TS転生ヴィランロリ、疲れ切ったヒーローを拾う 作:蓋然性生存戦略
此度で第二部も最終回。
上手く描き切れたかは分かりませんが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
「ひぎぃ!?」
ら、らめぇ!そこもらめぇ!!
あだ、あだだだだ、あだだだだだだ!!
「よくもまあこんな身体になったものだ」
「それは、ぃ”!!ボクのせいだけども、ォお”!!」
一応言っておく。
決して、いかがわしいことをしているわけではない。
「おぐ”ぉ”……」
「声、どうにかならないか」
「そ”うはいっでも……!!」
そう、決してえっちなことをしているわけではない。
一ノ瀬キリエとの戦闘が終わった翌日。
ボクは重度の全身筋肉痛で動けなくなっていたのだった。
「いだい……痛いよぉ……」
「自業自得だ。全く、この辺も揉み解しておかないとな」
「いぎぃ!?」
それでまあ、回復を早めるためにマッサージをしてもらっているのだけど。
痛すぎる。
本来なら心地いいはずのマッサージがとても痛い。
逃げたいのに動けないから痙攣するしかない。
マズい、癖になりそう。
自分が日に日にMッ気が強くなっている自覚はある。
だいたい自分のせいではあるがそれでもマズいとは思っているのだ。
致命的に手遅れな気がするだけで。
「この状態ではアイテムを取り出すのもできないしな」
「一応、常備しているアイテムはあるよ。敢えて副作用を付けてポンポン使わないようにしてるけど」
「ちなみに副作用は?」
「一か月くらいメチャクチャ太りやすくなる」
「やめておこうか」
あんまり便利なアイテムに頼りすぎないようにと、自分の中である種の線引きはしている。
医療系などはその最たるものだ。
ケガしてもすぐ治せると思うようになったらダメだからね。
衣食住?充実させまーす^^。
「全く。まあ、これくらいにしておこう。ある程度は効果があるが、やり続けてもすぐ治るわけではないしな」
「あぃ……」
しかし動けないのは困るな。
やはり身代わり人形くんの出番か。
「身代わり人形を使ったら怒るぞ」
「あ、はい」
ダメらしい。
暇だよぉ……。
「ノクティスゼーレ3の周回もダメ?」
「ダメだ。脳も休めるべきだと判断した。それともなんだ?無理矢理寝かされたいか?」
「いいえ」
うぅ……アーティファクト掘りしたいよ……。
ボクの自由、どこ、ここ……?
「不自由を強いているのは分かっている。だが、私を安心させてくれ」
「……仕方ないにゃぁ」
そう言われてしまってはボクも弱い。
今回、ボクも無茶をした自覚はある。
甘んじて受けよう。
なぁに、眠るのはボクの特技だ。
まかせんしゃい。
むにゃ……。
「……キミのことになると、どうにも私は弱い。人はこれを成長と呼ぶのだろうが……時に胸が張り裂けそうだよ」
……ごめんね。
エソラは眠った。
一応、アイテムを使って異常がないか確認して、私は立ち上がる。
何かあれば通達が来るようにセットし、エソラから見える位置に書置きを残す。
アジトを出て、待ち合わせ場所へと向かう。
「待たせたな」
「いえ、無理を言ったのは俺達の方なので」
「そうか」
私は今日、四神たちを連れて、面会に赴く。
一ノ瀬キリエは今、異能封じの枷を付けられたうえで集中治療室に収容されている。
本来なら面会謝絶だが、容体も一応安定したとの報告が入り、最もかかわりのあった者達ということで、監視がつくという条件のもと、面会を許された。
「車を用意してある。乗っていくと良い」
その監視役が、私だ。
尤も、私も様子を見たかったというのもあるが。
三人を車に乗せ、目的地へと向かう。
「ヒイラギ先生……一ノ瀬は、どれくらい生きられますか」
四神は、車を走らせて少しして、そう聞いてきた。
バックミラーで表情を確認するに、一ノ瀬がやらかしたことに関しては一度飲み込むことにしたようだ。
余命を聞くあたり、最後に見た様子から察してはいたのだろう。
