰ってなくて……!!』
「本当にごめんね!?シャワーも貸すからゆっくりして!?ボーナスと有給いっぱい出すよう《テリトリア》にも言っておくから!!」
『優しくて涙が出そうです……』
スガヤさんのお家と直通の扉も作っておこうね……!!
これでいつでも帰れるよ……!!
『スガヤを連れてこれから帰投する。他に不審な反応は?』
「今んとこないね。ココア温め直しておくよ。スガヤさんも要る?」
『ありがたくいただきます』
「おっけー」
というわけで髄液くん、お仕事だヨ!
ボクはここで一応モニタリングする必要があるからね……。
つっても、何かあれば警報が鳴るんだけど。
「戻ったぞ」
「お、ぉぉぉお、お邪魔します!!」
「おかえり、いらっしゃい。ココアあったまってるよ。一旦飲んで体あっためてね」
「ありがとうございます!!」
やっぱり移動が速いね。
この広い敷地を五分も経たずに移動してら。
スガヤさん、《テリトリア》の肝煎りというだけあって優秀なんよな……。
大事にせにゃならんよ……。
「ご飯何が良い?リクエストあるなら聞くよ?」
「え、あ、そのじゃあ……ゴニョニョニョ……」
「肉をドカ食いしたいそうだ」
「いいよ!食材はいっぱいあるからね……いっぱいお食べ……」
「エソラちゃん大好き!!」
「ムギュ」
ぎ、ギブギブ!!
スガヤさん力強い……!!
あと大好きなのは良いけどボク既婚者!既婚者だから!!
助けてヒイラギ!!
「スガヤ」
「あ、すみません!!感極まっちゃって……」
「まあ邪心が無いのは分かっているが……」
スガヤさんも立派なものをお持ちなのでね、抱き着かれると息が出来ないのですよ。
ボクチビだし……。
どうして?どうしてボクの身長は未だに144なの?
なんでヒイラギは成長して185なの!?
こんなの絶対おかしいよ!!
ま、まあ?
ボクの成長期はこれからだし?
そうに決まってる。
「エソラ、バーベキューセットは上の棚だったか?」
「そのはず~。それよりも肉のストックどれくらいあったっけ」
「今日食べる量にもよるが、明日明後日買い出しに行けば間に合うくらいはあったはずだ」
「おっけー、ほんじゃ焼肉パーティしよっか!!」
監視システムはバッチリ無断設置したし、システム自体もばれることはないはずだし。
一旦アジトに引き籠ってても対応できらぁね。
これで夜の生活も確保できるってワケ……。
計画通り……(某顔芸)。
「そだスガヤさん」
「なんですか?」
「お家帰れる扉あったら使いたい?」
「良いんですか?!」
「おっけ、作っておくね。臨時講師してる間、アジトと扉を通路として使って良いから……」
「ありがとうございます!ありがとうございます!」
良いんだよ……臨時講師やってる間くらいはね……。
「良いのか?エソラ」
「まあ、うん……どうせ出入りは制限するし。多分これからご飯もちょくちょく呼ぶし……」
「確かにな。しかし、なんだかんだ言って面倒見がいいな」
「それなりに親しい人だけだよ」
「どうだか」
ヒイラギはなぜか苦笑して、夕飯の準備に取り掛かった。
ボクも髄液くんを活用しつつ、準備に取り掛かる。
さぁ、今日は焼肉ドカ食いパーティーだ!!
スガヤを夕飯に誘った翌日。
新年度というものが本格的に始まる。
とはいえ、私たちが新入生の相手をするのはまだ早い。
基礎ができてからだ。
そのため、私たちが相手をするのは、必然的に一期生、二年生ということになる。
学年合同授業のため、二人で教鞭を執ることになる。
「はい、というわけでね、実技を受け持つエソラ=オークニーです」
「同じく、ヒイラギ=オークニーだ」
一瞬でザワっとどよめきが広がっていく。
まあそうだな。
入学式の職員紹介には出ていなかったしな。
臨時講師であるためか、入学式は免除されたのだ。
知っている顔もちらほらいるな。
確かエソラの中学の同級生だったか。
「ボクと知り合いの子もいると思うけど、この場では講師として扱ってもらいます。ナメたマネしたら遠慮なくシバくからよろしくね」
「私もすでに引退済みのヒーローだが、この場では講師として振舞う。そのつもりでいろ」
確か資料では、エソラの同級生が軒並み飛び抜けていい成績を残していた記憶がある。
一ノ瀬キリエ、双葉カサネ、三堂カイト、四神レン……だったか。
この四人がエソラの同級生であり、すでに大きな事件にも関わって実戦経験を積んでいるグループだったはずだ。
よく四人で固まっていた中学時代の記憶が蘇る。
「えっと、すみません!よろしいでしょうか!!」
「はいどうぞ。一ノ瀬さん」
「失礼ながら、私の記憶ではエソラ先生には実戦経験が無かったと記憶しているのですが!!」
流石というべきか、講師としての立場を意識しつつ、疑問点を解消する質問を投げる。
