TS転生ヴィランロリ、疲れ切ったヒーローを拾う   作:蓋然性生存戦略

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気が、向いてしまった。

そういえば関係ない話なんですが、ヒイラギをイメージする際に思い浮かべていたキャラが3人くらいいまして。
ウルピスフォリア、テキサス、ムリナールの3人です。
左からとても強いママ、とても強いクールビューティ、とても強い社畜です。
アークナイツのイベントが始まるのでふと思い出しました。


終幕譚:とっても都合の良いアイテム

今、ボクの膝の上にはヒイラギがいる。

間違えないで欲しい。

ボクがヒイラギの膝の上にいるのではなく、ヒイラギがボクの膝の上にいる。

普段ならばボクが潰れるだけだが、今は違う。

 

「エソラ」

「うん」

「つねづね、わたしはじっけんをするときはきをつけろと、いっているはずだ」

「うんうん、そーだね」

「ならこれはなんだ?」

「不慮の事故だよ」

「おぼえていろよ」

 

今、ボクの膝の上にいるのは。

5歳児サイズの違法ロリボディになったヒイラギなのだから。

かわい~、不慮の事故だけどかわい~~。

子供のころからヒイラギは綺麗だったんだね、かわい~。

舌っ足らずだね、かわい~。

なんて。

事の発端は少し前まで遡る。

 

 

 


 

 

 

「……できた、できてしまった……あとは誰かを実験台にして……」

「なにがだ?」

「うひょぉぉぁああ!?」

 

――ペカー!!

 

 

 


 

 

 

ということがありました。

はい。

『照らした相手を5歳児の肉体(見た目だけ)にするライト』をビックリしてピカピカさせたらヒイラギに直撃。

効果は24時間くらいなので、丸一日、ヒイラギは見た目だけ幼女ボディで過ごすことになります。

いやぁね!悪気はないんだけどね!!

こんなことめったにないからね!!

後が怖いけど楽しまなくっちゃぁね!!

 

「えへへ、ちっちゃいヒイラギ可愛いなあ~~」

「……ほんとうにおぼえていろよ、エソラ」

「ちいちゃな顔で凄まれても可愛いだけなんだよなぁ~~。ところでアヤメに着せてあげられなかったお洋服残してあるんだけど」

「エソラ。このへんかはみためだけだと、きみじしんがいっていたはずだが」

「そうだね、能力自体はそのままだね」

「ていこうするぞ?」

「でも体格は変わってるからね。はい、たかいたかーい」

「く、この……」

 

5歳児なんて身長120も無いんだから。

足をバタつかせたらボクを蹴っちゃうから抵抗も出来なくなってる、か~わい♡

ヒイラギの小さい頃なんてボク知らないしね、この姿は新鮮で心躍るものがある。

一応言っておくけど、ボクはロリコンではない。

ヒイラギが相手だからテンションが上がっているだけである。

依然として、ボクの好みはいつものヒイラギだ。

でも違う姿も楽しみたいじゃない。

不慮の事故の結果とは言え、やはり楽しまなければ。

 

「お、おろしてくれ。その、なれない」

「え~?ヒイラギを自分の手で持ち上げられる数少ない機会なのになあ~」

「うっかりきみがけがをしたらどうするんだ」

「え、心配するのそっち?ボクそこまで弱くないですけど!?」

 

流石に過保護すぎやしないかい、ヒイラギさんや。

出会ったばかりの頃じゃあるまいし、半身消し飛ぶなんて事態じゃないんですよ。

確かにボクはその辺の人間と同じくらい脆い存在ではあるけどね?

たかだか5歳児の身体を持ち上げてケガするなんてヘマはしないわけで。

というかヒイラギが何かやってる間シオンとアヤメを抱っこしてたのは誰だと思ってるのよ。

ボクだかんな、慣れたもんよ。

 

「あぶなっかしかったからな、あのころから」

「言ってくれるじゃん。とりあえずアヤメに着せたかったけど着せることが無かったゴシックロリータを……」

「まて、まてまてまて」

「あとハロウィン・ロイヤリティでしょ、アニバーサリー・ブロンドでしょ……」

「どこからでてくるんだ!?いっしょにくらしてて、つくっているところをみたことがないが?!」

「夜なべして作ったに決まってるでしょ。全ては我が子の可愛い姿のためにと思って作ったは良いけど、他の衣装を色々着せていたら余ってしまって死蔵されていたものさ……」

「さ、サイズが……」

「大丈夫、偶然ってすごいね、ぴったりだよ」

 