三堂や双葉は……未だに納得がいっていないという顔だな。
「さてな。私も詳しくは聞いていない。だが、あの様子を見る限り……そう長くはないだろう。無茶な異能の使い方をした代償だ」
「そう、ですか……」
「現代医療では、あそこまで異能を酷使した人間を治療する術はない。異能に関しては分かっていないことも多い。希望を持つなとは言わんが、辛くなるぞ」
「先生、それはあんまりっすよ」
「……そうだな、配慮が足りなかった。謝罪する」
ヒーローを始めたころの私よりは年上だが、やはり子供だ。
あの頃は何も余裕が無かったから私がやるしかなかったが。
今の子供たちにこんな顔をさせるのは、私としても不本意だ。
思えば、アレから二十年近い年月が経つのか。
未だ大乱から抜け出せない現状、か。
やるせないな。
「先生、質問があります」
「なんだ双葉」
「今回、一ノ瀬さんに掛けられた容疑は、一体どういう経緯でなったものなのですか?私は未だに納得が出来ていません」
「情報源に関しては話せない事も多い。納得のできる説明は難しかろう」
「それでも、お願いします」
「……どこから話すべきか」
私は少し悩み、正直に私の違和感から話すことにした。
「キミたちの成長と努力を否定するつもりはない。そのことを念頭に入れた上で聞いて欲しい」
「……何でしょう」
「夏季休暇明けのキミたち一期生は、明らかに不自然な成長をしていた。まるで成長曲線が右上に急激に向き始めたかのように」
「それは……」
「もう一度言うが、キミたちの努力を否定するわけではない。因果に干渉できると言えど、下地が無ければそれは成し得ない。キミたちの努力は間違いなく実を結んでいたし、遅かれ早かれ開花するものだっただろう。いずれは私に比肩しうる逸材が生まれたと、私も最初は喜んだ」
ああ、そうだ。
私も最初は喜んだとも。
次代は安泰だと。
「ではなぜ?」
「一期生全員が、成長の理論値を叩き出しているような感覚。ゲーム的に言えば、無数のランダム要素が全て最高の値を叩き出すような、意図的にデータを弄らない限り出るはずのない数字。それを感じた」
「でもそれは、あり得るかもしれないじゃないですか」
「ああ、そうだな。天文学的な数字なだけであって、ゼロではない。だが、私たちが臨時講師としてやってきた時点で、内部に何か巣食っているのは判明していた。私が違和感を覚えた時点では内通者は排除されていたが、念のために調査を依頼した。表向きは臨時講師だが、裏向きはキミたち生徒の護衛だったからな。何かあっては困るんだ」
「……」
だが、おちおち喜んでいられない。
念のためだった。
外れていればいいと思いながら、それでも念のために調査を依頼した。
結果は御覧の通りだが。
「そして、《テリトリア》と《フィクシオン》によって因果干渉の痕跡が発覚した。また、それと同時にエソラに幻楼院との繋がりがあるとのリークが発生した。無論、すぐに鎮静化したが、それが決定打だな。エソラの幻楼院との繋がりをしっかりと知るモノは、本当に極僅かだった。私、《テリトリア》、国の極数名の上層部。そして、それらの人間には情報漏洩の対策がしっかりと打たれていた。まず漏れることはない。であれば、それを知っている第三者が存在すると仮定するのが妥当だ。色々と資料を漁り、幻楼院の実験体の内、今回の件を可能とする存在の生存が可能性として挙がった。そこから怒涛の調査が始まり、一ノ瀬キリエが容疑者として挙がったわけだ」
「……キリエの罪状は……」
「因果干渉の痕跡を辿った結果として、挙がった罪状だ。すでに時間が経っていたため微かだったらしいが、確かに同じ波長の干渉痕だったらしい。私も詳しくは知らないがな」
納得してくれなくてもいい。
ただ、心が折れるようなことは、あって欲しくない。
いや、ともすればここで折れた方が幸せなのかもしれないな。
これから先、似たようなことは起きないとも限らない。
ヒーローとは、華々しいイメージとは裏腹に、心をすり減らす仕事なのだから。
「もうすぐ着く。忘れ物が無いようにな」