即座に手を上げられるのは場数が生み出した胆力だろうな。
「公的記録に載ってないだけだね。もう公然の秘密だけど、ボク自体が一応禁則事項だから」
「私からもよろしいでしょうか」
「ハイどうぞ双葉さん」
「ヒイラギ先生の実力は皆も知るところです。ですがエソラ先生には申し訳ありませんが実績がありません。今までの講師は、大なり小なり実績がございました。何か提示できるものはございませんか?」
「んー、そうだね……それは確かにそうだ。当然の疑問だ。ヒイラギ、どこまで話していいんだっけ?」
「……臨時講師をするにあたり、今まで裏で協力してきた事件については開示して良いと通達を受けたハズだが?」
「そうだったそうだった。まあボクはどちらかというと裏方でね、荒事はヒイラギに基本任せているんだけど……『泥船事件』『ゴーストレース事件』『ニューセート連続誘拐事件』、そのほか難事件とされたものに、外部協力者として協力しているよ。中にはもちろん荒事もあったとも。信じられないなら、勧誘員を通して《テリトリア》に確認すると良いさ。ちなみにこれ、その時にもらった勲章ね」
「……本物ですね。ありがとうございます」
新入生とは異なり、やはり落ち着いているな。
一年の間に実習なり研修なりがあったはずだからな、良く弁えている。
「他に質問ある?ないならぱっぱか始めるよー。確か今の段階は異能の上限突破だったっけ?」
「引継ぎ資料によればそのはずだ」
「対応した機材はあるはずだよね。一旦今まで通りやってみようか。系統で班分けするよー!!強化系はこっち、自然系はこっち、具現系はこっち、特殊系と頭脳系はこっちね」
カリキュラムの段階は異能の上限を伸ばすところ。
懐かしい気持ちになるが、そもそも私とエソラはそこまで苦悩した覚えはない。
確かに、私もエソラも、異能の限界を引き上げようとした時期はあった。
ただ、異能も身体能力の一部である以上、筋肉のように限界まで使い込まなければ成長はしない。
私達は、その限界が途方もなく遠かった。
私の場合、最大出力を伸ばせた試しは少ない。
代わりに持久力ばかり上がって行った。
エソラは恐らく逆であろうが。
「一ノ瀬はアレだね、珍しい医療系だからこういう形式の訓練だと伸ばしにくいね……仕方ない、お前一旦走り込みね」
「はい!意図を聞いても良いでしょうか!!」
「考えりゃわかるだろ馬鹿かお前!!前線の医療従事者が真っ先に狙われないわけないだろ!?ヒーローとして動くならお前が一番に大事にすべきはまず自分の安全!!けが人の治療は二の次だバカ者!!」
「え、でも……」
「お前が陥落したらその後のけが人は誰が治療するんだ?そこまで考えろ」
「あ……はい!!」
「というわけで用意してあります、ランニングマシーン。これ使ってね」
指示出しが早い。
こればかりは理論が先にあるエソラの得意分野だろうな。
まあ、身体強化系に関しては、私の方が分野としては上だ。
そこは頑張らせてもらおう。
「さて、強化系の諸君には私が対応するが……まず先に問おう。強化系の異能とはなんぞやと」
「えっと……?」
「まあいきなり聞かれても難しいだろう。異能は異能、そう考える者も多い。同じ強化系と括っても、動物的な特徴に変化したり、人間の姿のまま強化されたりと多岐にわたる。分かってない事も多く、考えるだけ無駄という考え方もある。が、あえて問おう。我々が持つ強化とは一体なんなのか、と」
これは私なりの答えがある。
強化系と銘打ってはいるが、恐らくそう間違ってはいないはずだ。
「えーと……身体能力を強化する異能?」
「ある種それは正解だが、私はここでは不正解と言おう。どういった形であれ、一時的に肉体の上限を引き出す能力。それが強化系の異能だ。覚えはないか?異能を使った後に、やたらと感じる疲労感に」
「あ!!」
「確かに?」
「めっちゃ疲れるよね」
「え、つまりアレってこと?意図的に火事場のバカ力を出せる異能ってこと?」
そう。
強化系の異能とは、要するにそういうことなのだ。
本来出されるはずのない、肉体の限界。
それをある程度安全に引き出す力だ。
「言ってしまえばそれだけの異能ではある。だが、逆に言えば最も鍛えやすい異能とも言える。獣に変化する異能であれ、人のままであれ、我々強化系は肉体の強度と密接に関わっている。だが勘違いしてはならないのは、異能の出力と肉体の強度はまた別の成長度であるという点だ。異能ばかり鍛え上げても、肉体が伴わずに壊れてしまう、なんてこともある。まあ、おさらいみたいなものだが、覚えておくと良い。というわけで、我々がやるべきことは単純だ。
「異能なし!?」
「えっと、ええと!!」
「確かに理にかなってはいるけれど!」
「やはり筋肉、筋肉は全てを解決する……!!」
私が強くなり続けているのはそういうことなのだ。