ヒイラギは可愛いからね。

何を着ても似合うよ。

だから大丈夫。

逃げ道を一つずつ、丁寧に潰していこうね。

 

「え、エソラ?わたしもとしだから、な?その、な?」

「え、それいつまでもクソガキムーブを視聴者から強要されてるボクに言う?」

「ぐっ……!」

「諦めなよ。それに本気で抵抗してたらボクも退くさ……でも違うでしょ?」

「ぐ、ぬ、ぅ……」

「今だけだよ、年甲斐もなく、子供らしい可愛い服を着て楽しめるのは。ね?」

 

ほら、ほら。

知ってるよ、実は可愛い系の服の方が好みってことは。

自分の顔がイケメン美女だから似合う方を選んでたってことは分かってるんだからぁ。

何年の付き合いだと思ってるのさ、シオンとアヤメを育ててた頃の眼で解っちゃったよ。

ヒイラギは何も言わなかったけどぉ……。

 

「もう子供たちも巣立ったしさ、しばらくキャスとアルトリウスは旅行でいないしさ」

 

遠慮なんていらないよ?

そう言ってやると、ヒイラギは陥落した。

 

 

 

そして数分後。

 

 

 

「いーよー!かわいーよー!!目線ぷりーず!!」

「こ、こうか?」

「いぐざくとりー!!」

 

撮影会を始めてました。

これは永久に残さなければ。

ヒイラギの可愛い姿を時の果てまで保存しないと。

うぉぉおお!!あんな衣装やこんな衣装、いくらでも出てくるからね!!

あ、でもメイド衣装は大きい姿でも見たいな。

クラシカルな奴だったら似合うっしょ。

というかメイド衣装はクラシカル以外認めません(過激派)。

はーい、本日夜なべ決定!!

っしゃぁ!!気合入った!!

 

というわけでね、ボクもメイド服に着替えて一緒にパシャリ。

うっひょー、良い画が取れてる。

うへ、うへへへ。

 

「……きみはあいかわらず、いいえがとれるとだらしないかおになるな」

「本能だよ、本能。仕方ないじゃんね」

「もうわすれていたが、きみはおとこだったな、もともとは」

「そーだよ。もう女性仕草のほうが染みついてるし、自認もほぼ女だけど」

 

そうなるとボクは今同性愛者になるのか?

深く考えても仕方ない問題ではあるか。

きっと世の中の思想家が考えてくれる。

ただし創作物にあーだこーだと口出ししてくる自称多様性論者は死んだほうがいいと思う(過激派)。

やるなとは言わんが既存の作品で盛り込もうとするなカス。

オリジナルで勝負しろ、リ〇リス・リ〇イルは上手くやったぞ、見習え。

それはさておき。

 

「愛する人の可愛い姿に興奮するなというほうが無理じゃない?」

「……それはそうか」

 

でしょー?

実年齢はともかく、心はまだまだ若いつもりだよ。

夜も元気だしね。

 

「で、気に入った衣装はある?」

「……これとかだな」

「アニブロか。シンプルでかわいいよね。でもいつものヒイラギだと横が気になっちゃうよねえ」

「デザインてきに、160㎝くらいがにあいそうだな」

「そうだねえ。元々これ着てたキャラはそんくらいだし、たしか」

 

効果は24時間、まだまだ時間はある。

着てほしい着ぐるみパジャマとかいろいろあるんだあ……。

 

「じゃあヒイラギ、夜も更けてきたし、そろそろ着替e【ボフン】へ?」

 

ヒイラギの服を脱がして次の衣装を持って迫っていると、不意に煙が出て、ヒイラギが元の姿に戻った。

すっぽんぽんで。

 

「ふむ……どうやら想定よりも短いようだな?」

「えっとぉ……」

「私も楽しんだが、それはそれとして、覚えていろよと私は言ったはずだな?」

「え、えへへ……そ、そうだね。か、覚悟はしてる、よ?(震)」

「そうかそうか、分かっているようで私は嬉しい」

 

うそーん、そんなに早く効果が切れる予定じゃなかったのにぃ!!

やはり上位存在レベルには効きが薄いか。

今後の糧にしよう、今日を生き延びたら。

 

「ゆ、ゆるして……」

「キミの態度次第だな」

 

ゆるされなかった。




エソラは、調子に、乗りすぎた。
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