見えてきた病院を眺めながら、私はそう言った。
一ノ瀬はもう、長くない。
分かっていた。
エソラ先生と戦っていたあの日の決着を見て、直感的に悟った。
俺にだって覚えがある。
異能を無理矢理酷使して、命を削る感覚に。
アレは、それを突き詰めた姿だ。
俺は、結局。
救えた気になっていただけで。
本質的には、何も出来ていなかった。
ただ、目の前の背中に必死になって。
隣にいる人を、見逃していたんだ。
集中治療室で眠る一ノ瀬の姿は、それを痛感させた。
「状態はどうなっている」
『身体の損耗が激しく、戦闘によって負った傷は七割ほど治療が終わっていますが、異能の酷使による内部の崩壊が激しく……もって二年ほどかと思われます』
「そうか」
『現在は進行を抑えて安定化を図るため、意図的に眠らせてあります。次の覚醒時間まではあと十分ほどになります』
あれだけ元気だった一ノ瀬が、二年。
あと二年の命だという。
それが長いのか、短いのか。
いや、圧倒的に短い。
気付けていれば、避けられたのだろうか。
「先生、俺……こんなんでもヒーローに、なれますか?」
「断言はしない。だが、私も大概、この手から零れ落ちたモノは多い。心がすり減ることもあった。だから私は、ヒーローをやめたんだ。本当に守りたいモノを、守るために」
「そう、ですか」
ヒイラギ先生は、厳しい。
決して、気休めは言ってくれない。
けれど、それが優しさなのだろうことも、なんとなくわかる。
「……容体は確認できた。私はラウンジで待っている。話し終えたら合流してくれ。送迎も任されているからな」
ヒイラギ先生は、そう言ったその場を去った。
その背中は、少しだけ悲しそうだった。
『……なんだ、来たんだ』
しばらくして、一ノ瀬が目を覚ました。
ガラス越しではあるが、会話は可能だった。
「来ないわけないだろ」
『そう……』
「なぁ、聞かせてくれよ」
『なにを?』
「なんでこんなことした?」
罪状はもう疑いようがない。
俺の敬愛するヒーローたちが、仕損じるはずがない。
間違いなく事実なのだろう。
なら、俺は動機を聞かないといけない。
それがどんなに非情なものだったとしても。
『……だって、《ブレイディア》を超えたかったんでしょ……?』
……そうか。
そうだったか。
俺はその場で崩れ落ちた。
「四神くん……」
「そいつぁ、あんまりっすよ。一ノ瀬さん」
『そう……結局、私は望まれてなかったんだね』
俺が、ちゃんと向き合っていれば変わっただろうか。
俺が、一ノ瀬のいびつさに気付いていれば何か違っただろうか。
俺の夢を叶えるためだけに、遍く悪事を働いたというのなら。
俺はどうすれば良い?
俺は、このままヒーローを目指していいのか?
『誰にも望まれないまま終わる。それが私の運命なら、もういいや』
「一ノ瀬さん。今まで、
『うん。《ブレイディア》を超えられるように、ずっとずっと描き続けてた』
「そうですか……無念ですね。あなたの敷かれたレールの上で踊っていたにすぎないというのは」
『……』
「ですが、同時に感謝もします。あなたの後押しが無ければ、私は今ここにいません。それは事実です」
……双葉は強いな。
俺はちょっと、挫けそうだ。
「四神くん、大丈夫っすか?」
「悪い、三堂。ちょっと、無理かもしれない」
「……ちょっと休むっすよ。俺もちょっとショックだったし」
毅然としているのは、双葉だけか。
いつも通りか、強がりか。
いずれにせよ……俺達には、まだ足りないものが多過ぎる。
『……もう帰って。そしてもう来ないで。もう何もいらない』
一ノ瀬はそういって、心を閉ざした。
俺は無力だ。
憧れていただけで、何一つ成せてはいない。
その事実が、ただただ苦しかった。
ラウンジに戻ると、ヒイラギ先生が待っていた。
端末を通して、誰かと会話しているようだ。
「悪かった。拗ねないでくれ」
『チーズケーキアトリエのティラミスで手を打とうじゃないか』
「分かった分かった……四神達が戻ってきた、車で送るから一度切るぞ」