いずれは異能なしで1tくらいは持ち上げて欲しいものだな。
「はい、キミら強化系を見て『強化系じゃなくて良かったぁ……』みたいな顔してるけどダメだからね。ヒーローは体が資本、ヴィランも体が資本。どの系統でも走り込みは必須だから覚えておくように。というかキミらもうちょい体力付けようか。しばらく朝練に走り込み追加ね。軽く5~10㎞から」
「「「えぇ~~~~~~~!!」」」
ヒーロー育成校に入学して二年目。
驚くことに、かつて同級生だった現エソラ……今はエソラ=オークニーが臨時講師としてやってきた。
相も変わらず小さくも美しい姿だったが、纏う空気はまるで別物。
いつだったかヴィランを撃退した時よりも、より冷たい空気を感じた。
それは、俺たちひよっこを育てることからくる緊張なのか、はたまた別の要因があるのか。
それを推し量ることはできないが、少なくとも授業自体は真面目にやるらしい。
危なっかしい部分はそれとなく止め、改善点はすぐに見出し、訓練メニューは個々人に合わせて即座に出す。
これが同年齢に出来ることだろうか。
やはりというか、彼女は特別なのだと、俺は感じた。
授業が終わり、エソラさんとヒイラギさんは機材を片付けてすぐにどこかへと消えた。
次の授業か、はたまた二人の時間か。
恐らく後者か。
いずれにせよ、生徒とあまり会話をする気はないらしい。
以前から、ヒイラギさんといる時は、そういう雰囲気があった。
まあ、群がろうとする生徒から逃げたくなる気持ちは分かるが。
「お疲れっす、四神くん」
「おつかれー!!いやほんと疲れた!!」
「私まで走り込みをやらされるとは思いませんでした……」
そんな事を考えていると、一ノ瀬、双葉、三堂がやって来る。
合同授業であったため、授業終りに話す時間を、といったところだろう。
「お疲れ、三堂。それに一ノ瀬と双葉。驚いたな、今日」
「ほんとにね!エソラちゃんが臨時講師とかどういう状況?」
「仔細は分かりませんが、裏で何か動いているのは確実かと。予定されていた人員は別の方のようでしたし」
「そこまで掴んでんの?流石っすね、双葉ちゃんは」
「それ以上は掴めませんでしたが。臨時ということで、任期は3年ほど。今の二期生が卒業するまでらしいですね」
「ふーん?案外護衛だったりして?」
「可能性はありそうだな。戦闘力で言えば、ヒイラギ先生に敵う人はいない。エソラ先生はサポートと言ったところか?」
「ちょっと学生生活気を引き締めないといけないっすかね~~……中学んときもそうだったっすけど」
「今までと変わらないじゃない!頑張っていきましょ!!」
「気楽でいいですわね、一ノ瀬さんは……」
「ちょっと、どういう意味よ!」
それはそうと……。
今の俺は、あの時のエソラさんを越えられただろうか。
・スガヤさん
フルネーム、リン=スガヤ。
追加の不憫枠、監視の人のリーダー、犯罪件数増え過ぎて人員が持っていかれ、二週間くらいワンオペしてる人。
新婚旅行の時も、もちろん監視のためにハウアイにいた。
当然、「監視とバカンス両立できるぜやったー」といったところでとんぼ返り確定した可哀想な人。
地味に強火のヒイエソ勢。
ちょくちょくごはん誘ってくれたり差し入れしてくれたりしてくれるヒイエソが大好き。
推しカプを眺めるのが仕事だから仕事に不満はない。
それはそれとしてちゃんと仕事はします。
なぜなら《テリトリア》の激務を知っているから……。
《ガーディアンズ》の主要ポストに戻って来た《テリトリア》の仕事量は某製薬会社のドクター、もしくは某学園都市の先生並の量。
スガヤさんは諜報部隊なので拾ってきた情報を《テリトリア》に渡す関係上、「休んでほしいけど休めないっすよね……」と常に思っている。
異能は《
指定した日記に、遠隔で日記をリアルタイムで刻み込む異能。
距離などに影響されず、一切のタイムロスがなく記述が完了する。
そのため、学問的な問題を超越した、光を超える速度での伝達が可能だったりする。
宇宙壊れちゃーう。
基本的に任意で日記を書くことができるが、感情が高ぶると思考が駄々洩れになることもあるので、「ヒイエソてぇてぇ」みたいな文言が並ぶこともある。
《テリトリア》は眉間にしわを寄せた。
・四神レン
主人公枠の男の子、高校二年生。
黒髪紅眼の釣り目男子。
地味にヒイラギの後継と目されている。
・三堂カイト
三下口調が特徴の親友枠。
緑髪のお調子者。
異能以外の才能だととてもすごいことになっているらしい。
・双葉カサネ
お嬢様系異能発現者、ブレーン役。
青髪ストレートが特徴の柔和な顔立ち。
《テリトリア》の後継として期待されている。
・一ノ瀬キリエ
ちょっと頭が足りない元気っ子。
赤髪ショートの快活少女。
貴重な医療系異能発現者なので敵味方に一番マークされている。