『忘れないでよ?!アトリエのティラミスだからね!!』
どうやらエソラ先生だったらしい。
黙って出てきていたのだろうか。
だが、心なしか会話している間のヒイラギ先生は、穏やかな顔をしていた。
本当に守りたいもの、か。
ヒイラギ先生にとって、それがエソラ先生なのだろう。
エソラ先生のアレを見れば、ヒーローとしてあり続ける限り、守れないのは理解できた。
ヒーローという立場では、見捨てる時が来てしまうから。
ある種、何があっても守るという覚悟だ。
俺には、あるだろうか。
そんな覚悟が。
「揺らいだな」
「はい」
「それでいい。いくらでも揺らげ。それが人間だ。だが芯はブレるな。ヒーローを目指すならな」
「俺は……ヒーローになっていいんでしょうか……」
わからない。
俺にはもう、わからない。
「だそうだが、キミ達は?」
「……俺はなるっすよ。たとえレールの上だったとしても、俺たちはまだこれからっすから」
「私もなります。友達の贖いのためにも」
「強いな。そう思えるなら良い。四神、お前は弱い。だがその弱さはキミが深く真摯に向き合っている証拠でもある。それを乗り越えた時、キミは何かを掴むだろう。乗り越えられることを期待している」
ヒイラギ先生はそういうと、ついてこいと言わんばかりに歩き出した。
送ってくれるのだろう。
俺たちはついて行き、学園へと戻った。
またヒイラギが黙って出かけた。
書き置きはあるからいいけど。
ボクへの配慮なのもわかるけど。
寂しい。
アジトに一人はやっぱりイヤだ。
ヒイラギのばーか。
とりあえず起きたよという信号を送る。
こうしておけば向こうから連絡してくるでしょ。
おあつらえ向きに通話ドローンが置いてある。
時刻は10時ほど。
お昼にはまだ早いから、お腹は減っていないけれど。
『エソラ、起きているか?』
程なくして、ヒイラギから通話が来た。
よかった。
「また置いて行ったんだ」
『悪いな、キミを連れていくには不適切だからな』
「一ノ瀬んとこ?」
『ああ』
一ノ瀬のとこか。
興味ないね(大嘘)。
まあ、気になりはするよ。
「どうだった?」
『既に寿命は2年ほどだそうだ。卒業と少しくらいは保つそうだ』
「あっそ。まあ、アレだけやればよく二年も残ってたねって感じだけど」
『全くだ。そういう意味では、才気に溢れていたのだろうが……』
幻楼院チルドレンを舐めちゃあかんよ。
特に人間としてちゃんと姿を保って能力を宿しているのはね。
とはいえ。
「はっきり言って無駄遣いだね。もっとやりようはあったろうに。バカなやつだよ。どうせ動機もしょーもないに決まってる。能力通り、メアリー・スーってね」
『あまりそういう言葉を吐くな。キミ自身も傷つけるぞ』
「はぁい……」
まあ、当たらずといえども遠からずだろう。
不謹慎ではあったかな。
『それで、キミはどうしたい』
「どういう意味」
『今回、彼女の処遇は揉めに揉めているらしくてな。簡単に言ってしまえば穏健派と過激派だ。《テリトリア》曰く、キミの意見があれば色々と流れやすいっぽいが』
「へぇーふぅーんほぉー……?」
なかなかなことになってんね。
ほんじゃまぁ……。
「余命の間は元気いっぱいに過ごさせてやろうじゃないか。異能はもちろん封じてね。人間ってものを知るといいよ、あのクソガキは。残り二年、人間を知り、自分のしたことを理解してから死ぬといいさ。それが彼女への罰だ」
『エソラ、それはあまりにも』
「クックック、ボクから譲歩を引き出したいなら代価が必要だよ。ぶっちゃけボクは拗ねている」
『悪かった。拗ねないでくれ』
「チーズケーキアトリエのティラミスで手を打とうじゃないか」
『分かった分かった……四神達が戻ってきた、車で送るから一度切るぞ』
「忘れないでよ?!アトリエのティラミスだからね!!」
チーズケーキアトリエのティラミスは美味しいんだ。
最近食べてなかったからちょうど良かろう。
うっうっ、うまうま〜〜。
さて、卒業まで時間を飛ばそうか?
キンクリキンクリ〜。
そして時は過ぎて行った。
ただ青い青い春が過ぎて行った〜。
ので卒業式です。
まあね、ボクそういうのわかんないからスキップするんだけど。
用事があるのはアイツらだけだし。
「で、人間生活どうだった?」
「……別の意味でお前が憎い。もう半年しか時間が残されてないなんて」
「ガハハ、いい刑罰になったんじゃね。どう思うヒイラギ」
一ノ瀬キリエは、無能力者として、そして二年限りの健康体で、あの後学園へと戻された。
オペ子ちゃんになったんだよ。
それから根性とか色々叩き直したよね。
で、アオハルさせたってわけ。
いやあ、はたから見ても充実してたねえ!
悔しいねえ!!
もう未来がほぼないもんねえ!!
人間になれたのにもう終わりだねえ!!!
「そのようだな。四神たちも精神的に成長したようだし、悪くはない手だったな」
「先生……」
「これで変化なしだったらどうしてくれようかと本当に思ったけど……うん、十分だ」
だがしかし。
であるのならばボクも鬼じゃない。
事前に許可はとってある。
「目を瞑りな。キミは罪人だからこれ自体がオマケだと思ってくれたまえ。ヒイラギの寛大な心に感謝しながらこれからを生きるがいい」
無能力者の健康な体を進呈しよう。
寿命はたっぷり、これからもアオハルすればいいさ。
「じゃあなクソガキ。精一杯オペ子として頑張るんだな」
「……ありがとう」
「上出来だ。ほんじゃま、ボク達は後一年ここでひよっこを担当すっから、顔出すならそのうちにな」
ハッピーエンドで終われるなら、それがいいのだ。
たとえしょうもねえ理由で大犯罪を犯したクソガキであっても。
たとえ最愛の人の命を狙ったにっくい相手でも。
一度は学友だったし、一度は教え子だったのだ。
幻楼院の被害者でもあるし。
もしかしたらリンカもああなっていたかもしれないと思うと、流石に無条件で死ねとは思えんかった。
甘い対応だって?
そう思う。
まあでも異能はもうない。
悪さも簡単ではなかろう。
今の人類が対応できる存在でしかない。
「ま、これから苦労しろよ、
「その呼び方はやめて」
「クカカカカ。じゃあなー」
見送るというのも、まあたまには悪くない。
ちょっと不安になるけれど。
出迎えて、出迎えてくれる方がいいけれど。
「ねえヒイラギ」
「なんだ」
「臨時講師終わったらさ、作らない?」
「……キミから言い出すとは思わなかったな」
「欲しくなっちゃったよね〜」
「キミが産むんだったか?」
「ヒイラギはもう高齢出産扱いされるでしょ」
「全く、心外だ」
悪くないって、思っちゃったから。
〜〜Fin〜〜
というわけで第二部、完です。
学校要素がほんのりな感じになっちゃった気がしてるけど、まあ結局二人のお話だからいっかぁ!で書きました。
多分不満な人はいると思う。
甘んじてサンドバッグになります。
キリエの最後ですが。
エソラは関わりたがらないと言ったな。
アレは本当だったよ。
ただヒイラギが苦しそうだったから譲歩しただけ。
弱点:ヒイラギなエソラ、どこまでもヒイラギファースト。
エイリアンくんに関しては可哀想なことに噛ませになりましたね。
まあ致し方なし。
キリエのせいで八つ当たりバードされて滅ぶことを予見して先制攻撃したらヒイラギが頑張っちゃって第一次大乱は終わったからね。
かーわいそ。
そこで負けた時点でほぼ詰みであるのも相まってエイリアンくんはおしまいでした。
時間的に間に合わないからね。
がっつり学校もの描こうと思うと描写コストが重くなるんですよね。
その点ヒ◯アカってすげーや、なんで書き切れるんだよ、漫画で。
ユナイテッドすぎる。
授業の様子書こうと思って着手したら後悔したのは苦いおもひで。
まだまだ精進が必要ですね。
正直な話をします。
第一部第一話の時点でかなり見切り発車ではあったんですよね(大問題発言)。
望外の読者様が来てくださって嬉しい限りです。
また気が向いたら続きを書きますし、また別の作品を書くかもしれません。
その時はよしなに。
それでは。